ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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読者さん「主人公が優位すぎてイマイチイライラしないわ」

とのことなので、イライラパート(真)!!!

存分にイライラしてください!


9話 勇者様

俺は、長沢高校一年生のとある生徒だ。

 

先日、ククラ王国に異世界召喚された。

 

初日は、勇者だ!と大喜びしたんだけど、一週間もすると、まずい飯、厳しい訓練、臭くて汚いトイレ……、と不満点がどんどん見つかった。

 

かと言って、じゃあ俺が料理しろ!と言われてもできねーんだけどさ。

 

材料もないし、そもそも、料理なんてできねーよ。

 

コンビニとか、便利だったんだな。なくなってからありがたみ?って言うの?そーゆーのが分かったかもな。

 

にしても、マジでマズいな。

 

パン、ゴワゴワで酸っぱくて、まじぃ〜。

 

 

 

訓練はだりぃ。

 

だってさ、体育の時間よりも長い間、マラソンしたり、剣を振り回したりしなきゃならねーんだぜ?

 

剣、最初はカッケェなー、って思ってたけど、鉄だから重いんだよなー。もっとこう、伝説の魔法の剣とか用意しろよ。

 

「ひ、ひいいっ!む、無理ですぅ!もう走れませぇん!」

 

は?何だあいつ?

 

そういや、巻き込まれて転移してきたおっさんだっけ……。

 

なんか知らねーけど、選ばれし勇者である俺たちとは違って、あのおっさんは無能らしい。

 

騎士の人達にボコられながら地面を転がってる。

 

はぁ……。

 

ダッセェな。

 

大人なら、こういう時に子供を守るもんだろ。

 

あんな情けねえ大人にはなりたくねーな。

 

 

 

二週間くらいしたけど、もう無理だわ。

 

マジで環境が悪過ぎる。

 

不良の奴らがコックに文句言ってやったらしいのに、飯はまずいもんばっかり。

 

鷹の肉ってなんだよ。意味わかんねー……。

 

俺達は普通に、ハンバーグとか出せば良いじゃんってみんな言ってるのに、なんでハンバーグみたいな簡単な料理ができねーんだ?

 

やっぱり、遅れた世界の人間はダメだな。俺達は、確かに、魔法はなかったかもしれないけど、この世界より千年くらい進んだ文明から来てるんだよ。

 

この世界の人間なんて、俺達と比べたら野蛮人だな。

 

ま、いいや。

 

俺達って、勇者だから、男爵と同じくらい偉い貴族扱いなんだってさ。

 

いきなりそんなこと言われてもよくわかんね。けど、貴族だから、貴族じゃない奴には貴族らしい態度で接しろと教わった。

 

へえ、じゃあ、メイドとか、コックとか、落ちこぼれのあのおっさんとか、みんな俺達の『下』なんだ。

 

 

 

一ヶ月過ぎた。

 

やべー、マジ辛ぇ。

 

病気になった奴も一人いるし、遅れた文明での生活はヤバすぎる。最悪だ。

 

「ひ、ひいぃ!やめてくださいぃ〜!」

 

ん……?

 

うわ、不良達が、あのおっさんをボコってる!やべ、あれ、死ぬんじゃねえのか?!

 

俺達は最強の勇者だぞ?雑魚のおっさんとか、殺しちまうんじゃねーのか?!

 

「あ"?何だ?何見てんだよお前?」

 

あ、気づかれた!

 

「い、いやっ、そのっ、そのおっさん、死んじまうんじゃないかな、って……」

 

やべえ。怖え!

 

「いーんだよ!このおっさんは貴族の俺達と違って、へーミンなんだぜ?貴族はへーミンを殺しても良いんだよ!」

 

や、やばいって、人殺しとか……。

 

でも、怖えし、止めらんねえわ。

 

まあ、おっさんとかどーでも良いし。

 

「そ、そっか。お、俺っ、なんも見てないから!じゃっ!」

 

逃げよ。俺、知らねー。

 

んあ?今度は何だ?

 

「何やってんの?!やめなよ!」

 

うわ、えーと、あいつって確か……、演劇部の茨木じゃん。

 

「ハァ?何だよオメー」

 

「おじさんがかわいそうじゃん!同じ日本人の仲間でしょ?!」

 

な、何だこいつ?!何でこんな無能のおっさんを助けるんだ?!

 

「何か文句あんのか?!」

 

「あるよ。おじさんがかわいそうだからやめて」

 

「何良い子ちゃんぶってんだぁ?ヤメテー、じゃねえよ!バーカ!!!」

 

「弱いものいじめをする暇があるんなら、訓練でもしたら?元気、有り余ってるんでしょ?」

 

「あ"ぁ?!」

 

や、やべぇって!

 

俺はカンケーねーぞ!逃げよう!

 

「何をやっているんだ!」

 

あ、騎士の人だ!

 

「はっ、へーミンに教育してやってたんですわ」

 

不良が言った。

 

騎士の人は、血塗れのおっさんを見て言った。

 

「やり過ぎるなよ。死体が残ると臭くてかなわん」

 

「ウッス!」

 

マジかよ、マジで平民はぶっ殺してオーケーなのかよ!

