ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ゴールデンカムイ、無料配信やってたのか……。

前に途中まで読んで投げちゃってたし、いつか読み直したい。


35話 セクハラ回

和歌山までに向かう道中にて。

 

「あー、ここも駄目か……」

 

「むう……、ワシが天下を手にしたら、まずは、街道の整備から始めるぞ」

 

道路が使えないのだ。

 

例えば、倒れた電柱。

 

廃棄された車。

 

瓦礫の山。

 

俺は、創造するのは得意だが、破壊するのは苦手というか限定的だ。

 

いやそりゃ、軍隊を潰すんなら、後先考えずに核爆弾を落とせば良いだけの話だろうが……。

 

けどさ、それじゃ道がクレーターになるだけで、むしろ通れなくなりそうだろう?

 

道にある瓦礫だけを撤去するのって、難しくないか?

 

うーん、瓦礫撤去ロボとか出すか……?

 

でも、そんなことをするくらいなら、迂回した方が早いとは思うんだよな。

 

「とは言え、公道は大体回ったもんな……」

 

もう迂回路もない、か。

 

地図を開いて色々と確認したが、この辺の道は大型車両が通れるほど広くない。

 

もう既に、地図の公道は、車が通れないことを示すバツ印でいっぱいだった。

 

仕方ない、瓦礫撤去をするか。

 

帰りもここを通る訳だし、マイナスにはならんだろうよ。

 

「はーい、全体停止ー!瓦礫をどかすから、その間休憩するよ!」

 

『『了解です!』』

 

端末で指示して、アーマードキャンピングカーを停車する。

 

さて、休もうか。

 

 

 

「ね、グレン」

 

「どうした、クイナ?」

 

「えっちしたい!えっちしよ!」

 

クイナは、一度抱いたら大分色ボケしちゃった。

 

まあ、それも仕方ないことだろう。

 

この世界には快楽が少ない。

 

面白い本も、美味い飯も、子供が邪魔になるからセックスもできない。

 

非常に禁欲的な世界だ。

 

娯楽はマジでなくて、二十一世紀に隆盛を誇ったテレビゲームの類は、世界が滅亡してからは真っ先に電気部品として解体されたようで、今の今まで使えるゲーム専用の電子端末がまともに見つかったケースは殆どない。

 

まあそれもそうだろう、機械の寿命は割と速いからな。

 

よく、ゲームとかで、人類は滅んでも機械は生きていた……、みたいな話をよく聞くがこれは嘘だからね。家電とか、どんなに丁寧に使っても十年保たないでしょ?

 

そんな訳で、この世界も、殆どの電気製品が壊滅しちゃってるようだな。ラジオくらいは作れる技術がまだあるみたいだが、ラジオの放送局は一つくらいしかない。大阪の方に『イヌラジオ』という名称のラジオ局があるのが唯一だな。

 

本も、漫画なんてものは真っ先に着火材に使われた。

 

日本に自生しないゴムを使うゴムボールとかももはや存在しないので、球技の類もできないな。とは言え、概念は残っているので、ゴム状の外皮を持つクリーチャーの皮でそれっぽいボールを作って遊ぶ……、みたいなことはあるそうだが。

 

あとは、子供がやるような人形遊びとかかな?

 

飯が不味いのは周知の事実だ。

 

ここでいきなり、子供並みの精神のクイナに、気持ちが良いことを教えてしまった、と……。

 

うーん、失敗したかな?

 

「えっちは夜にしてあげるから、我慢しな」

 

「うー……、分かった」

 

でも、聞き分けは良いんだよな。

 

その辺は子供とは違うな。

 

「じゃあ、今日はお勉強をしようか!」

 

「うん!」

 

そんな訳で、コヨミに教育をお願いする。

 

教育と言っても、小学校レベルのものだが。

 

クイナの学習能力は凄まじく、今では漫画を読めるくらいにまでなっていた。

 

なので、適当に漫画を与えておく。

 

 

 

「グレン」

 

おや?

 

「どうしたミヨコ?」

 

「これ、創造して」

 

ふむ、パソコン?

 

っと、その前に……。

 

ミヨコの、油っぽい髪の匂いを嗅ぐ。

 

「くんくん……、むむ!昨日、ちゃんとシャワー浴びたか?」

 

「……浴びてない」

 

「こらっ!毎日シャワーを浴びなさい!」

 

全く、こんな女の香りぷんぷんさせて良いと思ってるのか?

 

頭皮の甘酸っぱい香りがよお!

