ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ソーメンが美味い時期になってまいりました。


炎神絶斗/契約をしようか

二十分後、俺は家に到着した。

 

「あら?今日は早いねぇ」

 

ソーナが俺を出迎える。

 

「少し面倒なことになった。『首輪』を二人分用意しておいてくれ」

 

「あ、やっちゃった?ははは、ゼット君って結構ミスるよね〜!まあ、プロのスパイとかじゃないから当然だけど!」

 

「うるせぇぞ」

 

「やーん♡お仕置きしちゃう?」

 

「毎晩相手してやってんだろ」

 

「えー?だってゼット君がしたいって言うから〜」

 

「俺から誘った試しなんてねぇだろうが」

 

無駄話をしつつも、ソーナは手を動かす。

 

で、机の上に二つの『首輪』が置かれた。

 

そして、コーヒーを淹れて少ししたところで……。

 

「おじゃましマス!」

 

「じゃまするでー!」

 

問題のサブヒロイン二人組がやってきた……。

 

 

 

「へー、こんなのにバレちゃったの?」

 

「ああ、屋上に隠れていたらしい」

 

「どうやって?」

 

「管理ログを漁ったところ、どうやらこの二人は『天文学部』所属扱いらしくてな。天文学部は、屋上立ち入りのための電子キーを持つらしい」

 

「天文学部〜?似合わない〜!」

 

「うちの中学校は、全員部活をやらなきゃならないことになっているらしくてな。名目上は」

 

「ああ、なるほど。天文学部は実質上の帰宅部ってことね」

 

「そういうことだ」

 

ソーナと話しながら、俺は、二人にコーヒーを提供する。

 

「え?えっと……、そのヒト、誰デスか?」

 

ネネコが目を向けたのは、ソーナ。

 

「私様?私様は一般通過天才美少女だよ〜?」

 

何言ってんだこいつ。

 

「アレイスター様の、お姉様?」

 

「は?ははははは!やめてよ〜!こんなおっかない弟、要らないよ〜!」

 

「喧嘩売ってんのか?」

 

俺のツッコミを無視して、ソーナは。

 

艶やかな唇に指を当て、妖艶に一言。

 

「私様は、ゼット君の『愛人』だよ〜?『せーどれー』とか、『ペット』とか、そーいうの!」

 

と。

 

勘弁してくれ、そりゃお前の趣味だろ。

 

俺を異常者に仕立て上げないでくれ。

 

そう抗議しようと俺が口を開きかけたところで……。

 

「「ずるい!!!!!」」

 

二人のサブヒロインが叫び声を上げた。

 

「アタシも、アレイスター様のペットになりたい!ショケイされて、バラバラにされたいーーーっ!!!!」

 

「ゼット様と結婚すんのはウチや!ウチの未来の旦那様やーーーっ!!!!」

 

……ははっ、何言ってんの?

 

頭おかしいだろ……。

 

 

 

二人は、ソーナと激しく意味不明な口論をした後に、疲れ切って来客用のソファーに倒れ込んだ。

 

既に大分キているが、俺は痛む頭をぐっと抑えて、こう言った。

 

「これからお前らには契約書を書いてもらう、拒否権はない。その後に、『首輪』というデータファイルをケータッチにインストールしてもらい、腕に追跡用のチップも埋め込む」

 

「「はい」」

 

「『首輪』は、お前らが俺に不利な証言をしようとした瞬間、ケータッチがオーバーロードして大爆発しお前らを殺すというものだ」

 

「ひっ……、こ、殺す?!」

 

ヤトギは、身体を縮こませる。

 

純粋に恐れているようだ。

 

「ショケイ?!アレイスター様に殺される?!」

 

しかし、ネネコの方は、何故か逆に興奮し始める。意味不明だ。

 

とにかく、契約書を書いたのでまあ良いとしておこう……。

 

「よし、確認した。後は、うちの身内に見られないように帰れよ」

 

と、俺が言うと……。

 

「えーーー!そりゃないよ〜、ゼット君さぁ〜!」

 

何故かソーナが声を上げてきた。

 

「芦屋音々子(あしやねねこ)、13歳。商社勤務の肉親を裏テックバトラー『ザンギャク』に暗殺される。その仇討ち依頼をアレイスターが受諾し、『ザンギャク』を山奥に追い込んで謀殺……」

 

はあ?

