そして金も稼げない。
キツくねーかこれ。
あとサブミッションにアイコンを出せ!!!
でも、序盤だから何とも言えんけど、村づくり要素はいいね。
ギルドに戻ってきた。
ギルドで、素材等を提出する。
その時、アイテムボックスから出すと見せかけて、収納スキルでしまっておいたものを大量に出したので、ちょっとした騒ぎになってしまった。
「な、何だこの量は!」
「アイテムボックスです」
「い、いや、だが、こんな容量のアイテムボックスは」
「アイテムボックスです」
「それに、この殺傷の痕もとても綺麗で、とてもじゃないがFランク冒険者の仕事とは思えない!」
「アイテムボックスです」
貫き通した。
しかし、貫き通しても、懐疑的な視線は当然あった。
もちろん、そんなものはガン無視なのだが。
さて……、今日一日、五人で働いた結果、得られた金銭は……。
金貨四十二枚!
鹿やら猪やらのモンスターを群れ単位で狩ってこれ!
他の底辺見習い冒険者を見た限りでは、この額はとても多い部類だ。
討伐系の危険な依頼を受けたBランク冒険者パーティ並みかそれ以上ってところ、らしい。
「モンスターを狩るのが一番利率が高いですね」
風香ちゃんが言った。
「そうだねえ、薬草摘みとかバカらしくてやってらんないわ」
俺がそう返した。
「今後は、稼げるモンスターの集中的な狩りで良いでしょう」
「そうしようか」
わざわざ、朝早くからギルドに来て、割の良い適時依頼の争奪戦に混ざらなくても、適当に食肉モンスターの群れを狩っていれば、それだけでかなり儲かる。
じゃあ、今日のところはこれで。
次の日。
「はい、チャールズ・ルチアーノさんですね。登録完了です」
商人ギルドに登録した。どうやら、行商人程度なら仮登録ができるようだ。本登録は市民権とか身分証とか色々欲しいらしい。
そう、今度は、陽ちゃんが言うところの、「なろう的商人無双」だ。
「商人ギルドに直接品物を卸したいのですが」
俺は受付に言ってみる。
すると、受付の女は、馬鹿にしたような顔をして言った。
「あのですね……、何の地位もない人が、ギルドと直接取引できると思っているんですか?」
俺は無言で、透明なビニール袋にぎっしり詰まった胡椒を、受付のカウンターに積み上げた。
「は、はひ……?!しょ、少々お待ち下さい!!!」
受付嬢は、目をひん剥いて驚いた後、アメリカのカートゥーンのキャラクターのようにピュッと引っ込み、ギルド長を呼び出した。
ギルド長は、恰幅のよいハゲ頭のおっさんだった。
「と、とりあえず、別室でお話を……」
別室は、綺麗に磨かれた床に、カシミアの絨毯が敷かれ、高価な調度品が並ぶ貴賓室であった。
四人娘もついてきた。
「そ、それで、チャールズ様?スパイスの取引とのことですが?」
俺は、テーブルの上に、1kgビニール袋の胡椒を置く。
「検分しても?」
「構わないですよ」
ビニール袋にナイフで穴を空けて、そこから出た胡椒粒を一口齧るギルド長。名前は先程、パトリックと名乗っていたな。
「こ、これは……っ!!!混じりっけなしの最高級品っ!!!」
「いくらで買い取ってもらえますか?」
「そ、そうですね、この袋ひとつで、金貨百枚でどうですか?」
うむ、昨日、市場を回って調査した金額からすると妥当だな。
「良いでしょう。次にこちらを」
「これは……?塩、ですか?」
「試してください」
「……?!!!これは砂糖だ!!!な、何故こんな真っ白な砂糖が……?!!!」
そう、白砂糖だ。
「雑味もなく……、クセがなく……、透き通った甘さ……。これは、金貨二百枚出します」
「結構ですね。では、最後にこちらを」
俺は、鉄の缶を複数並べた。
「これは……?鉄の入れ物、ですか?」
「開いてみてください」
「はあ……、?!!!!」
中には、たっぷりとサフランが入っていた。
「ま、まま、まさかっ!!!これはっ!!!あの伝説の?!!!」
「ええ、サフランです」
そう、この世界のこの地方では、サフランは、ひとつまみでも金貨数百枚の超高級スパイスなのだ。
因みに、地球でも高価だぞ。数グラムで千円くらいする。
しかも、最高級品の全体が赤いこのサフランなら、10g入りの缶一つで、金貨一万枚はするだろうな。
「は、はひっ、はは、ははひいーっ!!!」
目の飛び出るような超高級を前にして、ギルド長は色々と崩壊寸前だ。
「そんなに興奮なさらないでください」
俺は宥めた。
「こ、こここ、これを!売っていただけるのですかっ?!!!」
「ええ、もちろんです」
「金貨一万……、いや、一万二千枚でいかがですか?!!!」
「それで構いませんよ」
「い、今っ!今すぐに、ギルド中の金貨をかき集めて参りますぅ〜っ!!!」
そうして、今回、手に入った金額は……。
金貨一万五千枚!
十一億二千五百万円だ。
うーん!
「真面目に働くの、馬鹿らしいな!!!!」
まだあと7話くらいは書き溜めあるんで。
帰還勇者、メガテンの書き溜めを増やしてぇなあ。
大賢者ポストアポカリプスも書きてえしなあ。
大賢者ポストアポカリプスのプロットを考えておこう。
基本的にコンセプトはポストアポカリプス×戦国時代。
日本は分離し、『ダイミョウ』を名乗る豪族が思い思いの方法で地域を支配する。首都は『キョート』で、キョートには『テンノウ』がいる。
放射能汚染でまともな動植物はいない。雨も降らない。ミュータントと化した動植物を食いながら生きる人類。
序盤は、仲間集めの話かな。女サムライ、ガンマン、医者、科学者、人造人間……。主人公が女好きなので、女の子を集めまくる。十人くらい適当に集めとこうか。
とは言え、添え物ヒロインになり過ぎないように、ヒロイン個人個人のエピソードも用意しとこうね。
そんでまあ、あれだよ。
まず、ダイミョウである『オダ』の、噂のうつけ姫を訊ねます。
なんだかんだで気に入られて御用商人にされます。
で、そこからまあ、『イマガワ』との戦争編。
そして『イバラキ水利権編』ね。イバラキの琵琶湖には、清潔な水が残っているオアシスで、このオアシスを巡って、血を血で洗う抗争が起きてるのよ。それに、面白半分で首突っ込むよ。
『オオサカ商業無双編』。商業都市オオサカに出向いて、『ミツイ』『スミトモ』『ミツビシ』などの大商人と商業バトルするんじゃない?
『海国シコク編』。四国は核ミサイルによる地殻変動で殆どが海に沈んでる。で、ダイバースーツとか着ながら海に潜り、海の底から戦前の物資を拾ってきてみんな生活してるんよ。そこに遊びに行く。
『砂漠のトットリ編』。核ミサイルで鳥取砂丘拡大。砂の中から戦前の物資を拾って生活する人々。
この辺で、またオダの戦に手を貸して勢力拡大。
黄巾賊というレイダー集団がたくさん沸いてるのでそれも退治。黄巾賊を操る謎の男、『ナナシノゴンベエ』など。
『北国ホッカイドウ編』。ホッカイドウで雪の下から色々と発掘するスカベンジャーを見てくる。やるスカベ……、雪モグラ……。
『帝都キョート編』。キョートに上洛するオダのうつけ姫に連れられて、テンノウに謁見することに。
とりあえず、こんな感じでふわっとは考えた。
あとよろしく。