IS 〜バイクと名人とSchoolLife〜 作:無限の槍製
桐也side
9月24日(日)PM01時20分
研究所前 森林
『アタックライド!ブラスト!!』
「はっ!」
士さんがライドブッカーを分身させアマゾンネオを狙い撃つ。しかし放たれた弾丸は触手に阻まれる。
「クソったれ、コレならどうだ!」
『ファイナルアタックライド!ディ・ディ・ディ・ディケイド!!』
『ギリギリ!クリティカルフィニッシュ!!』
『アクション!ロボッツ!クリティカルフィニッシュ!!』
三方向からの同時射撃、もとい爆撃。アマゾンネオも触手で防ぎきれず爆炎に包まれた。でもどうせ、効いてないんでしょ?
「ボサッとしない!ダメ押し行くわよ!」
「へいへい!」
『爆走!クリティカルフィニッシュ!!』
『マイティブラザーズ!クリティカルフィニッシュ!!』
スパローからタイヤ型のエネルギー弾、キースラッシャーからオレンジと水色のビームがアマゾンネオにさらに叩き込まれる。
「流石に効いたっしょ」
「だといいがな……」
しかしアマゾンネオはピンピンしている。奴の咆哮は炎を消し、周りの木々をなぎ倒していく。マジモンのバケモノだ。
「これじゃ埒があかないな」
『W!オーズ!フォーゼ!ウィザード!鎧武!ドライブ!ゴースト!エグゼイド!ビルド!』
『ファイナルカメンライド!ディケイド!!』
『ドライブ!カメンライド!トライドロン!!』
『ファイナルアタックライド!ド・ド・ド・ドライブ!!』
士さんはコンプリートフォームに姿を変え、赤い車の仮面ライダー『仮面ライダードライブ』を召喚する。
士さんと動きをシンクロさせながらライドブッカーとドライブのトレーラー砲から車型のエネルギー弾が発射される。
「あいつの動きが止まってるうちに仕留めろ!」
「ったく、無茶言うんだから」
「行こう、九条くん!」
『AMAZON−STIKE!』
『バイオレント!クリティカルストライク!!』
「はっ、うるあぁぁぁ!!!」
「ふっ、うおおおおっ!!!」
自分とハルカさんのダブルライダーキックがアマゾンネオの背中に命中する。それでも目の前の怪物は動きを止めない。
「グゥッ………グガァァァァア!!!」
「なっ!?」
「嘘だろっ!?」
アマゾンネオの全身から放たれた衝撃波で俺たちは吹っ飛ばされてしまう。
おいおい、これホントに勝てるのか?
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タイガside
同時刻
研究所内
『トライアル!マキシマムドライブ!!』
「こんのおぉぉ!!!」
クラゲアマゾンの触手をマシンガンスパイクで弾いていく照井。アイツが作ってくれた隙間を狙うんだ。そうすれば確実に叩き込める。
「花家先生!時間がない!」
「………………ッ!そこだッ!!」
『バンバン!クリティカルフィニッシュ!!』
一瞬の隙も見逃さないぞ俺は。
放たれた弾丸はクラゲアマゾンに確実に命中した。
吹っ飛ぶクラゲアマゾン。機材に叩きつけられ動かなくなった。これで倒したとは思えない。でもシャルを連れて逃げることは出来るはずだ。
「照井!シャルを連れて外に出ろ!」
「花家先生は!?」
「ケリをつけなきゃいけない相手は……まだいるんでな」
ガシャコンマグナムを天条に向ける。天条は不敵な笑みを浮かべている。
これだから科学者だの発明家だのは嫌いなんだ。幻夢の社長とかな。
「これで勝った気になるとは、いやはやおめでたい頭をしている」
そう言うと天条は懐からベルトを取り出す。アレは水澤がしていたネオアマゾンズドライバー…………成る程、捕まった時に解析でもされたか。
「アマゾン」
『NEO−ALPHA!』
天条は迷彩色のアマゾンネオアルファに姿を変える。腕にはガトリングとチェーンソーが合体した武器を装備している。完全に敵を殺すための武器だ。
「早くしろ!ここで俺とお前が倒れたら、誰がシャルを守るんだ!!」
「……ッ!絶対帰ってきてください。彼女には貴方が必要なんですから」
照井はシャルを連れて部屋を後にする。あとは俺がコイツをどうにかすればこの問題はケリがつく。
「懸命な判断だよ。彼女の死体を見ずに済むのだから」
「テメェ…………これ以上口を開いてみろ。ぶっ殺す」
「やってみたまえ………クズがぁ!!」
