ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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寒過ぎて内臓が爆発して死んだ。


90話 ロリババアエルフからのサブクエスト

女子高生は最高である。

 

女子大生でも良い。

 

 

 

学院は五年制である。

 

十五歳から二十歳まで通う感じだ。

 

その後、卒業して専門職になるも良し、学院に残って研究員になるも良しって感じ。

 

研究員は、明記はしないが、かなりの額の給金がもらえるそうだ。

 

まあ、それも俺の収入と比べると雀の涙ほどだが……、一般家庭基準なら、一つの家庭を作って、妻一人と子供を三、四人くらい養ってなお余るくらいの金はもらえる。

 

これはアレだね、学院で研究員をやるくらいの優秀な人は、たくさん子供を残してね!ってことよね。

 

うんまあ、ほら、資本主義ってそう言うもんだから。

 

弱くて愚かな人間は、隅っこの方で泥に塗れて畑でも耕す小作人になってろ!ってことだ。

 

世の中はそんなもん。

 

暫定首都長野でも、配給は最低限になって、労働を義務付けられるようになってるらしいよ?

 

できない奴は切り捨てる。何かおかしいか?社会ってのは昔からそういうもんだったろ?

 

 

 

さて……。

 

学院が始まったんだよね。

 

学院の建物は、俺が公共事業として、ポケットマネーを出して作らせた。

 

そして、学院自体は、去年の秋頃くらいからかな?それくらいには稼働していた。

 

だが、今回。

 

三月に、人間の生徒を募集する運びとなったのだ。

 

まーそりゃ、学院なんだからこう……、広く知識を拡散するために、生徒を集めるのは当然なんだよな。

 

その為、学生寮も用意した。

 

学生寮は、元からある学生向けマンションを改造したものや、近隣のマンションを解放して……、って感じ?

 

だがまあ……、今5月なんだけどさ、色々と問題が出てきてるんだよね。

 

ほらやっぱりさ、組織運営でもなんでも、実際にやってみないと分からない部分ってあるでしょ?

 

でもね、この、まだ生徒数も少ないこの初期段階で色々な問題が見つかったのは僥倖だよね。

 

問題があれば直せば良いんだから。

 

まあ……、俺は全く関係ない、喫茶店のマスターなんだけど。

 

でも、出資者として、ある程度は仕事しなきゃならんなー。

 

あー!働きたくねーんだけどなー!けど、学生の不満を解決してやらなきゃなー!あーつれーわー!大変大変ー!

 

うーん、なんだかんだ理由つけて、札束ビンタと適当な提案で仕事をした気分になり、ついでに学生共から崇められるのは気持ち良いだろうなー。

 

そんな邪念百パーセントで、天海学院の問題を解決していくことになった。

 

 

 

えー、まず俺は、学院長に会いに行った。

 

学院長は、この大学の学長だったおっさんだ。名前は忘れた。おっさんの名前なんて刹那で忘れちゃうだろ。

 

「すいません」

 

「ん?ああ、羽佐間さん!どうもどうも!今お茶を……」

 

「ああいえ、お構いなく。手土産も用意してこない客に茶など出さなくて良いんですよ」

 

「いえいえ、手土産は持ってきてくれているでしょう?この学院の抱える問題を解決するという大きな手土産を……」

 

あ、もちろん、あらかじめアポは取ってあるからね?何をしに来たのかはあらかじめ言ってある。社会人の基本だ。

 

「山吹色のお菓子を手土産に持ってくる出資者ですか。露骨ですねえ」

 

俺がジョークを飛ばす。

 

「はっはっは、別に恥じることじゃないでしょう?今回の、天海学院の問題も、全てが金で解決できる問題ですしね」

 

と学長。元も子もねえな。

 

「話が早くて大変結構。俺は余った札束で人を殴りに来た。貴方方は札束が欲しくてたまらない。おや?ロミオとジュリエットのような出会いですね?」

 

「しかし……、本当によろしいのですか?出資も羽佐間さんの提案も喜んで受け付けますが、そちらにメリットはないでしょう?」

 

「いやあ、富める者の喜捨ですよ……、と言ったら嫌味ですかね?実際問題、塩漬けの株やら国債やらが倉庫に収まりきらないほど溜まってるんですよね。もう金の使い所がないんですよ」

 

「ふむ……、まあ、我々は施される側ですから。施す側の羽佐間さんが問題ないと仰るなら構いませんが……」

 

さてさて、こんな感じで。

 

話は纏まったな。

 

さあ、問題解決に着手していこうか。

 

 

 

「という訳で、金を使いに来ました」

 

「おお!誠にありがたいのう!」

 

えー、こちらは、アジール・リリアーデ・テスタロッド氏。

 

エルフで、亜人局の局長と学院の副学長を務める。それだけじゃなく、大倉教授の組織した亜人研究会の副会長でもある、とにかくビッグなエルフだ。

 

年齢は三千歳を超えるが、外見はロリのロリババアである。とは言え、エルフ基準ではババアってほどでもないらしいが。

 

アジール氏は、INTの高いエルフの中でも特に抜きんでた知力を持ち、魔法の達人にして、レベル六十八の『賢者』である。

 

アーニーもレベル六十くらいの頃には賢者だったよな。

 

つまり、初期の頃のアーニーくらいに強いんですよアジール氏は。

 

あ、因みに言っておくが、俺はアジール氏のような見た目十歳児じゃ興奮しないから、ロリコンの人には謝っておく。アジール氏の濡れ場はないです。

 

そんなアジール氏は、今、この学院で起きている様々な問題により、頭を悩ませていらっしゃる。

 

解決して差し上げようじゃあないか。

 

 

 

余談。

 

「もしもし?お前らは学院に遊びにこないの?」

 

と俺が通話魔法を飛ばしたところ……。

 

『えー?僕ロリコンじゃないし、ロリエルフのお悩み解決とかモチベ上がんないわー』

 

とアーニー。

 

『む、お前が屑籠屋の仕事を任せておいて、今更別の仕事をやれと言うのはおかしいだろう』

 

とヴォルフ。

 

『怠いわ』

 

とシーマ。

 

なるほど、流石チームクズ。

 

『まあ、僕らは金はちゃんと出すから、その金でサブクエ解決してきてよ』

 

「ん、分かった」

 

そう言うことになっている。

 

 




ヴィンランドサガ、おもしれーなこれ。

前言ってた新作の異世界と地球行ったり来たりもので、異世界の文化レベルは十一世紀前後のイングランドって感じにすることとした。

途中で北方から来たハーフドワーフのヴァイキング風の発明家が仲間になります。

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