 

「許せんなー、これは許されんなー」

 

俺は、ミヨコを撫でながら、匂いを嗅ぎ続ける。

 

「ん……」

 

ミヨコは、頬を染めながら、なすがままにされている。

 

「シャワーは毎日浴びなきゃダメだぞー?」

 

「……でも、臭い方がグレンは興奮してくれる」

 

まあそれはそう。

 

「だからって臭くして良い訳ないでしょー?女の子なんだぜ?」

 

「うん……」

 

俺は、ミヨコの脇の匂いを嗅ぐ。

 

「あー……、あーはい、あー……」

 

「ん……、ちょっと、恥ずかしい」

 

「恥ずかしい思いをしたくないなら、ちゃんと毎日シャワー浴びとけや!」

 

全く、けしからんぞ、けしからん。

 

「で、パソコンね。はいこれ」

 

パソコンを創造して渡す。

 

「ありがとう、大好き」

 

そう言って、俺の頬に口付けするミヨコ。

 

はー!

 

かわいいなあ!かわいいんだよな!

 

「で、何に使うの?」

 

「プログラムの勉強をする」

 

ほへー、なるほど。

 

偉いなあ、俺は機械は詳しくない。

 

動画編集して歌とかを動画サイトにアップできるくらいだ。

 

「そっか、頑張れよ」

 

 

 

それじゃあ後は、オオシオの足の匂いでも嗅いでこようか。

 

「オオシオ」

 

「はいですぅ」

 

俺は、椅子を出して隣に座らせる。

 

そして、ブーツを脱がせる。

 

「くんくん……」

 

なるほど。

 

「え?え?何やってるのです?」

 

「オオシオの足の匂いが気になった」

 

「あー……、そういう趣味の人もいるとは聞いてるですぅ」

 

オオシオは、生暖かい目で俺を見ていた。

 

やめろ、そんな目で見るな。

 

オオシオは甘酸っぱい匂いがしたぞ。

 

「オオシオも俺の匂い嗅いでみ?」

 

俺は、オオシオを抱きしめる。

 

すると……。

 

「くんくん……。あぁー、落ち着くのですぅ〜」

 

とのこと。

 

「グレンさんの匂いは、嗅いでると心が安らぐのですぅ」

 

「そうなの?」

 

香水つけてるけど。

 

メーカーは明記しないが、ユニセックスで大人向け、かつ鼻につかないローズ系を薄めに。

 

「まあでも、戦場だと匂いで一発でバレるので気をつけて欲しいのですぅ」

 

なるほど。

 

 

 

「ねえ、アンタ」

 

おや、ハクレイ。

 

「どうした?」

 

「アンタは、どうして良い匂いがするの?」

 

んー?

 

「……イケメンだから?」

 

「そーじゃなくって!なんか使ってるでしょ?!」

 

あー、香水のことかな?

 

ハクレイは十代後半、お洒落したくなる年頃だもんなあ。

 

「ん、よし、おいで」

 

コスメの類を召喚して、と。

 

あ、因みに俺、腐っても美容師だからその手には詳しいぞ。

 

アイドルやらアーティストやらキャバ嬢やらを相手にファッション関係やらで食ってきた訳だからね?そりゃできなきゃおかしいでしょ。

 

「まずね、ハクレイは若くて綺麗だから、そんなにいっぱいメイクする必要はないとだけ最初に念頭に置いてほしくてね」

 

「お化粧?教えてくれるの?!」

 

「うん、教えてあげるけど、ハクレイの歳では、そんなに濃くメイクするのは似合わないよーってのはちゃんと知っておいてね?」

 

「うん!」

 

「じゃあまずはベースメイクから……」

 

そして……。

 

「はい、終わり。鏡見てね」

 

「わあ……!凄いわ!」

 

「ハクレイくらいの歳なら、こんな感じのナチュラルなすっぴん感を演出するのがおすすめかな。コツはリキッドじゃなくてパウダーのファンデーションを選ぶこと。そうすると、印象がライトになって自然な可愛さを魅せられるよ」

 

「……えっと?」

 

「うん、じゃあ説明するね、まず化粧下地からだけど……、あー、イロハ!ちょっと来てー!」

 

イロハを捕まえて、イロハを実験台にしつつ色々教えてあげた。

 

 

 

このようにして、休憩と言いつつ家臣達とイチャついていると、二時間程度で道は開通した。

 

「よーし、行くぞー」

 

「「「「はーい」」」」

 

 




チンポ先生すこ。



あ゛ーーーーーッ!!!!

書きたいぃ〜!!!!

今書いてるTRPGもの、一章の最後なんだけど、二章も書きたいこといっぱいあって死ゾ。

更に前言ってた『魔法科学ごちゃ混ぜやる夫あんこスレ的冒険活劇』と『ディストピアの武装JKとイチャつくやつ』が書きたくて書きたくて震える。

俺を三人に増やすとかできない?ゴレイヌさんはやくきてーはやくきてー。


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