ネオアルファのガトリングが火をふく。間一髪で躱すがマントに風穴が開いている。かなり頑丈な筈なんだが、意図も簡単に穴が開くとは。
『ジェットコンバット!』
「第参戦術!」
『ガッチャーン!レベルアップ!!』
Lv3に変身しガトリングで攻撃する。ネオアルファはそれを躱し、尚且つ自身もガトリングでコッチを攻撃してくる。
「チッ、動きが早い!」
「ノロマめ、疲れが見えているぞ」
一瞬の隙を突かれて背後に回られてしまう。
マズイと思った瞬間には遅かった。
奴のチェーンソーが俺の体を切り裂いた。鮮血が飛び散る。コイツ、ゲーマライダーの装甲も切り裂くのか!?
それから容赦なく俺の体を切り刻んでいくネオアルファ。切られる度に動きが鈍くなり、意識が遠のいていく。
「その程度か仮面ライダー!!」
そしてネオアルファのチェーンソーがスナイプの仮面を貫いた。
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シャルロットside
私とタイガ先生の最初の印象は良くなかったと思う。
そう、良くなかったのは最初だけだった。私の中では。
いつからか忘れたけど、タイガ先生の事を鬱陶しく思わなくなった。タイガ先生はどう思ってたか分からないけど。
そんな時だった。日本で男の人……一夏がISを動かしたのは。
それから私は男としてIS学園に転校する為、男として生活をしていた。
そんな私を見てタイガ先生は、バレてもいいじゃないか。俺がなんとかするって言った。
その頃、いろんな事で頭がいっぱいになってた私は、タイガ先生にキツく当たってしまった。
「口ではなんとも言えるんだよ!誰だって!お母さんだってそうだった!大丈夫って言ってたのに、お母さん自身が殺されて…………もう……嫌だよ……私は!大事な人が目の前からいなくなるのが嫌なの!あんな辛い思い……したくないの!!」
全部吐き出した。頭の中にあるもの全部タイガ先生にぶつけた。涙も止まらなかった。
そして、そんな私を見てタイガ先生は言った。
「そうだな、口ではなんとでも言える。だから俺も勝手に言わせてもらう…………俺はお前の主従医だ。患者を放ったらかしにして医者が死ねるかよ。だから」
タイガ先生は私の隣に立って、
「お前こそ、俺に治される前にどっか行くんじゃねぇぞ。俺の側から離れるな………まあ、口で言ってもアレだならな。行動で示すさ」
それからタイガ先生はずっと私を守ってくれた。どんなにボロボロになっても、タイガ先生は約束を守ってくれた。
だから私もタイガ先生について行った。この人の『大丈夫』を確証のない言葉じゃなくて、信じられる言葉として受け止めるよう。そう思い始められたから。
◇
「…………ん、あ……」
「あ、お目覚め?まあ、寝心地悪かったかもね」
意識が覚醒すると私は青い仮面ライダーにお姫様抱っこの形で抱き抱えられ、その青い仮面ライダーは全力で走っていた。
「あ、あの!」
「ゴメン!質問は後!!」
足元に銃弾が着弾する。走る足を止める青い仮面ライダー。目の前には迷彩色の仮面ライダーが立っていた。
「追いついたぞ照井ハルナ。シャルロット・デュノア。花家タイガの後を追うのはどっちかな?」
「花家先生………」
「今………なんて……」
迷彩色の仮面ライダーはタブレットを取り出し、映像を流す。そこに映っていたのは迷彩色の仮面ライダーに頭を刺されるスナイプの姿が映っていた。
「これが現実だ……お嬢さん!」
高笑いする迷彩色の仮面ライダー。
でも、
「そう、これが現実なら…………」
「俺はまだ……死んでねぇ」
砲撃が迷彩色の仮面ライダーを吹き飛ばす。
吹き飛ばしたのは仮面ライダースナイプ。
レベルは50のバンバンシミュレーション。
そして隣には、
「俺の仲間を、返してもらうぞ!!」
インフィニティーズのみんなが立っていた。
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桐也side
アマゾンネオとの戦いは森を抜け、浜辺にまで及んでいた。
状況は最悪って程じゃないけど良くはない。しかも爆走バイクはエネルギー切れで使えない。
「いよいよマズイかも?」
「軽口叩ける程度には余裕そうね」
「士さん、何か手は無いですか?」
「…………ある。時間がかかるけどな」
「んじゃ、時間稼ぎますか」
手があるならそれに乗るしかない。時間ぐらい幾らでも稼いでやる!
