ウルトラマンオーブ ─Another world─   作:シロウ【特撮愛好者】

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お任せしました、後編です!

この間アクセス数を確認したらとんでもない数のアクセス数、しかもお気に入り登録もしていただいてありがとうございます……!

こんな拙い文章しか書けない作者の作品を読んでいただいて、誠にありがとうございます!

前回より短いですが、どうぞ。


第5.5話 闇夜の雷 ━後編━

 サンダーダランビアが進化し、より凶暴性を増したネオサンダーダランビアの触手に両足を掴まれ、宙吊りの状態で身動きの取れないウルトラマンオーブ フォトンビクトリウム。

 オーブの体内でガイも何とか抵抗するが、逆さまになっていて身体を動かすことすらままならない。次第にカラータイマーの点滅が始まり、余計に焦らせる。

 

『「こいつ……!いい加減にしろっ!」』

 

 オーブは両腕の手甲に刻まれているV字のクリスタルにエネルギーをチャージし、触手めがけて三日月型の光弾を発射した。

 

『フォトリウムスラッシュ!』

 

 ガイは以前、シンヤからウルトラマンガイアとウルトラマンビクトリーの話を聞いたことがあった。2人の共通点はもちろん、2人がどんな技を使えるのかまで詳細に聞いて、その時の記憶を呼び起こして新たな技を発動させた。参考にしたのは「ガイアスラッシュ」と「ビクトリウムスラッシュ」。それぞれ発動方法は違えども、2人の大地の巨人の力が籠った一撃はネオサンダーダランビアの不意を突き、片方の触手を切断することに成功した。

 触手を切られたネオサンダーダランビアはオーブの重量に耐え切れず、オーブを離す。その一瞬の隙を突き、オーブは拘束を解いた。

 再び構えを取るオーブだったが、また振り出しに戻ったことが無念でならなかった。この姿で勝機を見出だした途端に、相手がパワーアップを果たしたのだ。こちらもそれに対抗しうる力があれば……。そう感じていた時だった。

 ガイの目の前に、光輝く2枚のフュージョンカードが現れた!

 

『「これは……!新しいカードか!」』

 

 その2枚を手に取り、近くのビルの屋上に視線を反らす。そこには、自分の勝利を信じてこちらを見つめる彼の姿があった。

 再びネオサンダーダランビアを睨み付けたオーブは、空高く飛び上がり、新たな姿に変わる!

 

「ギンガさん!」

【ウルトラマンギンガ!】

「エックスさん!」

【ウルトラマンエックス!】

「未来への可能性、お借りします!」

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ!

 ライトニングアタッカー!】

 

 姿を変えたオーブは、回転をしながら着地する。

 頭部や両肩、両腕と両足には水色に輝くクリスタル。周囲の灯りが消えた暗い町では、そのクリスタルがより幻想的に見えた。

 全身はサイバー感に満ちたメカニックな雰囲気を強調していたが、先程のフォトンビクトリウムよりシャープな出で立ち。

 これこそが、「ウルトラマンオーブ ライトニングアタッカー」だ!

 

『電光雷轟、闇を討つ!!』

 

 名乗りを上げ、ウルトラマンギンガのファイティングポーズを取ったオーブは、拳で地面を叩きネオサンダーダランビアに挑む!

 ネオサンダーダランビアは新たに獲得した下半身を駆動して、オーブを迎え撃つ。

 町のど真ん中で、取っ組み合いを始める巨人と怪獣。両者拮抗した戦闘を展開し、オーブがネオサンダーダランビアの雁首をがっしり抱え込むように掴む。何とか身動きを封じたが背中のコイルが発光し、オーブの目を眩ませる。

 その隙にオーブにもう片方の触手を伸ばして、再三の触手攻撃を繰り出しオーブの片腕を絡め取る。

 オーブも負けじと、綱引きのようにその触手を引っ張り鍔迫り合いが始まった。

 やはりネオサンダーダランビアは、その場面でも電撃攻撃をオーブに喰らわせた。

 

『「またか……!だがな!」』

 

 そう言うとオーブは、全身のクリスタルを発光させる。するとその電撃がオーブに吸収されていった。

 オーブはネオサンダーダランビアの放つ電撃を吸収し、それを変換して自らのエネルギーにしたのだ。

 そのエネルギーを右手に集め、手刀を繰り出す。その一撃は、相手の触手を切断する。

 両方の触手を失ったネオサンダーダランビアに、オーブは右手のエネルギーを楔型に変化させた光弾を発射した。当然、亜空間バリアがそれを防ぐが、光弾はそれを貫通してネオサンダーダランビアに直撃した!

