ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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帰還勇者の書き溜めが多いんで帰還勇者の放出をしてるんですが、他のが書けてないとは言ってない。


53話 帰還勇者の日常

「ははは、笑える」

 

慌てふためくアメリカを、遠見の魔法で見ながら、TENMAのビーフジャーキーを齧りつつ、ビールを飲んでいる。

 

いやー、なんか大変そうだなー。

 

まあ、俺には関係ないからな。

 

さて、積んであるスチイムのゲームでも消化するかー。

 

 

 

っと、もう夜中だ。

 

寝よう。

 

寝室に入ると、俺のベッドでルシアとレイラが寝ていた。

 

「んぅ?」

 

「レイジ?」

 

「おう、俺も寝に来た」

 

「んー」

 

「お隣どうぞー」

 

「うい」

 

俺は、キングサイズの倍はあるドデカベッドの上にいる、ルシアとレイラの間に入り込んで寝た。

 

 

 

昼前の十一時ぐらいに起きる。

 

「あー」

 

ルシアとレイラはいない。

 

あいつらは朝早いからな。

 

隠居してるんだから昼まで寝てりゃ良いのによ。

 

「顔洗ってこよう」

 

転移で洗面所に行って、顔を洗う。

 

『クリーン』で綺麗にできるが、何となく朝は顔を洗いたい。

 

「んぁー、飯どーすっかなー」

 

取り敢えず、ツブヤイターを開いて、書き込む。

 

『おはござまーす』

 

『遅いよ!』

 

『おはです』

 

『おはよう』

 

ツブヤイターのみんなに朝の挨拶をしてから。

 

『急募、昼飯のメニュー』

 

と書き込む。

 

『埼玉の麺屋くれないの背脂豚骨ラーメンマジうまです』

 

『沖縄のステーキハウスジャックおすすめだよ』

 

『マスバーガーの新作の月見ベーコンチキンバーガー美味いから食べてホラホラホラ』

 

色々とおすすめされるので……。

 

『厳正な審査の結果、沖縄のステーキハウスに行くことになりましたん』

 

『沖縄は、パンプキンハウスってところのかぼちゃサーターアンダギーもめちゃくちゃ美味いから、嫁さんへのお土産におススメします』

 

『塩ちんすこうの素朴な味わいこそがナンバーワンなんだよなあ』

 

『マンゴープリンが最強やぞ』

 

『良いね、買って帰ります』

 

ということで、沖縄へ転移。

 

ステーキハウスはーっと、おお、空いてるな。

 

「すいませーん」

 

「はーい、お一人様ですね?」

 

「はい」

 

「ってあれ?!魔法使いの鎧嶺二さんですか?!」

 

「あ、はい」

 

「わー!後でサイン下さい!」

 

「構いませんよ」

 

「あ、お席に案内しますね、カウンターでよろしいですか?」

 

「はい」

 

「禁煙席でもよろしいでしょうか?」

 

あー。

 

「まあ、長居はしないんで、禁煙席で大丈夫です」

 

「ありがとうございます、ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」

 

んー。

 

色々あるから迷うな。

 

だが、俺は肉を食いに来た。

 

肉が食いたい。

 

血の滴るようなレアなステーキをだ。

 

「すいませーん、サーロインステーキの五百グラムと、シーザーサラダ、ガーリックライス、コンソメスープとうみんちゅビールで」

 

「焼き加減はどうしますか?」

 

「レアで」

 

「ソースは?」

 

「んー……、オススメは?」

 

「当店自慢のオリジナルオニオンソースが美味しいですよ!」

 

「じゃあ、それで」

 

「はい、ご注文を承りました!少々お待ちください!」

 

そして、待っている間は、ツブヤイターとスマホゲーで時間を潰す。

 

「おまたせしましたー!」

 

お、早いな。

 

「いただきます」

 

ステーキうめー!

 

肉うめー!

