ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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サイバーパンク2077、クリアしました。


110話 一般通過冒険者のお話 その五

俺の名前は伊藤和雄!

 

レベル二十五の冒険者だ!

 

司祭の水樹、魔法使いの恵、騎士の暗子とパーティを組んで、仕事に励んでいるぜ!

 

今日は休日だから、暇潰しに街でもぶらついてから、風俗に行こうかと思ったんだが……。

 

「「「和雄〜!」」」

 

「うるせーよ!俺がどこ行こうが俺の勝手じゃねえか?!」

 

「うーっ!それでも、風俗だなんて!」

 

「そうですよ!フ、フケツです!変態です!」

 

「そ、それも、サキュバスなんだろう?人間は人間同士でだな……?!」

 

水樹、恵、暗子に捕まった。

 

何なんだこいつら?!!

 

「へっ、綺麗事を言いやがって!じゃあ何だよ?お前らがヤらせてくれんのかよ?!!」

 

「「「ふえっ?!」」」

 

あぁ?

 

「わ、私は、まあ、和雄がどーしてもって言うなら、しょうがなく……?しょうがなくよ!本当に!」

 

「私……、和雄と、なら。嫌じゃ、ない、です……」

 

「し、仕方ないな!お前がそういうならなあ?!」

 

え?

 

何これ?

 

え?

 

……え?

 

嘘だろ、勘弁してくれ!

 

「あ、あーっ!あそこに困っている人がいるなあ!!!ちょっと声かけてやるかあ!!!」

 

俺は、その場を逃れたい一心で、適当なことを言って離脱しようとした。

 

「和雄!話を逸らさないでよね!困っている人なんてどこにいるのよ?!」

 

ぐぬっ……!

 

やはり、口から出まかせじゃダメだったか!

 

「おおっ!助けてくれんのか?!天海街の冒険者って優しいんだな!」

 

「はぇ?」

 

う、嘘だろ?!

 

奇跡的に困っている人が居た?!!

 

これはチャンスだ!

 

この人に協力するという名目で逃げれば……って。

 

えぇ……?

 

「助かるぜぇ!俺ァー、長野から来た狼革戦士、木場狼慈(きばろうじ)ってんだ!よろしくな!」

 

身長2mはある、ムキムキマッチョの大男。

 

赤い髪を逆立てた、鬼のような顔をした強面だ。

 

「あひっ、ひゃあい」

 

「アンタらはこの辺の冒険者なのか?」

 

「そ、そそそ、そうです!なっ、水樹!」

 

「ヒェ……!は、ははは、はい!この辺の冒険者ですぅ!」

 

「名前は?」

 

「伊藤和雄でしゅう!」

 

全員でブルっちまってる……。

 

この人多分、威圧系のスキル持ってんなこれ!

 

で、制御がヘタクソ!

 

めちゃめちゃ怖えーーーッ!!!

 

しかも装備!

 

上半身ほぼ全裸で、バチバチに刺青とピアス!

 

まあそれは魔法的に意味があるやつだろうね、そういうのあるし。

 

そして、一本200kgはありそうな大斧を二本背負って、狼モンスターの革を被っている!

 

めっちゃ怖え!蛮族じゃねえか!!!

 

しかも、狼革戦士だと?!

 

ってことは、レアジョブの上位職!レベル三十超え!!!

 

レベルってのは冒険者の能力そのものであり、格の高さだからな……。

 

未覚醒の人間はレベル零、レベル五までは一般人の範囲内で、レベル五から十が駆け出しの冒険者。

 

駆け出しの冒険者というのはごろつき同然で、日雇いバイトみたいな仕事しかない。

 

障害者とかが、冒険者ギルドに寄せられた清掃とかの依頼を受けて、どうにか生きていく感じだ。

 

そして、レベル十〜二十が一般的な冒険者の範囲内。

 

天海街の周辺のモンスターが強いとはいえ、レベル十になってジョブチェンジすれば、雑魚モンスター狩りで生活が安定するはず。

 

一応、普通の会社員くらいは儲かるんだ。

 

そして、レベル二十を迎えると二度目のジョブチェンジを迎えて、かなり強化される。

 

レベル二十からは冒険者のプロだ。

 

会社役員くらいは余裕で儲かる。

 

そして、三十。

 

三度目のジョブチェンジからは、ベテランの領域。

 

スポーツ選手並みに稼ぐだろうな。

 

四十以上は、異名持ちの冒険者みたいな特別な存在のみが至れる境地だと聞く。

 

チーム廃棄物?ありゃ例外だ。

 

まあだから、レベル三十超えの男が前にいると、俺はビビる!

