ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ぬわつか。


5話 黒龍襲来

しばらくスレの住民と触れ合って遊んだ後、スレを離れた。

 

スレでは、他の板からも人が集まり、大議論が始まっているようだ。

 

面白いのでツブヤイターのアカウントも作って、異世界の動画を上げる。

 

そして、ツブヤイターのURLもスレに貼り付けて、ついでに動画をユウチューブに載せて、全力で遊び始める。

 

そんなこんなで一ヶ月。

 

ツブヤイターは瞬く間にアルファツブヤイタラーになり、ユウチューブでもトレンド入りし、スレは100スレ目までに伸びた。

 

ついたあだ名が『異世界セレブニキ』であった。

 

最近は暇なので、料理動画と狩猟動画を主にアップしている。

 

日記がわりに毎日無編集動画をアップして、スレも覗いて、ツブヤイターも覗く。

 

そして今日……。

 

『ガアアアアアアアッ!!!!!!!』

 

「ひょえー」

 

三十メートルほどの黒いドラゴンが現れた。

 

灼熱のブレスが敷地のバリアに激突する。

 

バリアは小揺るぎもしない。

 

それに怒ったドラゴンは、バリアに格闘攻撃を仕掛けてくる。

 

「喰らえ」

 

『ガアアアアアアアッ!!!!!!』

 

あちゃー、普通のライフル弾じゃダメだなこりゃ。

 

殆ど効いてない。

 

しゃーない、これを使うか。

 

「対物ライフル〜」

 

.50BMGのお味はいかがでしょう?ってな。

 

『ギィイッ?!!!!!』

 

お、かなり効いたみたいだな。

 

鱗が砕けて、真っ赤な血がどろりと流れてきた。

 

俺も肩が痛くなるからあんまり撃ちたくないんだが、それでも攻めてくるなら殺すっきゃないよね。

 

『ギィイッ、ガァッ!!!!!』

 

効いてる効いてる。

 

段々弱ってきたな。

 

『グガアアッ……!!!!』

 

逃げようとしたので翼を撃ち抜く。

 

『ギャガアッ?!!!!!』

 

墜落した。

 

最後に脳天を……。

 

『ま……、待て、人間!!!』

 

「アァ?喋れんのかテメー」

 

ドラゴンが喋った。

 

『や、やめろ!殺すな!』

 

「いやそんなん言われても攻めてきたなら殺すっきゃないじゃん」

 

『何を言うか?!先に我の縄張りに家を建てたのは貴様ではないか?!!』

 

あ、ふーん。

 

そうなの。

 

そりゃ、俺にも非があるかもな。

 

「でも俺、ここから出たらモンスターに殺されちゃうし……。お前を殺して縄張りを奪い取ることにするわ!じゃあな!」

 

『ま、ま、待ってくれ!』

 

んー?

 

「まだ何か?」

 

『け、契約だ、契約をしよう!人の身で龍と契約を結べば、魔族のように長き時が生きられるのだぞ!』

 

「うーん、なんかめんどくさそうだし、死んでもらった方が早いかなあ」

 

『わ、分かった!真名だ!真名も許す!』

 

「真名?」

 

『し、知らぬのか?真名を知れば、その存在を縛れるのだ。真名を許すとはすなわち……』

 

「すなわち?」

 

『……全面降伏ということだ』

 

ふーん。

 

そうだな……、まあ、それなら良いだろう。

 

「分かった、降伏を受け入れる」

 

『うむ……、我が名はギラ、真名はーーーーーだ。よろしく頼むぞ、レオ』

 

「あれ?俺名乗ってないよな?」

 

『……先程、《看破》の魔法を使ったが、貴様には名があっても真名はないようだ』

 

ふーん。

 

「真名がないとなんか不都合あんの?」

 

『いや……、存在の根底を表す真名がないと言うのは、心臓がないようなものだぞ……?』

 

「ふーむ?」

 

『真名がないと言うのなら、大抵の呪術は効かないし、誰かに存在を縛られることもないだろうな』

 

まあ、不都合ないなら良いや。

 

じゃあ、契約するか。

 

『《契約》……!!!』

 

「うお、おおお!」

 

手の甲が熱い!!!!

 

これは……?!!

 

吼える龍のような、古代文字のような紋章が黒く浮かび上がった。

 

それだけじゃなく、全身から力が溢れている!

 

「こ、これはあれか!竜魔人とかになれるやつか?!」

 

『いや……、まあ、姿は変わらんと思うぞ』

 

「夢がないな」

 

『それより……』

 

ん?

 

何だ?

 

『何か食うものをくれ……、血が足りん、このままでは死ぬ!』

 




新作の書き溜めか、今までの作品の続きを書くか、それが問題だ。

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