 

その後、おっさんは、茨木に運ばれて行った。

 

あのおっさん、女に守られるとか、ダッセェわ。殴られたことは同情するけどさ。

 

 

 

にしても、貴族か……。

 

平民には何をしても良いってのは、マジなんだな。

 

「ベッドのシーツを持ってきましたー」

 

「あ、はい、どうも」

 

メイドさんだ。

 

………………。

 

「あの、メイドさんってさ、平民なの?」

 

「はい、そうですが……?」

 

じゃあ、俺って、このメイドさんに何してもいいんだ……。

 

「え……、何を?きゃあっ!」

 

「暴れんな……!おら、脱げよっ!」

 

「ゆ、勇者様!やめてくださいっ……!」

 

 

 

三ヶ月過ぎた。

 

脱走者が数人出た。

 

やっぱり、遅れた文明での生活は辛すぎ。

 

まあ、でも、平民でストレス発散すれば良いんだよな。

 

最近は、みんなであのおっさんがいつ死ぬか賭けてるわ。ウケる。

 

あのおっさん、よくわかんねーけどしぶといんだよなー。

 

茨木達が毎回回復魔法かけてっからだろうけど。

 

今日も、訓練でボコボコにされたおっさんが地面に転がってる。

 

俺も、最初の頃は流石に殺したらやべーかな?って思ってたんだけど、騎士さん達も怒らねーし、平民のおっさんは殺しても良いんだな。

 

てな訳で、たまにおっさん殴って遊んでるわ(笑)。

 

モンスターを殺す訓練とか、グロくてヤバかったけど、そういう時は平民共をいたぶれば気が晴れる。

 

おっさんも平民なんだし、俺達貴族とは格が違う?みたいな?

 

まあ、ステータスも雑魚らしいし、適当にいじめりゃ良いっしょ。

 

「てか、茨木達、あいつら意味わかんなくね?」

 

「それな。あんなおっさんのどこが良いの?」

 

「マジでな。平民のクズじゃん。ま、良いや。アンジェラと岬は抱けるけど、茨木ってチビだし、犬神はガサツじゃん」

 

「だよなー。つーかさ、あんな奴らより、新しく入ってきた平民のメイド輪姦しね?」

 

「あのおっぱいでかい奴な!」

 

俺は友達と話した。

 

まあ、異世界でも何とかやってけてるわ。

 

 

 

半年後。

 

なんか知らんけど、おっさんが追放された。

 

あー、クソッ!おっさんが死ぬ方に金を賭けてたのになー!

 

まあ良いや。

 

え?

 

茨木達も脱走?

 

あいつら、平民のあのおっさんとデキてたの?キモ、笑えるわー。

 

茨木も馬鹿だなー。

 

貴族の上級な暮らしを捨てて、ゴミ屑の平民になるなんて。

 

意味わかんねーよな、マジで。

 

ま、いいや。

 

いなくなったような根性ねーやつのことなんて知らねーわ。

 

今日も訓練すっかー。

 

その後は平民で性欲処理だな。

 




いかがでしたか?(アフィブロ感)



それはさておき……、こう……、なんか……、ナイツアンドマジックみたいなの書きてェんだが。

魔法と科学が融合したFF的世界線でさ、ロボ愛好家の主人公が転生!するじゃん?

そんでこう……、良くある祝福もらえる系世界でさ。この世界で生まれた人は、五歳くらいになると祝福と共に一機の魔導ロボットが貰えんのよ。神的な存在からこう、授けられんの。このもらえるロボットによって、今後の人生が左右されるのね。ここで強いロボットをもらえれば、騎士団とかに入れてもらえんのよ。で、ロボットには、そのロボットのみが持つ固有スキル的なのがあるのね。それで、固有スキルは練習すれば進化したり増えたりする。

で、主人公がもらえたのは、錆だらけのオンボロロボットだったのね。周りの人はそれを見て馬鹿にするんだよ。でも、主人公はそれを見て、「えっ、これ、俺がやり込んだロボットゲームの、アーミーズコアの初期機体じゃん!」ってなるのね?主人公のロボットの固有スキルは「アセンブル」で、全身のパーツから武装、内装に至るまでカスタムできるって言うぶっ壊れスキルなのよ。

騎士団長クラスの選ばれし者の中でも、特に火力に特化した者だけが使えるような固有スキル……、それですら超えるくらいの超威力のオーバードウェポン的なものとかが使えて、オーバードブーストは世界最速、バリアフィールドまであり、大気圏外から地表の目的を誤差数センチで撃ち抜くターゲットシステムなどなど、ぶっ壊れパーツがいくらでも使えちゃうのね。

やがて進化して、無人機のロボットも僚機として使えるようになるのよね。

で、そうやって、「俺は面倒が嫌いなんだ」しながら生きていき、最強の傭兵として名を馳せてゆくのよ。

どう?みんなロボ好き?僕はロボット大好き!

ゲッターロボアークどうなるんやろね。楽しみ。



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