×××××××××××××××
アレックス
JOB:なし
Lv:10
HP:15/15
MP:∞/30
STR:8
VIT:7
AGI:7
DEX:19
INT:25
MND:64
SKILL
虚空錬金 Lv10
魔力無限 Lv10
学習能力超強化 Lv10
状態異常完全無効 Lv10
即死無効 Lv10
隠蔽 Lv10
格闘 Lv5
武器術 Lv1
剣術
短剣術
槍術
斧術
棒術
鈍器術
弓術
銃術
投擲 Lv5
料理 Lv5
絵画 Lv6
プログラミング Lv5
歴史 Lv2
文学 Lv2
基礎教養 Lv1
農業 Lv5
異界知識 Lv5
八卦掌 Lv6
錬金術 Lv3
高速錬金 Lv3
遠隔錬金 Lv3
錬金無効 Lv10
生活魔法 Lv3
火魔法 Lv1
光魔法 Lv3
雷魔法 Lv3
空間魔法 Lv3
鑑定 Lv10
基礎教養 Lv3
×××××××××××××××
これが、一年の時を経て四歳になった俺のステータスである。
まあ、色々あった。
例えば、この雷魔法。
これは、スーパーレア魔法だ。
現在発見されている魔法は、火、水、風、土の四大属性に、光、闇の二つ。
更に、スーパーレアな毒、氷、雷、植物、精神、空間などの、特殊な属性がある。
四大属性、次いで光と闇は誰でも比較的簡単に習得できるのだが、特殊属性はマジで激レア。
特殊属性のスキルスクロールはアホみたいな値段でやりとりされるし、そもそも市場には流れない。
保有者も少なく、ほぼ門外不出。
それを自力で編み出した俺スゲー!ってこと。
まあ、それについては、光魔法を習得した後に、「光、すなわち電磁波を操れるなら、電気を操れてもおかしくないんじゃね?」と、科学方面からアプローチして術式を弄っていたら開眼した。
何故そんなことができたのかと言うと、INTの高さもあるが、どうやら、プログラミングスキルが活きたらしい。
プログラミングスキルは、魔法術式の改編にプラス補正がかかるらしい。
確かに、術式をいじってみた感想は、プログラムそのものだったって感じだ。
例えば、種火を灯す魔法、ティンダーの術式はこうだ。
『魔法 生活魔法
MP1消費
着火 温度800℃
位置指定 指先
{
魔力は一分につき一ポイント消費して繰り返し
魔法終了処理でループ解除
}
終了』
みたいな。
実にプログラミング的だ。
俺はこの、光魔法の、『電磁波を操作する』と言う構文を悪用しまくり、『電気を◯V発生させる』などに改変して色々弄っているうちに、雷魔法が生えた。
俺はこの、光と雷の魔法により、レーザーを発生させて、あらゆるものに錬金紋を刻むことに成功した。
まだ試していないが、人体にも刻めるはずだ。
俺の理想とする『錬金武術』も、雛形が完成した。
すなわち、八卦掌をベースに、相手に掌底を叩きつけると同時に錬金紋を焼き付けて、錬金術により分解、または改造して一撃死を狙う、『一撃必殺のロマン型格闘術』だ!!!
さて……。
俺の誕生日は九月頭。
そして、九月末には収穫祭がある。
まあもちろん、俺は陰キャなのでそんなものには出ない。
どうせ、ほんのり甘い砂糖菓子と年老いた家畜の肉が食えるってだけだ。
どちらも別に食べたいとは思わん。
俺は、街の広場に集まって、薪を囲んで踊る村人達を無視して、家に帰ろうとする。
「アレク」
アイリンだ。
「どこ行くの?」
無視する。
……と、言いたいところだが、この一年の成長で更に顔が良くなったアイリン。
将来は村一番の美人と噂され、四歳の段階からすでに美しさが見える。
前世だったとしたら、『美し過ぎる四歳児!』とネットで評判になっていただろう。
俺は顔がいい女には、少々態度を改めてやらざるを得ないと思う。
だが、長々と会話はしたくないので、ただ一言。
「帰る」
とだけ言った。
「どうして?今日はおまつりだよ?一緒におどろう?」
二度も同じことを言うのは面倒だ。
家に帰ろう。
家までアイリンがついてきた。
「おじゃましますー……?」
「帰れ」
こいつの目の前じゃ携帯ゲームができねえんだよなあ……。
今日はウィンテンドウトゥウィッチでファイヤーエンブレム花鳥風月をやる予定だったのに……。
「アレク、一人じゃさびしいでしょ?」
「生まれてこの方、寂しいと思ったことはねえよ」
「でも、アレクがいないと、私がさびしいな……」
はあ〜〜〜????
知るかですわーーー!!!
まあ、若干は、顔がいい女に付き纏われるのは優越感があるが、気持ち的には、なんなのこいつ?利益もねえのになんで付き纏うの?こえー……、って感じなんだよな。
人間不信とかそう言うのもあるのかもしれないけど、俺は嫌われようとして邪険にしてるのに、何故か懐かれるんだもんよ。そりゃこえーでしょ。
「ほら、アレク、お肉だよ!一緒に食べよう?」
うわ、硬い。
しゃーない、アレを使うか。
錬金紋を書いてある羊皮紙を敷いて、その上に串焼き肉の乗った皿を乗せる。
「『錬金』」
肉を分解して繊維を裁断、柔らかな肉に仕上げる。
うん、これならまあ、食える味だ。
「……すごい!お肉がおいしくなった!」
俺とアイリンは、二人で串焼き肉を食った。
「すごいね、アレクは。れんきんじゅつのおべんきょう、がんばってるんだね!」
褒められた。
「ねえ、いっしょに教会に行かない?教会では、おかしがもらえるんだよ!」
「別にいい」
「おかし食べたい……」
「じゃあお前一人で行けや」
「いっしょがいいんだもん」
はー?
めんどくさ。メンヘラか?
俺も昔、彼女がいたけど、全員メンヘラだったもんな。最終的に毎回警察沙汰か自殺されるかの二択だったもん。
女なんてクソだ。
所轄の警官に「またあなたですか……」と言われんの、スゲー恥ずかしいんだからな?
いや、だが、転生したことにより、俺の女運も良くなっているかもしれない。
にしてもお菓子か。
「どうせ、大して甘くないクッキーとかだろう?」
「ほんのり甘いよ?」
じゃあいらんわ……。
俺は部屋に行く。
そして、錬金術による自作の瓶に入れたべっこう飴をいくつか紙に包んでくれてやる。
食べ物の恨みは恐ろしいからな……。
俺のせいで貴重な甘味が食べられなかったと逆恨みされたらまずい。
色々なスキルをつけたが、俺は無敵じゃないんだ。
「何これ?!すっごく甘いよ!」
「錬金術で花の蜜から作った飴だ。くれてやるからどっか行け」
「いっしょに食べよう!」
うぜー、めんどくせー。
今は帰還勇者書いてます。
太っちょエルフのルオが、嶺二の頼みを引き受けて渡米し、ボストンに魔法大学を建てる話のところ。
R18版思い付き集を作成し、そこにR18版最凶傭兵リメイクを連載すべき?
-
やれ!エロ重点だ!
-
やめとけ!エターフラグだ!