ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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8話くらいスペースオペラ吐かせて❤︎

宇宙食について調べてたら、スペースオペラ書きたい気持ちがムクムクと膨らんできてしまったのだ。




13話 規模がでかいおうちデート

バネッサは結局、店を畳んで俺についてくることを選んだ。

 

滅茶苦茶乙女だからグイグイ攻めてなんとかキスまではできたが……。

 

その内抱く、ぜってー抱く。

 

 

 

エリー。

 

サラサラ栗毛のロングヘア、瞳の色はブルーで北欧系の顔つき。平均的な体型で胸はそこそこ(当社比)、穏やかで優しい性格の美少女。16歳。

 

マイア。

 

銀髪ショート、猫耳猫尻尾で金の瞳。ちっちゃくてぺたんこ。控え目で奥ゆかしい。13歳くらい?

 

バネッサ。

 

褐色肌赤毛巨乳姉御系美女。ウェーブのかかった赤毛をざっくりカットしてあるざっくばらんな髪型、ブラウンの瞳。そしてでかいおっぱい。大雑把で姉御肌だが、こと恋愛に関しては奥手。22歳。

 

うーむ、属性の違うヒロインが三人……、来るぞ◯馬!

 

こねーよ。

 

何も来てねえよ。

 

殺すぞ。

 

まあ、とにかく、美女三人、旅の道連れには贅沢過ぎる面子が揃った訳で。

 

また、女三人寄れば姦しいと言う訳で。

 

バネッサは、全力でマイアに抱きつく俺にちょっと引いていたり、エリーのお尻を撫でたり、バネッサのおっぱいを堪能したり……。

 

なんか色々あったんだよ。

 

つまり、日常パートだ。

 

 

 

さて、バネッサの勧誘直後の話なんだが。

 

「ね、ねえ、トーマス」

 

「何だバネッサ」

 

「この船はこんなに広いのに、これしか人がいないのかい?それも、ビスト人の子供が二十人だけ……」

 

バネッサに質問された。

 

「住人はこれだけだよ」

 

「船の職員は紹介してくれないのかい?」

 

「紹介しただろ」

 

「あ、ああいや、トゥエルブサインさん達じゃなくって、操舵とか整備だとか……、それとこれだけ広いなら清掃とか保安とかの人員は……」

 

「いないよ」

 

「……え?」

 

「言ったろ、12隻の宇宙船を十二人のトゥエルブサインで管理してるんだ、って」

 

「い……、いやいや!だってこの船は、ちょっとした惑星くらい大きいじゃないか!それを一人で管理だなんて……!」

 

あー?

 

「あ、そっか、言ってなかったっけ。トゥエルブサインは人間じゃなくてAIで、あの身体はサイバービーイング」

 

「サイバービーイング……?」

 

そこから説明が必要か。

 

「サイバービーイングってのは、要するに、義体のことだよ。コンピュータと生体パーツで出来たサイボーグみたいなもので……、実質は、十二宮それぞれのメインAI達の操り人形に過ぎないんだよね」

 

「って事は……、アタシに紹介してくれたトゥエルブサインは、ニセモノってことかい?」

 

「偽物ってか……、端末?」

 

「端末……」

 

「でも、肉体とAIが完全に同期してるから、殆ど人間と変わらないぞ。因みに性欲もあるっぽい」

 

「ええ?!AIなのにかい?」

 

「ああ、あいつらも自分のお気に入りの見た目と性格のサイバービーイングに、自分で作ったAIを載せて、一定の権限を与えた上で恋人のように振舞っているみたいだ」

 

「えぇ……」

 

「最初は人間の感情の調査のつもりだったらしいが、絆されたようだな」

 

「そんなこと有り得るのかい……?」

 

「まあ、愉快な仲間達だよ。あ、だからといって差別はしないようにな。俺はあいつらから見捨てられたら本格的に何にもできない無能だからな!」

 

それだけは胸を張って言える。

 

俺は一応、数年間の宇宙船操縦訓練や指揮、整備の訓練を積んだし、超能力と銃、格闘の訓練も多少はやったが……、宇宙レベルで見れば、俺くらいの奴はゴロゴロいる。

 

トゥエルブサインと言う最高の教師がいて、精々ちょっと優秀な軍人レベルなのだ。ぶっちゃけ、俺は才能がない。

 

トゥエルブサインに愛想を尽かされたら死ぬしかないレベルだ。

 

「それはもちろんだけどねえ……、にしても、この船の制御は全てAIとは……」

 

「おかしい?」

 

「ああ、そんな精度のAIはないよ。いいかい?機械がどんなに高性能になったって、最終的に判断するのは人間なんだ。なのに、トゥエルブサインはその最終的な判断すらしちまうんだろ?そりゃもう、人間と何が違うのかって話さ」

 

「そーなのかー」

 

成る程、そうなのか。

 

「まあ、あいつら、既に相手がいるから、惚れない方が良いぞ。それに全員趣味人だから、あんまり構ってくれないと思う」

 

「あ、ああ」

 

 

 

さて……。

 

愛人達とデートだ。

 

ネオアメリカのディスティニーランドへ。

 

ロボットのマスコットキャラ達が運営している。

 

もちろん、安全面は万全だし、アトラクションも規模も数倍だ。

 

「わあ!凄いですね!」

 

「綺麗……!」

 

「へー!こりゃまた豪勢なテーマパークだねえ!」

 

案内にディスティニーランドのマスコットキャラ、うさぎのミッフォイをつける。

 

『やあ!僕はミッフォイ!ふふっ!うさぎのミッフォイだよ!今日は魔法の国ディスティニーランドを楽しんでいってね!』

 

「「「か、可愛い!」」」

 

どうやらミッフォイ君は女性陣にウケたようだ。

 

ミッフォイ君に連れられて、お化け屋敷へ。

 

因みに、この宇宙にもお化けという概念はあるらしい。

 

バミューダ海域のような、悪霊が出て、入ると帰ってこれなくなるみたいな宙域もあるそうだ。

 

「ひええ!!!」

 

「あ、あの人、首がないですね」

 

「ひいー!!!」

 

おや。

 

バネッサが割とビビリなのはなんとなくそんな気がしてたけど、マイアは全然大丈夫だな。

 

「マイア、怖くないのか?」

 

「うーん、お化けって、ルーバーの夜の寒さや、飢え死にの危機よりも怖いものなんでしょうか?」

 

「あっ」

 

察した。

 

まあ、割と修羅ってるからなあ……。

 

ジェットコースター。

 

「「「わあーーー!!!」」」

 

おー、楽しんでる楽しんでる。

 

「面白いねえ!」

 

「怖くないの?」

 

「何で?安全が保障されてるんだから別に怖くはないでしょ?」

 

「故障してジェットコースターから投げ出されたら、とか考えないの?」

 

「いやいや、そんなレベルのアトラクション、怖くて乗れないよ」

 

成る程、技術力を信頼してるのか。

 

最後にパレードを見てから、白羊宮にワープ。

 

そんなこんなで愛人との逢引を楽しんだ後には……。

 

 

 

ベッドの上で仲良くしようか!

 

はい、仲良し仲良し、と。

 

「「「あ……、はあ、す、凄かった……」」」

 

凄く仲良しになりました、という話だ。

 




今週はスペースオペラやらせて……。

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