ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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結局、トランプが勝つの?バイデンが勝つの?


44話 フライルー家

新しいログインボーナスの九十日目。

 

《スキル:ガチャを使用しますか?》

《GP:619300000》

《はい/いいえ》

 

レジェンド確定チケット含めてレジェンドは六つ。

 

四つはエリクサーで、一つはアムリタだった。ハズレだな。

 

もう一つは、《身代わりの腕輪》という、一日一度だけ、致命傷をなかったことにする腕輪だ。めちゃくちゃ有用だな。俺が装備する。

 

さて、そんなこんなで二週間の移動の末、砂漠の国『アイトリア』に到着した。

 

移動にあたって、リードルフ近辺にて十日間の野営訓練ののち数日街中で休憩してから、二週間かけて移動したのだ。

 

いかに車が速いとはいえ、距離もかなり長く、結構時間がかかってしまった。

 

この辺は地球で言う中東付近と似たような地形や気候、建物だな。

 

サハラ砂漠のような何もない砂の世界……、と見せかけて、食べられそうな動物や草木が生い茂るオアシスを見かけたので、生きていくこと自体は可能そうだな。

 

だだっ広い死の砂地っていうよりは、エジプトの自然が豊かな場所みたいな感じだ。

 

この砂漠の国の周辺にはオアシスが多かったが、帝国と砂漠の国の間は『死の砂漠』と呼ばれていて、オアシスがない地域だったそうだ。

 

そこを抜けてきた俺達は気狂いらしい。

 

じゃあ何でお前は死の砂漠にいたのかとフィアに訊ねたが、そうしたら、近道がどうこうと言って騙されたらしい。

 

そして……、砂漠なので、水はあまりないらしく、飲み水は貴重。例えオアシスの近くでも、水は無駄にはできない。この気温では、オアシスに近いからと言って余裕だと思い込み調子に乗っていると、干からびて死ぬこともありうるからな。

 

飲料についてだが、貴族はワインを薄めて、シナモンなどで香りをつけてから飲んでいるそうだ。これは、他の国のどこの貴族もそんな感じだ。

 

逆に、庶民は、この辺りにたくさん生息する『砂漠牛』という牛の乳のホエイを主に飲んでいる。

 

砂漠牛のホエイは大変に栄養価が高く、ホエイさえ飲んでおけば、後は老いた砂漠牛をバラして作った干し肉を食っておけば生きていける……、みたいな感じだ。

 

なんか……、馬乳酒と干し肉だけで生きてる昔のモンゴル人みたいな話だな。

 

当然、ホエイが流通するってことはチーズも出回っている。

 

その他にもバターが、この国の一般的な油として出回るそうだ。それもそのはず、この辺りはかなり気温が高く、常温が35℃を超えるくらいで、バターはペーストの状態が基本。なので、油として何にでも使われる。

 

余談だが、死の砂漠の気温は45℃くらいあった。俺は耐久のステータスを上げ過ぎたせいで、暑さがあまりキツくない身体になっているようだ。

 

建物は、石造りの四角いものが多い。

 

木材を殆ど使わないのは、この辺りには木材が殆どないからだ。

 

その代わりに、彫刻などの石を加工する技術は高い。

 

信仰については、特に規定はなく自由である。

 

だが、国教としては、太陽神ラソルという非常に古い神話の神を信仰している。

 

そんな話を、フィアと団員の中にいる蜥蜴人から聞いた。

 

この砂漠の国には、蜥蜴人がたくさんいるのである。

 

 

 

「止まれッ!何者ダっ?!!」

 

そう……、今は、大量の兵士の群れが、俺達、『神秘の力』に相対している。

 

人数はおよそ百……、もいないな。

 

人種比率は人間四割蜥蜴人四割、獣人二割ってところかな?

 

戦って勝てない相手ではないが、もちろん、虐殺をしにきた訳ではないので、フレンドリーに接する。

 

車を降りて……、お、やっぱりそこそこ暑いわ。まあ俺は沖縄生まれなんである程度はヘーキよ。湿気がない分まだマシ説ある。

 

「落ち着けよ!敵じゃない!」

 

「何者だ!」

 

「北の傭兵団、『神秘の力』だ!今回は、この砂漠の国で稼ぐつもりだ!」

 

「稼ぐだと……?どうやってだ?!」

 

そう、何故この国に来たのか。

 

どうやって稼ぐのか。

 

それは……。

 

「アズバン陸竜谷に五百の兵団で攻め入り、陸竜を殲滅し、金に替えるつもりだ!」

 

アズバン陸竜谷の攻略である。

 

陸竜谷への大遠征が一つ。

 

それと、他にも目的がある。

 

「そして、交易をして金を稼ぐ!」

 

ギガントワームの素材も売りたい。

 

因みに革と牙くらいしか売れないらしい。革と牙を全て売れば、一体につき金貨百枚はするとのこと。安いな。

 

更にこれだ。

 

「ついでに、道すがら拾ったフライルー家の令嬢を親元に返して、礼をもらう!」

 

「何っ?!フライルー家だとっ?!」

 

フィアを車から降す。

 

「私はフィア・フライルーよ!こっちの傭兵さん達には、道中に助けてもらったの!危険な人達じゃないわ、街に入れてあげなさい!」

 

「「「「は、ははーっ!」」」」

 

モーセの奇跡のように、衛兵達は道を空けて、全員が平伏した。

 

 

 

俺は、兵士達に自由行動を命じて待機させると、フィアと共に、フライルー家の屋敷へと向かった。

 

そして、フィアを送り届けると、しばらく客間で待たされて、その後、客間におっさんが一人現れた。

 

「ははっ、なんだいこれ?」

 

部屋に入ってきた瞬間に、面白そうに笑った。

 

見た目は……、若作りな中年だ。

 

線が細めで、無駄な肉はなく、貴族なのに髭も生やさない、青年のような中年。

 

「やあ、私はダンディライアン・フライルーだ」

 

「ラインだ」

 

「この度は、私の娘を助けてくれてありがとう。礼をしたいんだ」

 

「何をくれる?」

 

「私の持つ、最も価値のある宝だよ」

 

ほう、それは期待で胸がときめくな。

 

「さあ、持っていってくれたまえ……、私の娘をね」

 

「よ、よろしく、ライン」

 

フィアが隣の部屋から現れた。

 

「……は?」

 

「だから、娘を助けてくれた礼に、娘を渡すと言っているんだよ」

 

何言ってんだこいつ。

 




毎日見てるよと感想をもらって、「あったけぇなぁ……」みたいな、雪の降りしきる中孤高の戦士が最後に助けた少女に手を握ってもらったまま事切れる、みたいな状態になってた。

やっぱり、感想くれ!くれなきゃ書かない!みたいなことは言わないけど、感想もらえると続きを書きたい欲出てくるわ。

それはさておき、思いつき集、膨れ上がってそろそろ七百話分になりそう。いっそ各小説を分離する?それともなろうに投げる?

なろうに投げるか……。ユーザー登録だけはしておいたんだよな。ここにある思いつき集をプロトタイプとして、若干の改訂を加えたものをなろうに投げる……、か?どうしよ。

でも、なろうで変な人達にぶん殴られるの怖えんだよなあ。感想欄炎上とかしたら立ち直れないかもしれない。
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