さて、最後に後始末だな……。
聖王国の黒骸骨からは、既にメリカ大陸へ全員避難したとの報告がきている。
遠慮は必要ない。
今日、聖王国は、無くなる。
人外共の軍勢の中でも、精鋭と言える者達を引き連れて、聖王国に出向く。
最上位種ドラゴンが聖王国の空を汚すように飛翔し、その背中から絶望の尖兵を降ろしていく。
「火を放て!!!」
「「「「ガァァァ!!!!」」」」
ドラゴン達がブレスを放ち、町中を火の海にする。
逃げ惑う人々、子供の泣き声、女の悲鳴。
「ク、は」
倒壊する家屋、人や建物の焦げる匂い、渦巻く絶望。
「ハハは、ハハハハハ」
死、苦痛、憤怒、悲愴。
「ハハハハハ!!!アーーーッハハハハハハハハハハ!!!!!」
死んでいる、人間が死んでいる!!!
見ろ!子供を捨てて走り去る母親だ!
恋人の亡骸を抱いて泣き叫ぶ男!
炎に包まれ悶え苦しむ老人!
迫り来る、フェンリル、ユニコーン、鬼、デーモン、ドラゴンの兵士が、人々を虐殺して回る。
「惨たらしく殺せ、陵辱して殺せ、痛めつけて殺せ」
命令とともに、命令の通りに殺す兵士。
残虐性の赴くまま、手に持った武器で、己の爪や牙で、人間を弄び、殺した。
「女は犯せ!男は殺せ!ガキは食ってしまえ!!!」
泣き叫ぶ女を殴り、怒張したペニスを挿入するケルベロス族。
男を捕まえ、引き裂いたはらわたをぶちまけるフレズベルグ族。
子供の頭蓋を生きたまま齧るタイタン族。
最高だ、最高だ、最高だ!!!!
さあ、俺は王城に行かねえとな。
門を迫撃砲で破壊し、侵入。
「ば、化け物……!!」
鉄兜を被った兵士の頭を、握り潰す。
「ぺギッ……?!」
血と脳漿がこびりついた手を払って、先へ。
「む、迎え討て!!!」
「これはこれは、近衛騎士の諸君、お久しぶりでございます……、クハハハハハハ!!!」
爪で引き裂く。
片手を軽く振るだけで、盾と鎧ごと人体がバラバラになる。
「ひっ……!!」
クソと臓物、血の臭いが入り混じったものが辺りに広がる。
「臭えな、オイ」
超級魔法をぶち込む。
クソごと焼かれて消し炭だ、灰の臭いは悪くねえ。
「陛下の元へ行かせるなーーー!!!ぐぇ」
「ここは死守しペギャ」
「お邪魔します、と」
バリケードを蹴破る。
「ひっ、ヒィイ!!!ま、魔王……!!!」
「お久しぶりでございます、エリザベート女王陛下ァ……!!」
「ま、さか、あ、なた、は……!!!」
「ハハハハハ、そうだよ、勇者様だよ!!!ゲギャハハハハハ!!!どうだ、裏切られた気分は!!!」
「あ、あぁ、あああ……」
それで。
「これから地獄を味わうんだよ、お前は」
「騎士団は、騎士団はどうしたの?!!誰か、誰か来なさい!!」
「クハハ、もう誰もいねえよ、バァカ!!!!」
息を荒くしてへたり込むエリザベート女王陛下。
「安心しろよォ、お前の弟は逃してやる。その方が後々、復讐だなんだと面白そうだからなァ!!!クハハハハハハハ!!!!」
「な、何が望みなのかしら?交渉を」
「交渉?!!交渉だと?!!!クハハハハハハハ!!!馬鹿かテメェは?!この状態で交渉の余地があるとでも思ってんのかボケが!!!」
指をへし折る。
「ぎいぃっ?!!や、やだ、やだやだ、やだ!!!ころ、殺さないで、殺さないで!!お願い、お願いします!!!」
んー?
