ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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セイバー、今んところ普通にまあまあ面白いっすね。


27話 祝杯

街に帰ってきた。死人ゼロ。

 

各隊長に、兵士を休ませるように言いつけて、明日の昼に飯を奢って宴会をするからと言いつけて、今日のところは休ませる。

 

今日は十七日目だ。

 

《スキル:ガチャを使用しますか?》

《GP:219370000》

《はい/いいえ》

 

三回はい。

 

ノーマル×75

レア×20

スーパーレア×5

レジェンドレア×0

 

ノーマル×73

レア×19

スーパーレア×8

レジェンドレア×0

 

ノーマル×72

レア×22

スーパーレア×6

レジェンドレア×0

 

流れるようにガチャを引き、俺は傭兵ギルドに入り込んだ。

 

五人の中隊長らも一緒にだ。

 

俺は、『収納』から一気に大量のモンスターの討伐証と素材を出して、カウンターに乗せた。

 

「待って待って待って!倉庫に案内しますからそこでお願いしますー!」

 

 

 

「ご、ご、合計で、金貨一万六千百三十枚と銀貨八枚になりますー!」

 

「そうですか」

 

俺は手を出す。

 

「あっ、あのですね、ギルドにそんなお金はありません」

 

「では、いつまでに出せますか?」

 

「最低でも二、三ヶ月は……」

 

「今はいくら出せますか?」

 

「金貨二千二百枚なら……」

 

「では、出してください。残りは俺の名義で、二、三ヶ月後に引き出せるように金貨を用意しておいてくださいね」

 

「はっ、はいー!名義はラインさんで……、傭兵団徒党の名前は何ですか?」

 

んー?

 

そうだな……。

 

「『神秘の力』としよう」

 

「分かりました、こちら、金貨二千二百枚です!」

 

「ありがとうございます」

 

俺は、二千枚の金貨を中隊長らに渡す。二百枚は、とりあえず俺のものとする。

 

「とりあえず、この金を部下に報酬として配れ。俺は、二、三ヶ月後に届く金から二割の三千二十六枚の金貨をもらう。では、解散!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

 

さて……。

 

俺が金貨三千枚も分捕ったのは、GPのため。

 

つまりは経費だ。

 

活躍したかどうかで給与額が変わるのとかはよくないとは思う。

 

しかし、レクノアの活躍は素晴らしかった。

 

となると……。

 

「レクノアには金貨七十八枚を、トライには二十六枚を与える。レクノアは、大きく活躍したから、三人分の手当を出す」

 

「え……?お金とかいらないのに……」

 

「えっと、ありがと」

 

レクノアとトライに金を押し付けた。

 

「欲しいものでも買うと良い。しばらくは休むからな。今日はもう寝ろ」

 

そう言って、寝ておく。

 

そして次の日……。

 

十八日目。

 

《スキル:ガチャを使用しますか?》

《GP:229340000》

《はい/いいえ》

 

三回はい。

 

ノーマル×77

レア×20

スーパーレア×3

レジェンドレア×0

 

ノーマル×73

レア×19

スーパーレア×8

レジェンドレア×0

 

ノーマル×70

レア×24

スーパーレア×6

レジェンドレア×0

 

俺が得た金貨百枚はGPに変換した。

 

朝、午前十時頃までぐっすりと眠って体調を万全にした。俺は朝五時には起きてしまうのだが。

 

レクノアとトライは相当に疲れていたらしく、十時までぐっすりと眠っていた。

 

俺は、起床したレクノアとトライに軽くフルーツ入りのグラノーラを食わせると、すぐに傭兵ギルドに向かって、会議室の一つを借りて、宴会の準備を始めた……。

 

その最中に、ふと、何で俺がこんなことをしなきゃならないんだ?と思ったが、やることと言ったら机を並べて料理と酒を出すだけなので、そんなに苦労してない。

 

もし、一から料理してもてなすとかならやらんが、出来合いの料理を出すだけでいいなら、それで人気取りができるならやるだろ。

 

今回は結構厳しい訓練だったからな、労っておかないと裏切りとかされてめんどくさそう。

 

酒や食糧はダース単位どころか大瓶がプラスチックケースに二十本入りで出てくるから、好きなだけ食わせてやりゃ良いだろう。

 

そして、段々とうちの傭兵が集まってきて……。

 

「訓練を兼ねた遠征が無事終わったことを祝って!乾杯!」

 

「「「「乾杯!!!」」」」

 

立食形式のパーティーにした。

 

んー、まあ、キンタッキーのフライドチキンとか、ノーマル一つでバケツ十個くらい出てしまうので、適当にそれを置いてる。

 

「うっ……?!美味えっー!!」

 

「なっ、何だこの肉?!豚じゃねえのか?!」

 

「こ、これは……!す、凄え!脂が乗った鳥の肉だ!貴族の食うもんだぞ!」

 

それと、ダース単位のビール。

 

「うおおおおっ?!な、何だこの酒はっ!!」

 

「酸っぱくねえ!」

 

「薄まってもいねえぞ?!」

 

スーパーの揚げ物詰め合わせパーティーセット。

 

「ん?何だこのパン屑の塊は?一応食ってみるか……、おお?!こりゃ美味い!黒いソースも、甘酸っぱくて美味えぞ!」

 

「これは……、魚だ!干物じゃない、焼いた魚の外側にパンを削ったものが付いているのか!これはすごい工夫だな、サクサクとして美味いぞ!」

 

「こ、これは?エビじゃねーか?!港町でしか食えない海の生き物だぞ?それをこんな内陸に……?」

 

安ワインの箱詰め。

 

「な……?!何だこれは?!」

 

「貴族の飲むワインより上等だ……」

 

「こんな高貴なワインは、王侯貴族ですら……!」

 

給食用の鍋いっぱいのビーフシチュー。

 

「これ、凄く美味しい……、あり得ない、こんなの……!」

 

「私、一応はエルフの良いとこの子なのに……、こんな美味しいシチューは初めて……」

 

「オレだって、蜥蜴人のダーナ部族の族長の子供だっタ。けど、こんなに美味いシチューは生まれて初めてダ……」

 

箱入り業務用ウォッカ。

 

「な、なんじゃこの酒は?!ワシらドワーフの秘伝の火酒よりも酒精が強いわい!」

 

「透き通るような、えぐみの一切ない酒よ……。これはどのようにして作ったんじゃろうか」

 

「酒精の甘味が直接舌に乗り、喉を通してやれば焼けるような熱さを感じられる!最高じゃな!」

 

 

 

こうして、遠征の成功によって、大きく名声を得て、大宴会により部下も良い思いができ、俺への信頼度も上がった。

 

総じて大成功だったと評価できるだろう。




今はもうポストアポカリプス書きたい欲でいっぱいいっぱいだ。

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