 

 

 

「サイン、ありがとうございます!またお越しください!」

 

「はい、ご馳走さまでしたー」

 

よし、帰りにサーターアンダギーとちんすこう、マンゴープリンを買って、と。

 

……サーターアンダギー美味そう。

 

「よし、デザートに一つ……、って、ああ!」

 

「んー、おいひい!」

 

俺の後ろから転移してきたテレジアに、サーターアンダギーを奪われる。

 

「この野郎てめえ」

 

「え?どうせ私にもくれる予定だったんでしょ?」

 

「そうだけどよ」

 

「なら良いじゃない!ねえ、私、水族館に行きたいわ」

 

「んー、まあ、良いぞ」

 

テレジアと二人で水族館を回る。

 

 

 

「中々楽しめたわね」

 

「そうだな」

 

そんなことを言いつつ、ペンギンショーを見てから帰宅。

 

中々に楽しめたという言葉に反して、デカいペンギンのぬいぐるみを抱えてにやけているテレジア。

 

可愛いな、こいつ。

 

「ペンギン、私も欲しいわ。良い堕落っぷりだったもの……。あの、人間に飼われなきゃ生きられない弱さ!失った野性の力!可愛いわぁ……」

 

アッ違った、乙女チックなアレではなく、普通に悪魔的なアレだった。

 

そんなテレジアと別れて、デモンズネスト内を見回る。

 

どーん、遠くで爆発音。

 

「んー?」

 

遠見の魔法。

 

『ははは!良いぞ!ウルティマドラゴンは狩り甲斐がある!』

 

グロリアが生命創造装置で作ったモンスターと戦っていた。

 

まあ、それはいいか。

 

あんまり魔力リソースを使い過ぎないように、週一にしてるみたいだしな。

 

っと、そういや今日は日曜日か。

 

となると、そろそろ食堂に行かなきゃな。

 

 

 

「来たぞー、晩飯何ー?」

 

「ドラゴンハンバーグ、バジリスクの炊き込みご飯、異世界魚のカルパッチョと、和風サラダ、他にも色々なのじゃ!」

 

日曜の夜は、全員で集まって食事することになっている。

 

「「「「いただきまーす!」」」」

 

んおー、飯うめー!

 

「カエデはまた腕を上げたな」

 

「えへへ、凄いじゃろ?」

 

「おう、凄い凄い」

 

さて、食った後は、みんなで風呂に入るか。

 

「「「「あー」」」」

 

あったまるー。

 

「へへへ、イルルさんよお、良い乳してんじゃねえか」

 

「何よその絡み方」

 

イルルの乳を揉む。

 

「むー、ほら、僕のおっぱいも触って良いよ!」

 

エスメラルダが言った。

 

「揉むほどないじゃん」

 

「がーん!」

 

「では、私はどうでしょう?」

 

アニエスがしなだれかかってくる。

 

「おー、アニエスは大きいなー」

 

堪能する。

 

 

 

風呂上がり。

 

「うーし、酒でも飲むかー」

 

「「「「はーい」」」」

 

アウレーリアがビールを飲む。

 

「っぷはあ、美味しいわー」

 

オリヴィエがワインを飲む。

 

「ん、この世界のお酒、そこそこいける」

 

ベータが……、ちょっと待て!

 

「それ工業用のメチルアルコール!!」

 

「美味しい、よ?」

 

ま、まあ、お前がそれで良いなら構わねえけどよ。

 

さて、今日は早めに寝るかー。

 

ん?

 

「レイジ様……」

 

「おや、どうしたのかなー?エリーゼちゃーん?」

 

「わ、分かっているでしょう?」

 

「エリーゼの口から言わせたい」

 

「い、意地悪なお人です!……伽をしにきました❤︎」

 

OK、やろうか。

 

避妊魔法よーし、前戯よーし。

 

「あ、ああっ❤︎」

 

 

 

……ん。

 

やりまくって、気付いたら寝てた。

 

今は、朝の十時か。

 

エリーゼもダウンしてる。

 

「エリーゼ、おはよう」

 

「ん、お、おはようございます」

 

「昨日は良かったよ」

 

「あ、はい❤︎」

 

さて、飯にするか。

 

ツブヤイターを開いて、と。

 

 

 

 




今、帰還勇者はちょっと詰まってるので、書き溜め放出後は別なの書きます。

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