20XX年
突如白昼の東京銀座に『
「
国は自衛隊を派遣し、異世界の軍勢を退けることができた。
日本陸自はただちに門の向こう側、『特地』へと偵察に乗り出す。
特地へと偵察に向かった自衛隊、特地方面派遣部隊は攻めてくる異世界の軍勢を
退け、門の確保に成功する。
問を確保した自衛隊は門を中心に拠点を築き、門から離れた土地に偵察隊を送る。
偵察隊のうち伊丹耀司率いる第三偵察隊は特地に住む人間たちと関係を築くことに
成功し、炎龍という生物に襲われ疲弊したコダ村という特地の村の人々を特地での
自衛隊の基地に避難民として居住区域に受け入れている。
現在、伊丹耀司たち第三偵察隊と特地での協力者テュカ、レレイ、ロゥリィは
避難民たちの資金を確保するため翼竜の素材を売るため、イタリカという街に
向かっている。
しかし、日本とは別にもう一つの門が開いていた。
「ここはいったいどこですか?」
「ふむ、未知の場所、いや、未知の世界というべきか?」
「この世界の知識がねぇたぁどういうことだ?」
「未知の世界か………面白い!」
「未知の世界、異世界と言うわけだな………だが、何故貴様らがいる?」
そう、黄金の鎧を身にまとった男がそういうと、
「アーチャー!」
「英雄王!」
「ほぉ、セイバーと贋作、それと、征服王。」
「英雄王!久しいな!」
「そこにいるのはクーフーリン、いや、狗だったか?」
「てめぇ、殺されてぇのか?」
「ランサー、お前までいるとは。」
「アーチャー、何故不服そうにする?」
「そんなことはないぞ。それより、この状況をどうする?」
赤い外套を纏った男がそういうと、
「アーチャー、いえ、シロウと言えばいいのですか?」
「私はそれでもいい。」
「では、シロウ、警戒を解いてもらってもかまいませんか?」
「それはこちらのセリフだ、セイバー。」
五人は武器を取り、お互いを警戒している。
そんな時、
「皆の者!少しは落ち着いたらどうだ?此度はどうやら聖杯とは無関係の召喚
らしいぞ。」
「何故そう言える?征服王。」
英雄王が問いかけると、
「簡単なことだ。ここに、マスターはいるか?気配を探ってはみたが誰もおらぬ。
それとだ、五体のサーヴァントを同時に召喚させるほどの魔力を持つものがいると
でもいうのか?」
「ふむ、それもそうか。では、なぜ
「そこはわからぬ。」
「役に立たぬ。」
「それはすまなかったな!」
「「フハハハハハハハハハハ!」」
シロウが、
「馬鹿二人は放置だ。」
「誰が馬鹿だと?贋作。」
「おっと、聞こえていたか。まぁいい、今から現状を把握するため我々の今の状況を
整理する。」
「それはいい考えだぜ。」
「私もそう思います。」
「
「余もそれでいい。」
「では、状況を整理する。我々はイレギュラーな召喚をされた。」
「そうですね。」
「肉体については受肉はしていない。」
「だろうな。」
「マスターもいない。」
「それはわかっているから早く進めろ。」
「そして、これが一番重要だ。ここはおそらく、異世界だ。」
「ほぉ、理由を聞かせてみろ。」
「空気が我々のいた世界とは微量ながら違う。さらに、我々がマスターからの魔力供給もなく現界しているからだ。」
「なるほどな。では、状況の整理も終えたことだ。この世界を満喫するとでもしよう。」
「待て、英雄王。」
征服王がどこかに行こうとする英雄王を止めた。
「なんだ?」
「此度は異常事態と言ってもいいだろう。ならば、我ら全員で行動するのはどうだろうか?」
「ふむ………面白そうだな。よいだろう、
英雄王が行動を共にするといことになったので、シロウが、
「では、まず、お互いを理解するために真名を教え合うというのはどうだ?」
そう提案する。
「なるほど、聖杯戦争ではないのだからよいだろう。」
「では、私から、私の真名はアルトリア・ペンドラゴンという。」
「次は私だ。私は英雄というより守護者だ。真名、エミヤシロウだ。」
「俺はクーフーリン。」
「征服王イスカンダルだ!」
「貴様らの知っての通り、英雄王ギルガメッシュだ。せいぜい
自己紹介が終わり、これからどこに向かおうかと思っていると、
「?この音は…」
「近くで戦でもしているのか?」
シロウたちは音のする場所まで行くと、
「これは、」
アルトリアが驚いたような顔をする。
なぜなら、盗賊と思われる者達が街に攻め入ろうとしているからだ。
「ふむ、雑種が街を襲っているな。」
「ギルガメッシュ、イスカンダル。」
「なんだ?」
「…贋作よ。まさかとは思うが盗賊どもを蹴散らそうなどと思っているのか?」
「そのつもりだ。」
「こちらにメリットはあるのか?」
「この世界の情報を得られる。それだけではだめか?」
「…まぁいいだろう。」
「では、いくぞ。」
シロウたちは盗賊たちを蹂躙することに決定した。
シロウsideout
「まずいな。」
伊丹たちはイタリカの町に到着したが、そこは、盗賊たちに攻め入られていた。
イタリカを守るため、敵対している帝国の皇女ピニャ・コ・ラーダと協力することになったのだが、現在町は盗賊に襲われ、かなり危ない状態まで来ている。
「やばいな。」
伊丹がそう言っていると、突然ロゥリィが顔を上げ、
「なにぃ、この気配はぁ?」
そう言った瞬間、
俺たちのところにまで見えるくらい人が高く吹き飛ばされていた。
「あれは、いったい…」
『雑種共が!このオレに対してその無礼な態度、許せん。今すぐ消えろ!』
そんな言葉が聞こえ、爆発音が鳴り、先ほどまでの喧騒が消えた。
伊丹たちは急いで戦闘が行われていた東門に向かう。
東門にいたのは黄金の鎧を着こんだ男、赤い外套を纏っている男、身長がニメートルあると思われる男、青い全身タイツのような鎧を着た男、そして、鎧を着た少女がいた。
「ギルガメッシュ、やりすぎだ。」
「贋作、貴様は黙っていろ。」
「久方ぶりの戦闘は心が躍る!」
「雑魚を相手にしても面白くねぇな。」
「戦闘に面白いも何もありません。」
これが、英雄たちと、伊丹たちの出会いであった。