 

しかも俺、盗賊だぞ?!

 

正面戦闘でメレーに勝てる訳ないだろ!良い加減にしろ!!!

 

「宿もまだ決めてなくてな!どっか良いところはないか?」

 

「や、宿でしたら、近くのホテルニューアマミとかはどうです?」

 

俺達も、ニューアマミの上級ルームに住んでるし……。

 

「へぇ……、あのホテルか?スゴいねェ……!この街じゃまだ、文明がこんなに残ってるのか!写真を撮っておこう」

 

「へ、へへへ……、じゃあ俺はこれで」

 

「おっと、まあ待てよ。この街のことをもっと教えてくれないか?スレ民共は役立たずでなあ……。あ、また喧嘩してるぞこのアホ共!」

 

そう言ってスマホを弄る狼慈さん。

 

って、スレ民?

 

ってことは……。

 

「ひょっとして、狼慈さんって、『ぜろちゃんねる』やってます?」

 

ぜろちゃんねる……、チーム廃棄物が創り出した、新しいネットワークの機能の一つ。

 

電子掲示板、『ぜろちゃんねる』だ。

 

世界が崩壊して、インターネットは殆ど破壊された。

 

世の中のサーバールームとかもモンスターが駄目にした訳だからな、データはあまり残っていない。

 

そんな中、チーム廃棄物がスカベンジングして集めたサーバーの欠片から、新たに創られたのがこの、ぜろちゃんねるだ。

 

どうやら、ムンドゥスの愛人の一人がその手に詳しい人らしくて、その人とチーム廃棄物が中心に、電子掲示板、SNS、wiki、動画投稿サイト、ブログサイトの五つの機能のみを万全にしたインターネットサービスを無料で展開したんだよ。

 

まあ、この世界、娯楽とか全然ないからな。

 

やってない人はいないんじゃないか?

 

テレビももう機能しないし、国のニュースとかテレビ番組とかも全部動画投稿サイトで放送されてるぞ。

 

チーム廃棄物がこの世界の情報網のほぼ全てを支配している訳だ。

 

「おう!今、スレ立てしてるぜ!」

 

「そうなんですか……、あ、実名は出さないでくださいね?」

 

「おう!」

 

「でしたらそうですね……、駅前付近は市場がありますよ」

 

「市場?」

 

「はい。天海街の駅には、世界各国と繋がるワープゲートがあるんで。そこに外国人が青空市場を開き始めて……、段々大きくなって……、みたいな」

 

「へぇ〜っ!面白そうじゃねえか!」

 

「他にも、駅前には、冒険者用品店である屑籠屋ってところがあって……」

 

「おう、後で行ってみるぜ!」

 

「へへ、じゃ、俺達はこれで……」

 

「おい待てよ、折角だから連絡先を交換しようぜ!」

 

ヒェーッ!!!

 

お友達にされちゃったァーッ!!!

 




サイバーパンク2077のクリアにより、感動を抑えきれず、サイバーパンク学園ものの続きを書いています。

ぜっっったいに一般受けはしないんですけど、作者の僕には死ぬほどブッ刺さる性癖まみれの小説となっております。

タグ付けするなら、「オレツエー」「エロ」「グロ」「倫理観ぶっ壊れ世界」「ヤバい女」「オモシロ兵器」となっている感じ。

いや僕はね!本当はね!ブルアカみたいなのを書きたかったんだけどね!

でもやっぱり、撃たれたら血が出たりする方がエッチじゃないですか。

あとはほら、普段温厚なのにブチギレると化け物みたいになる女の子が僕の性癖なので……。旅人提督見てりゃ分かると思うんですけど、普段色ボケしたアホ女ばかりの艦娘が、キレると化け物じみた暴力性と残虐さを見せるのが可愛いので……。

暴言吐いてる女の子とか可愛いですよね〜!!!


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