ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

747 / 1724
今日はマヨネーズを摂取し過ぎて腹を下しました。


38話 模擬戦

さてさて、冒険者女を五人も食えたのは正しく僥倖だったな。

 

冒険者女ってのは、身体が締まってていい。

 

女らしい柔らかさはそこそこなんだが、スポーツ感覚で激しくヤりたいときには最適だな。

 

冒険者にしては顔も相当に良かったし。

 

「ふあーあ」

 

俺は、俺にひっついてるナーゴを押し除けて、宿の裏に出た。

 

早朝故に人通りは殆どない。

 

今は六月の半ば頃ってところか。

 

今年の気温は高いらしい。

 

現に、今も結構な暑さだ。

 

具体的には二十七度ってところか。

 

俺は、徐に全裸になって、水魔法で生み出した水をかぶる。

 

「『ドライ』」

 

そして、生活魔法で乾燥させてから、服を着て、部屋に戻る。

 

「にゃあーん、君ぃ〜?どこ行ってたにゃあ?」

 

「水浴びですよ。皆さんも水浴びした方がいいと思います。その、臭いが、凄いですから」

 

「くんくん……、本当にゃあ。君の匂いでいっぱいだにゃあ」

 

クソ、エロいな。

 

昨日あんだけヤったのに、ちょっとばかし反応しちまったじゃねえか。

 

「す、すみません……」

 

「にゃは、良いにゃ!むしろ、五人も満足させちゃうなんて絶倫さんにゃあ!よかったらまたお相手してほしいにゃあ……?」

 

「え、ええっ?!で、でも、あ、あんなこと……」

 

「んもー、君は優しく抱いてくれたでしょ?みゃあはすっごい気持ち良かったし、嬉しかったにゃん?」

 

「わ、分かりました、その、頑張りますっ!」

 

「んふふふふ〜、またよろしくにゃん?」

 

そう言ってナーゴは、俺の頬にキスをすると、外に出た。

 

そんな感じで、起きた女達は、皆、水浴びをした後に朝食をとって、全員バラバラに遊びに行った……。

 

 

 

そして、俺は、カマキリ剣士のガギリに捕まって、冒険者ギルドの裏の訓練場に連れてこられた。

 

「えっと、ガギリさん……?」

 

「ガギリ」

 

「はい?」

 

「ガギリでいい」

 

「で、でも」

 

「ガギリ」

 

「……ガギリ、どうしたんですか?」

 

ガギリは、ギルドで貸し出している木剣を俺に投げ渡した。

 

「え?えーっと、これは……?」

 

分からないフリをしているが、真意は分かっている。

 

組み手がやりたいってことだろうな。

 

察するところ、ガギリは求道者タイプの人間だ。

 

俺の八卦掌を見て、自分の技を試したくなったってところか。

 

分からないフリをして惚けて見せると、ガギリは、素早く手元の木剣で殴りかかってきた。

 

「うわ!」

 

わざと間抜け面をして躱す。

 

「よく避けた」

 

「な、何ですか?!」

 

「掛かってきて」

 

「え、ええと、は、はい」

 

困惑した様子を装って、構える。

 

まあ、軽く揉んでやるか。

 

「……行きます」

 

……さて、走圏って知ってるか?

 

簡単に言えば、相手を中心に円を描くように周る歩法だ。

 

これが、八卦掌では最重要だ。

 

百練は一走にしかず、走を百練の祖となす……、ってな。

 

まあ、手は抜いてやろうか。

 

「やあっ!」

 

「!」

 

一合、二合、三合とした辺りで、明らかに不機嫌になったガギリが言った。

 

「……本気でやって」

 

「でも……、危ないですし……」

 

「本気でやれ」

 

ふーん、本気出して良いのか。

 

「分かりました……、怪我をしても恨まないでくださいね」

 

「心配無用」

 

俺は、ガギリの斬撃に対して、回り込み、そして同時に間合いの内側、超近距離に潜り込んだ。

 

「くっ!」

 

距離を離すために、膝蹴りを叩き込もうとするガギリだが、その軸足には俺があらかじめ足を引っ掛けてある。

 

「……っあ!」

 

足を引っ掛けながら、腰の力で押し出すようにして倒して、それと同時に木剣を首に突きつけてやる。

 

「まだやりますか?」

 

「……上等!」

 

二回目、様子見ムードで、二刀流のうち片方の剣で突いてくるが、俺はそれを躱して、腕を掴み、突くような強力な蹴りを急所の脇の下に叩き込む。

 

「ぐ、っがあっ……?!」

 

そして崩れた一瞬に、掴んでいる方の腕を極めると同時に回転して倒す。

 

倒れたところで、首筋に木剣を当てる。

 

「まだやりますか?」

 

「……もう、一度」

 

三回目、果敢に攻め、袈裟懸けに斬りかかるガギリ。

 

俺は、周るような動きで間合いを詰めて、ガギリの喉に手刀を叩きつける。

 

「か、はっ……!」

 

そして、鳩尾に蹴りをたたき込み、崩した後に投げ飛ばし、木剣を突きつける。

 

「まだ、やりますか?」

 

「……降参」

 

雑魚が、テメー如きが俺に勝てる訳ねーだろ。

 

味噌汁で顔洗って出直せ。

 

 

 

そして、夜、再び宿に戻ってきた。

 

「……おい、ガギリ」

 

「何?」

 

「そりゃ何のつもりだ?」

 

ダーナが訝しげな目線を向けてくるが、それも無理はない。

 

ガギリは、俺の腕を抱いて、俺に身体を預けながら、恋人のように寄り添っているからだ。

 

「ん、婿にする」

 

「はあ?」

 

「強い子種、婿決定」

 

「は、ははははは!そうかよ!」

 

「組手。三回やって、三回瞬殺された」

 

「ほー、そうか!そんなに強えのか!よぉし!なら、明日は俺とやるぞ、坊主!」

 

「え、ええっ!で、でも、組手とか危ないですよ!」

 

「うるせえ!やるったらやるんだよ!」

 

夜のお相手ならいくらでもやるけどなぁ……。

 

大して強くもない相手とやり合っても意味ないし……。

 

俺のレベル、300を超えてるんだぜ?

 

まあ、適当にボコればいいか。




体重100kg超えの弟が最近彼女ができて痩せてきたらしい。

俺も痩せねば。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。