ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ISはアニメしか見てません。


スパロボinIS
出会い


え?死んだ?

 

転生?

 

特典?

 

えー?つまり、何かもらえるってこと?じゃあ、健康とかで……。

 

え?転生先はランダム?凄く危険な世界かもしれない?ええー?

 

えーと、えーと、じゃあ……、スーパーロボット大戦で。

 

えっ、アバウト過ぎるからこっちで調節する?おいおい、ちょっと待ってくれよ!おい!おい!!

 

へ?あ?あ、アムロ・レイ?!!シャア!カミーユ?!ジュドー?!ウッソ?!ヒイロ?!バナージ?!刹那?!キラ?!ドモン?!何ですか?え?ニュータイプでコーディネイターでイノベイターでガンダムファイターになったから能力を鍛える?モビルスーツの操縦訓練?!特殊工作も?!

 

の、ののののの、ノノちゃん!え?トップレスになったから能力の訓練をしてくれる?!気合いと根性を教え込む?!あっ、ノリコさんまで!お姉さまも!!!

 

シモンだ……!!何?螺旋力の扱い方を教える?あれ気合いでどうにかなるもん何じゃ……、あ、やっぱり?

 

竜馬さん!!ゲッター線の使い方と超高速戦闘?!空手も?!ロボット関係なくない?!

 

ルルーシュ!!チェス?策略?いや、だからさ、ロボット関係ねーだろ!!

 

キリコ!射撃とサバイバル術?!え?俺も死なない身体になってんの?怖……。

 

クロウ・ブルースト!クロウ・ブルーストさんじゃないか!コンバットパターン教えてくれる?!

 

忍!野生の力を教えてくれるって?

 

サンシローさん!野球?いや、ロボット、いや……。

 

甲児君じゃないか!光子力?因果律?え?ZEROなの?

 

シンジ君だ!ATフィールドの張り方?

 

バサラ!歌?要らねーんだけど?!

 

相良軍曹!白兵戦とラムダドライバ?

 

アポロだ!無限拳!!

 

ジェフリー艦長だ!艦隊指揮?マクロスの運用?!

 

バトルチーム!ボルテスチーム!超電磁?!

 

大十字九郎!レムリアインパクト?!魔法?!

 

ヴァン!戦闘全般か。

 

赤木さん!サラリーマンとしての心得と報告書の書き方?!それ、完全にロボット関係ないですよね?!

 

ゼンガー・ゾンボルト!剣術か……、俺も斬艦刀振り回すことができるようになるのか。

 

万丈さん!サンアタックを?

 

ザンボットチーム!ワッ太社長!

 

ショウ!オーラ力を?

 

エヴォリューター凱!え?俺もエヴォリューター?!

 

 

 

ふう……。

 

数多のエース、科学者達から、あらゆる知識と技能を教わって数百年……。

 

今や完璧に全てをモノにした……。

 

そしてあらゆる機体や装置を出す能力……。

 

その気になれば銀河英雄伝説並の物量を展開できるのか……。しかも、全部ゲッターマジンガーガンダムとかの機体で。その上で次元力ゲッター線ビムラーオーラ力螺旋力あらゆるパワーを自在に操れる……。

 

これ、時天空でもラ・グースでも負ける気がしねーぞ。俺が、俺自身がスパロボだ!

 

え?転生の時間?

 

あ、あー、そんなことも最初に言ってたっけ……。

 

え?するの?転生?

 

そっか、するんだ。

 

うーん、歴代スパロボのボスがひしめき合っているような混沌世界に飛ばされたら、ちょっと苦労しそうだな。

 

まあ、分かったよ。

 

さあ、行こうか。

 

 

 

×××××××××××××××

 

さて、気がつけば川の上。おとぎ話などでもよくある捨て子のテンプレ。お手手の上には拾ってください、この子の名前はネオですと書かれた紙と一緒に。

 

俺、新と書いてあらたと読むDQNネームの持ち主だからね。英訳されただけと思えばそんなに。ニューじゃなくって良かったなってくらい。

 

それでどうするか?このまま流れて、誰かに拾われるのを待つか?

