ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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プロローグ長め。


2話 最年少天才医師誕生

前回のあらすじ。

 

産まれた。

 

以上。

 

 

 

さて、産まれた訳だが。

 

俺が読んでいた本では、赤子が泣くのはこんな世界に生まれてしまった悲しみから泣くのだ、みたいな話があったが、俺は違う。

 

嬉しくってたまらなかった。

 

約束された勝利の勝ち組人生の好調なスタートゥ。嬉しくない訳がなーい。

 

前世は、神のミスだとか何だとかでしょーもない死に方をしてしまっただけに、今生は良いものにしたいと思った。

 

この全知全能を程良く使って、ハーレム金持ち勝ち組人生を歩むのだ。

 

……勝ち組と言うが、別に前世で何かに負けていた訳ではない。普通の大学を出て、普通の企業で、程々に親孝行して、程々の男女交際があって、と。兎に角普通だった。

 

普通が一番良いんだよなどと世迷いごとを言う奴が多いが、普通なんて何も面白くねえからな?大体、往々にしてそう言うセリフを言う奴に限って勝ち組だったりする。

 

兎に角、肉体も頭脳も最高、親も最高、資産も最高なんだ。

 

好き勝手楽しませてもらうぞ。

 

 

 

乳幼児期は特に楽しいことはないのでカット。

 

強いて言えば、ママンのおっぱいを吸いたくないと駄々をこねたら、ママンが悲しんだってぐらいか。

 

だってよ、ママンのおっぱいは親父のもんだろ?

 

俺が吸うのは、なんか、ねえ?

 

そのうち彼女でも作って、その子のおっぱいを吸うからさ。な?

 

辞退した。

 

さて、名前。

 

平衛斗。

 

アメリカンに言えばエイト・タイラーだそう。

 

あ、因みにここアメリカな。

 

さて、俺は既に、母親の胎内で、10ヶ国語くらい覚えたんだが。

 

流石に、習っていない外国語話し始めたらヤベーだろ。

 

と言う訳で、習った英語と日本語をペラペラ喋ってやる。

 

『衛斗、言葉が分かるのかい?!』

 

『分かる、日本語も覚えた』

 

『なんてことだ、この子は天才だ!』

 

『そう思うなら、他の国の言葉も覚えたいなー?』

 

『ああ、いいとも、講師を雇おう!』

 

語学教師が三人ついた。それぞれが数カ国語を操る一流の教師だ。

 

そいつらも、三ヶ月で外国語をマスターしたら、お払い箱。

 

両親は本物の天才だと大喜び。

 

うーん?気味悪がられないとはな。

 

『親父、次は医学書を買ってくれないかなー?』

 

『医学書?衛斗はお医者さんになりたいのかな?』

 

はい、ここでルートを開示します。その名も、スーパードクターEルート。

 

その名の通り、世界最高の医者になって荒稼ぎと言う人生。

 

え?

 

ほら、医者って稼げそうだし、カッコいいじゃん?

 

最年少の執刀医、とかどうよ?!カッコ良くない?!絶対天才キャラじゃん!!

 

そう言うのやりたい。

 

『うん、僕、お医者さんになるんだー!』

 

『そうかそうか!良いとも!医学書だな!でも、他のお勉強もやろうな!運動も大事だぞう!』

 

と言う訳で、家庭教師をつけられた。

 

まあ、大きめに期間を設けて……、アメリカの一流大卒の家庭教師を、二、三年でお払い箱にしてやった。

 

『ミスタータイラー、息子さんの学力は正直に言って異常です。間違いなくギフテッド……、それも最高クラスの』

 

『なんてこった、息子が?薄々とはそうなんじゃないかと思っていたが……』

 

そして、六歳になる頃には、アメリカの、世界トップクラスの一流大学に、最年少飛び級入学が決定していた。

 

しかし、そうだ。

 

幼馴染、とか欲しいなあ。

 

大学なんて年上しかいないだろうしなあ。

 

……あ、そうか。

 

創れば良いんだ。

 

現実改変、俺と同じくらいのスペックを持つ、俺のことが大好きな少女を創り出し、適当に裕福な家の養子にさせる。

 

その子も、俺と同じくらいの学力があって、俺と同じ大学に行く予定だと、過去を改変する。

 

良し、と。

 

