ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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本編主人公の一人称です。

今までのは、アニメ本編の主人公の視点でした。


13話? 原作二期が始まった辺りか? もう本当にキレそう……! Aパート

朝起きて、隣で全裸で寝ているアホ女に蹴りを入れ叩き起こす。

 

「きゃん♡もー、ゼット君ったら〜!恋人に蹴り入れちゃダメなんだよ〜?」

 

「巫山戯ろ、クソアマ。テメェは単なるカキタレだろうがよ」

 

「ひっど〜い♡でもそこが好きっていうか〜」

 

「起きろ、飯にすんぞ。シャワー浴びてこい」

 

「え〜?じゃ、洗いっこしよ♡」

 

「めんどくせぇこと抜かすな」

 

俺は、居候の女……ソーナの顔面に回し蹴りを放つ。

 

「やーん♡」

 

ソーナはそれを、しゃがんで回避した。

 

「……ソーナ、テメェを飼ってやってる理由を忘れたか?」

 

「忘れてないって〜!君は私様の居場所を作る、私様は君を助ける……。そうでしょ?契約者君?」

 

「それで良い。つまり、俺の邪魔をするなと言ってんだ」

 

「もー!分かったよ〜!昨日の夜はあんなに愛し合ったのにさぁ……。で、朝ごはん何ー?」

 

あーーー……。

 

何だ?

 

マジでこの……、クソみたいな世界。

 

本当にもう……、嫌なんだけど……。

 

ホビーアニメ(メディアミックス展開で漫画やゲームなどもある)の大人気シリーズ、『爆裂!テックバトラー!』の世界に生まれて早十五年。

 

毎日、頭痛に襲われる。

 

生まれ変わったことについては、最早説明するつもりも起きない。

 

どうしてそうなったのか?などと、考えても分からんし、元の世界に帰れる見込みもないからな。

 

十五年も過ぎたし、諦めもついている。

 

それよりも問題なのは、この世界の「ストーリー」だ。

 

夢中になってゲームなどをやっていたのは、前世の子供の頃。つまり、もう既に記憶は薄れて、重要な出来事以外は殆ど覚えていない。

 

だがそれでも分かる。

 

この世界は、ホビーアニメ。

 

ホビーで世界征服だの人類滅亡だのを目指すキチガイが山のようにいらっしゃって、そいつらが実際に行動を起こして世の中が大変なことになる、と……。

 

確かに、シリーズごとに頼れる熱血主人公達がいて、そいつらが何やかんやで友情だの愛だの絆だののよく分からん素敵なキラキラパワーで何となく上手い具合に事件を収めてくれることは、もちろん知っている。

 

……知っていたとして、何もせずに、「助けてください主人公様」と祈りながら頭を低くして生きていくことが、普通にできるか?と言う話だがな!!!

 

ああ、そうとも。

 

ホビーアニメらしく、主人公が解決してくれるとも!

 

世界征服を目論む組織も!暗黒メガコーポの陰謀も!人類皆殺し計画を立てているサイコパス女も!

 

みんなみんな、主人公様方が何とかしてくださるとも!

 

……だからと言って、備えないのか?行動をしないのか?……主人公がワンミスすれば吹っ飛ぶ、薄氷の上にある硝子の世界だと知っているのに?

 

俺はそんなに肝が太くないね。

 

だから、備えた。

 

やれることは全部やった。

 

忌み嫌った、原作アニメ一期の主人公の兄貴という出生をも利用して、可能な限りの対抗策を講じた!

 

……だがそれでも、運命の大筋は変えられなかったのだ。

 

原作が、始まってしまった……。

 

俺の弟は見事に「主人公」として立ち上がり、「悪の組織」と戦い始めたのだ。

 

親父が開発した「主人公機」だって、俺にではなく、弟に託された。

 

俺の方が、ただのガキである弟と違って、何倍も優れているにも関わらずにな。

 

やはり、「運命」がそうなんだろう……。

 

この、ガキの小遣いで買える値段で、殺人可能な火力を持つ小型ロボットが流通しているクソみたいな世界で。

 

俺はこれから、一生生きていかなくてはならない……。

 

地獄だ。

 

ああ……、一体俺が何をしたって言うんだ?

 

俺はただ、法律のことなんざ何も分からない馬鹿共を良いように操って大金と高い立場を得ていただけの、善良な弁護士だったのに……!

