ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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今ギルド物語2ってアプリにハマってます。


70話 ヨーロッパ旅行

十二月。

 

土井中村は真冬だ。

 

エジプトから帰国した俺は、民宿もシーズンオフなので、毎日雪かきしたりして暮らしている。

 

エジプト?

 

なんか今面白いことになってるらしいね。

 

株価倍増、組織改革、力のあるムスリム同胞団の追放。

 

一ヶ月過ぎた今ではもう、殆ど安定していて、アフリカで今一番稼いでいる国になったな。

 

治安も良くなって、犯罪率が半分くらいになったらしい。

 

まあ、知らんけど。

 

俺には関係ない。

 

 

 

さて……。

 

「雪かき飽きた」

 

雪かきしても、ほんの半日もすれば元通りの豪雪。

 

マジでやってらんねえ。

 

賽の河原かよ。

 

メイドに雪かきを任せて、再びの海外旅行を企画する。

 

次の行き先はギリシアだ。

 

古代人ゼウスのギリシア……、何があるのか楽しみだな。

 

まあ……、今の欧州とか、難民でガッタガタだけどね!

 

治安も悪いよ!

 

基本的に、内戦やら何やらで大暴れしたアフリカや中東の政府が、自国で養えない穀潰しを金もってそうな欧州とかに送り込むシステムを難民と言う。

 

穿った見方?

 

実際、「俺達は難民様だ!欧州の保険やら何やらを使わせろ!金は持ってないし、言葉も覚える気はないし、学もないし、道徳もないし、改宗もしないけど、俺達の権利は守れ!」みたいな奴らが押しかけてきて、治安を悪くして経済的にも負担になっている。

 

どこの国も難民を受け入れて失敗して、難民の問題から、イギリスはEUを離脱した。

 

大体にして、難民受け入れを推奨する国連の大半の国が「難民を送り出す側」な訳だからもう笑えねえや。

 

基本的に難民のシステムはこう。

 

戦争ばっかやってる馬鹿の国が国民を捨てる。

 

リベラルを名乗る金持ちの馬鹿がいる国が、綺麗事を言って難民を無責任に受け入れる。なお、高貴なリベラル様は安全な家で難民の顔なんて見ずに暮らしている。

 

そして、真面目に働いている国民がテロやら犯罪やらに巻き込まれて死ぬ。

 

なんて素晴らしいんだろう!

 

やはり人間は愚か。

 

一ミリたりとも協力しようって気持ちになれねえもんな!

 

知ってるか?

 

日本にも難民が来てるぞ?

 

だが、そいつらはほとんど、フィリピンやベトナムからの偽装難民だ。

 

あっちの国と比べたら、日本の賃金は十倍くらい。

 

つまり、出稼ぎに来ている訳だな。理由?借金とかそんなんばっかりだ。

 

そして、そんな連中を、安く雇える労働者が欲しい日本のクソ経営者共が雇って、日本人の雇用を減らして、日本の賃金の平均額を減らしている訳だな。

 

はい、人間はゴミ。

 

難民受け入れをしまくったドイツはどうなってるか知ってるか?

 

難民の方がドイツ人より多い街があって、ドイツ人はいじめられるんだとさ。

 

イギリスは?

 

恐れ多くも女王陛下のおわするバッキンガム宮殿で難民がデモをした。内容はこうだ。「バッキンガム宮殿をモスクにしろ」とのこと。

 

フランスはどうだ?

 

数年前の同時多発テロでは、難民が関与していたそうだ。死者は百人を超える。

 

うーん、もう人間を二、三割焼き払っちゃおっかなー?

 

某ロボットアニメよろしく、あらゆる戦争に介入して、戦争をやる奴らを皆殺しにすれば平和になるかもな。

 

ああ、いや、そうしたらそうしたで、自浄作用が発達しないだろうか?

