ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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時間逃したけど、まあ休みだし投稿しておきます。


25話 実績:先陣の誉れ

貴族の戦いは、敵陣の前に先陣を担う勇敢な騎士が立ち、口上を述べるらしい。

 

「我々、グリンバルは!愚かにも、鉄壁たるマインザッハ砦へ侵攻してきたアスレッドに対し、神罰の鉄鎚を下す!卑賤なる侵略者に裁きを!!!」

 

敵側、グリンバル王国の騎士は、そんな感じで勇ましく吠えた。

 

へー、なんかかっこいいですねえ。

 

「あーあー、聞こえてるか?騎士ブラッドだ。お前ら全員殺す。尻尾巻いて逃げるなら見逃してやるよ」

 

俺はなんかこう、適当に返した。

 

「なっ?!き、貴様あっ!!!」

 

「何と言うやつだ!」

 

「野蛮な!!」

 

俺の口上は、どうやらダメだったらしい。

 

だがしかし、真面目に口上を考えてやるほどの騎士でもないしなあ……。

 

ここから見た感じじゃ、一番腕利きっぽい騎士でも、俺相手に十秒保てば大健闘、みたいな程度だし。

 

まあ何でも良いか、どうせ全員殺すんだもんよ。

 

 

 

砦攻め。

 

砦の大きさはそこまででもなく、あくまでも物資集積所の意味合いが強い。

 

しかしそれでも、砦の外壁の上にはずらりとロングボウを持った弓兵が並び、中にはバリスタや投石機などもあった。

 

門は固く閉ざされ、門の上からは焼けた鉛を垂らして攻撃してくる感じだな。

 

それをこちらは、破城槌で門をぶっ叩いて破り、中に入って皆殺し!って作戦。

 

その為、破城槌を護衛しながら一番最初に突っ込んでいくのが、先陣を切る俺の役割なのだが……。

 

「別に、壊してしまっても構わんのだろう?」

 

俺は、ブローナック王に問うた。

 

「破城槌なしで、門を破ると言うのか?」

 

王が問い返す。

 

「俺にはそれができる」

 

「面白い!やって見せよ!」

 

そんな訳なので、俺は。

 

『龍帝の大剣』を背負って、そのまま馬鹿正直に真っ直ぐ、砦へ歩いていく。

 

「馬鹿なのか、蛮人め!弓兵、構えぇーーーっ!放てぇ!!!」

 

城壁の上に立つ指揮官が、俺目掛けて矢の雨を降らせて来た。

 

フルプレートの騎士でも、当たりどころによっては危険な、ロングボウの矢。

 

それを俺は、棒立ちで受ける。

 

———《反応装甲》発動

 

しかし、俺に触れた矢は、弾かれて地に落ちる。

 

隣に立つ嫁達もそうだ。

 

様々なアビリティで、矢の雨を完全に防いでいる。

 

「ば、馬鹿な……?!」

 

「な、なんなんだ、あいつは?!」

 

「神の加護でもあるのか?!」

 

「ええい!投石機だ!岩を放てっ!」

 

おっと、投石機は《反応装甲》では防げないな。

 

小さめの冷蔵庫くらいのデカい岩が、俺目掛けて降ってくる……。

 

まあしかし、防げないとは言ってない。

 

俺は裏拳で、飛んできた岩を粉砕して弾いた。

 

「「「「………………は?」」」」

 

「と、とと、投石機の、投石機お、を、防いだ?」

 

「な、殴った、のか?今……?」

 

「おい、おいおいおい!何だありゃあ!化け物じゃねえか!!」

 

「と、とと、止めろぉ!アイツを止めろーーーっ!バリスタを射掛けろーーーっ!!!」

 

お次はバリスタ、大型の弩。

 

槍ほどの大きさの矢が、複数、俺に向かって飛んでくる。

 

が、それも無駄。

 

俺はバリスタの矢を片手で掴み取り、投げ返した。

 

「ぎゃああああっ!!!」

 

「ぐわあああーーー!!!」

 

「バ、バリスタがぁ?!!」

 

矢の雨、投石機、バリスタの攻撃をバシバシ受けながら、俺は門の前に辿り着いた。

 

そして……。

 

———《戦いの咆哮》発動

 

「があああああアアアアアアアっっっ!!!!!!!!」

 

瞬間、勇ましい怒鳴り声や叫び声に満ちていた戦場が静まり返り。俺の吼え声のみがビリビリと、物理的な圧力を持って響く。

 

肝の小さな兵卒はその場で恐れのあまり失神し、敵味方関係なく、馬は口から泡を吹いて倒れた。

 

飛んでくる弓矢の雨もぱたりと止まり……。

 

「攻めるぞ!」

 

「「「「おー!」」」」

 

そこを、その隙を、俺達は突いてみせた。

 

 

 

大剣を構えたまま走り抜け、砦の前の門の元へ。

 

俺は思い切り、大剣を振りかぶり……。

 

———《破城の一撃》発動

 

振り、抜いた。

 

最初、門に剣がぶつかった瞬間は無音。あまりに早く、あまりに鋭い剣戟は、音を置き去りにするからだ。

 

しかし、振り抜いた後。

 

ソニックブームと遅れてきた衝撃音、飛び散る門の残骸の破壊音。それらがやって来て、まるでダイナマイトの束に火をつけたのか?と思えるような轟音が周囲に撒き散らされる。

 

……一方で嫁達はごく普通にジャンプして城壁を乗り越えていた。

 

「どうした!!!アスレッド軍よ、俺に続け!!!」

 

おっと、手柄の独り占めは良くないからな。

 

最低限、「戦争に参加した!」と言えるくらいの戦果はお裾分けしなくては。

 

そんな訳で、門を破ったのでアスレッド軍の兵隊を中に招いてやることとした。

 

「「「「お、お、おおおおおっ!!!!」」」」

 

「ブラッド殿に続けえええ!!!」

 

「うおおおおお!!!」

 

「ブラッド殿、ばんざーーーい!!!」

 

再起動したアスレッド軍は、砦へと侵入した。

 

「『連鎖する雷撃波動』!」

 

「『鮮血の乱刃』!」

 

「マナボルト・バルカン、発射します」

 

遠距離攻撃タイプの嫁らは、飛行しながらボコボコと魔法などをばら撒き、弓兵を無力化。

 

それにより、妨害なく砦に橋をかけたアスレッド軍の兵隊達は、まさに雪崩れ込むと言った言葉が最適だと思えるような勢いで、砦に入り込んでゆく。

 

一方で俺は、砦の中にいる兵士を手当たり次第にぶち殺しつつ、大きな声で叫んだ。

 

「オラ逃げろ逃げろ!逃げるんなら見逃してやるよ、追っかけるのはめんどくせぇからな!ここにいる奴らは皆殺しだぞ!」

 

「ひ、ひいっ!」

 

「も、もうダメだあ!」

 

「逃げろおぉ!!!」

 

よし、士気崩壊。

 

まだ完全とは言えないが、すでに敵兵の二割は殺して、二割が逃げようとしつつある。

 

この時点でこちらの勝ちは決まったようなものだが……。

 

「狼狽えるな!!!!」

 

まだ、グリンバル軍には、部隊の精神的支柱となるであろう騎士達が残っていた……。

 

 




今またメックウォーリアー5やり始めたんですけど、ブサイクなオペレーター女をボイスロイドに変更するMODをぶち込んだら、何故か主人公のおっさんの声もずん子になってて若干ゃ草。
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