ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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今ちょっと、ルビコン3ってところに出張してて疲れてます。

優しくしてください。


2話 俺はロックだぜ?だから主人公なんだ

昔のことである。

 

俺がまだ、二十代の頃の話。

 

ムカつくパワハラ上司を、勢い余って殺しちゃった。

 

ちょっと前歯全部折ってやろうと思って放ったパンチだったが、運悪く……いや運良く頚椎をへし折っちゃったんだよな。

 

仕方ないから可能な限り証拠隠滅して、アウトドア用のリュックを背負い、有り金を全部外国の金に換えて、俺は中華に飛んだ……。

 

幸い、中国語は少し話せたので、ど田舎の村々で物々交換をしたり、子供に勉強を教えたり、農作業をしたりすることを対価にして、しばらく隠棲していた。

 

しかしその後は、中国当局から「市民権のない日本人が紛れ込んでいる!」と言って追いかけてくる軍隊が出てきたので、逃げに逃げた。

 

タイ、ネパール、ベトナム、カンボジア、インド、ビルマにネパール、マレーシア。

 

お次にヨーロッパ諸国で、そして最後は中東。

 

逃げたは良いが、逃げた先でも色々あって、最終的には紛争に巻き込まれて……。

 

今度は転移か。

 

うーん、人生って色々あるよなあ。

 

 

 

そんなことを思いながら、時空の……トンネル?みたいなのをくぐる。

 

なんかアレだな、時空の引金っぽいアレだな。時間とか超えてないだろうか?流石に六千五百万年前に飛ばされて恐竜人類と戦うのは困るぞ。

 

まあ俺の場合、作画的にはどちらかというと爬虫人類と戦うロボアニメの方なので問題はないが。いやあるわ。

 

「っと」

 

ポーンと放り出されたので、上手い具合に着地する。

 

どうやら、肉体が若返ったのはマジらしいな。

 

膝の調子が大変よろしい、手の皺もなく、身体が信じられないほど軽い。もう何も怖くないレベルだ。

 

さてさて周囲は……?

 

草草草の一面のクソミドリだな。

 

道らしい道もなく、ちょっと遠くに林があって、その境界あたりに猟師小屋のような古ぼけた建物がある。

 

なるほどね、この小屋でしばらく修行しろってことね?

 

小屋に入る。

 

中は……、まあ何もないな。

 

精々、ゴザ……いや井草かどうか分からんから何とも言えんが、草を編んで作られたっぽい敷物が一枚、土の床に敷いてあるくらいのもん。

 

それと、雑な作りの棚に、砥石と錆びた刃物、陶器のコップが二つ。

 

壊れた樽も一つ転がってるな。

 

まあ充分だろ(バックパッカー並みの感想)。

 

とりあえず、その辺の枯れ草と落枝で火を起こして、ゴザに煙を当てて虫を払ってから、そこに俺は座り込んだ。

 

えーと、スキル『召喚』だったな。

 

使ってみるか。

 

「えい」

 

おっ……とぉ?

 

ゴリゴリっとメンタルというか何かが削れ、一瞬目の前が真っ暗になった。

 

魔法陣ができて、そこから呼び出されたのは……、炎の塊?

 

いや、これアレだわ。

 

なんか知らんけど名前が分かる。

 

「『ザラマンデル』……、火の精霊か」

 

『キュイィ……』

 

手乗りとは言えぬ、肩乗りくらいのサイズの、火の塊でできたオオサンショウウオ。

 

……待てよ?これ呼べたんなら、さっき火おこしする必要なかったんじゃ?