 

まあ、自分の国や民族の問題は自分で解決しろよ、亜人は手を取り合っても他人に寄生することはしなかったぞと俺は言っておく。

 

 

 

さて、ギリシア。

 

ギリシア問題で経済的に死んでるし、難民が押しかけてきてガッタガタのガタキリバだが、まあ、そんなことは、俺には関係ない。

 

正直、人間の世界に大して未練がない。

 

明日人類が滅ぶと言われても困らない。

 

まあ、本格的に地球が駄目になれば、別の世界に適当にデモンズネストごと転移すりゃ良いだろ。

 

デモンズネストの土地と技術力、そして嫁がいれば、どんな世界だって楽しいさ。

 

そんなことを思いつつ、ビジネスクラスの飛行機で移動。

 

「んー、飯が美味い。ご飯うめー」

 

和食コースを楽しみながら、またもや料理と酒をがっつり注文して、お菓子まで食べて、空の旅を楽しむ。

 

俺も結構大食いだ。

 

まあ、ナノマシンのお陰で食事をする必要はないんだが、毎日決まった時間に一定量空腹を感じるように調整してある。

 

食事は趣味として楽しんでるんだ。

 

その気になれば数十キロ単位の大食いもできるが……。

 

基本的には、まるで女の子のように、色々な料理を少量ずつ楽しむのが好きだな。

 

あー、飯が美味い。

 

俺は特に好き嫌いがない。

 

昔はあったのだが、異世界で逃亡サバイバル生活をしているうちに好き嫌いがなくなった。

 

あの頃は、ディスカバリーチャンネルみたいな生活だったからな。

 

いやほら、塩がないから、生肉食わなきゃならなくてさ。

 

寄生虫?よく噛んで食べましょう!

 

蛇とか割と美味いぞ!

 

蜘蛛も割といける、昆虫は土臭いんだよな。

 

モンスターも食おうと思えば食える!

 

人の生き血も啜ったぞ!

 

まあ、やべー時は何かに当たって一日中ゲロ吐きながらのたうち回った経験があるな。

 

面白いのは、食べたら一日中勃起が収まらなくなる果実とかか?

 

そこら辺の狼とか、ゴブリンとかも食ったなあ、ありゃクソ不味かった。

 

それと比べりゃビジネスクラスの食事なんて天国だ。

 

あー、うめー!

 

清潔で安全なだけで俺的には最早ありがたい。

 

「あ、すみません、アラカルトメニューの山菜うどんください!」

 

うめー!

 

おうどんうめー!

 

もうね、塩気があるだけで美味しいもん。

 

出汁とか超美味い。

 

酒もね、生水が殆ど飲めない人間国家では、うっすいエールとかクソ不味いワインだったんだけどね、この世界の酒マジでうめーのよ。

 

「ビールとカツサンドお願いします!」

 

うめー!

 

ビールも冷えてる……。

 

まあ、亜人国家の飯も美味かったんだけど、やっぱり故郷の味が一番だよね。

 

ほら、アレだよ、グルメ漫画でも、大抵は故郷の味が一番美味いみたいな話になるだろ?

 

アレはマジだからな。

 

こっちの世界に戻ってきて、学生時代好きだったラーメンのチェーン店に行ったんだけど、あまりの美味さに感動して十人前平らげたよ。

 

はー、まあほら、とにかく、マジで飯が美味い。

 

もうギリシア行かなくていいんじゃないかなこれ。

 

もう飯を楽しんだから帰って良いんじゃ……。

 

いや、ギリシアの飯も食いてえな。

 

あと、パスポートの入国ハンコのコレクションしてるし。

 

行こうか。

 

入国審査に並ぶ待ち時間は、最近ハマっているこのスクイッドトラベラーというファンタジーゲームで暇を潰す。

 

観光に来たと入国審査で言って、無事にハンコゲット。

 

よし、観光をしよう。

 

その前に両替、と。

 

まあ、クレジットカードが使えるだろうが。

 

クレジットカードと言えば、今はプラチナカードを持ってるんだが……、うーん、どうせならブラックカード欲しいな。

 

ユウチューバーじゃ、年収十億超えても駄目っぽいな。

 

銀座の一等地、一坪一億円くらいの土地を購入して、そこにアクセサリー店を建てることなんかどうだろうか?

