ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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もうやだ。


11話 ウィギレス本部

湊、空、夏希、小春、道長はウィギレス所属。

 

芽衣はギルド所属。

 

無限はカードバトラー協会(?)に所属。

 

クラスの中では、その他五人がウィギレス所属。

 

その他五人がギルド所属。

 

残りは細々とした小団体に所属している。

 

この中で、戦闘が得意と言えるくらいに戦えるのは三十人中十二人ほど。

 

研究畑は十五人ほど。

 

残り三人は良く分からん。

 

因みに俺は良く分からんから良く分からん三人のうち一人だ。

 

まあ、魔法使いの平均値だな。

 

魔法使いと言えば、全体の半分は研究畑、その中でも戦いに力を入れているのは三、四割。どちらでもない怪しいやつらが一割ってところだから……、このクラスは人材の割合的にはおかしくない。

 

ふむ。

 

つまんねー!

 

もっとこう……、ろくでなし◯ルースみてえな感じにしろや!

 

だから俺が学校を引っ掻き回してやる。

 

「じゃあ、これからクラス全員で親睦会な」

 

「一応聞くけど、断ったら?」

 

芽衣が聞いてくる。

 

「その時は……」

 

笑顔で。

 

「明日の朝刊に二十九人の死体が発見されたと書かれるだろうな」

 

「「「「ヒェッ」」」」

 

 

 

穏便にクラス全員を連れて、ウィギレス本部に移動する。

 

各国に支部はあるようだが、ウィギレスの本部は日本にある。

 

何故か。

 

ボスのエレさんが日本大好きだからだ。

 

って言うか、基本的に、始まりの五人は日本にいることが多い。

 

日本は働くとなると地獄のような国だが、プライベートで遊ぶとなると、色々なものがあって良い国だ。

 

遊んで暮らしている始まりの五人が定住するのもおかしくはない。

 

基本的に、始まりの五人は、その時代の面白いところにいることが多いとのこと。

 

即ち、古代は文明できたてのバビロニア、色々な著名人がいた古代ローマ、そしてヨーロッパを中心に、近代では文明開化で色々な国の文化が入ってきた日本に引っ越してきた、という訳だ。

 

あの人らは国籍とか人種とか関係なく、色々な文化があるところが過ごしやすいらしい。

 

さて、念話魔法でエレさんを呼ぶ。

 

『エレさーん、俺。ウィギレス本部の部屋借りて良い?』

 

『どうしました、志導君?』

 

『クラスメイトと親睦会する』

 

『あらあら!それは良いことですね、部屋を開けるように指示しておきます。もうお友達がたくさんいるだなんて、志導君は偉いですねえ』

 

『それほどでもない』

 

よし、ナシはつけた、行くぞ。

 

 

 

さて、本部はもちろん、空間魔法で秘匿されている。

 

強力な防護魔法で、直接に転移することは俺でも不可能。

 

魔法的に要塞化している。

 

場所は、東京の秋葉原に入口がある。

 

秋葉原なら、観光に来る外国人やら、コスプレしてる奴など、色んな奴がいるから、魔法使いでも浮かないってことだ。

 

「えぇ……、志導君、本当にウィギレス本部の場所知ってるんですね……」

 

湊が言った。

 

「ああ、まあ、ウィギレスに知り合いがいてな」

 

「へえ、誰ですか?」

 

「ガチレズお姉さん」

 

「がちれず……?知らない人ですね?」

 

言えないなー、エレさんのことは。

 

 

 

ウィギレス本部の入り口は、秋葉原の喫茶店。

 

認識阻害で一般人は入らない。

 

カウンターにマスター(本名不詳)と、門番代わりの魔法使いが数人。

 

「おっすおっす」

 

「……え?誰?」

 

「叢雨志導だ。ウィギレスに遊びに来ると予約してある」

 

「え?叢雨さん、ですか。まあ、確認します……、あ、訪問予定者の欄に名前がありますね、どうぞ」

 

通される。

 

喫茶店のスタッフルームの扉を開けると……。

 

「おお……!」

 

城(和風)が。

 

エレさんは日本かぶれなので、江戸っぽい町と城下街にしたらしい。

 

因みに、本拠地については、師匠がヨーロッパ風の城、テンプスが中東風の城、インスがオフィス街と摩天楼、モートゥスが中国風の街と城。

 

エレさんは江戸城っぽいところに住んでるらしいぞ。

 

天皇陛下かな?

 

 

 

「おい……、ここ、幹部用の会議室じゃねえか……」

 

空が言う。

 

ウィギレスの面々はビビってる。

 

「まあ良いだろ、掃除するのはウィギレス職員だ、適当に使おうぜ」

 

と俺。

 

「お前最悪だなー」

 

「うるせえ」

 

さて……。

 

「湊」

 

「はい?」

 

「ウィギレスの内部事情とか話せ」

 

「え?えーと、社外秘です……?」

 

「んだと?」

 

「ぴいっ?!だ、駄目なんです!怒られちゃいますー!」

 

なんだとこの野郎!

