ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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もうダメです。


18:ガクエンの日常、戦いのヒビ

「に、逃げようよ!こいつ、化け物だよ!」

 

「クソっ!楽な仕事で報酬高いって言われたのに!」

 

「うるさいっ!早く逃げ———」

 

叫ぶ不良少女の顔面が掴まれる。

 

「うるさいんだよお。お前らみたいなクズを、この私が逃す訳がないだろお?」

 

「ぎ、い、いや、いや!離して、離してぇっ!!!」

 

「———死ねえ、クズめえ」

 

「嫌だーっ!死にたくない!死にたくないよお!助けて!誰か、助け———」

 

骨の軋む嫌な音。

 

そして、硬質な何かが砕ける鈍い音。

 

涙と鼻水を流しながら失禁し、必死に命乞いをする不良少女だったが……。

 

顔面が、段々と圧縮され。

 

最後には、鼻血と鼻水の混合物を、信じられないほど大量に流して、大声で叫びながら。

 

柘榴のように、弾けた。

 

脳核は無事だが、ダメージが大きい。

 

痛覚ショックで脳死しているかもしれないな。

 

違法インプラントなんか使うからそうなるんだ。違法インプラントでまず最初に切り捨てられる機能は、痛覚遮断や免疫機構保持なんかの、万一の時の生命保護に使われるシステム系だからな……。

 

流石に、女の子とは言え、犯罪者までも助ける義理はない、か。

 

顔は……まあ今は潰れてるが、そこそこ可愛かった。

 

けど、安い金で勝てない相手に喧嘩売って無様に敗走するようなバカ女は、例え美人でも俺はゴメンだね。

 

「援護要請出して!早く!」

 

「弾幕張って!逃げるよ!」

 

「グレネード!」

 

おっと、自販機で売っている、安物の護身用フラッシュバン。

 

俺の高性能視覚センサは、ナノ秒の速度で即座に光量を絞るが、ムルモの視覚センサは駄目だったみたいだ。

 

「うざいなあ……」

 

一時的に視覚が麻痺したムルモ。

 

その隙に、不良少女達は逃げていく……。

 

「いやー、流石にこんだけ舐められといて逃す訳ないっすわ」

 

あれは……。

 

シオニズム社製サブマシンガン『JINN短機関銃』か。

 

クローズドボルト・ブローバック式。大型のコンペンセイターで反動を抑制し、樹脂製の折り畳みストックは取り回しがよく、軽い。

 

ピカティニーレイルには小型のレーザーサイト……いや違う。あれは……!

 

「『I hired the devil's arm……, let's work!(儂が雇った鬼の腕、はよう働け!)』……、ウチの一撃で痺れろよ」

 

バッテリーだ!

 

小型のバッテリー!

 

銃の砲身に帯電させることにより、銃弾に電撃を溜め込んでいる!

 

弾頭も、電撃を溜め込む特殊弾頭だ!

 

六丁の小型サブマシンガンを、六本の腕で構えて射撃。

 

一人で六人分の制圧射撃だな!

 

「んぎゃっ?!あばばばばば!!!」

 

電撃弾頭が命中した不良少女は、強力なサージ電流により、内部インプラントが焼け付いて動作不良を起こし倒れた。

 

一方で……。

 

「そ、そそ、狙撃援護、い、行きますぅ!『Prince, I will not travel anymore. I will always be with you.(王子様、ずっとあなたのおそばにいます)』」

 

ハイは、反重力発生装置が埋め込まれた脚部で浮遊して、近場の建物の上に陣取って、スナイパーライフルによる援護射撃を始める。

 

……あのスナイパーライフル、面白いな。

 

確か、アメリカのブラックシップ・テクノロジー社の最新型……。

 

大型のアタッシュケースが変形し、折り畳まれたストックや砲身が伸縮、最終的にボルトアクション式の大型ライフルになるという、挑戦的な機構の銃だったはず。

 

名前は『ウェンディゴ』だったか?かなり高級な軍用品だぞ、やるなあ。

 

ウェンディゴによる精密射撃で、逃げる不良少女達の胴体に風穴が空いてゆく。

 

一撃で死ねない子は悲惨だなあ、手足が抉れて変な方向に曲がりつつも、千切れ切らなかった腱と皮膚が残ったまま、デッドウェイトとなった四肢を引き摺りながら這って逃げる羽目になるのだから。

 

まあ、そんな子は、ムルモの追撃で倒れているところに思い切りメイスを叩きつけられて、車に轢かれた小動物のような……、つまるところの「おせんべい」にされていくのだが。地獄である。

 

「もーーー!私、関係ないんだけどー?!」

 

一方で、そう言いながらも、流れ弾を大型のブレードを盾にして防ぐのは、カルイ。

 

そう言えば、この子もいたな。

 

「私は戦わないからねー!」

 

カルイはそう言って、遮蔽物……その辺の車止めに身を隠しながら、こちらを覗っている。

 

確かに、判断としては妥当だ。

 

敵の狙いは料理研究部部長のムルモだからな。

 

ターゲットではなく、関係もないカルイが身を引くのは当然だ。

 

むしろ、意味もなく厄介ごとに首を突っ込むような奴は、色々な意味で危険だと言える。

 

冷静で的確な判断だな、加点対象だ。

 

だが……。

 

「んぎゃ」

 

高速で突っ込んできたテクニカル(武装車両)に撥ね飛ばされたな。

 

位置取りが悪かったなあ、残念残念。

 

裂けた額から派手に出血しながら、ふらりと立ち上がったカルイは……。

 

「……ブチ殺す!!!『Dig dig, Bow wow!(ここ掘れワンワン!)』」

 

腕部のマッスルシリンダーが赤熱。

 

大型の掘削アームは、円盤状の掌の中心に、四本のクローが合わさるように固定され、円盤状の掌ごと高速回転する。

 

モーターの振動、機械が擦れる摩擦音。

 

「はえ?あっ、がっ、がが、っ、がっ」

 

テクニカルの運転席に、思い切りその工業用掘削アームが突き刺さる。

 

ゆっくりと十秒かけて「粉砕」された運転席には、原型を留めない不良少女だったそぼろが盛大に撒き散らされた。

 

それどころか……。

 

「死ねっ!死ねよ!折角イケメン先生の奢りデートでいい気分だったのに!邪魔するなよ、ゴミクズ!!!」

 

クローが、テクニカルの車体前方を掴み……。

 

腕の付け根ごと、モーター制御による高トルクの高速回転で持ち上げられて。

 

「お前らみんな、死ねーーーっ!!!」

 

回転力そのまま、後方に放り投げられた。

 

テクニカルに乗車していた不良少女は、そのまま地面に激突して、車の爆発に巻き込まれ吹き飛んだ。

 

うーーーん。

 

+5点あげちゃう。

 




本格的に書けない波が来てます。

マジでもう無理、書けない。

何でだ?

手が動いてくれない……。

……よし!こういう時は情報のインプットだ!

アウトプットばかりではダメになる、何かいいアクティビティを探そう!
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