こんなごちうさはいかがですか?   作:マスタべえしょん

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ごちうさ×ジョジョのクロスオーバー

ニコ動で話題のあれです



以下の表現を含みます


・クロスオーバー

・キャラ微崩壊

・やたら長い地の文







よろしいでしょうか。それではお楽しみください


クロスオーバー集
ご注文は吉良吉影ですか? (ごちうさ×ジョジョ)


『この左手を追っていけば吉良吉影の場所が分かる!』

 

・・・・・

 

『ここは、辻彩のエステだと!?』

 

ドカアアアァァーーーーン!!!!

 

『爆発!?しまった、エステが!』

 

『まだだ。仗助!康一君!中に入るぞ』

 

『『はい!』』

 

・・・・・

 

『ああ・・・辻彩さん・・・』

 

『これは酷いな・・・。ヤツの姿もない』

 

『卑怯だぞ、出てこい!吉良吉影えええええええええ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美しい街だ、ここは」

 

彼女はキャリーバッグを片手に木組みと石畳みの街を歩いていた

 

「こんな素晴らしい街が他にあるかなあ」

 

彼女は笑顔でそう言った。

だが、その淡々とした口振りや落ち着いた雰囲気は今時の女子高校生らしくない

まるで、平穏な生活を心から願う中年男性のようだった

 

 

 

 

 

彼女の名前は保登 心愛_______

 

 

 

 

 

_________その正体、吉良吉影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名は吉良吉影。杜王町に住む平凡なサラリーマンだ

激しい喜びも深い絶望もいらない植物の心ような生活を目指して日々を過ごしていた。

しかし、矢安宮重清にあの手首を見られてからというもの災難だ!

東方仗助やその仲間達に追われ、重症を負いここまで追い詰められてしまった

辻彩のエステでこの保登心愛の体と入れ替わりなんとか逃げてきたが・・・

 

「これからどうしたものか・・・」

 

この吉良吉影が女子高生になるとは、クソッ!あいつらのせいでこんな目に・・・!

仕方ない。まずは私がこの保登心愛を演じなければな

ところで、女子高生とはどのように喋るんだ?

今まで女性の腕と顔しか見てないせいでよく分からんなぁ

 

「アー、アーー・・・」

 

よし、声は問題ない。

まずは自己紹介から。成り切るのだ、保登心愛に!

 

 

「わ、私保登心愛。高校一年生だよ、よろしくね☆」

 

