ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ff7リメイクどうですか?

買うべきですか?


20話 ダンジョンの正体

俺、イリス、サルビアの三人でパーティを組んで、薬草摘みやらモンスター退治などで評価を上げて、サルビアが鉄級冒険者になった頃。

 

「ダンジョン、行かない?」

 

「良いんじゃ、ない、でしょう、か?」

 

「ザ……、イクスランド様のご命令ならば何でも!」

 

そういうことになった。

 

 

 

折角、迷宮都市なるところにいるんだから、ダンジョンに挑戦してみたい。

 

いや、戦いたくはないのだが、どんなもんなのかなと。

 

よく考えると、モンスターと直接戦ったことは、冒険者になってからはまだ、一度もないんだよね。

 

全部オートマトンにやらせてた。

 

折角だし、俺達でダンジョンを攻めてみるかなーって。

 

 

 

迷宮都市ルソンの冒険者ギルドは、少々特殊だ。

 

普通の冒険者ギルドでは、依頼を受けて、モンスターを倒して、モンスターの討伐証を提出して、依頼達成。

 

しかし、ここ、ルソンの冒険者ギルドでは、モンスターの討伐証を提出するだけで依頼達成なのだ。

 

それに、ここルソンにおいては、討伐証を持ってくるよりも、ダンジョンのモンスターを倒してドロップアイテムを集めて売った方が金になる。

 

故に、冒険者ギルドは、ドロップアイテム買取場と化しているらしい。

 

ダンジョンの最高到達深度は38階層だそうだ。

 

うん……。

 

まあ……、うん。

 

「あ、あの……、イクスランド様……?わ、私の見間違い、じゃ、なければ、ここ……」

 

「そうだね、このダンジョン……」

 

「「ファンシーパラダイスパークの大お化け屋敷ですね……」」

 

そう、ここ、位置関係的にどう見ても、世界最大級テーマパークの、『ファンシーパラダイスパーク』の目玉施設、『大お化け屋敷』なのだ。

 

確かに、ファンシーパラダイスパークの公式サイトの魚拓を漁ってみると、ファンシーパラダイスパークには、100階層ある人工ダンジョンが存在していることが分かる。

 

つまり……。

 

「古代アース人のアトラクションを、この時代のアース人は本物のダンジョンだと思って攻略してるのか……?」

 

む、虚し過ぎる!

 

ま、まあ、確かに、この大お化け屋敷……、通称、『ファンタジー迷宮』は、100階層を攻略するとなると、プロの軍人でも難しいレベルの難関ダンジョンらしいが。

 

ああ、もちろん、ダンジョン内部のモンスターは殺しにかかってくるぞ。

 

それもそのはず、かつての古代アース人には、『蘇生保険サービス』ってのがあってだな。

 

定額の保険サービスに入会していれば、作業員が死体を拾ってきて、蘇生してくれるってサービスだ。古代アース人の八割は、保険サービスに入会していたな。

 

だから、古代アース人は、命が安かった。

 

闘技場とかでガチ殺し合いしたし、殺人罪もあんまり重い罪じゃない。

 

と言っても、蘇生には割と結構な額が請求されるから、出来るだけ死なないようにしていたが。

 

そんな訳で、このような、人工ダンジョンを命をかけて攻略するのも、立派な古代アース人のアトラクションだったのだ。

 

しかし、あくまでもアトラクション。

 

古代アース人の特殊部隊や、高ランク冒険者、機動兵器……、素人でも武器次第なら、簡単に攻略できてしまうんだよなあ。

 

極論を言えば、ダンジョンなんて、外部からミサイルをぶち込めば消し飛ぶし。

 

 

 

そんなこんなで……。

 

「まあ、所詮お遊びダンジョンだから、楽しんでいこうか」

 

「「はい!」」「おう」

 

グリフォンのフレズも連れて、イリスとサルビアと、一緒にダンジョン攻略だ!

 

ダンジョンの中への直接転移は、ダンジョンのマスター権がなければ難しいらしいし、ダンジョン内で野営しながらの攻略になるだろうな。

 

さあ、行こうか。

 

「うお……、すげえ」「グリフォンだ……」「あんな薄着でダンジョンに……?舐めてんのか?」「あの男、手ぶらかよ……」「カバンも持たないでどうしようってんだ?」「運び屋も雇ってねえとかありえねえぞ」

 

うーん……。

 

やっぱ待った。

 

「作戦ターイム!!!」

 

「「はい?」」「なんだァ?」

 

「目立ち過ぎ!エラッタ入りまーす!」

 

この世界はファンタジー、あんまり近代的な格好をしていると怪しまれる!

 

と言う訳で格好チェンジ!!!

 

ついでに……。

 

「こんにちわ、皆様。執事型高機能アンドロイド、『アルフレッド・ガーランド』でございます」

 

俺のアイテムボックスから、俺の作った傑作執事型高機能アンドロイドを持ってくる。

 

アルフレッドは黒髪にヒゲの、すらっとした脚の長いナイスミドルで、白手袋に燕尾服姿。

 

だが、着替えさせて、厚手の黒コートに帽子、口を隠す黒布をつけた、狩人に仕立て上げた。

 

俺は、白衣とローブの合いの子のような、白い上着を着た魔法使い風に。

 

サルビアは胸当てに手甲、グリーブを装備して、中衛風に。

 

イリスはドレスっぽい鎧を着せて、前衛風に。

 

フレズは、全身に革の鞄や袋をくっつけて、運搬用です!みたいな。

 

よし、これで行こう!

 

「あの……」

 

「ん?どうしたイリス?」

 

「私の、服、これ、フェイス/ステイトナイトでは?」

 

「知らんなあ……、何のことやら」

 

「イクスランド様のは、ファイナルファンタジスタで、サルビアさんのは、モノノケハンターで、アルフレッドさんのは、ブラッディボーンです、よね?」

 

「知らんなあ!!!何のことやら!!!」

 

パクリなんてなかった、良いね?

 




僕はね、電ちゃんみたいなロリのまんまんをペロリたい気持ちだけじゃなく、高身長マッチョお姉さんの腹筋をペロリたい気持ちもあるんだ。


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