ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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しゃぶしゃぶしゃぶってきた。


28話 是非もなし

「掛け算の次は、そうだな、歴史でもやろうか。ええと、平安時代頃の話をしたかな?じゃあ、宗教の話もしておこうか」

 

俺はロリ達とクイナへの授業を続ける。

 

「……と、このように、地獄は怖いところで、地獄に落ちたくなかったら言うことを聞け!と命令するのが宗教だね。交渉事でも、相手を脅してから、優しい言葉をかけることによって要求を通すことができるんだよ」

 

「ふむ、興味深いのう。例えばどうやるんじゃろか?」

 

「簡単だよ。お前の金を全て寄越せ!と脅してから、全部は勘弁してやる、偉い人の命令で俺もこんなことはやりたくないんだ、などと優しげな言葉で騙して、お前だけ特別に財産の半分でいい!なーんて言えば騙される確率は上がるのさ」

 

「なるほどのう!」

 

「この頃の坊主も一緒で、地獄に落ちれば、食べ物は何もなく、鬼によって痛めつけられ、溺れさせられて……、と人々を脅して、しかし仏教を信仰すれば救われますよと優しい言葉で惑わせて、人々に言うことを聞かせてた訳だ」

 

「ふーむ、やはり、坊主は殺した方が良いのかのう?」

 

「いや、一概にそうは言えなくて、過度に金やら権力やらを欲しがらずに、仏教の教えで人々の道徳心を底上げして、人の心の支えになり、病める人や貧しい人の助けとなるような坊主はいた方がいい」

 

「ほうほう……」

 

「それに、敵でもない相手をすぐに殺すのは良くないね。罪と罰は同じ分量であるべきだ。遠い国の遠い昔、バビロニアという国にハンブラビ法典というものがあった。それには、相手に目を潰されたら、相手の目を潰しなさい、とあった」

 

「同じことをやり返せ、と?」

 

「そうだね。そしてそれは、逆に言えば、目を潰されたら目を潰し返すまでのことしかやり返しちゃならないってことだ」

 

「何故じゃ?」

 

「例え話をしようか。例えば、この国で強姦は死刑だったとしよう。すると、強姦した奴は、強姦した後どう考える?」

 

「死刑に怯えて逃げ出すのではないか?」

 

「それも、あるかもね。でも、最悪のケースがある。それは、どうせバレたら死刑なんだから、強姦した相手を殺して隠して、ついでに金品も奪ってしまおう!などと、自棄になることだ」

 

「ふむ……、確かに、それはいかんのう」

 

「とは言え、今の世界はこんな状況だから、死刑という選択肢が何かと前面に出てしまうのは仕方ないっちゃ仕方ないのかもね。でも、なるべく、軽犯罪には罰金刑やら強制労働やらをやらせるようにした方がいいかもしれないね」

 

「うむ、覚えておこう」

 

………………。

 

「……ところで、君誰?」

 

「おお、申し遅れたのう!ワシは、『ヤマダ ユリコ』と申す!」

 

ふーん。

 

偽名っぽいな。

 

黒髪ロング、胸はそこそこ、赤いつり目の魔王っぽい少女だ。

 

十五歳くらいかな?

 

抱けるね。

 

魔王っぽい少女って表現はどうなん?って感じだけど、マジで魔王っぽいんだもの。

 

エロゲのラスボスキャラっぽい感じ?

 

歳の割にこう、妖しい魅力があるね。

 

こーんな妖しーセクシーに誘惑されれば、男はコロリ!だろうな。

 

まあ、ロリ!ではないからセーフ……、十五歳はロリじゃないよな?まあセーフってことにしておこう。

 

「で?ユリコちゃんはどうしたの?」

 

「うむ!なんでも、面白い商人がいると聞いてのう!酒屋の店番をほっぽり出して遊びに来たと言う訳じゃ!」

 

ふーん……。

 

まあ、良いけどね。

 

美人ならハニトラでも大歓迎だよ。

 

「へえ、まあ、好きにすれば良いんじゃないの?ただし、サボって怒られても知らないからね」

 

「まあまあ!そう言わずに、一つ口添えをな!親父殿は口煩くって敵わんのじゃ!」

 

「えー。じゃあなんかしてよ。対価も無しにカミナリ親父の相手をすんのはなあ」

 

「むむ、ならば、ワシと逢引に行く権利をやろうではないか!」

 

このご時世にデートスポットとかあるんか?