 

~~~~っ、屈辱だ!

私がこんなキャピキャピした台詞を言わなければならないとは・・・!

顔が妙に熱い。くっ、ここまで恥ずかしいものだったなんて

 

「これも練習しなくっちゃあいけないな」

 

はたしてどうすれば上手くなるのやら。

そんな事を考えているといつの間にか顔が俯いていたらしく前方の誰かとぶつかってしまった

 

「ぬっ」「おっと」

 

大分ガタイの良い男なのか、ぶつかった瞬間に態勢を崩し倒れてしまった

持っていたキャリーバッグが手から離される

 

 

 

はずだった

 

 

 

私が気づいた時には、私はぶつかる前の状態に戻っていた。

ぶつかったのは確かなのだが一体何が起こったのか分からない

 

「すまない。不注意だった」

 

不思議な現象に私が戸惑っていると男の方から声がかかってきた

聞いた事のある声に私は顔を上げ男を見る

 

 

 

その瞬間、私は驚愕した

白を基調とした帽子とコート。整った顔立ち。その堂々した様子からは力強さが感じられる

忘れない。忘れられない。忘れてしまうワケがない。

こいつは、

 

(空条承太郎!!!)

 

 

「どうした、顔色が悪いようだが」

 

「!? い、いや大丈夫、です・・・」

 

「そうか。ところで、君はこの街の住人か?道を聞きたいのだが」

 

「あ、私今日この街に引っ越してきたばかりなので」

 

「・・・そうか。手間掛けさせてすまない、ありがとう」

 

 

そう言うと、空条承太郎は足早に去っていった

きっと私を探しているのだろう

しかし、あの時に証拠という証拠は全て爆破し燃やし尽くした

私の元へたどり着くことはない、絶対にな

 

私は空条承太郎をその影が見えなくなるまで見続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も道中私は喋り方を練習したが一向に上手くなる気配がない

今まで何でもそつなくこなしてきた私が手こずる程とはな

ついでにあの時手に入れた彼女の学生証でも見ておこう

 

「どれどれ・・・」

 

 

暫くの間それを読みながら歩いていると、いつの間にか目的地に着いていた

喫茶店ラビットハウス。

この保登心愛は今日からここに下宿するつもりだったようだ

とりあえずはここに落ち着く事になるだろう

 

 

「中へ入ってみるとしよう」

 

 

 

 

ラビットハウスのドアが開いた

中から入って来たのは女の子。明るい茶髪に花の髪飾りをつけ、手にはキャリーバッグを持っていた。

 

それに反応しラビットハウスの店員、香風 智乃は振り向く

 

「いらっしゃいませ」

 

「どうも店員さん」

 

二人共挨拶を交わした後、チノは席に座った少女に注文を伺った

 

「ご注文は…」

 

「それなんだがここがラビットハウス、香風さんの家で間違いないかい?」

 

「はい、香風はうちですけど」

 

「よかった。私保登心愛、今日からここに下宿する事になってるんだが」

 

「保登さんでしたか、私はチノでここのマスターの孫です」

 

「うん、私の事もココアでいいからね。よろしくチノちゃん♪」

 

「はい。では早速ココアさんには働いてもらいます」

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、チノに促され女子更衣室まで行き一連の説明を受けた後彼女を見送って今に至る

ん~~~~っ!なんて辛いんだ。相当神経を使うぞこれは!

なんださっきの「よろしく♪」は。こんなの私ではない

 

 

「とにかく堪えるんだ、この吉良吉影に運が回ってくるまで」

 

 

先ほど指定された制服を着て、鏡で容姿を確認する

・・・よく見てみると美しい手と顔をした女だ。

もし吉良吉影の姿で出会っていたら切り取っていたかもしれんな

何自分の姿に惚れているんだ私は

 

その時、何か物音がしたのを私は感じた

 

「なに! 誰かいるのか!?」

 

返事はなかった

私の気のせいだったらいいのだが、もし誰かがいたら今のを聞かれてしまったかもしれん

隠れるとしたらロッカーの中だ。調べるとしよう

 

 

そう思った私は部屋の一番奥のロッカーを開けた

すると、中から下着姿のツインテールの女の子が現れた

まだバレていない場合を考慮してココアで接しよう

 

「だ、誰ですか!?」

 

「バレたか、上手く隠れたと思ったがな。そういうお前こそ誰だ!」

 

ツインテールの少女は私に銃を向け言い放った

咄嗟に両手を挙げ降伏の意を示すも彼女は警戒を解かない

 

「そ、その、私は今日からここで働くことになってて」

 

「チノからはそんな話は聞いていないぞ、怪しいヤツめ!」

 

今この状況で怪しいのは果たしてどっちなのだろうか

しかしながらなんとも異様な光景だ

少女に銃を向けられ何も出来ないとは

でも、私にはコイツがいる

 

「キラークイーン!」

 

そう言うと私のスタンド、キラークイーンが前方に現れた