 

まあ良いや、なんか質問してみるか。

 

「お前、喋れる?」

 

『キュ……』

 

うーん、無理か。

 

「俺の言葉は分かるよな?日本語なら分かるか?中国語?英語?いや、この世界の存在だからこの世界の言葉の方が……そうでもないのか?どこからきたのかとか分からんしな。まあいいや、言葉を理解できているかな?」

 

『キュイ!』

 

おっ、手を挙げた。

 

「んじゃ、ちょっとここに敵が近付いたら俺をその可愛いお声で呼んでくれ。見張りをしてくれってことだ」

 

『キュ!』

 

そうすると、ザラマンデルは外に出て、小屋の周りをぐるぐる回って警戒し始めた。

 

これでよし、と。

 

お次は自己把握だな。

 

まず俺は、ザラマンデルを呼び出したことにより、MP的な何かが半分削れた。

 

その上で、じわじわと削れ続けているのも分かる。

 

呼び出すのにガツンと大きく消費して、使役するのにちょっとずつじわじわ消費する感じなのか。

 

でも、ザラマンデルとは、今回の召喚で「パス(契約)」を繋いだので、次呼び出す時はこの更に半分のコストで呼べちゃうなという確信がある。

 

何故か、そういうのが体感的に分かってしまうのだ。「よく分からんけど使えちゃう、自分が何をできるか分かっちゃう」ってのが、スキルってことなんだろうな。

 

で、ザラマンデルの召喚維持に費やすコストだが……、これはあまり大したことがない。

 

MP的なものの自然回復力とトントンか、それ以下かってくらいのもんだった。

 

でも恐らく、ザラマンデルに「魔法攻撃をしろ!」みたいな命令をすると、俺の魔力も持っていかれちゃうなというのが直感的に分かる。

 

やっぱし、レベル上げんとダメだなこりゃ。

 

 

 

昼になった。

 

女神サマが言うには、「スキルレベルにもよるが、大体何でも召喚できる」とのことなので、食べ物を召喚することにした。

 

呼び出したのは、日本の有名チェーン店のカレーライスだ。

 

「召喚、GOGO一番亭カレー!」

 

おっ、出てきた!

 

うわあああ!懐かしい!

 

海外でのバックパッカーサバイバル逃亡者生活があまりにも長く、日本食を食うのは何十年ぶりかもう分からないレベルだった!

 

それが今、こうして、日本のカレーを食えるとは……!

 

「ウメーーーッ!!!」

 

美味過ぎる!!!

 

俺は一気にカレーを流し込んで、喉奥に水で押し込んだ。

 

あー、最高……。

 

一杯じゃ全然足りないが、食べ物の召喚でも全MPの内二割くらいは飛んだから、節約しなきゃな……。

 

現在、飯食って休んだので、MPはグンと回復。

 

ザラマンデルはまだ出しっぱなしだが、MPは七割くらい残っている。

 

そんな時、ザラマンデルが小屋の外でめっちゃ鳴いてるのを耳にした。

 

「どうした、ザラマンデル?……うおっ、狼だ!」

 

うーん……、じゃあ少し戦ってみるか……。

 




アイビスのボケボケボケクソクソクソボスに勝てたと思ったらまた難関ミッション。

もうダメ背中バキバキトランスフォーマー。

こんな時は横になりながら新作のキャラクターを考えて心を落ち着けよう。



掲示板ものを今ちょっと書いてる。

内容は前も言ったように、無数の転生者が作った国が無双する群像劇的なアレ。

コテハンの転移者について考えたい。

人間讃歌ニキ
『仙術』の力を持つ男。人間讃歌は勇気の讃歌ッ!低レア現地人に仙人化修行をしてレア度の底上げをしてくれる。

右頬差し出しマン
『聖者』の力を持つ男。触れた無機物をパンに変え、液体をワインに変え、生命の再生と祝福をする。低レア現地人に祝福を与えてレア度を上げてくれる。

赤ちゃん錬金窯
『合成』の力を持つ女錬金術師。見た目は太ももの人だが、内面はゴリゴリのサイコパスでむしろボ卿。自身の子宮と錬金道具を融合させた窯から、悍ましきホムンクルスや呪物を出産する。

狐巫女おじさんおばさん
『変幻』の力を持つTS狐巫女おじさんロリ(おばさん)。最長老転生者で、もう三百年も生きている。変幻の能力で常に若く健康な姿を維持している不死者で、故郷の村で神様として崇められている。

鬼ニキ
『格闘』の力を持つ鬼人種の男。不老になりたい転生に「鬼転生の術」を使ってくれる。お前も鬼にならないか?

こんなもんか。

うーん、キャラ募集しようかな……?
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