 

……いや、自分から動かないとな。俺は積極性のある大人だ、分からないことは調べるしメモも取る。

 

次元力やら何やらで無理矢理成長しても良いが……。

 

ええい、取り敢えず5歳くらいに成長しとくか。身体が動かないのはもどかしい。

 

さて、じゃあどうすんのって、俺には力がある。そう、スーパーロボット大戦だ。

 

はいまず、偵察用のボルフォッグを複数体召喚、野に放つ。

 

もちろん超AIは搭載してない。当たり前だろ、人格を持ったロボットなんて消す時になんて言えば良いんだ。

 

という訳で、ボルフォッグ達からの報告を待ちつつ、川流れ。

 

 

 

数分後。

 

ボルフォッグ達から連絡があった。

 

しかしここは、なんの世界かはわからなかった。

 

悪魔のような超常の存在も、学園都市のような変わった都市も見当たらなかったそうだ。

 

人工衛星にもハッキングしてみたが、世界の国々は健在で、地形が変わったりはしていなかった。

 

え?ハッキング?

 

俺はエヴォリューター、超進化人類、スーパーサイボーグだぜ?そんなもん機械に向かって手を翳せば幾らでもハッキングできるわ。

 

しかし……、うむ?

 

あらら、バレないようにハッキングしたつもりなんだけど、バレたわ。

 

んー、このレベルのハッキングを見破れるってのは、一人で世界を変え得るレベルの天才だな。

 

それだけ俺のハッキングは秘匿性が高かった。

 

お?

 

おーおー、特定しようとしてやがる。

 

凄いなあ。

 

砂漠に散らばった砂粒を集めて宝石を作るみたいなもんよな。

 

中々やるな。

 

敬意を表して……。

 

「逆探知してやる」

 

一瞬でネットワークシステムを掌握。

 

電子の海をひっくり返して……、逆探知……、成功。

 

プロフィール……、ユーザー名『rabbit』、兎、兎?

 

電子情報から……、口座名あった。

 

えっと、何々?

 

……『篠ノ之束』!

 

ああ、成る程。

 

この世界はISか。

 

 

 

×××××××××××××××

 

ある日、私は、たまたま各国の人工衛星をハッキングしていた。

 

ISを作るとなると、宇宙の情報が必要になってくるからね。

 

私の夢は誰にも邪魔させないよ。

 

さて、それでハッキングなんだけど。

 

違和感があった。

 

ほんの小さなものだけど、私の支配下の電子の海が、一瞬だけ揺らいだ気がしたのだ。

 

「んー?どう言うことかなーっと」

 

ファイアーウォールを流し見する。

 

「……おかしい」

 

極小の変化だった。

 

恐らく、世界で私以外には気付けないだろう。

 

人体で例えるなら、腕の良い医者の皮膚移植痕みたいな、ほんの小さな変化。

 

「これ、まさか、ハッキング?」

 

……生意気な。

 

私の支配下にあったプログラムを瞬時にハッキングして、その痕跡を消して逃げる?

 

この篠ノ之束のプログラムを軽々破って?

 

「へぇ、ちょっと、ムカつくなあ……」

 

探知、開始。

 

極小の痕跡、それでも痕は残っている。

 

探そうと思えば……!

 

「探せるんだよー!」

 

位置特定、GPS……、日本?

 

日本のどこかなー?

 

と、検索を繰り返す。

 

でも、違う。

 

嫌な予感。

 

「あ、れ?」

 

嘘……?

 

「逆探知?!」

 

くっ、生意気、本当に生意気!!

 

この篠ノ之束に向かってハッキングして、その上こっちを探知する?!そんなの、許さないから!!

 

「ファイアーウォール起動……!!」

 

一流のハッカーをダース単位で用意しても数ヶ月は稼げるファイアーウォールを五枚、逆探知の信号を更に探知!

 

「探知合戦だよ、と……!」

 

さあ、探知できるもんならやってみろ!!

 

 

 

「……あ、あれ?ファイアーウォール、もう三枚も破られたの?まだ五分も経ってない、よね?嘘、嘘嘘嘘、嘘だよね?」

 

嘘……、何、これ?

 

機械で出来た神様?

 

こんな、こんなことって……!!

 

「……ッ!!逆探知、された……!!」

 

……はぁ。

 

……認めるしか、ないか。

 

こいつは私を超える天才だ。

 

そこらの匹夫凡人とは訳が違う。

 

そして、数分後。

 

 

 

「ああ、えっと、篠ノ之束さんかな?」

 

「ふふ、君かあ、私を超える天才は」

 

 

 

私は、ちーちゃんと出会った時と同じくらいの……。

 

なんて言うかな、科学的じゃないけど……。

 

運命を、感じたんだ。

 




どんどん新しいのを書いてしまう。

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