 

「あー……、やめろやめろ!いじめるな!」

 

「やめなさい!」

 

「可哀想だろ!」

 

止められる。

 

「じゃあ、ウィギレスを見て回るか。資料室行こうぜ!」

 

「お前、どっかのスパイとかじゃねえよな?何でそんなにウィギレスのことを知りたがる?」

 

「好奇心」

 

「嘘だろお前……」

 

 

 

折角なので、ウィギレスの面々に無理矢理本部を案内させて回った。

 

図書館は立ち入り禁止区域に良い本が結構あった。

 

『エレさーん、禁術の魔導書借りてって良いー?』

 

『良いですよー、読み終わったら返してくださいねー』

 

許可も取ったので、五十冊程借りる。

 

後は適当に見学して……。

 

「ここが実験場兼グラウンドです。戦闘訓練はここでするんですよ。凄く教えるのが上手い先生がたくさんいて……、あ、でも、志導君は十分強いから、必要ないかな……?」

 

と湊。

 

ふむ。

 

「こんにちはー、道場破りでーす」

 

と呼びかける。

 

「ははは、面白いね」

 

っと、男一人が前に出る。

 

金髪の剣を持った男だ。

 

「誰だ?」

 

「人に名前を聞く前にまずは自分から名乗るのが礼儀じゃないかね?」

 

「じゃあ良いわ、お前の名前になんぞ興味ないし……」

 

「………………私は『エレメンタルダスト』の副代表、『魔法剣士』、ミリアム・クラースだ」

 

「いや、興味ないって」

 

何で名乗ったんだ、興味ねえって言っただろ。

 

「今日の魔法測定、私も見ていたよ」

 

はあ。

 

「あの『四雷』を隙をついたとはいえ一撃とは……、恐ろしい才能だ」

 

「そうかい」

 

「だが……、君は驕っている。君のような奴は、大抵碌でもないことをしでかすのだ」

 

ほー。

 

「吐いた唾は飲み込めねえぞアメ公」

 

「私はイングランド出身だ!」

 

剣を振るって襲いかかってくるアメ公。

 

「『物質生成:剣』『並列処理』『多重化』『回転』……、『射出』」

 

「ば、かな!!!それは……、器物魔法の奥義、『ブレードダンス』?!!!」

 

これはインスに教えてもらった魔法だ。

 

簡単に言えば、刃物を作って飛ばす魔法。

 

刃物を作る器物魔法と飛ばすための運動魔法をある程度使えないと駄目なんだが、あまり難しい魔法じゃないからな。

 

「だが甘い!『エレメンタルバースト』!!!」

 

やべっ。

 

「『空間固定』『空間反転』」

 

「何?!!」

 

「駄目だなぁ、デカイ攻撃するなら、空間魔法対策を術式に組み込まなきゃ」

 

「ぐ……!!『エレメンタルコンバート』!!!」

 

四大元素を魔力に変換して吸収したのか。

 

面白えな、真似しよう。

 

「『ラピッドファイア』!!!」

 

「こうだろ?『エレメンタルコンバート』」

 

「わ、私の魔法を、見ただけで……」

 

何言ってんだ?

 

「真似されたくないなら隠蔽と認識阻害を術式に組み込めよ」

 

「お、おおお!!!『加速』『超力』『風切』!!!」

 

お、次は物理で来るか。

 

「『セフィロトドライブ』即時解放」

 

一秒だけセフィロトドライブの第十セフィラを解放する。

 

隠蔽と認識阻害マシマシだから、普通にセフィロトドライブを解放するよりも何倍もバレにくい。

 

「速……?!」

 

はい、全治四ヶ月。

 

 

 

血を吹き出しながら痙攣するアメ公。

 

おーおー、痛そうだなー。

 

「き、貴様ぁ!よくもミリアム様を!!!」

 

「生かして返すな!!!」

 

「殺せ!!!」

 

ウィギレスの連中に大歓迎されてら。

 

「あわわ……、し、志導君、なんてことを……」

 

「あー……、やり過ぎだろ、常識的に考えて!」

 

「やっちまったねえ……」

 

んー?

 

「おうお前らァ!ウィギレスの皆さんが訓練してくれるってよぉ!行くぞオラ!!!」

 

「「「「貴様らも敵か?!!!」」」」

 

「「「「違います!!!!」」」」

 

「そうだ!全員かかってこいやぁぁぁ!!!!」

 

 

 

取り敢えず、ウィギレス道場は更地になった。

 

あー、暴れた、暴れた。

 

気持ち良かった。

 




暑いし。
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