ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ff7リメイクをdlしてるんだけど、一日かけても終わらねえんだけどなにこれ?

回線がカス!!!


30話 領地勤務1

立場が上がったら上がったでやることが多い。

 

貴族には、その立場に相応しい装いってものがあるからだ。

 

反乱軍の連中もそうだが、これに反対したい奴は日本にも多かったんじゃないかな。

 

華美さなど不要!偉い奴らは下に還元して、削れるところは削れ!と。

 

だが例えば、自分の国の政治家が、国会に安物の古着で出席していたらどう思う?

 

中古の軽自動車で出勤してたら?

 

なんか嫌だなーってだけじゃなく、そんな奴が施政者だと他国から舐められるし、常識だって疑われるだろう?

 

それと一緒。

 

金持ちには金持ちの、貴族には貴族の。平民には平民の……。

 

それぞれに相応しい格好と立ち振る舞いが要求される。それが社会ってもんだ。

 

ただでさえ、舐められると死ぬ世界なんだ。示威の為に金を使うことは、最早義務ですらあるな。

 

それに、近世のフランス貴族みたいな、億単位の借金を抱えながらもガバガバ浪費しまくるみたいなことは物理的にできんしな。重商主義は遥か遠く、原始的な物々交換が田舎では主になっているような中世暗黒期社会なので……。

 

豪華になるように気を使っても、そんな大したことはできない。国そのものにそこまで余裕はない……。

 

 

 

「そんな訳だから、マヌル砦は改装しておいたよ!」

 

「ドヴェルグ嫁たすかる」

 

はい。

 

ブルーナが一晩でやってくれました、と。

 

そもそも俺の封土である『サスボーン』は、アスレッド王国の北部にある領域。

 

マヌル川という、季節が変わっても水が枯れない大きめの川があり、その周辺にある七つの村を支配下に置いている。

 

また、マヌル川を越える為の大橋の隣に、マヌル砦があり、ここで領内に侵入する者がいないかと見張っている……関所ってことだな。

 

マヌル川は流れが早く、そこそこに深い川なので、歩きや馬で渡ることはほぼ無理。

 

特に、この世界の人間は泳ぎの練習なんてしないので基本的に泳げない。溺れたら即死と見ていい。

 

そんな訳なので、マヌル川に隔たれた西方からの侵入はないんじゃないかなあ?って感じ。西はグリンバル王国、敵国の領域だ。

 

まあ、マヌル川の西にも他の貴族の封土がまだいくつかあるから大丈夫だろうが……。

 

そんな訳で、またもボロかったマヌル砦にブルーナを派遣。

 

ドヴェルグの建築魔法で劇的にビフォーアフター。砦を良い感じに改修しておく。

 

「序でに、橋も石造りにしておいたからね!」

 

「ああ」

 

また、木製の大橋を石橋に作り替えておいたらしい。

 

「……って言っても、基本的に丸太囲いに建物三つくらいの砦だったから、そこまで弄ってないけどね」

 

主君のお城より立派にしちゃったら怒られちゃうもんね!とのこと。

 

「具体的にどんな感じだ?」

 

するとブルーナは、MOD産の魔道具である写真機で撮ったらしい写真を見せてくる。

 

「んとね、まず、囲いはレンガで再建したよ。流石に木製は強度が不安だからね。で、石橋と砦を隣接させて、落とし格子で封鎖できるようにしてあるんだ」

 

落とし格子ってのはあれだ、鉄製の格子の門を、鎖と滑車で吊り上げて開閉する門のこと。

 

「もちろん、門は橋の入り口と出口で二重にあるよ。巻き上げ装置は魔導式のレバーね。それと、砦は中に家畜小屋と武器庫、衛兵の寝室、見張り塔があるよ。城壁の中にはちゃんと、籠城に備えて食べられる植物を植えといたんだー」

 

「うむ」

 

「小さい砦だから、バリスタとか投石器は置かなかったよ。多分、兵士の人達も使い方を知らないだろうしね」

 

「なるほど」

 

「あ、あと、武器とか馬とかはまだ全然用意してないからね?後でよろしくね」

 

「分かった、ありがとう」

 

「それともう一つ……」

 

「ん?」

 

「最初、三十人くらいの盗賊が砦を占拠してたから、全員殺して焼いたから!それだけだよ!」

 

「ああ、そんなことか。いちいち報告しなくても大丈夫だぞ?」

 

「ふふっ、ありがと、パーパ♡」

 