どうやらこの体でもスタンドは出せるようだ

 

「なんだ、そのキラークイーンって」

 

彼女は私の言葉を警戒しつつ、その銃口をしっかりとこちらへ向けている

しかし彼女にはスタンドが見えてない、どうやらスタンド使いではないみたいだ

 

(キラークイーン、彼女の銃を取り上げろ!)

 

私はキラークイーンを使い少女から素早く銃を取り上げた

少女は自分の手から銃が消えた事、そしてそれが空中に有ることに酷く驚いた

 

「!!?? 貴様、何をした!?」

 

驚くのも無理はない

スタンドが見えない以上、自分が何をされたかなど分かるはずがない

そして、どうやらこれはモデルガンのようだ

私は手をゆっくりと降ろすとキラークイーンにモデルガンを持たせたまま彼女を真っ直ぐに見つめる

 

(キラークイーン第一の爆弾、作動)

 

そして、それを音も無く爆破した

 

「私の銃が・・・」

 

「えっと、私は別に怪しい者では」

 

「武器が無いから安心しているのか?いくらでもあるぞ!」

 

「どこから出したんだそのナイフ!」

 

思わずつっこんでしまった

少女はコンバットナイフをくないのように持ち戦闘態勢に入っている

この状況どう切り抜けようか・・・・・

 

 

「ココアさん、それにリゼさん何してるんですか」

 

声の方を向くとチノが呆れ顔でこちらを見ていた

その呆れの対象はこのリゼという子の事だろう

 

「あなたはリゼty「チノ、こいつは一体誰なんだ」

 

「あの「彼女はココアさんです。今日からここで働くんです」

 

「私「そうだったのか、すまない事をした」

 

「・・・いえ別に」

 

私から話させてくれてもいいだろう?(・ω・`)

どうやらこのリゼという子もここで働いているようだな

 

 

「リゼちゃん、だよね。よろしくね」

 

「ああ、よろしくココア」

 

「ところでさっきはなんで銃を?」

 

「私は父が軍人で幼い頃から護身術とかCQCとか色々仕込まれてるだけだから気にしないでくれ」

 

「すごく気になるよ!」

 

 

なんて奴だ!恐ろしい

もし私がスタンドを持たずに相手していたら命は無かっただろう

にしても、さっきの彼女の反応。

やはりスタンドを持たない者にとって私の能力は奇妙な物だろう

 

「あのさリゼちゃん、私が独り言言ってたの聞いた?」

 

「ん?その時は隠れるのに夢中でそんな事聞いてなかったな」

 

「そっか。ありがとう」

 

ふむ、どうやら聞かれていないようだ。嘘をついている様にも見えない。

しかしながら、いつボロが出るか分からないからな

しばらくは殺人衝動を抑え、スタンドも出さないようにしよう

保登心愛として完璧に過ごせるようになるまで_______

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は店員としての仕事をチノやリゼに教わった

といってもコーヒーを作って出したり、サンドイッチを作ったりするだけのようだ

やってみるとよく出来ていたようで、チノからは「飲み込みが早くて助かります」と褒められた

 

「ココアさん上手ですね」

 

「ふふ、ありがとうチノちゃん」

 

「おーいココアー、次の仕事だぞ」

 

「はーい、何?」

 

「メニューを覚えるんだ。はいこれ」

 

そう言ってリゼは私にメニュー表を渡してきた

受け取って開くとブルーマウンテンやらキリマンジャロやらコーヒーの種類がたくさん書いてあった

普段コーヒーを飲まないせいかここら辺はサッパリだな

 

「これを覚えるのは難しそうだなぁ・・・」

 

「そうか?私は一目で暗記したぞ」「何っ」

 

「チノなんて香りだけでコーヒーの銘柄当てられるしな、・・砂糖とミルクは必須だけど」

 

「リゼさん恥ずかしいのでそういう事は・・・///」

 

「年相応で可愛らしいじゃないか」

 

「・・・ぅぅ///」

 

 

私が頭を優しく撫でるとチノは顔を少し赤らめてそっぽを向いてしまった

はて、嫌われてしまっただろうか

 

「こ、ココアさんとリゼさんは倉庫からコーヒー豆の袋を取ってきてください」

 

 

それでもチノは私から顔を背けたまま指示を出す

仕事とあればやるしかないのでうん、と短く返し倉庫へ向かった

 

 

 

 

リゼと共に私は倉庫まで来た

 

チノからの指示はこの袋の中の豆を取ってくる事だったな

では早速キラークイーンを使って…

 

(しばらくは殺人衝動を抑え、スタンドも出さないようにしよう)

 

 

い、いかん。無意識にスタンドに頼ってしまった

女の子が重い袋を軽々と持てたら可笑しいではないか

ここは弱い乙女アピールでもしといた方がいいかもしれん

 

「うーんうーん、この袋重いよ~」

 

「大丈夫かココア。私が持とう」

 

「ありがとうリゼちゃん。・・・え?」

 

大きな袋を軽々と二つも持つリゼに私は素っ頓狂な声をあげた

