「羚ー、アメリカ行かね?」
「何故?」
「アメリカのグランドサリーンってとこにケンタウロスとハーピィの集落が」
「大倉教授呼んでくる」
と言う訳でやって来ましたグランドサリーン。
「羽佐間さん!私は今、大変に興奮しているよ!」
人類学の教授、大倉教授と、その嫁のワーウルフ、賢人ルリャ。
そして、大倉教授のゼミ生の羚。
それと俺の四人で、ケンタウロスとハーピィの集落を調査する。
いや、本当は他にもゼミ生はいるらしいが、暇なのは羚だけなんだそうだ。
他のゼミ生はもう働いてるらしい。
このご時世に、人文科学なんてやってらんねーってこった。
一文の得にもならんからな。
ハリアルシティから車で三時間くらい。
塩の名産地、グランドサリーンにやってきた。
ここは現在、ケンタウロスとハーピィの部族に占拠されている。
まあ、このご時世に、占拠されていることに対して文句を言う人間はいないから、特に問題はないのだが。
さて……。
俺には今回ミッションがある。
病気無効のスキルがあるのを良いことに……。
ケンタウロスとハーピィを抱く!!!
ヤってみたい!好奇心!
さあ、ケンタウロスに話しかけてみよう。
このグランドサリーンはケンタウロスとハーピィが数千人はいる集落だ。
一人くらい、抱かせてくれる女がいるかもしれない。
とりあえず、そこら辺のケンタウロスに声をかけて回る。
そこで、大倉教授が……。
『すいません、少しお話を聞かせてもらっても?』
『構わないが』
ケンタウロス語でケンタウロスに話しかける。
どこでマスターしたんだろうか?
いや、これは言語翻訳のエンチャントされたアクセサリーを身につけているな?
なら、通訳はいらないだろうから、ほっとこう。
俺は俺で好きにしよう。
『ちょっと良いか?』
その辺の金髪ポニーテール美人ケンタウロスさんに話しかける。
『何だ?』
『この集落に色街のようなものはないか?』
『お前はケンタウロスやハーピィを抱きたいのか?変わった人間だな……』
『駄目なのか?』
『まあ、構わないが。人間と交配できないことはないんだ、実は』
ふーん?
『いや、子供はいらない』
『そうなのか……?子供を作らないのに抱くのか?』
『人間ではよくある話だ』
『そうか……、だが、となると……、少なくともタダじゃ駄目だな』
『食料、武具、スクロール、何でもあるぞ』
『ふむ……、ランスはあるか?メギドライトのものが好ましい』
権能:輝くトラペゾヘドロンで創り出す。
『おお、良いものだな!これなら、村の未亡人辺りを当てがっても良いだろう!』
『そんな決定権があんたにあるのか?』
『ああ、私は村長の娘だからな』
ふーん……。
『あんたを抱きたい』
『んん?ふふふ……、ならミスリルの魔剣でももらわないと、私の身はやれないな』
権能発動。
『これで良いか?』
『お前!これは……っ!!』
『は、初めてなのだ、優しくしてくれ』
『あおっ、おほおっ!んおおっ!』
『ああっ、腕は駄目だ、そんなっ、奥までっ!』
さて、ケンタウロスとはヤった。
馬の尻で勃つか心配だったが、どうにかなったな。
次は、ハーピィだな。
『良いよー』
良いらしい。
『ハーピィはメスしかいないから、男は足りてないんだー。最近は近くのハリアルシティの男に抱いてもらってるの』
ふーん?
となると……。
『子供は認知しなくて良いってことか?』
『そうそう、私達がテキトーに育てるから、セキニン?とかは特にないよー』
よし、やろうか。
『ぴゅい、ぴゅああ!』
『お兄さんの、大きいっ!』
『スゴイ、お兄さん、こういうのじょーずだね!』
いやー……。
最高だったな。
ハーピィはロリっぽいけど可愛いし声が綺麗で良い。
俺が楽しんでると……。
「………………」
無言で切れてる羚がいた。
「どうした?」
「浮気っ!」
「まあまあ、別に良いだろ?これも調査だと思えば」
「……酷い」
やめてくれよなー、愛人の分際で浮気がどうこうとかさ。
女はこれだから面倒なんだよな。
「義辰は、私が他の男に抱かれたらどう思うのか」
「別にどうも……」
「酷い……!」
だりぃなぁ、オイ。
「浮気したいならして良いぞ?その代わり、ガキこさえてきたら知らんがな」
「〜ッ!もういい!」
はー、めんどい。
ほっときゃ機嫌治るだろ。
放置だ放置。
なろうに転載、いつかやろうと思ってまだやってない。