 

表向きの仕事で稼げば、ブラックカードの招待状がもらえるかもしれない。

 

帰ったら起業してみるか。

 

 

 

ギリシアには、かつて、古代人ゼウスがいたらしいな。

 

とりあえず、ゼウスの資料を集めるために、アテネの博物館へ。

 

やはり、四割ほどは魔導具だった。

 

どんどん起動して、データを集める。

 

そして、分かったこと。

 

ゼウスには、オリュンポスと呼ばれる半神の子供達がたくさんいて、なおかつ、オリュンポスに属さない他の子供達もたくさんいたこと。

 

ヤリチンなのは神話通りなのか。

 

そして、例によって、付いてきている私服警官が腰を抜かしている。

 

だが、この国の警官達は、イギリスでの出来事を知っていたらしく、俺を逮捕しようとはせずに、下手に出て、何事かと聞いてきた。

 

あらかじめ考古学者を用意しておいたらしく、バインダーにレポート用紙を用意した研究者数人と、カメラマンがスタンバイしている。

 

その下手に出てくる姿勢は良いことだ。

 

快く、魔導具についての説明をする。

 

必死にデータを記録する研究者を横目に、俺が言いたいことを適当に言って終わった。

 

古い魔導具は面白かったな。

 

エジプトの魔導具といい、金色の魔導具が多い気がする。

 

 

 

その後は、国が高級ホテルやレストランを予約しておいたらしいが、私服警官でいっぱいのホテルやレストランなんて嫌だ。

 

断って、適当なレストランで夕食を楽しみ、安いホテルで寝る。

 

次の日、ホテルの朝食を食べた後に、サントリーニ島まで飛んで、レストラン巡りをする。

 

ギリシアには、あまり面白いものがないのかね。

 

パルテノン神殿へ。

 

ここは……、ああ、そうか。

 

プロテクトを外して、と。

 

再起動。

 

崩れている白亜の神殿は、みるみるうちに再生した。

 

ここはどうやら、ゼウスのオフィスのようだ。

 

中に入って記録を漁る。

 

なんてことはない、ゼウスの日記やら、他の古代人との文通やら、古代ギリシアの写真やらしか出てこないな。

 

面白くねえや。

 

お、デロス島は凄えな。

 

ここ、防空基地だ。

 

白亜の砲台が地面から生えてきた。

 

それと飛行兵器もいくつかある。

 

 

 

遺跡巡りで分かったのは、軍事基地が多いことだ。

 

ゼウスは軍人だったらしい。

 

特に面白味はなかったな。

 

 

 

それを見越していた俺は、更にチェーンして行動する。

 

次は、ここからフランスへ移動するんだ。

 

フランスの入管も問題なく通過。

 

ルーヴル美術館や美味い飯を楽しんでいた。

 

だが。

 

面倒ごとに巻き込まれた。

 

 

 

俺が、フランスの三ツ星レストランの高級な料理を楽しんで、最高の気分で外に出た時の話だ。

 

『神は偉大なりいいい!!!!』

 

暴走するトラックが、人を跳ね飛ばしながら突っ込んできた。

 

「うわ、ダルっ」

 

めんどくさい。

 

俺には関係ない。

 

だが、向かってくるなら止める。

 

それに、この店の料理は美味かった。

 

また来る予定だから、テロられると困る。

 

「『インパクト』」

 

衝撃波の魔法でトラックを止める。

 

さて、こんなアホなことした奴は誰だ?

 

身元を調べる。

 

すると、難民と偽って入国したISISの手の者だったことが判明。

 

はー!

 

こーれだから人間はカス。

 

なーにがISISだよ。

 

テロリストの国だぁ?

 

笑えねえジョークだな、あの世でモンティパイソンに弟子入りしろ。

 

テロやったゴミ野郎はバインドで雁字搦めにして、街灯に吊るしておく。

 

『神は偉大なり!神は偉大なり!』

 

『聖戦だ!』

 

『神の名において!』

 

銃を乱射しながら暴れるテロリストが他にもいる。

 

そいつらも、難民と偽って入国したISISだった。

 

とりあえず、バインド。

 

あーあー、パリの街並みが……。

 

人が死ぬのはどうでも良いんだが、文化が死ぬのは心が痛む。

 

得るものはなく、つまらない旅行になったな。

 

終わりよければ全て良し、逆説的に、終わりが悪ければ全て悪しなのだから。

 

旅の終わりを汚された俺は、気分が悪くなった。

 

帰ろう。

 




メガテンは詰まってて、今はクラフターものが書けてます。
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