俺と虚先輩でアマゾンネオを挟み込む。左右から同時にスパローとキースラッシャーで攻撃する。ハルカさんは無数に伸びる触手を切り刻んでいる。
『アタックライド!イリュージョン!!』
3人に増える士さん。
『クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!響鬼!カブト!電王!キバ!』
『ファイナルカメンライド!ディケイド!!』
1人は胸のカードを別の9人の仮面ライダーに変える。
「さて、一か八かやってみるか」
『カメンライド!ジ………オ……ウ!』
音声が途切れ途切れだがもう1人の士さんは別の仮面ライダーに姿を変えた。顔に『カメンライダー』と刻まれた仮面ライダージオウだ。
「「「後悔させてやるぜ」」」
準備万端みたいだな。アマゾンネオから距離をとって攻撃態勢に入る。
コンプリートフォームの2人がカードをかざす。するとカードは消え、代わりにディケイドのライダーズクレストがアマゾンネオを拘束する。そしてそれぞれ9人のライダーのライダーズクレストがコンプリートフォーム2人の前に現れる。
『ファイナルアタックライド!ジ………ジ………オウ!!』
「チッ、力が安定しない。これが最後のチャンスだ!」
「決めてやるよ………」「行くわよ……」
『『マイティ!ダブル!クリティカルストライク!!』』
『AMAZON-STRIKE!』
「これで決める!」
最初に動いたのはハルカさん。動けないアマゾンネオにムーンサルトを叩き込む。
次に動いたのは士さん。3人のディケイドのライダーキック……20人分のパワーが込められたディメンションキックが叩き込まれる。
最後は俺と虚先輩。最後の力を振り絞って、最後のダブルクリティカルストライク。
「いっけぇぇぇぇ!!!」
「たああああっ!!!」
「ハルカ!」
「はい!」
ダブルクリティカルストライクを胸で受け止めるアマゾンネオ。その背中を士さんとハルカさんは自身の刃で切り裂いた。その一瞬の怯みが俺たちに勝機を与える!
「「くらいやがれぇぇぇ!!!!」」
必殺のダブルクリティカルストライクはアマゾンネオの体を貫き、ヤツの体は爆散した。
それと同時にガシャットのエネルギーが切れたのか、変身が解除される。これでマイティブラザーズにはしばらく変身できないな……。
「…………はぁ……はぁ…………ゲーム、クリアです」
「へへっ…………お疲れさん……」
諦めずに積み重ねた結果だ。地道な努力が勝利の鍵になる………自分1人だと諦めてるね。
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一夏side
「この爆発……へへっ、キリヤんやったな」
俺と箒、セシリア、鈴、ラウラ、楯無さんは専用機でこの島に上陸。研究所でタイガ先生を救出して、今現在アマゾンネオアルファとクラゲアマゾンと戦闘中だ。
「我々もクジョーに続くぞ!この勝負、絶対勝つ!」
「ああ!」
「当然!アイツばっかにいい格好させてたまるかっての!」
両腕のプラズマブレードでクラゲアマゾンの触手を切り裂いていくラウラ。
箒と鈴も触手を切り裂いていく。
クラゲアマゾンの対処法は分かってる。アイツは遠距離攻撃……というよりは光線技が有効だ。だからセシリアのライフルが直撃したし、タイガ先生も一撃叩き込めた。
「セシリア!俺たちが隙を作るから一気に叩き込め!!」
「分かりましたわ!」
木の枝を拾いドラゴンロッドに姿を変える。アイツの触手を切ってもダメなら、全部ロッドに束ねてやる!
