傭兵活動、ヨウカツ!始まります!
……一昔前の美少女アニメみたいだあ。
とりあえず今日のガチャ。
二十六日目。
《スキル:ガチャを使用しますか?》
《GP:229110000》
《はい/いいえ》
三回はい。
ノーマル×70
レア×27
スーパーレア×3
レジェンドレア×0
ノーマル×73
レア×19
スーパーレア×8
レジェンドレア×0
ノーマル×70
レア×22
スーパーレア×7
レジェンドレア×1
おっ、レジェンドだ。
《エリクサー》
《どんな怪我や病気も治療する魔法薬。死者も蘇り、飲めば全盛期まで若返る》
ん?この前引けたレジェンドレアも同じようなのなかったっけ?
《アムリタ》
《飲むと不老不死になる》
あ、こっちは不老不死だったか。使おうかな?でも、一人きりで不老不死とか辛そうだし、いきなり使わずとも何個かストックしておけば良いだろう。
エリクサーで若返れるんだし、時間はいくらでもある。
さて、ヨウカツについてだが、俺は、実績1:『ゴブリンスタンピードを防いだ』と実績2:『リクルート級の身でメンバー級傭兵三人を加減した上で倒した』という実績がある。
これにより、一気にメンバー級になれたんだよな。
で、先日、実績3:『五百人の傭兵団を指揮して、ロンバッハ飛竜山を踏破した』という実績ができた。
あの、俺達が登った山は、ロンバッハ山、通称飛竜山と言うらしい。
ロンバッハ山は、一体相手するだけでも百人規模の傭兵が必要とされている凶悪なモンスター、ワイバーンの巣である。
そこを、たった五百人の小勢力で、一人も死なずにワイバーン六十八匹の群れを殲滅したと言うのは、伝説級の偉業であるそうだ。
ワイバーン一匹の討伐による報酬額は金貨百枚。素材の総額は金貨二、三千枚はする。
ワイバーンは、本物のドラゴンとは違い、『亜竜』と分類されるモンスターだが、その肉体はドラゴンと変わらずに超高価で捨てるところがない。
血液は、コップ一杯ほどの量でも金貨数十枚。最高級の魔法薬の素材となる。
竜骨は、100gほどでも金貨数十枚。削って錬金術の素材にする他、その堅牢さから武器の素材にも。
肉も、100gほどで金貨数十枚。最高級の珍味として食されるだけでなく、魔法薬の他にも、筋肉や筋は魔具の素材にもなる。
爪や牙は一本で金貨数百枚。武器や矢尻に加工して、魔法を使って調整すれば、最高クラスの魔具となる。
竜の肝は、一匹分で金貨五百枚ほど。魔法薬の他にも、珍味として食されることも。
翼幕は、一匹分でも金貨千枚近く。将軍クラスの軍人や、王侯貴族の戦闘用の外套として使われる。
皮は一匹分で金貨千枚を超える。将軍の革鎧や、超高級な革製品になる。革鎧となればもちろん、魔法で調整されて最高級の魔具になるそうだ。
確かに、ズタズタにしたので素材はいくらか駄目になったが、それでも、他のモンスターの素材と合わせて、金貨一万六千枚を得られた。
しかも、後で聞いた話だが、金貨一万六千枚ってのは最低額。
ワイバーンほどの高級素材となると、オークションで売られるので、ギルドの仲介費用なんかを抜きにして考えても、金貨一万六千枚の倍はいくそうだ。
そして、ワイバーンの群れをたった五百人の軍勢で撃破し、前人未踏のロンバッハ山を踏破したと言う実績から、俺はベテランを通り越して一気にメジャー級と認められた。
とりあえず、ヨウカツは一旦ここまでで良いだろう。
今現在、アイテムボックスの魔具などに詰め込まれたワイバーン素材が、超特急で王都に送られているので、二、三ヶ月後には最低でも金貨一万六千枚が届く予定だ。
今回からは商人としての活動をしていこうと思う。
ショウカツだ。
何故、今回、商人なんてやろうと思ったのか。
まず、ガチャ産のアイテムがたくさんあるからだ。死蔵しておくのはもったいない。
あとは、地球の製品は確実に売れるからだ。
この一週間、配下の傭兵達に、大宴会の時に飲んだ酒がまた飲みたいと何度もねだられた。
なので、定価の数倍ほどの良心的な価格で売ってやったところ、大いに喜ばれたのだ。