 

神ってやつは、血も涙もない悪党だな……!

 

悲しみのあまり、涙を一滴こぼしながら、俺は隠し地下室に入る……。

 

 

 

地下室には、近未来世界の最新の超高性能スーパーコンピュータが十台並んでいる。

 

用意された基板には、この世界の主題であるホビー……ロボテックの魂である「ココロAI」が入ったフェムトICが、数万個ほど差し込まれていた。

 

ところで話は変わるが……、北欧神話は一般人にどれくらいの認知度があるだろうか?

 

主神オーディンの名前は、テレビゲームやアニメーションなどを嗜む人間は知っているだろうが、一般人は知っているのか?

 

そこから更に、オーディンの宮殿、ヴァルハラの逸話は?

 

説明すると、神オーディンは、ラグナロクと呼ばれる最終戦争に備えて、各界の戦死者達の魂を集めている。

 

集まった勇敢な戦死者達の魂はエインヘリアルと呼ばれ、彼らは、ヴァルハラで毎日殺し合いをするのだとか。

 

そして、死んだ者は次の日の朝には蘇り、また殺し合いをするそうだ。

 

関係ないが、ここにあるフェムトICはエインヘリアルという名前なんだ。

 

エインヘリアルNo.1からNo.22546だな。

 

で、これも関係ないことなのだが、この十台のスパコンに走らせているプログラムは、仮想空間でロボテックを動かすもので、プログラム名はヴァルハラという。

 

そんな中から俺は、一際大きなフェムトICを抜き出して、眼前にある機体のボディに差し込んだ。

 

『メインシステム、ロード。ノーマルモードを起動する。マスターの帰還を歓迎しよう』

 

こいつは、俺の裏向きの機体。

 

名を「エイワス」……、法の書の守護天使の名を冠する、黒い大型のロボテックだ。

 

こいつを俺は、アタッシュケースに仕舞い込む。

 

このアタッシュケースはロボテックのパーツや弾薬などを入れるもので、世の中の誰もが持っているもの。怪しまれたりはしない。

 

因みに、このアタッシュケース、めちゃくちゃ軽いんだよな。

 

普通の通学カバンくらい?

 

通学カバンそのものは不要だ。未来世界だからな、教科書やノートなんてものをわざわざ持ち歩くことはない。

 

全て、手持ちの携帯端末である「ケータッチ」で、ありとあらゆるものを済ませる。

 

教科書ノートは愚か、現金も身分証もスマホもゲーム機もパソコンも、これ一台で全て完結するからな。

 

充電?エネルギー革命やら超技術やらで、少なくとも二十四時間は余裕で動くよ。インフラもすげーから、その辺に無線充電ステーションあるしな。

 

で、ああ、なんだっけ?

 

そう、俺が可哀想だって話だ。

 

こんな、ロボテックとかいう危険な破壊兵器が、ガキの小遣いで買える値段で流通している世界だぞ?

 

怖くて怖くて夜も眠れないとも。

 

一応、良心回路などというストッパーがあるにはあるが、そんなものちょっとヴァルハラに差し込んで小一時間ほど殺し合わせれば、精神崩壊してすぐになくなる程度のもの。

 

そんな程度の……と言うより、相手の良心に期待なんてできるはずもない。

 

やりたくないのに、安全のために金をかけて、親のコネを総動員して技術者と渡りをつけて、俺本人も勉強に勉強を重ねて……。

 

そうやって、何とか、どうにか生きていけている状態なのだ。

 

全く、困ったものだ。

 

おまけに、家には変な女が居候しているわ、弟はなんか気持ち悪いブラコンになるわ、親より稼いでるから親の態度がよそよそしいわでもう大変。

 

誰か助けてくれ。

 

 

 

朝。

 

居候に餌やりをして、弟もなんか来たから飯を食わせる。

 

弁当も用意してやった。

 

正直、弟に対してはこれっぽっちも良い感情がないが、主人公に何かあると世界が終わるので、極力助けないとならない。

 

いきなり抱きついてきたり、登校する時はナチュラルに手を握ってきたりなど、ほんのりとホモっぽいところに若干の恐怖を感じる……。

 

ま、まあうん、その辺は良いだろう。

 

何だかんだで美形の少年だから、そうなったらどうにか……まあ……、我慢できないことも……ないかなあ……?