「なるほどな。切ってダメなら、集めて動きを封じるか!」
インフィニティーズの武器は普通の兵器よりも頑丈だ。この程度で壊れるほどヤワじゃない。
「大人しくしなさい、ってのよ!」
「今よセシリアちゃん!」
俺、箒、鈴、ラウラ、楯無さんがクラゲアマゾンの触手を全て武器に巻きつける。動きが止まっている今がチャンスだ。
「セシリア!」
「!シャルロットさん、貴女……!」
クラゲアマゾンに狙いを定めるセシリアの隣にガシャコンマグナムを手にしたシャルが立つ。あいつクラゲアマゾンを目の前にしてるのに大丈夫なのか!?
「私も……いつまでも自分を………保っていられない…………だから、手を貸して!」
「当然ですわ。私たちは仲間ですもの!」
シャルはインフィニットオレンジに姿を変えるとガシャコンマグナムを構える。
「私の大事な人達は……絶対に傷つけさせない!」
『キメワザ!バンバン!クリティカルフィニッシュ!!』
「スターライトブレイク!フルパワー、シュート!!」
シャルとセシリアの放った弾丸はクラゲアマゾンの顔面を消しとばした。
それと同時に俺たちの武器に巻きつけていた触手も黒い液体に姿を変えた。
「や、やっ……た……」
「シャル!?」
無我夢中だったのか、シャルは気を失いその場に倒れてしまった。
「…………お疲れ様シャル。今はゆっくり休め」
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タイガside
「はあっ!!」
助けに来てくれた更識からガシャットギアデュアルβを借りた俺はLv50のシミュレーションゲーマーに変身。バンバンシミュレーションの砲撃がネオアルファに炸裂する。怯んだネオアルファに照井がエンジンブレードで切り裂く。
「まだまだぁ!!」
「グゥッ!?」
「花家先生!」
「食らいやがれッ!!」
照井がエンジンブレードでネオアルファをかち上げ、俺が砲撃を叩き込む。吹っ飛ばされたネオアルファは崖から落ち、浜辺に叩きつけられる。
「ナメるなぁ!!」
しかしネオアルファも負けてはいなかった。チェーンソーが照井に叩き込まれる。装甲の薄いアクセルトライアルじゃ致命傷だ。
それでも照井は、
「ナメてるのは……どっちよ………不死身の男の娘は不死身なのよ……これが人間の根性ってヤツよ…………人間ナメんなぁぁ!!!」
『アクセル!マキシマムドライブ!!』
エンジンブレードをネオアルファの頭に叩きつける照井。ネオアルファの顔半分までエンジンブレードが深く突き刺さった。
『バンバン!クリティカルファイア!!』
「退け、照井!!」
最大級の火力をネオアルファに叩き込む。今のボロボロの体の俺が使えば反動は凄まじいものだ。下手すりゃ体が壊れちまいそうだ。
だとしてもッ!俺は!