そんな訳で砦の準備はOKだな。

 

後は……。

 

「ドロシー」

 

俺が虚空に向けて呼びかけると。

 

「お呼びですか、ご主人様」

 

メイド長のドロシーが転移してきた。

 

ヴィクトリアンな黒いエプロンドレスの裾が、魔力の波動と共にふわりと持ち上がるのが可愛くてよろしいね。

 

「ドロシー、仕事だが」

 

「新しく編入された村への布告と、ジャガイモと酒を渡すこと、ですね?差し出がましいようですが、既に終わらせております」

 

「家事妖精嫁たすかる」

 

「新しい村からの徴兵ですが、一つの村から十人を目安に、計四十人を選びました。許可をいただき次第、再度村々へ布告をいたしますが、いかがなさいますか?」

 

「頼む」

 

「了解いたしました」

 

 

 

そして最後は……。

 

「よう、旦那。兵士共の訓練は良い調子だぜ」

 

鬼(物理的に)教官のロザリアによる、練兵だ。

 

兵士達は、俺が拵えた鉄兜を被り、鉄剣で素振りをしている……。

 

「おらっ!勇者を倒した英雄である旦那の部下なんだ!真面目にやらない奴は叩き殺すぞ!」

 

地面が揺れる程の大声で檄を飛ばすロザリアに、心底怯えている兵士達は、必死に訓練をしていた。

 

「素振りが終わったらまた走るぞ!兵隊の基本は体力だ!」

 

しかしロザリアの訓練は理に適っているし、死なない程度にビシバシ威圧するのも、戦場に出す為の度胸付けとすると悪くない。

 

やられる側からしたらたまったもんじゃないだろうが。

 

「返事はどうしたァっ!!!」

 

「「「「ひいっ!は、はいいっ!!!」」」」

 

おー怖。

 

もちろん、鞭だけじゃダメだから、衛兵にスカウトした奴らには給料を渡している。装備も支給してやるし、宿舎と食事も出してる。文句はないはずだ。

 

なんだかんだ言って、「もう無理です辞めさせてください!」みたいな奴は一人二人しか出てないから、待遇はいいってことだろう。

 

ロザリアはああ見えて論理的だ、本当に壊すようなことはしない。ギリギリまで追い込むだけで。

 

「あ、こっちでは弓の教練をやってるでやんす」

 

おっと、獣人のキャシィも教練の手伝いをしてくれているみたいだな。

 

「こちらでは馬術の教練でござる!」

 

龍人のマヤも教練の手伝い、と……。

 

キャシィは所謂、RPGで言う盗賊で、弓矢や投擲を得意としている。

 

なので、弓兵に弓を教えているみたいだった。

 

一方でマヤは、馬術と騎乗での槍の扱いなど、高等な技術を教えていた。

 

俺が預かっている従士達に教えているのはマヤらしいな。

 

従士はなんだかんだでまた他所の貴族が俺に次男三男を預けたいと言うので、今は十人くらいいる。

 

ロザリアが歩兵五十人、キャシィが弓兵二十人、そしてマヤが従士十人の面倒を見ているみたいだ。

 

女に教わるとかは屈辱的だそうだが、実際、まとめて掛かってもボコられるくらいの実力差があるので、嫌でも従うらしい。

 

女に教わる屈辱よりも、負けたことを誤魔化す軟弱さの方が恥ずべきこととされているようだ。

 

それでもまあ、うちの兵隊になれば、『新たな英雄、黒騎士ブラッド』の手下になれるってことだからな。

 

村では部屋住みの次男三男でも、孤児上がりでも、訓練を受けてクビにならない限りは、女の子にはモテモテで周りからは一目置かれる。お得な立場だ。

 

そんな訳で、領地の編入と兵士の育成など、やるべきことを嫁達に協力してもらいつつ、着実にこなしていった……。

 




現代ファンタジー書きてえなあ。

僕ヒデみたいなの。

超能力者が出てきた社会で、ヒーローとヴィランとあとなんか怪獣がバトル!みたいな。

……いやダメだな、俺がやるとメガテンものやる夫スレみたいなイヤな感じの重さとエグ味が出てくる。

因みに、能力バトルものって、ジョジョやハンターハンターみたいに能力者の存在は一般社会に秘されていて、知る人ぞ知るみたいになっているやつと、それこそ僕ヒデやらアメコミみたいに、能力者の存在が一般人に認知されてる世界のやつ、どっちが人気なんすか?

どっちにも面白さがあるよなーって。
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