ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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久々にカラオケ行くかなー?


5話 サイコパスなのでクソガキ程度の悪意には負けない

今日も俺は、アイリンと共に村の野原を駆け回り、シャドーボクシングをして過ごしていた。

 

すると、それを見かけた近所の悪ガキどもが煽ってくる。

 

「なにやってんだ?」

 

「うわー!おんなとあそんでるー!」

 

「けっこんだー!」

 

すると、アイリンは、慌てて一言。

 

「ま、まだちがうもん!あれくとはまだおともだちだもん!」

 

俺は気にせずシャドーを続ける。

 

「むしすんなっ!」

 

「やめてよ!あれくとわたしは、おとなになったらばべるにいくの!いまは、たたかいのれんしゅーしてるんだから、じゃましないで!」

 

「おまえらみたいなやつらが、ばべるにいけるもんか!」

 

「いたっ!」

 

アイリンが突き飛ばされた。

 

「う、うええええん!」

 

アイリンは、びっくりしたのか、痛かったのか、泣き始めてしまう。

 

俺は無視してシャドーを続ける。

 

「おい!おまえ!むしすんな!」

 

押し倒された。

 

俺は起き上がり、押し倒してきたガキに殴りかかった。

 

「ぎゃっ!お、おまえ」

 

そのまま、金的を蹴り上げて怯んだところを押し倒し、何度も踏みつけた。

 

「ひ、ひっ、ひぃっ!や、やめ、もうやめ!あああ!」

 

前歯が折れたようだが、俺は手を緩めずに何度も踏みつける。

 

「あ、あれくっ!もうやめてっ!」

 

アイリンに引っ張られる。

 

「わたしは、だいじょぶだから。もう、やめて、おねがい……!」

 

「いや、お前を助けるためじゃない。自惚れるな。これは見せしめだ。俺の邪魔をする奴は潰す、それだけだ」

 

「え……?むずかしいことば、わかんない……」

 

「「ひ、ひいいっ!!!」」

 

顔面をデコボコに耕してやったガキは、他の悪ガキに連れられて消えた。

 

流石にぶっ殺したらやべーから手を抜いた。俺は天使くらい優しい。

 

 

 

その後、家に帰ると、父親が待っていた。

 

「アレク、ケンカをしたんだって?」

 

俺は無視した。

 

「……でも、あっちから先に手を出してきたんだよな?」

 

俺は無視した。

 

「アレク……、お父さんは、いきなり人に殴りかかったなら怒るさ。けど、やられたからやり返したって言うなら、まだ話は分かる」

 

俺は無視した。

 

「だが、やり過ぎだぞ。もうちょっと手加減をだな……」

 

「手加減をして大人しく殴られろと?それが親の言うセリフか?」

 

「い、いや、それは……」

 

俺は、不味い飯を食って寝た。

 

睡眠も大事だ、しっかり寝て、しっかり育とう。

 

 

 

次の日。

 

「アレク、今日はお父さんについて来なさい」

 

連行された。

 

行き先は、村の保育所広場とは別の広場だ。

 

「あれくー!」

 

アイリンもいる。

 

アイリンを連れているのは、赤髪の男。鋭い瞳をしている。

 

恐らくは、アイリンの血縁者……、年齢からして父親だろうか?

 

「ブラン……、その子が?」

 

親父の名前はブラン、黒髪のガタイのいい男だ。背が高いのが特徴か。

 

ブラン……、親父は答える。

 

「ああ、息子だ……。ハインツ、鍛えてやってくれ」

 

どうやら、村の大人達は、俺のことをやべーバーサーカー野郎と認識して、力の使い方を教えようと思ったらしい。

 

ここは、村の自警団の訓練所だそうだ。

 

自警団の数は、村の住民二百人に対して三十人くらい。

 

その全員が、普段は狩人として活動していると聞いた。

 

つまり、ここでは、弓スキルと剣スキル、格闘スキル、槍スキルなどが習得できるのだ。

 

剣、槍、棒、斧、格闘辺りは欲しいな。

 

俺は格闘技は総合格闘技と八卦掌を少しかじった。

 

エロゲを作るのに、拳法少女とかのキャラ描写を濃密にするために必要だった。

 

特に八卦掌は良い、掌を叩きつけるってのは、俺が作り出そうとしている『錬金武術』にマッチしている。

 

俺とアイリンは、自警団の監視下で、八卦掌の型をやった。

 

「アレク……、その変な踊りはなんだ?」

 

俺は無視した。

 

いや、本当にコミュニケーションはめんどい。勘弁してくれ。

 

八卦掌は十年くらいやってたから、かなり自信がある。

 

ガキの頃、親なしってことで学校でいじめられていたから、身を守る術をうんぬんかんぬん、とか言って、施設の人を説得して、週五回、近所の八卦掌をやっている道場に通わせてもらっていたのだ。

 

そこは、授業料が安い代わりに厳しかった。

 

流石に、武道系なろう主人公さん並のガチ訓練ではなかったが、小中高と、部活の代わりに学校帰りは毎日八卦掌を習っていたので、動きは身体に染み付いている。

 

武器を持った相手も倒すほどのスーパー武術は使えないが、素手同士で、相手が素人なら、普通に倒せる自信はあった。

 

ついでに、剣の素振りもやる。

 

剣の素振りで筋肉がついた、と思う。

 

アイリンは、剣の素振りが好きらしく、喜んで剣を振り回している。まあ、木刀だが。

 




マジのマジで音楽に興味ないんで、プリキュアとか持ってけセーラー服とか、往年のスーパーロボットアニメのオープニングとかしか歌えません。

作業用BGMはいつも大抵、フォールアウトのラジオで流れてる曲とか、クイーンなどの古臭いロックとかです。

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