さあ、大学生活、行ってみようか。

 

 

 

「ええと、君かな?」

 

「はい」

 

「そうか、最高に可愛いね。まあ、可愛く作ったんだけど」

 

イヴ・マーティン。

 

銀色の瞳と髪。幼いながらも美しい相貌。今は可愛らしさが表面化しているが、大人になるにつれて、可愛いとセクシーを両立したバランスの良い美女になるだろう。

 

「私も、この顔と身体は気に入っています。素敵な身体を下さってありがとうございます、創造主様」

 

「あー、いや、名前で呼んでくれる?」

 

「では衛斗様と。衛斗様も、私を名前で呼んでくださいますか?」

 

「ああ、イヴ。あ、そうそう、それと、恋人になってくれる?」

 

「もちろんです」

 

「……嬉しいの?」

 

「……そういう風に作られた、というのもありますが。明け透けと告白してくる辺り、真っ直ぐな人柄が分かって、第一印象は良いですよ?」

 

あ、そう。

 

 

 

まあ、大学で学ぶことなんてそうそうないよね。俺にはアカシックレコードがあるからな。趣味で解いた数学の未解決問題が話題になったり、マニアックな不治の病の治療薬を開発したりした。

 

それらが評価され、四年で博士号ゲット。

 

薬学で歴史が変わるレベルの天才として、『現代に蘇りしアスクレピオス』とあだ名されている。

 

助手にした、俺が創った、俺のことが大好きな女の子、イヴ・マーティン。

 

その子を助手にして、一流医大のワンツートップ。

 

え?ああ、俺は医療機器メーカーの開発やってたからね。

 

人体とかグロいの平気なのよ。

 

それに、人類最高のスペックで手先は器用だし。

 

一番効いたのはアレかな?

 

セレブ友達ということで知り合っていたアフリカの小さな国の総理の娘と知り合って、その子が手術成功率1パーセント未満の難病にかかった。

 

その子と懇意にしていた俺に話が来て……。

 

どうせ誰がやっても成功率1パーセントを切るならってことで、新薬の治験の名目で俺の新薬を試した。

 

そして俺は見事完治させ、それを聞きつけたマスコミが、史上最年少の天才医師と連日報道。

 

金髪イケメン、セレブの子と話題には事欠かないからな。

 

俺の名はすぐに全国に広まった。

 

平衛斗、十歳にして医学博士である。

 

 

 

それからは普通に仕事をした。

 

執刀し、新薬を開発し、助手のイヴとイチャイチャした。

 

十二になる頃には、筋ジストロフィーを完全に治す薬を開発して、医学史に名前を残した。

 

また、イヴには工学も学ばせ、医学用ナノマシンの原型を作らせた。

 

つまり、イヴの実績も上々ということだ。

 

あ、それと、趣味で始めたフェンシングの少年部での全国大会で優勝した。三回連続で。他にも武術やスポーツは一通りやったが、人類最高スペックの肉体を持つ俺からすればどれもチョロすぎる。個人的には杖術にハマった。杖は強武器。

 

イヴにも適当に格闘技をやらせた。空手の全国大会女子の部門で三回連続で優勝。でも西洋剣術が一番しっくりくるんだと。

 

あ、もちろん、エロいこともした。

 

最初は、自分で創った女の子とエロいことするのって、物凄く遠回しなオナニーでは?と思ったが、なんか、イヴの方からヤりたいって言ってきてヤった。

 

葛藤はあった。軽い気持ちで創ってしまったが、責任はとれるのかとか、そもそも許されないことなのでは?とか。

 

でもどーでも良いわそんなの。

 

イヴね、めっちゃ可愛いの。

 

全力で俺好みの女の子になるように創ったから、顔からスタイルから、ふとした仕草の一つ一つまで全部が全部可愛いの。

 

最近は程よくおっぱいも大きくなってきて、可愛く育ってきた。

 

性格も俺好みのクーデレで可愛いし。

 

と言う訳でイヴとイチャイチャしつつ、十五くらいまでアメリカで医者兼博士をやっていた。

 

だが、そうだな。

 

ハーレムが欲しい。

 

ついでに青春したい。

 

なので、日本の高校に通うことにした。

 

あ、イヴも連れてく。

 

黒髪ロング美少女でも探すっかー。




あー、書かなきゃならんの沢山だー。

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