 

「……一方で安辺揶伽(やすべやとぎ)、同じく13歳。十人兄弟の長女として生まれ育ち、生活保護を受けている片親の貧困家庭育ち。その貧困の原因は、半グレの父親による無計画な多産。父親がバイク事故で死に、父親が残した多額の借金を負った安辺家の、債務処理等を行った弁護士が炎神ゼット……」

 

……あー?

 

「つまりさあ、君、惚れられるべくして惚れられてるんだよねぇ〜。ゲーム的に言えば、フラグが立ってた!ってこと」

 

はぁ〜〜〜????

 

「馬鹿か?どっちも仕事でやっただけの話だろうが。恩を着せようなんざ思ってない」

 

「「そう言うところがステキです!」」

 

「うるせえ」

 

キラキラした瞳でこちらを見つめてくるネネコとヤトギ。

 

それを無視して、俺はソーナを見つめる。

 

「あのさーーー、ゼット君って、あんまり自分を客観視できてないよね〜。よく考えてみなよ?中坊の小娘がさぁ〜、イケメンで強くて賢くてお金持ちで、その上で自分のでっかい悩みを一瞬で解決してくれたステキな歳上の男の子にさぁ、惚れない訳なーいじゃーん?」

 

「人間がそんな簡単なものか」

 

「えー、何それ?ドーテー?女の子なんて単純なもんだよ〜?」

 

そんな訳……、まあ、あり得そうなんだよなあ……。

 

女って、理屈で生きてる生命体じゃないもんな。

 

頭はいい、分別もつく。ただ根本的な部分で、女は女ってことか……。

 

……待てよ?

 

なら、逆に考えよう。

 

要するに、この女二人は俺に惚れ込んでいる訳だ。

 

であれば、その好意を利用して、俺の都合に良いようにコントロールできるのではないか?

 

古今東西、惚れた男が死んだから後追い自殺をする女なんてものが良くある話。

 

それくらいに惚れ込んでいるのであれば、文字通り何でもやってくれる部下になるのでは……?

 

ソーナは、女とは思えないくらいに理性的で頭が良過ぎており、こういう手段は使えなかったが、この二人には充分に通用するだろう。

 

籠絡して使ってやるか。

 

 

 

ソーナからの情報で、大体のことが分かった。

 

この女二人は、「シンデレラ」になりたいのだろう。

 

ネネコは親が殺されて、今は施設で暮らしている。

 

この世界は福祉もそれなりに充実している為、衣食住には最低限困らないようだ。

 

それに、中学生でもアルバイト(サブストーリー)ができるので、金も稼ごうと思えばどうにかなる。

 

とは言え、孤児院なので、与えられるものは最低限のもの。

 

特にこの世界は、ロボテックの整備や弾薬費などで結構簡単に金が飛んでいく。

 

具体的に?

 

ロボテックの最も一般的なパッケージが、税抜きで一万円ちょい。

 

敗北(ブレイクアウト)すれば、アーマーパーツは総入れ替えで金額は五千円くらい飛ぶ。

 

弾薬費は武装にもよるが、大体は戦闘一回で千円分程度かな。

 

整備費はショップで頼むと無料で、自分でやろうとすると器具やグリス、パテや接着剤などで凡そ二、三千円くらい……?

 

そんな感じだから、ネネコもアルバイトに追われているようだった。

 

それより悲惨なのが、このヤトギである。

 

クソ親のせいで、この歳にしてアルバイトを多く掛け持ちし、小さな子供達の面倒を見たり、家事をやったりと所謂ヤングケアラーに当たる生き方をしている。

 

13歳で長女、下の子供は3歳児。

 

母親は朝から晩まで仕事漬けで、その上で生活保護のような福祉補助金も受給している。

 

家では炊事洗濯子守りをやって、学校に通い、帰りはアルバイトを夜までやって帰宅するという可哀想な子だ。

 

なるほどね、実にゲーム的な話じゃねえか。

 

付け入る隙を作ってくれるとは。

 

こいつらは、最初に言ったが、シンデレラ……。

 

つまり、金と地位と権力を持つ男に見初められて、良い生活をしたいと言うことだろう。

 

結局のところ、女が一番欲するのは、パートナーである男の立場だからな。

 

男であれば、顔さえ良けりゃニートの女だろうが水商売の女だろうがフリーターの女だろうが喜んで娶るもんだが……、女は違う。

 

女は、顔がそこそこでも、地位や資産を多く持つ男に惹かれるんだよ。

 

そりゃ本能的なもんだからな、賤しいとは言わんさ。

 

だが、ここまで露骨だと、やはりこの世界が漫画やゲームの世界なんだなと思ってしまうってもんだ。

 

金とモノさえやってりゃ大喜びするヒロインなんざ、恋愛ゲームのチョロいキャラかって話だ。

 

「ネネコ、ヤトギ。これからお前らは俺の部下だ。俺に忠実に従うなら、しっかりと利益を渡すと約束しよう。逆らえば消えてもらうことになる」

 

「「はい♡」」

 

えぇ……?

