ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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一日三本更新のフルバーストで力を使い果たした作者!死が近い。

ところで俺、フランス書院のファンなんですよね。

今日はエロ小説を六本買いました。


16話 孤児院に突撃

まずは、連邦の孤児院を巡ることにした。

 

ここは、連邦の資源惑星群の近くのコロニー、一番から七番。通称『貧民窟』だ。

 

ここには主に、食い詰め者の日雇い労働者や、フェーザ人が押し込まれて、その日食うのにも困るくらいの生活をしている。

 

日本で例えるならあいりん地区、山谷、寿町みたいなノリだな。いや、治安も悪いし、どっちかっつーとスキッドロウやら三和人力市場って感じかな?

 

俺は、護衛兼秘書にビルゴを連れて、傭兵っぽいボディアーマーに身を包み、街を歩く。

 

流石に、スラムの人間もそこまでアホじゃない。

 

未来的な、スマートなボディアーマー兼強化外骨格の上に、綺麗な防弾コートを羽織り、サブマシンガン型のプラズマシューターと単分子カッターをぶら下げた男女に突っかかろうと思う奴はそうそういないだろう。

 

因みにこのボディアーマーは製品名を『ゼウス』と言い、うちのライブラが作ったボディアーマーのハイエンドモデル。

 

見た目は放射性降下物と言うよりは天使の輪っかっぽい感じのスタイリッシュなデザインだな。

 

パワーアシストとバリア、手のひらからレーザー、神経接続型のARターゲットマーカーにFCSと反重力飛行機能、ヘルメットを展開すれば酸素生成による呼吸も可能。慣性制御装置も内蔵している。

 

ビルゴも今日は、お気に入りらしい緑色の事務員っぽい服は封印。俺と二人で凄腕の傭兵ですよ、みたいな面で歩く。

 

「うわ、おい見ろよビルゴ。このコロニー、食料は栄養配合水とソイレントペースト、栄養バーくらいしかないみたいだぞ。マーキュリー計画の頃の宇宙食って感じだぜ。こりゃ俺達が培養食品を売れば大儲けだな」

 

「そう上手くはいきませんよ。商売とは、適切なマーケティングが大切ですからね」

 

「でも、調べた限りだと、食品衛生法はどこの国もそんなに厳しくないんだろ?検査機を料理にぶっ刺してピッ!それで数値に異常がなけりゃ販売許可!楽だろ?」

 

「しっかりと宣伝して、悪評に対処して、費用対策を考えて、製法の特許を取得して……、やることはたくさんありますよ?」

 

「うーわ、俺やだわー、そういうのはお前らがやってくれ。悪いけど頼めるか?」

 

「もちろん、マスターさんの命令ならやりますけど……、責任者はマスターさんなんですから、仕事はありますよ?」

 

ビルゴと、今後予定している培養食品の販売について話し合いつつ、スラムの孤児院に到着。

 

この辺の日雇い仕事と言えば、旧式の宇宙服を着て、ガタガタのロープに繋がりながら、これまた旧式の採掘道具で、近辺の資源衛星を削って、金属探しだ。

 

レアメタルなんかを運良くたくさん見つけりゃ、しばらくは働かなくて済むし、このクソッタレな貧民窟からも出ていけるかもしれないが……、そんな確率はほぼない。

 

フェーザ人を始めとする食い詰め者達が、死と隣り合わせの冷たい宇宙で石運びをする、この連邦の炭鉱奴隷だ。

 

まあ、ここに落ちぶれてきた食い詰め者のおっさんには用がない。

 

こんなところに落ちるってことは、大抵は、ここの外で相当なヘマをやらかした奴ばっかりだからな。つまりは救いようのないクズが殆ど。ざわ……、ざわ……、みたいな漫画の登場人物のようなクズを救おうとは思わんな。

 

しかし、そんな風に、何不自由なく育ったくせに落ちぶれたクズと違い、フェーザ人達は元から教育を受けていないのだ。

 

千年ほど前に惑星サリアンを人間に奪われてからと言うものの、徹底的に牙を抜かれ、教育を受けられず、こんなところに押し込まれている。

 

フェーザ人達には、最早この生活が普通なんだよ。

 