 その圧倒的な力には、ガイも驚きを隠せなかった。

 

『(すごいパワーだ……!でも、この姿にはまだ上がある……!そんな気がする──!)』

 

 オーブは右腕のクリスタルから、白く輝く光の剣を伸ばして構えを取る。その状態のまましばらく睨み合いが続き、両者はお互いの様子を伺い続ける。

 先に痺れを切らしたのは、ネオサンダーダランビア。背中のコイルから放電を起こすが、オーブはそれを左手だけで防ぎ切り、打ち消す。

 そしてオーブは予備動作をせずに、ネオサンダーダランビアの背後に回りこみ、右手の剣で斬りつける。それに反応したネオサンダーダランビアは振り向くが、再びオーブに後ろを取られ一撃を喰らう。

 

『エクシード……ッ、ギンガセイバー!!』

 

 オーブは技を叫ぶと、文字通り電光石火の速さで斬撃を繰り出し、ネオサンダーダランビアの全身の電気発生器官を破壊する!その速さは、ネオサンダーダランビアに亜空間バリアを展開する暇を与えない程であり、最早されるがままとなっていた。

 

『これで!最後だッ!!』

 

 そう言うとオーブは、豪快な横薙ぎでネオサンダーダランビアのコイルを全て破壊した!

 オーブの剣戟が止んだ時、ネオサンダーダランビアの全身には無数の切り傷が刻まれていた。

 右腕の光剣を収めて、オーブはネオサンダーダランビアを指差して宣告した。

 

『これでお前は……、二度と電撃を放てない!!』

 

 ネオサンダーダランビアは、電気を起こそうとするが、電気発生器官を全て破壊させてしまったために、満足に電気を起こすことが出来なくなっていた。

 その一瞬をオーブは見逃さなかった。上空に高く飛び、全身のエネルギーを集中させるように四肢を縮め、一気に解き放つ!

 

『アタッカーギンガッ……、エーックスッ!!』

 

 身体全体でアルファベットの「X」を表現するかのごとく、両腕と両足を伸ばしたオーブは充填したエネルギーを雷撃に変えて、ネオサンダーダランビアにぶつける!

 ダメージの蓄積したネオサンダーダランビアは回避が間に合わず、上空からの雷をまともに浴び、やがて悲痛な叫び声を上げながら、その巨体は四散した!

 

「やったぁー!!オーブが勝ったよー!!」

「やっぱすげぇよ、オーブは!!オーブッ!ありがとーっ!」

「すごいです!すごすぎです!」

 

 オーブの戦闘を間近で見届けたSSPメンバー達は、その興奮を抑え切れないようで、夜だと言うのに大声で騒ぎ始めた。

 そんな中で、シンヤだけがオーブに微笑んでいた。その微笑みには歓喜の他にも、安堵の様子が見て取れた。

 

『「ありがとな……。シンヤ」』

 

 ガイはそう呟いた直後、後ろに誰かの気配を感じた。ゆっくり振り向くと、そこには未来から来た銀河の覇者と、人間とユナイトして戦った光の戦士がいた。

 

『あんたがこの世界のウルトラマンか?』

 

 爽やかな雰囲気の声で先に話しかけてきたのは、ウルトラマンギンガ──礼堂ヒカルだった。

 もう一方の巨人、ウルトラマンエックスは一体化(ユナイト)している青年──大空大地と、コソコソと会話をしていた。

 

『なぁ大地、つまり彼は……私達の後輩と言うことなのか!?』

『「もう、少し落ち着きなよエックス。全然先輩っぽく見えないぞ?」』

『だがなぁ……。私に後輩が出来るなんて、考えても見なかったからなぁ……』

 

 傍から見ればあたふたと1人漫才をしているようにも見えなくもないエックスを、ギンガは半分呆れながら眺めていた。

 

『まぁ、あいつらはいつもあんな感じだから、気にしないでくれ』

『「ちょっとヒカルさん!そりゃないですよ!」』

『そうだ!私だっていつもこうと言うわけでは……!』

 

