ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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四肢欠損美少女に逆トイレトレーニングしてえなあ。


10話 追放

醜態!

 

顔をくしゃくしゃにして赤ん坊のように泣き喚き、収納を悪用して股間に水を垂らし失禁を演じ、あらゆる手段を使って俺は自らの株を下げた!

 

ダンジョンでのレベル上げ実習においては、棍棒すらろくに扱えず、最弱のモンスターである『ホーンラビット』すらまともに倒せないクズを徹底的に演じる!

 

その結果!

 

騎士達には顔を合わせるたび殴られ、多くの生徒達にも蔑まれ、殴られる、最底辺中の最底辺になったのだ!

 

今や、明らかにいじめられっ子であろうチビデブの生徒にすら殴られる始末!

 

……しかし、それでも、あの四人娘はしつこく俺に構うんだよなあ。何でだろうか?謎だ。

 

そんなクソみたいな日常も今日で終わりだ!

 

ある春の日、騎士団長に呼び出された俺!

 

「お前、もう良い」

 

「……は?もう良い、とは?」

 

「あんまりにも使えねーからな。出て行ってもらう」

 

「そ、そんな!私はここを出たら生きていく方法なんて!!!」

 

「うるせぇ!」

 

「あぐっ?!!」

 

「これは手切金だ。もう二度と顔を見せるんじゃねえぞ!ぎゃはははは!!!」

 

「そ、そんな!あんまりだ!あんまりだぁ〜!!!」

 

がしゃ、がしゃ、がしゃ。

 

足音が遠ざかる。

 

察知スキルの範囲から騎士が消えた時……。

 

「よっっっしゃあ!!!!!」

 

俺は天に向かって拳を突き上げた!

 

「えーと、手切金は金貨を五十枚か。まあまあだな」

 

金貨は一枚七万五千ポイントだった。うん、変換できるっぽいね。

 

ってことは、三百七十五万円ってことかな。

 

上等上等。

 

さあ、着替えて、と。

 

服装は、革のズボンに麻の半袖シャツ、いくつかのシルバーアクセをつけて、靴は先の丸い革靴。腰にショートソードと皮袋、小さな革製の小物入れをつける。

 

背中には革製のリュックを背負って、長い髪をポニーテールにして、日除けの帽子をかぶる。

 

次の役は、「陽気な商人」だ!

 

「テレレレーレーレーレーレー」

 

俺は、ゴッドファーザーのテーマを口ずさみながら、ウキウキ気分で街を歩く。

 

周りの人から色々と話を聞くと、隣に魔人の国である『シャッハ帝国』があり、その反対方向に『ドゥムヤ王国』があるそうだ。

 

シャッハ帝国とは戦争状態にあるそうなので、行けるのはドゥムヤ王国だな。

 

そうだ、護衛が必要だな。商人の一人歩きなんておかしいんじゃなかろうか?

 

よし、話に聞いた冒険者ギルドとやらに行ってみるか!

 

 

 

「やあ、すみません!依頼したいんだが、良いかな?」

 

受付の男にそう言うと、お役所仕事ですよー、と言う顔をした男が俺に語りかける。

 

「何でしょうか?」

 

「ドゥムヤ王国までの護衛を頼みたい」

 

「ええ、分かりました。護衛の料金は金貨十枚といったところですね。食事を出してくれるなら金貨七枚が相場です」

 

金貨はポイントと違って少ないから、節約したいな。

 

「食事こっち持ちで」

 

「分かりました。ええと……、ドゥムヤ王国への護衛依頼、となると……。おーい、ジョン!ドゥムヤ王国行きの予定がある護衛可能なパーティはどうなってる?」

 

奥から、ジョンと呼ばれた背の低い男が、資料を持ってくる。

 

「ありがとな。ええと……、うん、はい、丁度いいパーティがいますよ。『紅蓮の矢』と言う、Cランクのパーティです。明日の朝にここに来てください」

 

「はい、ありがとうございます」

 

俺が受付の男に礼を言うか言わないかってときに、扉が乱暴に開かれる音を聞いた。

 

冒険者ってのは荒くれ者だなあ、扉の開け方も分からないのかね?

 

そう思って俺が振り向くと……。

 

「見つけたよ、おじさん……」

 

「ゲェーーーッ?!!!」

 

よ、四人娘?!!!

 

「な、何故ここに……?」

 

「鬼山景虎ァッ!!!」

 

「な……っ?!!」

 

何故バレた?!!

 

「長沢高校卒、三十歳、俳優!!!」

 

「あ、ああ……!!」

 

「大ファンですっ!!!養ってくださいっ!!!」

 

「………………はい?」

 

 

 

「お願いします!景虎さん!なんでもします!捨てないで!」

 

「ミスター!」「「景虎さん!」」

 

四人の女が抱きついてきて、わんわん泣いている。

 

ひそひそ……、声が聞こえる。

 

「痴情のもつれだ」

 

「若い娘をかどわかしたんだ」

 

「しかも四人も」

 

おおっとー?

 

俺を社会的に殺すつもりかなー?

 

人に見られていては転移もできない。

 

えっこれ詰んだ?

 

とりあえず、外に出た。

 

「……何がしたいんだお前ら」

 

「養ってください」

 

「無理だ、そんな金はない」

 

「ネットスーパー」

 

何で知ってんだよ……。

 

「何の話だ?」

 

「惚けても無駄ですよ。ふーかのスキルで相手のステータスが見えるんです」

 

「金がないから使えない」

 

「嘘つき!宅配ピザ食べながら映画観てたくせに!」

 

マジで何でバレてんの????

 

「……例えそうだとしても、お前らを養う義理はない」

 

「何でもしますから……、本当に何でもします。用心棒します、命令は何でも聞きます……、処女も捧げますから」

 

あー、これ、相当追い詰められてんな……。

 

んー、あー。

 

「けど……」

 

「ならっ、せめてここで殺してください!私達、こんな生活、もう耐えられないんです……!!!」

 

と、泣き崩れた。

 

あーーー。

 

あーーーんーーー。

 

まあ、別に損はしないんだけどさあ……。

 

寝首をかかれても返り討ちにする自信はあるし。

 

女子高生が処女を代償にまともな生活を要求とか、世も末だなあ。

 

誰も知らない別の国であるこの世界で一人で一生生きるのは精神衛生上拙い、かね?

 

俺も自分の精神をうまく分析できているか分からないんだが、永遠に文化レベルが違う世界で一人きり……、ってのは、精神がおかしくなりそうではある。

 

「タダでは駄目だけど、借金ってことでいつか返してくれるなら……」

 

「返します!働いて返します!」

 

「頑張りマス!」

 

「何でもします!」

 

「一生かかっても返します!」

 

ならまあ、良いかな。

 

「とりあえず、今日のところは宿に……」

 




今、ロボットもの書いてるんだけど、ヒロインはデレデレと素直ヒートと素直クールでよろしいか????

ブーン系小説すこだった……。

相変わらず、主人公は、人間性最底辺のサイコパスなので安心してください。

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