毎日、たった一本の脆い命綱に繋がれながら、いつ壊れるかも分からない宇宙服を着て、資源衛星を掘り返すのが彼らの「普通」の生活な訳。

 

まあ、可哀想だけど、全員助けようとは思わない。

 

だから、今回は、炭鉱奴隷などと言う消耗品の中から、炭鉱奴隷などにするには惜しいような才能を持つフェーザ人の子供を「引っ張り上げよう」という魂胆だ。

 

何様のつもりか?俺は神様のつもりでいるよ。

 

 

 

「すいませーん」

 

「はあい?」

 

孤児院の戸を叩くと、フェーザ人の女性が一人。

 

『病的に白い』などという言葉では形容しきれないくらいに、血の色が白いことが窺えるような白い肌。小さめの胸、痩せ細った身体。

 

ブラウンの瞳はくりっとして綺麗で、猛禽のような足はサンダルの上にある。

 

鳥の羽のような髪は、フェーザ人は孔雀青か孔雀緑だと言う。この、目の前の孤児院の管理者さんは、孔雀緑の髪(?)の女性だ。

 

黒いタイトなワンピースに、矢印マークの首飾りのようなものをつけている。

 

察するに、シスターだろうか?

 

この孤児院も、どことなく教会っぽい。

 

合成木材のあばら家だが、尖った屋根に下向きの矢印が生えている。十字架みたいなもんなんだろうな。

 

「ひ、ひぃっ!だ、誰ですか?」

 

怯えるシスターさん(断定)に対して、俺は営業部に派遣されていた頃に覚えたアルカイックスマイルを全力フルバースト!

 

「こんにちは、傭兵のトーマス・クライマーです」

 

「よ、傭兵さん……?」

 

「実は私は、これから傭兵家業で稼いだ金を元手に起業しようと考えていまして。その際の従業員に、こちらのフェーザ人の子供達を雇い入れたく思いまして……。率直に言えば、子供を引き取りたいのです」

 

「……え?」

 

驚いているシスターさんに、俺は言葉を重ねてやる。

 

「実は私は、かなり遠くの星系からやって来た異邦人でして。エキゾチックな雰囲気を持つフェーザ人を雇い入れ、彼らを従業員とした飲食店を経営し、それが成功すれば大規模な食品工場、工作機械、パワードスーツ、医薬品など、様々な分野に事業を展開したいと考えているのです」

 

「は、はあ、えっと、食べ物、ですか?」

 

「もちろんそれだけではなく、引き取ったフェーザ人の子供達には、全員に中等教育までを受けていただき、その後、本人の希望によって、高等教育や職業訓練などをします。そして、成績が優秀な子供には、小型の宇宙船を与えても良いと思っております」

 

「え、えと、それって、学校に行かせてくれて、頑張れば宇宙船をくれるんですか?!」

 

「ええ、もちろんですとも!当然、就学中の子供達には、一日三回の食事と、清潔な住居と衣服、週に二日の休日と年間150日の休日を与え、ある程度ならば嗜好品も提供します!怪我や病気はこちらの彼女が医師としてしっかり面倒をみると約束します!」

 

「えと、つまり、ご飯と家と着るものをくれるんですね!それに、お医者様まで!しこうひん?と言うのは?」

 

えっあっ、嗜好品の概念を知らない?か、可哀想!

 

「え、ええとですね、一日三回の食事の他に、追加で食事を提供して、16歳からは酒類の提供、他にも本や映画、おもちゃなどをお渡しします」

 

「ほ、本当ですか?!ああ、なんて素晴らしい……!」

 

「そう言う訳なので、こちらの孤児院の子供を引き取らせていただいてもよろしいでしょうか?」

 

「もちろんです!すぐに子供達を呼んできますね!」

 

警戒心ゼロかな?

 

ヤベーだろ……。

 




エロ小説のバックヤードを見たところ、ジャンルは主に、人外もの、催眠もの、近親相姦もの、ドM娘調教ものがメインでした。でも、一番好きなのは、「お姉ちゃんは3歳児」というエロ小説ですね。最近は「まものフレンズ」ってのが良かったです。今回は「召喚魔法でロリモン娘ハーレムがデキました!」っての買ったんだけどどうだろうか?ああ、読む時間が……。

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