 ギンガの一言がよほど不服だったのか、エックスと大地はギンガに食ってかかる。

 その状況を払拭するように、ギンガがエックスを落ち着かせる。

 

『とにかく!俺達の力が必要なら、いつでも使ってくれ!』

『あぁ!今後ともよろしくな、オーブ!』

『「また近い内に、どこかで会いましょう!」』

 

 そう言い残して、ギンガとエックスは姿を消した。

 それを見届けたガイは、気持ちを切り替え夜空を見上げて、暗い空に飛び立って行った。

 それを目で追ったシンヤ達は、必然的に空を見上げることになった。

 

「わぁ……!皆さん、見て下さい!」

「おぉー!めっちゃ星綺麗だ~!」

「素敵……!」

「こんなにたくさん星が見えるなんて……!」

 

 空一面には星が散りばめられたように広がっていて、普段は見ることの叶わない数多の星座がそこにはあった。

 

「おーい!お前ら無事かー?」

「あっ、ガイさんも来たー!」

「ほら見てガイさん!あれ白鳥座じゃない!?ほらあそこ、あそこ!」

「えぇ?どれだよ?」

 

 後からやって来たガイと合流したSSPは、年甲斐もなく満天の星を見てはしゃぎあった。

 そんな彼らを見守るように、1つの星が瞬いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ガイとシンヤの、ウルトラヒーロー大研究!」」

 

ガイ「さぁ、このコーナーの始まりだ!」

シンヤ「はぁ~……。星、綺麗だったな~……」

ガイ「おいシンヤ、進行役がしっかりしないでどうすんだ!」

シンヤ「……はっ!いけない、いけない……!2回連続ですみません…」

ガイ「次からは気ぃ付けろよ?……今回紹介するのは、これだっ!!」

 

【ウルトラマンオーブ!ライトニングアタッカー!】

 

ガイ「『ウルトラマンオーブ ライトニングアタッカー』。この姿は、ウルトラマンギンガさんとウルトラマンエックスさんの力で戦うんだ!」

シンヤ「『ウルトラマン フュージョンファイト!』で初登場。ウルトラマンを題材としたイベント『ウルトラマンフェスティバル』のライブステージで映像のみでしたが出演しました。

 必殺技は『アタッカーギンガエックス』!今作では『エクシードギンガセイバー』と言う技を使用しました!」

ガイ「『エクシードギンガセイバー』はギンガさんの『ギンガセイバー』と、エックスさんの強化形態であるエクシードXの『エクシードスラッシュ』を組み合わせた技だ!残像が残るぐらいの高速で相手を斬りつけるんだ!」

シンヤ「ギンガさんとエックスさんが共演したのは、『ウルトラマンX』第13話『勝利への剣』と、第14話『光る大空、繋がる大地』。

 モルド・スペクターに捕まり、連れて来られる形でエックスさんの宇宙にやって来たビクトリーさん達を追って、13話ラストでギンガさんが登場。その過程でグア軍団を単独撃破するなど、ギンガさんの腕前も向上していました。

 14話では、融合してグア・スペクターに変貌したグア兄弟を、ギンガさんとビクトリーさん、エックスさんの3大ウルトラ戦士が迎え撃ちました!」

ガイ「『きたぞ!われらのウルトラマン!』でも、エックスさんのピンチに駆け付けてくれたんだよな!」

シンヤ「また、あの2人に会えるでしょうか?」

ガイ「あぁ、きっと会えるさ。そう遠くない内にな。

 それじゃあ今回はここまでだ!」

 

ガイ&シンヤ「「次回も見てくれよな!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一度立ち入ったら出てこられないと言い伝えられている、古い森。

 まさに現在のダークゾーンだぜ。

 調査に向かったSSPの前に現れたのは、宇宙人と女の幽霊!?

次回!

『ウルトラマンオーブ ─Another world─』

『入らずの森』。

 闇を照らして、悪を撃つ!




…いかがでしょうか。
今回のオリジナル回を作成するに当たって、かなり悩みました。
ライトニングアタッカーとどの怪獣を戦わせるかが特に難題で、候補の中にはパズズであったりネロンガであったり、シーゴリアンだったりと選出で時間を使いました…。

次回からは更新ペースも去年と同じくらいになる予定なので、次回もよろしくお願いします!

隠れていたサブタイトルは、『ウルトラセブン』第16話「闇に光る目」でした。

ではノシ
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