ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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最近、「これはないんじゃないか?!」と逆張りssを書いて、検索すると既に同じようなのがあって凹む、と言うループに陥っている。


12話 点滴

とりあえず、全員服をひん剥いてクーラーをつけ、脇や頭に氷嚢を乗せる。

 

なお、下着はふんどしみたいなのとスポブラみたいなのだった。

 

俺は紳士なので下着は剥がない……、つもりだったが、臭いからして衛生面が……。

 

仕方ない、脱がせて全身拭いてやるか。

 

ギラに頼もうかとも思ったが、ギラは汚いから触りたくないと言ってきた。酷いなお前。

 

仕方がないので俺がやる。

 

まあ、童貞じゃないんだ、女の肌くらいでヒーヒー言わんよ。

 

そもそも、垢がそこらからごっそり出てるから、色気とかそういう話じゃない。介護で興奮する奴はいないだろ?

 

そして……、ううむ、点滴するにも悪魔に点滴をして良いのだろうか?

 

でも、本人達は気絶していて水分は補給できそうにないし、やってみるしかあるまい。

 

ええと……、緊急時のマニュアルによると、点滴は、ここの血管に針を……、うむ、こんな感じか。

 

点滴開始。

 

「うげ、何をしておる?」

 

「点滴だ、身体の中に直接、水と栄養を送り込んでいる」

 

「顔に水でもかければ起きるのではないか?」

 

「無理だって、水も飲めないくらいに衰弱してるからな。そのままびっくりして死ぬかも」

 

「ぬう……」

 

「まあ、びっくりして死ぬは嘘だが、びっくりして飛び起きるほどの元気がもうないんだよ。それに……」

 

グウェネスは両手が血塗れ。血豆が潰れても剣を振り回したんだろう。メナスとニコレットを守るために戦い続けたのだのろうな。足も走りっぱなしだったからか、血豆でぐちゃぐちゃ。

 

それだけじゃなく、モンスターに噛まれたり引っかかれたりした傷跡が全身にあり、膿んでいた。

 

汚いが、まあ、しょうがない。

 

あらかじめ言っとくけど、これが女で美人だから助けるのだ。そうでもなけりゃ、知らん人の膿を洗い流して消毒軟膏を塗ってやったりはしない。

 

その上で、脱水症状と熱中症、栄養失調で痩せていた。

 

抱き上げた時もびっくりするほど軽かった。

 

次にメナスが酷かった。

 

ニコレットが一番マシだが、それでも、入院沙汰レベルだ。

 

「それに、これだけ衰弱してると、このまま死ぬかもしれない。点滴しないと確実に死ぬんだ、悪魔の身体に点滴が受け入れられなくて死ぬかもしれないけど、やってみる価値はある、はずだ」

 

「うーむ、その点滴という薬は、人間にも効くのか?」

 

「もちろん、人間の薬だ」

 

「なら、悪魔にも効くだろうな。悪魔も人間も、作りは一緒だ」

 

「そうなのか?」

 

「ああ、遠い昔の話だが、血を流した悪魔が、人間の血を集めて《浄化》し、己の身体に注いだら、一命をとりとめた……、そんなところを見たことがある。悪魔も人間も、流れる血は同じなのだ」

 

「輸血か。血液型はどうなんだ?」

 

「うむ、それなのだが、悪魔族は、悪魔族同士の血を入れ替えたり、人間の血を入れたりと試したが、成功する場合と失敗する場合があったらしい。だから、危険なこととして禁じられたそうだ」

 

ふーん?

 

外見的特徴と、あとは寿命なんかが違うだけで、悪魔の肉体は人間と互換性があるのかな?

 

可能性はゼロじゃない、か。

 

 

 

その夜。

 

「あちゃー……」

 

三人の悪魔は、全員おもらしをしていた。

 

仕方ない、意識がないんだから。

 

人間、出るもんは出るよな。

 

ベッドを替えて、シーツは洗濯。

 

股を拭いて、オムツを当ててやる。

 

一瞬、ここまでしてやる意味はあるのだろうかと思ったが……、俺にもメリットはあるはずだ。

 

世界がどうなっているのか、とか気になるし、あわよくばここにいて欲しくもある。

 

流石に、ギラと永遠に二人きりというのも寂しいものだからな。

 

そして何より……、美女の追加はスレ民が喜ぶ!

 

実際、今のスレは伸びている。

 

面白くなってきやがったぜェ……!!

 

 

 

次の日の朝、ニコレットが目を覚ました。

 

「こ……、ここ、は……?」

 

「お、起きたな、記念撮影パシャり」

 

「きゃっ?!」

 

「起きたか、お嬢さん。ここは……、最果ての荒野だ」

 

ギラが言うには。

 

「最果て……?」

 

まだ少しぼんやりしているようだ。

 

「グウェネスは?メナスは?」

 

「ん?ほら……」

 

身体を横に倒してやる。

 

「隣にいるぞ。安心しな、今は寝てろ」

 

「よか、った……」

 

再び眠りについたニコレット。

 

うーん、服を剥いで顔を見てみると、すっげえ可愛いわ。

 

美少女だね。

 

人種はよくわからない顔つきだけど、お目目がぱっちりで鼻もすうっと通り、お人形さんみたいに整ってる。

 

口の中とか、乳首とか、性器は濃いめの紫色だった。眼球は黒く、瞳は金色。

 

背丈は145cmってところか?

 

 

 

更に次の日、メナスが目を覚ました。

 

「ニコレット様っ?!!!」

 

叫びながら起きた。

 

バタバタと暴れるので取り押さえる。

 

「落ち着け!ほら、隣を見ろ!」

 

「ああ……、ニコレット様……!」

 

「今は寝ているだけだ、昨日、少しの間だけ目を覚ました。回復している」

 

「ありがとう、ござい……、ま……」

 

寝た。

 

メナスはおっぱいがでかい。そして、目尻が下がっている垂れ目。母性的な女だ。だが、年齢は二十行ってないと思う。

 

 

 

更にその次の日、グウェネスが目を覚ました。

 

「ニコレット様!!!!」

 

俺が見にきた時には、一頻り暴れたあとらしく、点滴は抜かれて、床を這っていた。

 

「何やってんだ、全く……」

 

「だ、誰だ?!」

 

「ほらよ」

 

俺は、グウェネスを抱き上げて、ニコレットの顔を見せる。

 

「寝てるだけだ、じきに良くなる。お前も暴れずに大人しくしておけ」

 

「ああ、ニコレット様……!よか、った……」

 

気を失ったらしい。

 

点滴を挿し直して、ベッドに寝てやる。

 

全く、介護は大変だな。

 




今は世界線を間違った男がかなり書けてる。

ヒロインにバイオニックアームつけて欠損奴隷をサイボーグに改造し、ヒロインの祖国を滅ぼした国に復讐する!のを隣で見ているDARK-LAW系主人公です。
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