……死亡フラグでしかねえ!どうやっても死ぬ運命しか見えないんで書かにゃい!
夏だー!
近場の海に行き、嫁と海水浴を楽しんだり、川へ行き釣りを楽しみ、山へ行きハンティングを楽しみ……。
夏のアクティビティを楽しむ様を見せつけるかのように動画配信している。
今は、民宿勇者の名義で、値段の割に量も多くて美味い海の家を、静岡の砂浜に出していた。
いやほら、海の家の焼きそばって肉が少ないだろ?あのケチケチした感じがいただけないんだよな。味は濃くて、夏の海で汗を流し、塩分を失った肉体には最適なんだが。
俺も料理はできるが、カエデやメイドの方が圧倒的に上手いので、お任せしている。
あっちの世界では、みんなで海で遊んだ記憶なんてないな……。
だから、たくさん思い出を作ろう。
途中、アニエスがナンパされたりもしたが、強そうな俺とグロリアが前に出ると、大抵はビビって逃げるので問題はない。
俺の身長は184cm、グロリアに至っては218cm。
どちらも筋肉ムキムキで、人を殺してきたかのような(実際に何度も殺したのだが)顔をしている。
チャラチャラした連中はビビって逃げる。
誤解のないように言っておくが、俺は別にチャラチャラした……、今時に言えばウェイ系、DQNというのだろうか、そういう連中が嫌いな訳ではない。
彼らはああ見えて、上下関係がしっかりしていたり、頭は悪くとも他人と積極的にコミュニケーションをとれる存在だ。
むしろ、森人族であるアニエスにだろうと、見た目がいいという、ただそれだけの理由で積極的に話しかけていく姿勢、チャレンジ精神は良いことだろう。
多少頭が悪くとも、人と話せない奴よりかはマシだ。
コミュニケーション能力は、ありとあらゆる職業で重要視されるからな。
ぶっちゃけた話、俺のように知識はあるがコミュニケーションを取るつもりがない、もしくは取れない奴よりは、馬鹿だが誰とでも仲良くなれる奴の方が、社会に適合していると言っていいだろう。
と、このように、トラブルを避けながら、夏の思い出を作っている。
俺はあくまで隠居しているだけなので、殴り合いの喧嘩だなんだというのは起こしたくない。
特にバトル展開はなく、平穏な夏休みを満喫している。
やはり、隠居してよかった。
毎日、とても楽しい。
失った青春時代をやり直す……、そんな感情がどこかにあるのかもしれない。
そんな、夏のある日……。
「あ、地震だ」
おお、十年ぶりだ。
異世界では地震が起きたことがほとんどなかったらしい。
少なくとも、俺がいる間に地震はなかった。
「デカいな」
かなりの揺れだ。
震度3くらいだろうか?
今は静岡で飯を食ってたんだが。
あ、いや、違うわこれ。
「初期微動か」
その瞬間、馬鹿みたいな地震が起きる。
普通の人間なら立っていられない、家屋が倒壊するレベルの地震だ。
震度6強ってところか?
おーおー、ビルが倒壊してるわ。
すげー。
呟いとこ。
『静岡地震なう』
っと。
お、リプきた。
『避難して下さい!』『津波が』『震度6強で』などなど、ひっ迫した様子。
ほーん。
これ、結構本格的にやばいやつみたいだな。
今は、沖の方にいるんだが、デカイ波が迫ってきてるのが見える。
このまま、波が直撃してこれば、ビーチにいる夏の浮かれポンチ共を中心に、街の中の人々も攫っていき、溺死させるだろう。
となると……。
「俺が今行ってきた、下田の金目鯛の煮付けが最高に美味い、『飯屋たいへい』も閉店してしまう訳か」
それは困るな。
俺は、迫り来る15mの波の前に立つ。
「『ウォーターボール』」
取り敢えず、海の水だけをごっそりと持ち上げる。
津波をウォーターボールにした。
そして、それを、適当に100kmくらい先の無人海域にばらまく。
よし、これで津波は大丈夫だな。
「「「「お、おおおおおおお!!!!」」」」
「凄え!!!」
「助かった!!!」
「魔法使いのお陰だ!!!」
歓声を無視して、俺は飯屋たいへいに戻る。
「おばさん、大丈夫でしたか?」
「だ、大丈夫ですよ、で、でも、店がめちゃくちゃで……」
ああ、良かった。
おばさんが無事なら、またあの金目鯛の煮付けが味わえるな。
「営業はいつ頃からできそうでしょうか?」