 

声がなんか艶やかなんだけど……。

 

「……と、とりあえず、今日は食事でもして行ってくれ。ああ、余分に作るから、ヤトギは家族にお土産を持ち帰ってやれ」

 

「やった!アレイスター様の手料理!」

 

「ゼット様、ウチの家族のことまで……♡もうっ!惚れてまうやろー!」

 

訂正しよう、恋愛ゲームですらないわこれ。なんで最初からこんなに完堕ちしてるんですか?

 

怖……。

 

 

 

「だーから、ゼット君はイケメンなんだって!割と洒落にならないレベルの!自覚して????」

 

二人を帰らせた後、ソーナが俺の側に来て、そう言った。

 

「いや……、顔が良くてもな……」

 

「いやもうね、『顔がいい』とかそんなレベルじゃないよ、ゼット君は。『魔性』って感じだよ〜?」

 

「仮にそうだとしても、顔がいいだけじゃ……」

 

「だーかーらー……、そう言うレベルの話じゃないんだって〜!ゼット君のカッコ良さは、魅了レベルなの〜!例えば、君が明日から俳優になるって言えば、すぐにでも芸能界のトップに立てるしー、君が本気で籠絡すれば、一国の女王様でも惚れちゃうのー!分かってるー?!」

 

あ、あー……?

 

「ゼット君は全然意識してないみたいだけどー、君の話し方とか動作って、人身掌握術とか心理学とかカウンセリング手法とか使ってるでしょ?!ほぼ洗脳会話と洗脳動作なんだよ〜!」

 

確かに俺は、生まれ変わってから前世で培ったありとあらゆる技能を使って、自分をリビルドした。

 

弁護士として、交渉に使える知識や技能を、日常生活の中でもナチュラルに繰り出せるように、わざと「魅力的に見える話し方」をするように心がけ、「魅力的に見える動作」を身体に覚え込ませた……。

 

「私様みたいな天才美少女は、そう言うの全部見抜けるけどー……、その辺の一般通過女子中学生にそれやるの、もう洗脳なのー!」

 

なるほど……。

 

つまり、俺またなんかやっちゃいました?ってことか。

 

「まあ良いだろ、今回は役に立ったし」

 

「そうだけどさあ……」

 




うちの実家では、そうめんの食べ方は決まっています。

まず、麺つゆに粗みじん切りにした玉ねぎを浸してしばらく放置。豚バラ肉を茹でておく。

で、麺を茹でて冷やしてから、豚バラの茹で汁で玉ねぎつゆを溶かした汁で食べる……。

これ、最強です。



では、アンケート。

サイバーパンク学園、次のストーリーについて。

先生(主人公)はどこの勢力をウォッチングする?

放送委員会「予算足りないから他所から奪おうよ!ついでに暴れまくって、世の中にエンターテイメントをお届けだ!」

緑化委員会「機械文明はクソなので全破壊して原始共産主義の世界を目指します」

図書委員会「馬鹿共が暴れそうなので、ボランティア部などに依頼を出して皆殺しにします。勝てなくても足止めできればいいです、予算配布完了の時まで暴れるバカを減らしたいだけ。金は持ってるし」

情報委員会「図書委員会と連帯して、ボランティア部に依頼を出します」

保健委員会「私は医者だ(ギュッ!)。病めるもの、傷付いているもの、全員救う!」

生活委員会「こわいので不干渉で……。常識の範囲内で自己防衛して、あとは各々が仕事すれば良いのでは?なんで戦争なんてするの????」

風紀委員会「秩序を乱すものは、皆死ねばいい!戦争行為に加担するアホは全員ぶち殺す!」

体育委員会「個人個人が義によって各陣営に助太刀いたします。我々は武芸者なので」

福祉委員会「フロント企業のボランティア部が傭兵として各勢力に雇われます。稼ぎ時ですね!」

文化委員会「移民保護の為、武力介入します。文化委員は移民の共済組織なので」

給食委員会「ごはんたべたい。なので、お金持ってそうな組織を襲って予算を奪います!奪った予算は食料プラントの建設費にします!」

清掃委員会「暗殺活動、開始します。世界にはゴミが多いので、掃除するのです」
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