 

まあ、なんでも良いや。

 

美人の言うことはできるだけ聞くのが俺のやり方。

 

「おっ、良いねえ。それなら何でもしてあげちゃうよ!」

 

「おおっ!何でもとは実に剛毅よな!その言葉、誠であるか?」

 

「おう、何でもしちゃうよ」

 

駄目そうなら誤魔化して逃げりゃ良いしな。

 

「ふむ、ならば……、この店で最も高価なものを譲ってもらおうかのう!」

 

「あ、そんくらいなら全然構わないわ。安上がりな子で助かったよ」

 

えーと、最も高価なものと言えば、これかな。

 

俺は、戦闘巨大ロボット、『暗黒』を街外れに出す。

 

「はい、コントロールキー」

 

「む?これは?」

 

「最も高価な商品が、西の小学校の校庭に置いてある。受け取ってくれ」

 

「ほう……、どんなものか楽しみにしておくぞ!ははは!」

 

まあ、ぶったまげるだろうなー。

 

「じゃあ、見に行ってみようか」

 

「うむ!」

 

 

 

「なっ……?!!!こ、これは……?!!!」

 

20mほどの人型。

 

真っ黒のフレーム、グレーの装甲に赤いライン。

 

背中にキャノン砲を装備し、刀のようなブレードを持った巨大ロボット。

 

如月重工製、軍用ロボット兵器の『暗黒』である。

 

「こ、こんなもの、もらってどうしろというのじゃ?!!」

 

「酒屋なんだっけ?荷運びでもさせりゃ良いんじゃない?」

 

「き、貴様、ふざけておるのか?!」

 

「いや、ふざけてなんかないさ。はい、マニュアル」

 

俺は辞書のように分厚いマニュアルを渡した。

 

「……是非も無し!暗黒よ!」

 

『ユーザー登録をお願いします』

 

「我が名は、『オダ アオイ』じゃ!」

 

ああ、そうか。

 

この子が……。

 

『ユーザー登録完了。網膜スキャン……、完了。あなたをパイロットと認証しました』

 

「えーと……、操縦席、開け!」

 

『コックピットオープン』

 

がしゃーん。

 

おお、すごいな。

 

アニメみたいだ。

 

「飛べ!」

 

『ブースター点火』

 

おーおー、飛ぶんだ。

 

「海へ向けて、大筒を放て!」

 

『レールキャノン発射』

 

「ふ、ははは!ははははははははははははは!!!!!是非もなし!!!!!」

 

ふむ、楽しそうだな。

 

あ、城に帰ったみたいだ。

 

あれがオダアオイ、ねえ。

 

可愛らしい姫様じゃないか。

 




異世界と地球を行ったり来たりする異世界もの書きてぇな。

能力はポーション生成で、レベルアップポーションやスキルポーションを大量に飲んで一瞬で最強になり、異世界を巡る話。

主人公はイケメン高身長老け顔高校生。「ジョー・ギリアンってんだ、よろしくな(大嘘)」とか言う。外見は中東系のイケメン。キアヌリーブスみたいな?

超放任家庭で生まれて、月に十万円くらい渡されてそれで炊事洗濯掃除やら何やら全て自分でやらされてて、それにより、親に頼らずとも一人で生きていけるくらいのメンタリティバイタリティがある。意外と世話焼きないい男。

当然、人間としてはわりと駄目な奴で、好物は酒。未成年?知らんなあ。自炊で節約しては、もらった小遣いから旅行費を捻出して、毎月学校を休んでまで旅に出る旅人体質。

幼い頃はアメリカの超田舎で育ち、KARATEを爺ちゃんに教わるなどして育つ。

両親は、父が冒険家、母が旅行会社社長で、毎年、長期休暇には、世界中のありとあらゆる場所に連れて行かれ、旅をしている。

なお、両親の本当の仕事は、父親が退魔協会のエージェントで、母がエクソシスト協会の幹部。

義妹もあります。

日本では、女装男子とその彼女とコスプレして遊んだり、ぼっち陰キャ天才少女を構い倒したり、エロゲの友人キャラみたいなやつと遊んだり、ロシア人の天才歌手女子高生にロシア語で話しかけたり、同人界のカリスマ漫画家陰キャ女子とコミケに行ったり、全体的に汚いペルソナ的なことをやる。

異世界では、エルフの王子とオーガのサムライ、ハーフドワーフの発明家と一緒に、車で旅をする、汚いFF15みたいな話になります。

一年生の頃は、メインキャラとの出会いを書きます。

第二部である二年生編では、一年生の頃に汚いペルソナして集めた、やたらクセがある同級生の友達グループと、それと、その主人公グループが大嫌いな陽キャとキョロ充グループと一緒に、クラス丸ごと異世界転移!

陽キャさんグループと分かれて、主人公グループは、主人公の力で日本に帰還!!!

記者「主人公君!君達はこの、◯◯高校クラス集団失踪事件について何か知っていますか?!!」

主人公「いえ?僕達はその日、友人グループと一緒に学校をサボって遠くに行ってましたから、何も知らないですねえ!!!!(大嘘)」

でも、主人公グループは、折角異世界に行ったんだから、もう一度行って、異世界で旅したい!と言い始めて、主人公グループは、異世界の男旅グループと合流して、日本の学生と異世界の冒険者の二足の草鞋生活!!!

飲酒!旅!酔った勢いで女装男子とセックスしちゃった?!旅!風俗巡り!

それだけじゃなく、二年生編からは、異世界の物資なんかを日本に持ち込んで売り捌いたり……?

それによって、日本の退魔協会が動く?!

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