 

……辛いことを考えるのはやめよう。

 

ともかく、登校だ。

 

道中で、俺のファンクラブを名乗る異常女共に囲まれるが、これくらいならよしとする。

 

ファンクラブ……ゼット様親衛隊は、統制がある程度は取れているからな。

 

中坊のガキとはいえ、ホビアニ世界の存在だからか、めちゃくちゃ可愛い子が多い。

 

ブスに追いかけ回されるんなら辛いが、その辺のモブっぽい子でも、前世の並みのジュニアアイドル並みには可愛いのだ。

 

因みに、俺も信じられないレベルの美形だな。

 

ブサイクがいない訳じゃないが、平均レベルが異様に高い。その辺は、アニメの世界で助かったと言えるだろうよ。

 

助かった部分は他にもある。

 

マイナス面として、生徒一人にファンクラブが作られるみたいな非現実的な現象はあるが……。

 

プラス面はやはり、この世界の子供達は、倫理観も知性も異様によろしいってことだ。

 

よく考えてみてほしい。

 

子供って、馬鹿だろう?

 

イジメもするし、犯罪もやる。考えなしだし、洒落にならんいたずらもする。殴り合いの喧嘩だってやるだろう。

 

そんな奴らに、性能的には人型殺人ドローンであるロボテックを持たせたら、碌なことにならないのは火を見るより明らかだ。

 

……が、この世界ではそうではない。

 

不良とか悪ガキは当然いるが、皆、信じられないほどに理性的だ。

 

感覚的には大学生並みの精神性を持っている。

 

いやまあ、大学生も社会人から見ればまだまだガキなんだが……。

 

それでも、この世界の中学生達は何と言うか本当に……、まともなんだよな。

 

例えば、この世界は、法律が前世日本のそれとは違う。

 

中学生からアルバイトなどが認められているし、登校もほぼ自由と言って良い。

 

俺のように飛び級することもありふれているし、やりたいことがあるので学校にはしばらく行きません!とか言っても理由によっては許可される。

 

……何と言うか、ストーリー上の都合が、無理矢理世界法則に組み込まれたような形だ。

 

アルバイトができるのも、ゲームでは「サブストーリー」の役割だったし、飛び級制度なども「天才少年」を出しやすくするため……。

 

どこまでも、俺の常識と乖離した世界だ。

 

しかしそんなガバガバ制度でも問題が出ないくらいには、この世界の人々のお行儀がよろしい。

 

ガチガチのルール、法律で雁字搦めをせずとも、皆自然とお行儀よく過ごすのだ。

 

ホントにね、法律家やってると知れるんだが、半グレだとか不良だとかって、割とマジで洒落にならんことする奴いるからね?

 

少年法で守られてるからって、リンチ、レイプ、麻薬密売やるガキだって居た。

 

半グレグループには、独居老人宅に押し入って、老人をリンチして虐め殺し、財産を盗んでいく強盗団なんてのもあった。

 

ホームレスを、ライターとスプレー缶で自作した火炎放射器で火炙りにして動画サイトに投稿した中坊なんてのもいたなあ……。

 

この世界だと、そう言う事件はほぼない。

 

あったとしても、史上稀に見る凶悪犯罪として大ニュースになる。

 

……お行儀良過ぎだろ!!!

 

まあそんな訳で、みんな良い子ばっかりなんで、他者に対する嫌悪感みたいなのはあまりないのだ。

 

だが、問題はこっちなんだよな……!

 




サイバーパンク学園のアンケートを今度取ろうかなと思っている。

サイバーパンク学園は読んだら分かると思いますけど、可愛い女の子がいっぱい出てくる学園もので、そこに優しい大人の先生が出てくるので、ブルアカのパクリなんですよね。

なので、ソシャゲとかゲームみたいに、先生の行動をアンケートで決めるという試みをやってみたいと思います。

まあストーリーの大筋は変わらないんですけどね。

で、今回は予算を巡っての委員会ごとに分かれての戦争が始まる訳なんですが、皆さんには先生(主人公)がどこの委員会にデバガメしに行くかを決めてもらいます。

トップの獲得票数の委員会に先生はデバガメしに行き、その選ばれた委員会視点での戦争を見ることとなるでしょう。
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