嘘だろあの子、前の姿の私より力あるんじゃないか

まあ私が弱いだけかもしれんがな

最近の運動不足もあったがこの体は結構非力なのだ

小さなコーヒー豆の袋を一つしか持てない程弱い

体力もつけなくっちゃあいけないな

 

 

 

 

 

 

 

袋を運んだ後、リゼからラテアートを勧められた

 

 

「ココア、ラテアートやってみないか?」

 

「ラテアート?」

 

「カフェラテにミルクの泡で絵を描くんだよ。うちではサービスでやってるんだ」

 

「絵か。私は絵で良く銅賞をもらっていたよ」

 

「町内会の小学生低学年の部ってのはナシだからな」

 

「・・・高校生の時までずっともらっていたけど」

 

「あれ?そういうのかと思ったが違うのか・・・」

 

 

リゼが何かぶつぶつ言っていたが気にしないでおこう

取ろうと思えば金もとれるが目立たないように暮らしているからな

必然的にそうなるのだ。仕方がない

 

 

「絵、上手なんですね」

 

「まあね、なんなら描いてみようか」

 

「なら私が手本を見せるよ」

 

 

そう言うとリゼは綺麗な花のラテアートを作ってみせた

私もつい惚れ惚れしてしまうほどに上手だった

 

 

「リゼちゃんすごいねー!とってもきれい」

 

「そ、そうか?なんか照れるな」

 

「なあ、もう一個作ってみてくれない?」

 

「しょうがないなー!特別だぞ、よーく見てろよ!」

 

 

そしてリゼは二つ目のラテアートを作り始めた

・・・はっきり言って人間業ではない

どうしたらカップを空中に浮かせながらミルクをいれられるのだ、物理的におかしいだろ

いやいや待て待て。ラテアートするのに体の回転は必要なのか?

おい、そんなかき混ぜ方でなぜ一滴もコーヒーがこぼれぬのだ

 

ラテアートパフォーマンス中のリゼに話しかけれるわけもなく私は終わるまで眺めていた

完成したのは重厚感溢れる戦車の絵。リゼも満足そうだ

 

 

「まあこんなもんかな。参考になったか?」

 

 

・・・今のどこを参考にしろというのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

その後私はラテアートに挑戦してみた

元々絵の才もあってか初めてにしては上手に出来ていた

また、チノのラテアートもあれはあれで強烈だった

キュビズムとかいうやつだろう

 

 

そんなこんなでラビットハウスの営業時間もあっと言う間に過ぎた

リゼが帰った後、私はチノと一緒に夕食を作る事にした

 

 

「チノちゃん、野菜洗い終わったよ」

 

「ありがとうございます。では次こちらをお願い出来ますか」

 

「任せて♪」

 

料理は私も得意だからな

しかしいつも一人で作っていたせいで時間がかかったものだ

その分今回は出来上がるのが早く感じた

 

 

私が夕食を盛り付けようと皿を並べていると一人の男性が入ってきて私を見た

 

「君がココアくんだね」

 

「はい、えーと…」

 

「私の父です、ココアさん」

 

「そうでしたか!初めましてお世話になります」

 

「・・・・ああ、よろしく」

 

チノの父親は私の言葉に短く頷くと、入ってきた扉から戻っていった

私を受け入れてくれたのか?分からないな・・・

 

 

「ココアさん、どうしたんですか」

 

「あ、いやなんでもない」

 

「ではいただきます」「いただきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食も食べ終え、今は自室で荷物の整理をしているところだ

やっと一人になれたので私は素に戻っている

 

 

「やっと一日が終わったのか・・・」

 

 

この保登心愛という姿でこれからずっと過ごすのだろうか

私の望む生活とは少し離れるが追われっぱなしよりはマシだろう

喋り方も仕草も今日で大体分かったしなぁ

たまに素に戻ってしまったり自分の口調が出ることもあるが案ずることはないだろう

 

 

この街は杜王町に匹敵するくらい素晴らしい街となるだろう

これでやっと平穏な生活を送れる

またここから私の、吉良吉影の平和な日々が始まるのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名は吉良吉影

 

「今夜は安心して熟睡できそうだな」

 

 

 

 

 

 

 




ハロにちは、白髪祭です


これは以前投稿した「彼女の名は吉良吉影」を加筆修正したものになります
(前回より二倍三倍の字数になってるのはなんででしょうかね・・・)


一応一話完結予定ですが、要望があるか気が向いたら続き書きます
よければ面白かったか面白くなかったか一言でいいので誰か返事をください(くれないと私がへこみます。)


ここまで読んでくれた心優しいあなた!
ぜひご感想をお願いしますぅぅぅううう!




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