その他にも、透明なガラス、綺麗な食器、石鹸、マッチ、双眼鏡、姿見……。
元の世界では百円ショップで手に入るものが、この世界では何十倍もの値段で売れるのだ。
実際に、便利アイテムの類を団員に売りつけたところ、かなりの好感触だったので、売れるんだろうな。
そして何よりも……、この世界の他の勇者が全く怖くないと気づいたからだ。
えーと、まず、勇者がいる国は、帝国、王国、聖国、教国の四大国のみ。
トルニス帝国は大陸の北。様々な公国を抱える大国で、この大陸では一番大きいだろう。
そして、帝国の西にヌボラ聖国、帝国の南にネブリナ王国。それよりさらに南にレゲン教国があり、ネブリナ王国の東にはストルム魔国がある。
帝国はアホなので、領地を広げることばかり考えているから、聖国と王国の両方を攻めている。もちろん、勇者も複数召喚している。
王国もアホなので、帝国に対応しながら、魔国に侵略しようとしている。勇者も定期的に召喚しているらしい。俺が最初に魔王がどうこうとか言われたのは、魔国への侵略についての話だった訳だな。
聖国もアホであり、勇者を召喚して帝国と戦っている。
教国もアホだから、別に戦ってる訳じゃないのに、勇者の女版の聖女なるものを召喚して遊んでる。
アホしかいないな……、ビビるわ。恐れ入った。
何故アホかって、国民を何千人も生贄に捧げて勇者という駒を呼ぶ辺りだ。
いや、別に、知らん人が死んでも特に何か問題がある訳じゃないんだが、国が国民殺しちゃ終わりでしょ。
国民は生かさず殺さずでもまだ駄目だ、国の悪口を言えるくらいに元気にさせておかなきゃ。
勇者の戦闘能力が戦車並みだとしよう。
戦車……、ヒトマル式で九億五千万円くらいか。
もし、現代社会なら、サラリーマンの生涯の年収は二億円とか言われてるよな。
二億円を数千人分。
数千億円をドブに捨てて、九億五千万円の戦車を買っているようなものだ。
費用対効果って知ってる?
まあ、確かに、生贄にされるのはろくに稼げない貧農とかなんだろうけど、一人の強い人間のために数千人の労働力をドブに捨てているって言う事実は変わらないよな?
それを国という単位でやってんだからアホでしょ。
いやまあアレだよ?うちの基地の前にプラカード持って現れる反戦団体(笑)のクソ老害さん達みたいなこと言う訳じゃないけどさ、人間は搾取するより気分良く働かせて上前をはねる方がよっぽど良いんだよ。
植民地経営だって、時代が進むにつれて割が合わなくなってきてどの国もやめただろ?
無理矢理搾り取るよりも、人を育てて生産力を上げる方が効率的なんだよ。
そう……、勇者が怖くないって話だ。
まず、勇者は、確かに別の世界から召喚されるが、俺と同じ世界とは言ってない。
このファンタジーな世界『オーラス』に召喚される勇者は大抵、この世界と同じ文明レベルの世界から来る奴が多いそうだ。
地球から転移させられた奴は強いが、地球からは滅多に来ないらしい。
地球以外からの転移者は大抵、持っているスキルはD〜Bくらい。それくらいなら怖くない。
ただ、一つ気がかりなのは……。
教国の聖女、『セイカ・ヤサカ』……。
こいつは日本人だ。
思いつき集だからねこれは。
俺はとりあえず、「こういうの書きてぇ〜!!!」ってなった時に、徐にスマホのメモ帳開いて書き散らすクセがあるのです。
その結果、この思いつき集が生まれたんだわ。
書いて欲しいネタや既存作品の続きが読みたければ、俺のツイッターに凸るとか、活動報告とかで直接俺に書け!と言わないと続きは生えてこないです。
最近はネットでモン娘のゲームを見つけたから、それに影響されてラブのないラブコメがチョット書けた。
ラブのないラブコメは書いてて楽しいですよ〜。イチャイチャ系とか逆レ系のモン娘ものの小説やらゲームやらをやった後に、反骨精神の赴くままエログロを書き散らす!!!
新ヒロインは早速半殺し!その後、みんなの前で頭を踏みつけられて靴を舐めることになるぞ!