「次、ガリア」
「はいっす!」
「コンバットオープンだ」
「『コンバットオープン』っす!」
エネルギーラインが光る。
「う、腕が熱いすよ!」
「腕から火を噴くイメージだ」
腕から火炎が出る。
「うおわあああああああ?!!!」
びっくりして腰を抜かすガリア。
「ほら、立て」
「火、火!火が出やしたよ?!!」
「そういう風に作ったからな。今度は、手のひらに熱を集めてみろ」
「うわわ、手のひらが赤く……!」
鉄球を投げ渡す。
「わ……、て、鉄球が溶けちゃったっす!」
「腕のここのところがエネルギー残量だ。次はアンチマテリアルライフルを撃て。構えろ!」
「はいっす〜!」
「弾倉を入れて、ここのレバーを引いて、引き金を引く」
アンチマテリアルライフルの爆音。
ガリアは後ろに一歩下がる。
「うひぃ!何すかこの反動?!」
「それだけ威力が強いんだよ」
リロードの仕方も教える。
「次、9mmサブマシンガンの撃ち方」
「わわわ、た、弾がいっぱい!」
「サブマシンガンなんてそうそう当たらん、ばら撒いてナンボだ」
リロードも教える。
「さて、良いか、ガリア。お前にはそこそこに期待している。遠距離攻撃の要としてな」
「は、はいっす!」
「次、リード」
「おう!」
「コンバットオープンだ」
「『コンバットオープン』ッ!!!」
エネルギーラインが光る。
「さて、磁石って知ってるか?」
「ん?おお、あれだろ、鉄にくっつく石だろ?」
「そのイメージで、この鉄を吸い寄せようとしてみろ」
「うーむ、こうか?むぅん!!!」
鉄の塊がテスラアームに吸い寄せられた。
「ほほう!」
「次は、それを弾くイメージだ!」
「おらあ!」
鉄の塊は、かなりの速さで弾かれた。
「最後に、手のひらから電気を放ってみろ」
「おりゃあ!」
電撃エネルギーが迸る。
「そして、このブーストスレッジだ。殴る瞬間に引き金を引け」
「うお?!おおおおおっ?!」
ブーストスレッジは、ハンマーの後ろ側にジェットブースターがついている。
それで加速して殴るのだ。
「リード、お前にはまあまあ期待している。身体を張った働きをしてもらう」
「おう!」
「最後に、アルゴン」
「ああ……」
「コンバットオープンだ」
「『コンバットオープン』」
エネルギーラインが光る。
「う……、視界に何かが……」
「サーモグラフィー、と言ってみろ」
「『サーモグラフィー』……、う……?!」
熱源感知だ。
「良いか?その瞳はものの形ではなく、ものの熱を見る。冷たいものは青黒く、熱いものは赤白く見えるだろう」
俺は、ペットボトルに入った温水と冷水を前に出す。
「どちらの方が熱いか分かるか?」
「そ、そっちだ、そっちは赤い」
「正解だ。手を出せ」
アルゴンの手に温水をかけてやる。
「そのくらいの赤さでこのくらいの熱さだ、しっかり覚えろ」
「熱い……!」
大体四十度くらい。
次はライターを出す。
「どうだ?」
「さっきよりも白さが強い」
よし、正常に稼働しているな。
そして、俺は鉄の塊を出す。
「良いか?お前の腕は恐ろしく威力が高い。その上、攻撃の範囲が広い。決して味方に向かって放ってはならない」
「ああ」
「では、ここの鉄の塊に向かって、熱の波を放ってみろ」
「こうか?」
二、三秒ほど照射すると、鉄の塊がボコボコと膨れ上がって弾けた。
「う、おおお?!!」
「それが、マイクロウェーブ発生装置だ」
「し、白い……、真っ白だ。一体どれほど熱いんだ?!」
「触ってみるか?消し炭になるだろうが……」
「いや……、分かった。これは危険だ」
「そうだな、危険だ。もしも、お前が、力を得たからと傲り高ぶれば、その力はその身を焦がすだろう」
などと、適当なことを言っておく。
まあ、裏切ればぶち殺すので特に問題はない。
この程度の能力であれば素手でも殺せる。
俺は最初から、反乱されても素手で鎮圧できる程度の能力しか与えていない。
「さあ、次は槍だ。石突きの部分を回して押し込め」
「こうか?」
槍の刃の部分が高周波を発し、オレンジ色に赤熱する。
「あの鉄板を突いてみろ」
「おお、貫いた……!」
「連続使用は八時間、チャージに四時間だ」
「す、凄いな……」
グラウンドの隣に射撃場を作り、そこでサイボーグ能力の訓練をさせ、グラウンドで武器の訓練をさせる。
二週間ほど訓練した後、冒険者登録させて実戦だ。
サイボーグ能力は、思った通りに動くのだから、実質的には訓練などいらないのだが。
なろうでぶちかまそうかなー?