「そうだなァ……、じゃあまずは、しゃぶれよ」
ナニを眼前につき出してやる。
「ひっ、は、はい、こ、こうですか……?」
んー、あー。
「やっぱいいわ。ヘタクソだ、お前」
顔面を蹴り抜く。
「ペギャ」
「取り敢えず、公開処刑だ。死ぬほど痛めつけるからよ、無様晒さねえように、今のうちに糞小便済ませておけよ、オラっ」
膀胱のあたりを蹴りつける。
「があっ?!!!」
腹を抑えて蹲る第一王女の襟首を掴み、広場に移動する。
広場には拷問器具やら何やらが転がっている。
そこら中で人間が殺され、食われ、犯されている。
こいつの弟のアルフリート王子を含め、国中の人間が追い立てられ、集められている。
あらかじめ、王子とその周りの人間には手を出すなと言っておいてあるからな。
それと、二、三割の人間は残して逃がせとも言ってある。
そして、港には帆船が有りっ丈用意してある。これは、黒骸骨に命令してあるからだ。
黒骸骨には、あらかじめ帆船と物資をできるだけ用意して、処刑ショーが終われば逃がせと言ってあるからな。
「こ、こは……?」
「おいおい、ボケてんのか?王城の前の広場だよ」
「そ、んな……!!」
血の海、火の海になっていて分からなかったかなー?
ここがお前の国だよ!ゲギャハハハハハ!!
さて。
「気付けの魔法ってのがあってな」
「え……?」
「生活魔法のウェイクアップ、ってんだけどよ、これを断続的にかけると、ショック死が防げるみてえなんだよな」
「な、にを?」
「つまり、こんなことしても死なねえって訳だ」
腕をゆっくりと捻じ切る。
「痛、痛い、やだ、やだやだ!!やめて下さい!!!やめて!!やめろーーー!!!!!」
グチュリと、肉が捻れる音。ゆっくりと、ゆっくりと、神経を引っこ抜く。
「ぎゃあああああああああああああ!!!!あああああああああああーーーーー!!!!!」
「ほら、あそこを見ろよ、お前の弟がいるぜ?」
「たす、たすっ、助けて!!!アルフリート!!!アルフリート!!!お姉ちゃんを助けて!!!」
「おいおい、そっちに集中するなよ、妬けるなァ?ところで、良いのか?命乞いはしないのか?」
「あ、あげます、差し上げます!国も家族も全部上げます!!!助けて、殺さないで!!!」
クハハ、面白くなってきたなァ?
「弟クンの目の前でなんてことを言うんだお姉ちゃんよぉ?弟の代わりに自分を殺せ、とか言えねえのか?」
「弟なんて、知るかあああ!!私が無事ならそれで良いんだあああ!!!」
「ハハハハハハハハハハ!!!聞いたかよ弟クン?!お姉ちゃんの本音だぜェ!!!」
弟の王子はまだ幼い、訳も分からず泣き叫んではいるが、姉の言葉は聞こえたらしい。
「それじゃ命乞い、頑張ってみようか?」
「助けて下さいぃ、助けて下さい魔王様ぁ!!何でもします!!殺さないで下さい!!!」
「お前、処女か?」
「は、はい!処女です!!犯して下さい!!ペットに、奴隷になります!!!だから殺さないで!!!」
ほーん。
「そんなに犯されたいか、淫売」
「はい、淫売です、わたくしは淫売です、だから、だから」
「そっかー、じゃあ、初めてを貰ってやるよ。良かったな?」
「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
但し。
「お相手はこれだけどな」
そこら辺から鉄棒を取り、それを赤熱するまで熱する。
「あ、ああ、やだ、おねがい、やめて、やだ、あ、あ、あ」
「ほら、キモチヨクなっちまえよ、なぁ!!!」
「ぎぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
肉を剥いだ、はらわたを引き摺り出した、自分の肉を食わせた、溶けた鉛を身体にかけた。
三時間ものショータイム。
それをフルタイムで聖王国の国民に見せつけた。
そして……。
「お前は、そうだな、望み通り殺さないでおいてやるよ、喜べ」
「ころ、ひて」
「おいおい、前言撤回は無しだぜ?殺すなってあれほど言ってただろォ?いつまで生きられるかは分からねえが、生かしておいてやるってんだよ」
と、王女を放置して。
「さあ、人外共!人間を苦しめろ!!!」
と、俺が指揮すると。
「こっちですぜ!早く逃げろ!!船がありやす!!」
フルボが避難勧告をする。
俺は適当な人間を拷問している。
その隙に、フルボ達、黒骸骨のメンバーが、王子とその周りの貴族なんかを連れて、船に乗り込んだ。
偉いぞフルボ、指示通りに動いたな、あとで酒でもくれてやるか。
「逃げてくだせえ!!この国はもう終わりでさぁ!!!」
フルボ、お前、なんか生き生きとしてないか?
まあ、良いか。
兵士には全員に念話の魔法で撤収を指示する。
あー、すっきりした。
次、また一気に時間が飛びます。
大魔導師ニキシリーズも続き書かなきゃなあ。
がっこうぐらし編の続き書くかも。