「ええと、この地震で街がめちゃくちゃで、いつ再開できるかは分からないわねえ……」
そうか……。
まあ、災害直後に、この店いつ再開します?と聞いても分からないか。
金目鯛の旬は冬らしい。
それまでには再開して欲しいのだが……。
「ともかく、お店を片付けて、家も片付けて、建て直して……」
「いや、それより、避難した方が良いですよ。えーっと……」
ネットニュースやツブヤイターを見る。
下田の市民体育館が避難地になったみたいだな。
「下田体育館が避難地みたいです。とりあえず、通帳とか、印鑑とか、大切なものを持って移動しましょう」
「で、でも、お店が……」
「まあ、さっきは、いつ営業を再開できるかとは聞きましたが、まずは避難しましょうよ。おばさんが怪我したりすれば、店を再開するのも遅れますからね」
「そうねえ……、うん、取り敢えず避難するわ。買い出しに行っている旦那と息子が来たら、すぐに移動するわ」
「では、また今度、嫁と一緒に来ますから。さようなら」
「ええ、またいらっしゃってね」
まあ、店はほぼ倒壊してるし、これを機に閉業……、なんてこともあり得るだろうな。
だが、たいへいはかなりの人気店だし、おばさんと旦那さんもまだ四十そこら。
聞いた話によると、高校生の息子さんが店を継ぐと言っているらしいし、潰れる可能性は低い……、と思いたい。
さて。
被災した人々には悪いが、俺はユウチューバーだ。
ネタにさせてもらおう。
どの道、他のユウチューバーも、ここぞとばかりに大金を募金するだろう。
クズなら、直接被災地に出向いて撮影しまくるのかもな。
だが、俺はどちらでもない。
俺は俺のやり方で行かせてもらう。
現在の静岡は、道路がひび割れ自衛隊の到着が遅延している。
地面がひび割れたということは、地面に埋まっている水道管も壊滅。
有線のネットワークも駄目だ。
また、電柱が倒れ、電力の供給も停止。
当然、物流も死んでいるので、水や食料もない。
その上、今は真夏で、暑さへの対策も必要だ。
そして更に、ガス漏れと爆発による街の破壊。
例によって、極限状態故に湧いて出る空き巣やらなんやら。
これらを想定した上で。
「俺の動画のネタにしてやる」
好きにさせてもらうことにした。
今はスペースオペラが書けてますねえ!
あとポストアポカリプスダンジョンも書けてますねえ!!!
ポストアポカリプスダンジョンのプロットを一応公開しときます。
冒険者制度の設立。人類は、滅亡していなかった!(北斗)
政府は首都を長野県長野市に移行、暫定政府長野の成立。穀蔵地域新潟、亜人保護区東北、中国四国はダンジョンのエネルギーが溢れ出て森、火山、氷河、毒沼へ。一部住民がエルフに保護される。関西、在日朝鮮人、在日中国人に支配されて、暴動が怖いので政府が支援物資を送る。九州、優秀な冒険者がたくさん、北海道、冒険者の数がたくさん。そんな中、関東は一番モンスターが強くてダンジョンも多い激戦区に。なので、日本各地から冒険者が集まる。
三人の女学生ヒロイン、そして友人兼ヒロインのロシア女、更に、新たに、会社の元社員であるスーパーハッカーの陰キャ虐待児ガイジ女追加。三人の女学生ヒロインとガイジ女はパーティを組んで近隣のダンジョンで冒険者活動、主人公ニキの愛人チームを名乗る。主人公ニキ「なにそれこわい」
主人公ニキ、週に三回のペースで喫茶店を開き、週に一回のペースで超高レベルダンジョンのモンスターが漏れ出さないように間引きし、週に一回のペースで魔法薬作りに励む。レベルは90を超え、アメコミのボスキャラ並のトンデモステータスになる。
冒険者ギルドに定期的に現れ、魔法薬を売り捌く主人公ニキ。そんな主人公ニキは、冒険者からは、冒険者の聖地天海街で最もヤベーやつ、アンタッチャブル、触れ得ざるものと恐れられている。しかしそこに、この街で今ブイブイ言わせてる冒険者、薩摩マンが喧嘩を売ってくる!だが、格の違いを見せて、「やっぱりアイツやべえ」と冒険者達をビビらせ、それにより、余計な接触を防いでいる。
愛人とデート。崩壊世界のアクティビティを楽しもう!新開発の雷魔石による発電機でゲームセンターの復活、未成年飲酒、4Pセッッックス!(カミーユ)