「オラァァッ!!!」
爆炎に包まれるネオアルファ。しかし炎の中にヤツの姿が見える。
「な、何故だ!?何故貴様は戦える!?あの時確実に致命傷を与えたはずだ!」
「ああ、確かに死ぬかと思ったぜ。実際今俺は右目が見えてねぇしな………でもな、俺はアイツと約束したんだ。口じゃなくて行動で示す。アイツが安心して笑って過ごせるために…………俺がシャルの居場所を守る!それまで俺は絶対に死なねぇ!!」
バンバンシミュレーションの装甲を脱ぎ捨て、一気に駆け出す。
ネオアルファもエンジンブレードを抜き、炎の中から飛び出してくる。
「俺は死なん?バカめ!貴様は自ら弱点を晒したのだ!!」
ネオアルファの姿が消える。
「バカはテメェだろ。弱点ってのは守らなきゃいけないだろうが」
『バンバン!クリティカルファイア!!』
俺の裏拳が右後方にいたネオアルファの顔面に叩き込まれる。
お前なら見えてない右側を狙ってくると思ったぜ。
「花家先生!」
照井からエンジンブレードを受け取る。エレキトリックを発動させネオアルファの動きを封じる。
「これで終わりだ天条。呆気ない最期だな」
「貴様…………ドクターのクセに人である私を殺すのか!?仮面ライダーである前にドクターだろう貴様!!だというのに!!」
「………………俺はドクターでも闇医者だ。料金払わねぇ奴に手術するつもりはねぇ」
それに、と付け加える。
「お前はもう『ヒト』じゃねぇだろ」
『エンジン!マキシマムドライブ!!』
『バンバン!クリティカルファイア!!』
俺の一振りはネオアルファを真っ二つに切り裂いた。そのまま奴は黒い液体となってその場で消滅した。
一度押し始めたら案外呆気ないものだ。だが、これで長い因縁も終わりを迎えるのか。
「やりましたね……花家先生」
「………………」
「花家先生?花家先生!」
「……………………シャル…」
「花家先生!しっかりしてください!花家先生!!」
悪いなシャル。必ず戻るから……今は少し……休ませてくれ…………。
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「おー終わったー終わったー。いやあ、仮面ライダーのみんな頑張るねぇー…………もしかして『諦めない力が俺たちを勝利に導いたぜ、ブイ!』みたいなこと思ってるのかなぁ?
実際は私が作ったアマゾン細胞を脆くするこの『アマゾン死滅してやるぜ君』で弱体化したから都合よく倒せたのに。
ま、これからが本番だよ。いっくん、箒ちゃん、九条桐也くん」
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9月25日(月)
自分たちはアマゾン、天条タカアキとの戦いに勝った。
奴の研究所にはアマゾン細胞に関する研究論文に仮面ライダークロニクルに関する資料も発見した。それらは今後解析してくそうで。
ハルナさんとハルカさんは士さんに連れられて元の世界に帰っていった。
ハルカさん少しダルそうにしてたけど体大丈夫かな?
ハルナさんは逆にその傷であそこまで元気なのか分からなかった。可愛い妹分に会えるから元気だ、とか言ってたけど。
士さんはまた別の世界に行くみたいだ。あの人の旅はいつ終わることやら。
シャルちゃんはあの時クラゲアマゾンを相手にして暴走しなかったらしい…………けど、それは一時的なものみたいで、やっぱりこれからも治療が必要みたいだ。
んでそのシャルちゃんの主従医のタイガ先生だけど、結構な重症なくせにもう目を覚ましてる。残念ながら右目は治らなかったみたい。
だけど、あの2人、いつも以上に仲良しさんになっちゃって。熱々なんだから〜。
それからインフィニティーズのメンツだけど、勝手に学園から抜け出したから反省文プラス反省室行きらしい。けど織斑先生もそこまで鬼じゃなかった。小一時間で全員出てきた。
自分と虚先輩は所持してるガシャットの殆どがエネルギー切れに。自分はギリギリチャンバラ以外、虚先輩はマイティアクション以外ガス欠だ。
でも、士さんがプレゼントって、17本のガシャットをくれた。ミラーラビリンス龍騎とかモシモシファイズとか、変な名前が多いけど、大事に使わせてもらうよ。
そして自分は…………今、とある病院の病室前に立っている。
俺も、過去と向き合う時が来たようだ……
これにてアマゾン編完結でございます。少し駆け足気味になったのが悔しいところ。
次回はトゥルーエンディングになります。その次からは『桐也vs一夏』編第1部サラシキ編になります。3人のサラシキの関係が今明らかに?
ではSee you Next game!