「とりあえずね、俺が欲しい武器は、ポーション生成を活かせるような武器なのね」
『ふむ』
「となるとこれでしょ」
はい。
《ナープウォーターガン・ハイパーサンダーストームモデル
ATK:1
水属性》
この、原色プラスチック塊。
これは、ナープ社というアメリカの著名な玩具メーカーの水鉄砲である。
これほら……、あの、なんつーのかな?こう、銃身の下の方にポンプ付いててさ、ここをシコシコすると空気が圧縮されて、発射される水の勢いが強くなるやつ。
『何だそれは?』
「水鉄砲。ほら」
びゅーっと水を出す。
『……玩具だな』
「しかし、こいつは生まれ変わる。これでな!」
ランクアップポーションだばー。
はい!
《戦術ウォーターガン"ハイドロブレイカー"
ATK:100
水属性
耐火》
はい!
《エンドロール
ATK:500
水属性
耐火
耐酸
耐低温》
はい!
《魔銃アーク・ゼロ
ATK:1000
水属性
耐火
耐酸
耐低温
連射可能
無限リロード
威力調整可能
スキル:クイックドロウ追加
スキル:ロングスナイプ追加》
はい!
《神器ラストシューティング
ATK:3000
水属性
氷属性
耐火
耐酸
耐低温
連射可能
無限リロード
威力調整可能
スキル:クイックドロウ追加
スキル:ロングスナイプ追加
スキル:跳弾追加
スキル:偏差射撃追加
スキル:フルバースト追加》
もいっちょはい!
《魔神皇銃ラグナロク
ATK:5000
水属性
氷属性
闇属性
毒付与可能
絶対耐火
絶対耐酸
絶対耐低温
絶対不壊
連射可能
散弾化可能
広域噴射可能
無限リロード
威力調整可能
スキル:クイックドロウ追加
スキル:ロングスナイプ追加
スキル:跳弾追加
スキル:偏差射撃追加
スキル:フルバースト追加
スキル:ラストアルカナム追加
スキル:エンドオブザワールド追加
この武器は生きている》
「うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ」
最初は、原色の子供っぽいカラーリングのプラスチックだったのだが、このラグナロクは全金属製だ。
それなのに、プラスチックよりも軽く、恐ろしいほどに丈夫。
色は黒をベースに、紅色のグリップと謎の緑の宝玉、それに金色で縁取りされている。
見た目は何かこう……、ファンタジー系の魔法銃。悪の帝国のボスが持ってそうな感じ。
『……神器を超えるものを創り出すとはな』
「試しに、威力絞って撃ってみるか!ソーレッ!」
すると、半分くらいの威力にも関わらず、何かこう……、バトルアニメで手からビーム出したときみたいになった。
ビームは標的のサボテン君を消しとばしながら、遥か彼方まで飛んでいき、見えなくなった。
「………………よし!セシル!」
『………………何だ?』
「逃げるぞ!!!!」
《ツブヤイターニュース
緊急速報です。アメリカ、テキサス州にて、水の塊が驚異的なスピードで空を飛び、街の倉庫に穴を空けました。現地警察は、テロの線を含めて調査する模様》
「ヒェーッ。やっちゃったぜ」
若さゆえの過ちってことでここは一つ。
人は死んでないからセーフ。
んで、セシルが、「遠距離武器だけでなく、近距離武器とナイフくらいは持っておけ」って言うんで、そうする。
アラスカの僻地へ転移。
近距離武器は……、これで良いかな?
《久保田社両口スレッジハンマー
ATK:80》
はい!
《鉄砕き
ATK:250
土属性
耐火》
はい!
《鋼虎丸
ATK:500
土属性
耐火
耐酸
耐低温》
はい!
《魔鎚"画竜点睛"
ATK:1000
土属性
耐火
耐酸
耐低温
大地の守り
筋力増加
武器破壊
スキル:強打追加
スキル:大地割り追加》
はい!
《神器"荒覇吐"
ATK:3000
土属性
雷属性
耐火
耐酸
耐低温
大地の守り
筋力増加
武器破壊
スキル:強打追加
スキル:大地割り追加
スキル:爆砕波追加
スキル:雷鳴撃追加
スキル:頭蓋砕き追加》
もいっちょはい!
《崩界神鎚"紅閻天"
ATK:5000
土属性
雷属性
光属性
絶対耐火
絶対耐酸
絶対耐低温
絶対不壊
大地の守り
筋力倍化
防御力倍化
装備破壊
衝撃浸透
重さ調節可能
スキル:強打追加
スキル:大地割り追加
スキル:爆砕波追加
スキル:雷鳴撃追加
スキル:頭蓋砕き追加
スキル:六龍天墜追加
スキル:天元突破追加
この武器は生きている》
ヨシ!
見た目は黒と紅色のグリップと、金色の縁取りをされた豪奢なハンマー。
持った感じ、重さは殆どないが、念じれば重くなる。
叩きつける瞬間に重くすれば良いみたいだ。
それと、ついでに、コスプレ用品店で買った防具もアップグレードさせてもらうわね……。
はい、まずこれ。
《アサシンブリード"アサシンマスターの鎧"レプリカ
DEF:30》
これをこう。
《アサシンマスターの鎧
DEF:150
耐火》
こう。
《月影の鎧
DEF:500
耐火
耐酸
耐低温
不壊
軽量化》
こう。
《魔鎧ロマンシア
DEF:1000
耐火
耐酸
耐低温
不壊
サイズ自動調整
軽量化
属性攻撃軽減
結界展開
耐久力増加》
こう。
《神器アルカデイオス
DEF:3000
耐火
耐酸
耐低温
不壊
サイズ自動調整
自動装着
軽量化
属性攻撃軽減
結界展開
耐久力増加
HP再生
呪い無効
ステータス異常軽減》
最後にこう。
《鳳翼天鎧アンサング
DEF:5000
絶対耐火
絶対耐酸
絶対耐低温
絶対不壊
サイズ自動調整
自動装着
重さ無し
属性攻撃無効
結界展開
耐久力倍化
HP超速再生
MP超速再生
神罰無効
ステータス異常無効
弱体化無効
防御貫通無効
強制転移無効
自動蘇生》
金色で描かれた猛禽の浮き彫りがある胸当てに、肩を覆う肩当て、龍神の革でできた腰当てに、金縁に黒で赤のラインが入った手甲、脚甲。
試しに着てみるか。
あ、鎧の着方とか分からねーや。
えっと……、うおっ。
触ったら自動的に俺の身体に装着された。
俺知ってる、これアレだ、せいんと……やめておこう。小宇宙が燃えちゃうからな。実際、今のステータスなら音速パンチも楽勝だし。
軽くハンマーを振り回し、鎧を着て走り回る。
うんうん、良好良好。
武器は恐ろしいほどに手に馴染むし、鎧は服よりも自然に動ける。
完璧だ。
じゃ、異世界に行こうか。
コメダでクォクォア飲んできました。うまい!