半年経過。城塞都市にして、日本でも屈指の豊かさと安全がある、冒険者の聖地「天海街」。スカベンジャー達の立ち寄る通商都市にして、安定して食料が供給されるコミュニティ、「ハリアルシティ」。モンスターとの共存と、ドワーフとの共存により、高品質の武具がある工業都市、「ヴァイスベルグ」はそれぞれ、世界屈指の大都市として認識されていた。
そこに、各国の政府が目をつける。国内の高レベルダンジョン攻略の「命令」だ。
笑顔で拒否。
そんな中、ヴォルフが遂に、後輩の女と結婚することに。となると、チームクズと言えども、友人の結婚式には出席したい。クズだが、友人の結婚式くらいは出たいでしょ。と言うわけで、チートバレ覚悟でヴォルフの結婚式に出席、ヴァイスベルグへ転移。
はい!そうですね!そりゃそうですわ!各国にチートバレ。再び、ダンジョン攻略やその他諸々の「命令」が届く。
笑顔で拒否。
チートバレしたならしょうがねえな、ってとこで、大々的に遊び始める。お互いに、お互いの街へ転移しまくって、ほぼ毎日顔を合わせるように。
各国政府はチームクズに対して監査隊を派遣し、聞き込みなどで情報を調べ上げ、主人公ニキに物質生成、アーニーに完全な死者蘇生と若返り、ヴォルフとシーマに国家転覆レベルの武具の製作が可能であることがバレ、更に激しい「命令」がくる。
笑顔で拒否。
共産主義者の一部のアホが暴走し、チームクズを激しく非難する。これにより、チームクズの身内が怖がる。
めんどくさいので全てを蹴散らしながら各国の首都に侵攻、首相に不干渉を約束させる。
各国は、行き過ぎた共産主義者とその支持者を冷遇し始める。この期に及んで他人の足を引っ張る無能なゴミには皆愛想が尽きている。貨幣制度はある程度復活しているし、アメリカやドイツでもコインを使った貨幣活動はあるが、基本的には、一般人は配給制で生活していた。だが、サボっているクズと真面目に働く人の配給の量は同じ。これはおかしい。確かに冒険者達は、命をかけて戦っているから、配給の上に金銭を得て良いものを食べていてもおかしくないが、一般通過農民は配給生活。オラ達、頑張って畑さ耕してんのに、サボり野郎と飯の量が一緒だべ、おかしいべ。
各国で共産主義者と言う名の寄生虫を追い出せと人々が叫ぶ。
そんなことは全く関係ない主人公ニキ、超越者として寿命ぶっちぎって人外になったので、各方面から羨望の声が。以降、自分達の愛人には不老不死薬を飲んでもらうことに。
共産主義者、それをどこからか聞きつけて現れる。
笑顔で拒否。
共産主義者の暴れっぷりで評判の低下が凄いことに。
冬到来。燃料の不足、除雪の滞り、雪の中の遭難者を探す人手の減少。雪が降らずとも、冬とはすなわち「死」である。各国は、崩壊世界初めての冬に大慌て。なお、チームクズは東北で雪合戦してかまくら作って餅焼いて鍋食べてる。
正月などの行事を楽しんだ後、あっという間に春。世界崩壊から一年。
各国は、冬の間にまとめた、自国の新たな人事を発表。それは、野党や共産党をあからさまに排除し、与党と軍部までもが政権に食い込んだ軍事政権であった。当然野党は騒ぐが、各国の首相は、軍事政権じゃなきゃむしろヤバイと宣言。また、配給の割合も減らし、農民にも働きに応じた金銭を支払うようになり、働かない奴はその日暮らしすらできなくなっていく。
配給を減らしたことにより、野党、共産党、働く気のない在日アジア人、各国の移民などは暴れ始めるが、ダンジョン攻略により力を得た軍部が簡単に制圧。暴徒として暴れ始めたなら、捕まえて本国に返してやろうと言うことに。
もちろん、移民を送り出した側はこれを拒否する。なので、暴れる移民は、違法滞在者扱いされ、配給を切られる。
そんな風に世界が荒れている中、我らがチームクズは……!ヒロインの一人のガイジ女の協力の下、elona的なローグライクゲームを開発していた!!!
雷魔石バッテリーが一般化しているので、それを使ったスマホ・パソコン両方に対応するタイプのローグライクゲームを作ったのだった。たのちい!
とりあえずここまで。
あくまで仮のプロットなので、大胆なプロット変更もありますねえ!