ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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メガテンss、設定考察で頭おかしなるで。


62話 訪英

あー、亜人達のいる国へ帰りたい……。

 

でも、異世界転移するにも、異世界の座標が分からんからなあ……。

 

まあ、本気で演算すれば、デモンズネストをフル稼働させて十年くらいで……。

 

けど、基本的には、日本の飯の方が舌に合うし、本とかはこっちの世界のも面白いしな。

 

うーん、何とかして恒久的に異世界と行き来できるようになんねーかな?

 

でも、異世界転移のエネルギーソースも割と馬鹿にならないしな……。

 

一日に何回も、複数人で異世界に行き来するとか、割と魔力リソースの消費が馬鹿にならねえぞ。

 

となると、異世界がこの世界に来てもらうとか?

 

こう、大陸ごと、太平洋辺りにズドンと。

 

ははは、まあ、そんなことはあり得ねえな!

 

 

 

さーて、今日からは大人しく旅行するか!

 

それも、海外旅行だ。

 

嫁を連れて行けないのは寂しいが、嫁はビザがないもんな……。

 

写真と動画、それとお土産をいっぱい持って帰ろう。

 

俺、実はコンプ癖があってさー。

 

この、俺のビザの判子を押すところに、色んな国の判子を押してもらいたいんだよなー。

 

賑やかな方が楽しいだろ?

 

アメリカは前に堪能したから、暫くはいいや。

 

次は、うーん、イギリス?

 

そうだな、イギリスにしよう。

 

パンジャンドラムが見たい。

 

パンジャンドラムを出せ。

 

さて、ツブヤイターでツイート。

 

『パンジャンドラムが見たいのでイギリスに旅行します』

 

お、リプが来た。

 

『いってらっしゃい!』

 

『いや、パンジャンドラム、現存はしねーから!』

 

『英国面に落ちるな!』

 

よし!

 

行くか!

 

 

 

飛行機に乗って、と。

 

因みにファーストクラス。

 

「お、キャビア出てきたぞ。んー、まあ、味は普通だよな。高価だから特別美味い訳じゃねえんだよなあ。よーし、折角だから全メニュー制覇するぞー」

 

などと、ファーストクラスの素敵なサービスを堪能しながら、ロンドンへ到着。

 

「うへー、入国審査、並ぶの嫌だなあ……」

 

しゃあねえや、持ってきたウィンテンドウトゥイッチでゼノレダでもやるかー、と思い、トゥイッチを取り出そうとすると。

 

「アー、Mr.ヨロイですネ?」

 

「そうだが?」

 

黒スーツにサングラスの、SP風の男二人に囲まれた。

 

俺に合わせて、日本語を話しているが、やはり、外国人らしい訛りのようなものが少しある。

 

俺は、尋ねる。

 

「ええと、俺は宇宙人じゃないんだが?それにここはイギリスだ、アメリカじゃない」

 

俺がそういうと、二人の黒スーツは笑った。

 

「ハハハハハ!私達は、ハリウッドのムービーのキャラクターじゃありマせんよ!記憶を消すライトも持ってイません」

 

そうか。

 

「で?ウィール・シュミットでもトニー・ジョージアでもないお前らは何者だ?そして何の用だ?」

 

「我々は政府のエージェントです」

 

ほう。

 

「へえ、それで?」

 

「取り敢えず、入国審査をパスします。話は空港ノ外で」

 

ふむ。

 

「入国審査を素通りしたら、パスポートに判子を押してもらえないだろ?」

 

「……は?」

 

「俺は、俺のパスポートにどれだけ判子を押してもらえるか、コレクションをすることにしたんだ」

 

すると、二人のエージェントは、一瞬、意味が分からないと言った顔をしてから、二人で顔を見合わせて、こちらを振り向き、言った。

 

「……あー、分かりました。では、こちらの特別レーンで判子を押しますから、それで良いですカ?」

 

なんか、俺がワガママ言って呆れさせたみたいな雰囲気を出すのはやめろよ。

 

俺は普通に入国審査を受ける気だったんだが?

 

 

 

判子はちゃんと押してもらえた。

 

だが、入国目的とかは聞かれなかった。

 

サイトシーイング(観光)と答える気満々だったんだがなあ……。

 

両替も取り敢えず五百万円分済ませて、スーツの男二人と、空港近くの、不自然に人がいなくて私服警官が数十人店の内外にいる喫茶店に入る。

 

「エー……、それで、入国の目的ハ?アー、我が国の兵器を見たいトノことですが?」

 

兵器?

 

ああ、そうか。

 

「ああ、パンジャンドラムが見たい」

 

「アー……、パンジャンドラムは、その、あれは、開発が中止された兵器で、現存しなイんですよ」

 

「知ってるけど?」

 

眉をひそめるエージェント。

 

「では、何故イギリスに?」

 

「パスポートの判子集めに」

 

「ンー……」

 

なんとも言えない顔をする二人のエージェント。

 

「その、本当ノことを言ってもらわないと、困るのですが」

 

んー?

