ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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忙しい。


54話 結婚

「「「え?マジで?」」」

 

「うむ……」

 

マジで?

 

ヴォルフが、ヴォルフが遂に!

 

「結婚するのか?!」

 

「うむ」

 

ヴォルフが、何かと仲が良かった後輩の女の子と結婚するらしい!

 

めでたいな!

 

「しかし……、この状況では、名目上……、ということになるだろう」

 

あー……。

 

そうか。

 

まあ仕方ないわなー、みたいな雰囲気。

 

と、そこに、シーマが言った。

 

「おい、ふざけるなよ貴様」

 

お?キレてるね。

 

怖ーい。

 

他人がキレる様を見てるのは面白いから止めないけど。

 

「惚れた女にウエディングドレスすら着せない気か?」

 

「しかし……、そんな余裕は……」

 

「黙れ。私はそういう腑抜けた男が嫌いだ。男なら、最低限の甲斐性を見せろ!!!」

 

ヴォルフの襟首を掴むシーマ。

 

「そうだそうだー」「もっと言ってやれー」

 

ヤジを飛ばす俺とアーニー。

 

「あんたらもだよ」

 

「「え?」」

 

あっ飛び火した!

 

 

 

えー……。

 

と言う訳で、ヴォルフの結婚式と、ついでに俺の重婚結婚式、アーニーの結婚式も行われることになった。

 

周りに転移スキルバレるじゃん!と思ったが、よく考えればバレてもデメリットがないことに気がついた。

 

なのでいっそのこと、盛大にやります。

 

ヴォルフ後輩にして花嫁たるフェイには、俺が権能の『輝くトラペゾヘドロン』で作った最高級ウエディングドレスを着てもらう。

 

輝くトラペゾヘドロンは、どんな物質にも変化する謎の黒い物質を召喚し操作する権能だ。

 

つまり、実質的に俺は無限の資源を持っているに等しい。

 

ヴォルフにも俺が作った最高のタキシードを着せてやる。

 

会場はヴァイスベルグの教会で、豪華な料理とウエディングケーキを用意して……。

 

リンゴーン、鐘を鳴らす。

 

泣きながら喜ぶヴォルフの母親。

 

ここ、ヴァイスベルグでは、ヴォルフとフェイの結婚式が行われていた。

 

当然のように、俺達、チームクズも出席。

 

披露宴会場でビュッフェスタイルで食料を提供。

 

それも、安物じゃなくって、俺の厳選素材で作った高級品ばかりだ。

 

酒も最高級品を集めてある。

 

当然、こんな高価なものをこのご時世にどうやって集めたのか?誰もが気になったが、俺達は黙して語らず、ただ、俺の好意で用意したということになっている。

 

どうやって?の部分の答えにはなってないが、俺の好意で用意したでゴリ押す。

 

ヴァイスベルグの人々も、久し振りに美味いものが山程食べられて大喜びだ。

 

ついでに、ヴォルフの母親に挨拶してくる俺達チームクズ。

 

「まあ……!ヴォルフのお友達?ヴォルフがいつもお世話になってます」

 

「「「ああ、いえいえ、こちらこそ……」」」

 

我々チームクズはクズではあるが、親友の母親に対しては普通に丁重に対応する。

 

流石に、友人の身内に対して威嚇してもメリットがない。

 

俺達は常識もマナーも知っているが、その上で、自分の邪魔になるならば常識もマナーもスルーできる人間だ。

 

俺達は自分が人間のクズだと知った上で割り切っている。

 

まあ、つまりは、やるときは躊躇わずにやるってことだな。

 

ヴォルフも身内には甘いが、やるときには躊躇いなく常識を捨てられるタイプだ。

 

だからこそ、このような崩壊した世界でも楽しく生きていられる訳だな。

 

さあ、ヴォルフの母親であるマリアンネさんに挨拶した後は、適当に騒ごう。

 

 

 

「ええ〜?僕も〜?」

 

アーニーも結婚した。

 

お相手は秘書のローラとか言う女だ。

 

アーニーの両親にも挨拶しておく。

 

ブーケトスもやる。

 

 

 

俺は日本で結婚式をする羽目に。

 

シーマ、揚羽、羚、昌巳、月兎との結婚式。

 

五回のケーキ入刀と五回のキスと五回のブーケトス。

 

なにこれ。

 

 

 

なにこれ?

 

 

 

「………………」

 

「「「お父さんお母さんありがとう!私、幸せになります!」」」

 

「たーくん大好き!」

 

シーマと馬鹿女四人の面倒をこれからも見なきゃならないのか……。

 

まあ良いや、切り替えていこう。

 

わざわざ作った天海街の教会で、身内を集めてパーティーをする。

 

もちろん、揚羽の親父、羚の親父、昌巳の親父にはぶん殴られた。

 

当然だな、娘が重婚だなんて。

 

甘んじて殴られるかと言ったら話は別で、全員にカウンター腹パンを入れておいた。義父を殴るとかヤバいんだが、俺はクズなのでそのあたりは気にしない。

 

そして……、俺達、チームクズは全員、種族がもう人間ではなく超越者になっている。

 

歳をとらないのだ。

 

となると、嫁が先に死ぬのは確定。

 

しかし、俺の嫁も、ヴォルフの嫁も、アーニーの嫁も、「夫を残して死ぬのは嫌だ」と言い始めた。駄々をこねるな、ぶっ飛ばすぞ。

 

よって、嫌々ながらに俺が錬金術で不老不死の霊薬である『アムリタ』を作成。

 

嫁に配った。

 

すると、全員、喜んでこれを服用し、種族を不死者にした。

 

全員永遠に夫について行くつもりらしい。

 

まあ、アレだな。

 

犬を飼ったと思っておこう。

 

 

 

 




人生の墓場へ。

展開どうしよっかなー?

今はハリアルシティの冒険者の閑話を書いてます。

今後は跡部総理迫真の土下座にてチームクズに高難易度ダンジョン攻略のお願いを出したり、だんだんと復興していく世界の様子を書きたい。

そこで、各国の冒険者が天海街に集まる描写を入れたいのだが、帰還勇者と被る。帰還勇者も、冒険者が日本に集まるシーンを書く予定なんです。

言い訳をすると、ポストアポカリプスダンジョンは、ダンジョンから得られる資材を活用しないと生きていけないくらいに人類が追い詰められており、その中でも必死に人々は生きているという話。天海街に集まった冒険者は、国の為、自分の為、家族の為に命がけで高レベルダンジョンに稼ぎに来ている。

一方、帰還勇者は、ダンジョンからの資材がなくとも生きられるが、政治的な理由で、ダンジョンを宝の山として考えて、攻略する。冒険者向けの学校とかできるローファンタジー。ダンジョン攻略はある種のエンターテイメント。

このように、真剣さの違いで差別化を図りたいと思っています。

また、ポストアポカリプスダンジョンは、主人公達チームクズは傍観、もしくは攻略者の立場ですが、帰還勇者では、主人公は傍観もしくはダンジョンの管理者側であるという違いもあります。



決して、俺がワンパターンな話しか書けない訳じゃないですよ?ええ、そうですとも。
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