 

俺は卓上のベルを鳴らす。

 

『オススメは?』

 

英語で店員さんに尋ねる。

 

『アールグレイとスコーンのセットがオススメですよ』

 

黒いエプロンに黒い短髪の、白い歯が素敵な男性店員さんがそう言った。

 

『じゃあ、それを』

 

俺は、ウィンテンドウトゥイッチを取り出す。

 

明らかに顔をしかめるエージェント二人。

 

「アノ、Mr.ヨロイ?」

 

「んー?」

 

おらっ!回転斬りだ!おらおら!

 

亜人国家のVRゲームも面白いんだが、この世界のテレビゲームも楽しいんだよなあ。

 

基本的に、亜人は、手のひらの形が種族によって大きく違うから、統一規格のテレビゲームは作れない。

 

だから、亜人国家のゲームは、大きめのコマのボードゲームか、コントローラーの必要ない体験型のVRゲームだ。

 

俺は人間だから、この世界のゲームが楽しめるな。

 

「Mr.ヨロイ、入国の目的ハ?」

 

『お待たせしました、アールグレイとスコーンのセットです』

 

『ああ、ありがとう』

 

チップを渡して、紅茶を一口。

 

「お、紅茶美味いなー!」

 

スコーンは、と。

 

クロテッドクリームをたっぷりつけて……。

 

「んお?おお?割とずっしりと来るが、外側はサクッとしてて結構美味いな?」

 

もっと不味いもんだと思ってたけど、割といけるじゃん。

 

美味えー。

 

紅茶とスコーンを楽しんだ。

 

でもやっぱりアレかな、もっと寂れた店だと不味いのかな?

 

俺が食べ終わるのを見計らい、エージェントは再び話しかけてきた。

 

「入国の目的、それダけは聞かなければなりません」

 

ふむ。

 

「バックパッカーって知ってるか?」

 

「ハ?あ、ええ、バックパック一つで旅をする人ノことですね」

 

「あいつら、目的があって旅してると思うか?」

 

「イエ、それは……」

 

「かつてこの国に、目的もなく現れたバックパッカー達は何故入国できたんだ?」

 

「アー……、しかし、貴方は魔法使いで、とてもじゃないですが国内に、その……」

 

言いづらそうなエージェント。

 

俺は、言葉を続ける。

 

「野放しにできない?」

 

「はい、そうですね……」

 

ふーん。

 

俺は、二十ポンド札を一枚店員に払って、釣りは要らないと告げて、外に出た。

 

イギリスにしては快晴だな。

 

カラッとした空気と暑い日差しが肌に悪そうだ。

 

じっとりと暑い日本とどちらがマシだろうか?

 

片方のエージェントはスマホに向かって早口の英語で報告をして、もう片方のエージェントは俺を引き止めた。

 

『目的判明、観光。は?いや、だから、観光だって本人が言ってるんだよ!何で?!俺が知るか!クソ、とんだ貧乏クジだ!』

 

「Mr.ヨロイ、観光をすると言うならば暫くお待ちを!スグに最高のガイドと護衛を……」

 

「ハ、私服警官に囲まれて、人払いされた美術館で、不自然に上等なガイド?俺は嫌だね」

 

無視して、ロンドン観光だ。

 




メガテンssは、デビサバ的な世界観を中心にメガテンシリーズごちゃ混ぜして、スーパーハカー(笑)の主人公君が悪魔召喚プログラムを完全に解析して、マグネタイトを異次元から引っ張り出すジェネレータを作ったり、悪魔からぶっこ抜いたデータから貴重なマジックアイテムを量産して売り捌いたりとかしつつ、メガテン世界特有の世界の滅びポイントが今まで多数あったことを知り、日常を守るために勢力を一つ作って、東京屈指の異能者集団を結成して、他の組織と戦う話になると思います。

主人公君はガチヤバなプログラマで、中島朱美、スティーブンが作った独自言語の悪魔召喚プログラムを一目見て理解して、ひょんなことから手に入れた悪魔召喚プログラムとモーショボーのデータをいじくり回して色々解析して遊ぶ。

そして、DDSnetから個人や組織の悪魔全書にハッキング仕掛けて、たくさんの悪魔のデータをぶっこ抜き、解析をしまくり、世界の不安定さを知って備え始める……。

後ろ盾が欲しいが、ガイア教は力がないといいように使われる、メシア教は論外、ヤタガラスは諜報特化&予算なさ過ぎて後ろ盾にするには弱すぎる。生体エナジー協会はマグネタイトの無限増産を知られたらヤバいし、阿修羅会はヤクザでそもそも信用できない、ジプスやら警察、自衛隊みたいな国営組織も弱いから信用できない。

もう会社作って異能者集団を結成するしかないじゃない!という訳で主人公君が「ファントムソサエティ」を結成。別にソウルとかは集めてないけど、悪魔の従業員に働かせてネトオクで一個うん十億円もするような激レアアイテムを裏社会に流す。異能者全体のレベルを上げて、世界の崩壊を防ぐことが目的。

主人公君、自分をCOMPにぶち込んで相方に自分自身のプログラムを書き換えさせて、魔人に転生。人修羅になる。龍の眼光からランダマイザとラスタキャンディ重ねがけして地母の晩餐ぶっぱする秩序破壊者絶対殺すマンに。

詳しくは全く考えてないし、タイトルによって悪魔の種族とか強さとか違うから訳が分からんぞ!!!

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