鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
刃「‥‥‥っつう訳でブツを頼むっす束姉さん」
束「はいはーい!!束さんにまっかせなさーい!!」
箒「‥‥‥!?」
現在深夜12時ちょい。
んで、空いてるアリーナにて束姉さんとちょっと相談した。
モッピーはだいぶ参っているみたいだが大丈夫かあれ?
まぁいいや。
とにかく、あのクソババァをブッ飛ばすために束姉さんにも協力してもらわねぇと‥‥‥。
刃「んで、段取りはどうします?」
束「そうだね~、私が決定的な証拠をゲットしてからカチコミに行ってもらおうかな」
箒「(それはほぼヤクザのやる事では‥‥‥?)」
束「で~も、殺しちゃダメだよ?痛めつけるのはいいけどね」
そう言った束姉さんは黒い笑みを浮かべていた。
怖いよ~(棒)。
すると束姉さんは1つのアタッシュケースを出した。
一夏「ん?束さん、それは?」
束「くーくんに頼まれて造った子達だよ。今回は特別にいっくんと箒ちゃんにも使わせてあげる」
箒「いいんですか?」
束「大丈夫大丈夫、証拠隠滅は得意だし」
一夏「それっていい事なのか‥‥‥?」
まぁいい事じゃあないな。
刃「で、束姉さん。肝心の中身は?」
束「これだよ♪」
そう言って束姉さんはアタッシュケースを開ける。
中にはあのギャラルホルンの隊章が3つ入っていた。
しかも細かい所まで完全再現だってさ。
束姉さんが言うに、まず濃い青のギャラルホルン隊章が《ヘルムヴィーゲ・リンカー》というそう。で、赤いギャラルホルン隊章が《グリムゲルデ》、薄い水色のギャラルホルン隊章が《シュヴァルベグレイズ》だってさ。
三人で相談して俺がヘルムヴィーゲ・リンカー、イッチーがグリムゲルデ、モッピーがシュヴァルベグレイズを使う事に。
束「んじゃ~試しに装着してみてよ!!」
刃「アイサー。来い、ヘルムヴィーゲ・リンカー」
すると自分自身がモビルスーツのようになる。
イッチーとモッピーは初めて
一夏「これが刃のいつも見ている風景か‥‥‥」
箒「なかなかに新鮮だな。このシュヴァルベグレイズとか言ったか?コイツ、かなり馴染むぞ」
束「とーぜんだよ、なんせデータはくーくんから、で、そこから造り上げたのが私なんだから!!」
一夏「え、データは刃が?」
刃「つってももらいもんだけどな」
束「‥‥‥お、これなんてどうかな?」
束姉さんがいつの間にかタブレット端末を取り出し、何かを探していた。
刃「ん?束姉さん、それは?」
束「あのクソババァの汚職はっけ~ん。これ見て」
箒「これは‥‥‥!?」
束「色々ヤバい事してたっぽいね~。例えば事故とみせかけて殺人とか、何かの実験で男性を生け贄にしたりとか」
一夏「‥‥‥あっ!?」
箒「どうした?」
一夏「これ‥‥‥シャルのお母さんの事もあるぞ‥‥‥!?」
箒「‥‥‥なるほど、シャルロットの母親が病に倒れた事を知り、使いの者を出して薬だと称して微量ながら毒薬を‥‥‥とんだ下衆だな」
束「‥‥‥よっし、だいたい証拠は集まったよ。くーくん、いっくん、箒ちゃん、あのクソババァをメッタメタにしてやって!!」
刃「あいよ、んじゃ行きますか」
結果、クソババァの腕を片方折っちまったがなんとかなった。
さらに色々しでかした事を世に晒す事を約束させた。
まぁしなかった場合ヘルムヴィーゲ・リンカーのヴァルキュリアバスターソードでぶった斬るがね。
んで、デュノア社の実権はシャルのおとっつぁんに戻った訳で、シャルはもう男装して俺たちからデータを盗まなくていい事になった。
よかったよかった。
そんで翌週。
シャルは改めて女子として一年一組に所属したって話だ。
ん?クソババァ?知らないねぇ(ゲス顔)。
ちなみにグリムゲルデとシュヴァルベグレイズは返却されますた。
イッチーいわく『また使わせてくれ』との事。
もちいいけどね。
さて、今俺は自分が今使っているバルバトスルプスとグシオンリベイクフルシティを整備するために整備室に来てまっす。
いやぁ無理な挙動をすると関節のアポジモーターが悲鳴をあげちまうからな。たまにはこうやって整備しねぇと。
あ、ちなみに俺とイッチーはそれぞれ一人部屋になった。
やったぜ。
しかしどうやらこの整備室、俺以外にもう一人誰かいるっぽいな。
‥‥‥あれ、推進剤が足りねぇ。取りに行かなきゃな。
仕方ないか。
しばらく推進剤を探して整備室をうろうろしてると1つの明かりが。
んで、推進剤を見つけて持っていこうとしたらスパナを蹴り飛ばしちまった。
???「‥‥‥誰?」
刃「あ、わりぃな。俺は楠上 刃。あんたは?」
簪「‥‥‥更識、簪」
刃「そんな所で何してんだ?」
簪「‥‥‥貴方には関係ない」
刃「何すねてんだよ」
簪「すねてない」
刃「いいやすねてる」
簪「‥‥‥何の用?」
刃「いや、何してんのかなと気になって見に来ただけ」
簪「‥‥‥なおさら帰って」
刃「あからさまに嫌そうな顔してんなオイ」
ふと奥を見てみる。
そこには打鉄に似ているようで地味に違うISが鎮座していた。
もしかしてあれ全部一人で造ったのか?
すげぇなぁ。
簪「‥‥‥何ジロジロ見てるの?」
刃「いや、すげぇなぁと」
簪「何が?」
刃「そこにあるISだっつの」
簪「‥‥‥それで?」
刃「あれ、全部一人で造ったのか?」
簪「‥‥‥うん。本当なら倉持技研が造ってくれるはずだったんだけど男性IS操縦者が現れたから白式の製作に全部まわされちゃって、さ」
刃「‥‥‥アホだな」
簪「倉持技研が?」
刃「違う。お前だよ」
簪「どういう事?」
刃「全部一人で造ったのはすげぇ。けどな、誰かに協力を仰ぐのもいいと思うぜ?俺はな」
簪「‥‥‥貴方には、関係ない」
刃「ま、ゆっくり考えてみろよ。ちょっとは価値観変わるかもしれないぜ?」
簪「‥‥‥」
刃「んじゃ、また今度な」
そう言って俺はその場から去る。
その時に
簪「‥‥‥価値観が変わるかも、か‥‥‥いい人だな」
更識 簪が微笑んでいた事を俺は知らない。
さて、俺の自室にて、だ。
今何が起きているでしょうか。
正解は~‥‥‥
???「お帰りなさい、ごはんにする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」
刃「‥‥‥部屋間違えたかな」
扉開けたら裸エプロンしているお姉さんが座ってました。
何故こうなった‥‥‥。
刃「‥‥‥っつうかアンタ誰だよ?」
???「え、知らないの?」
刃「知らね」
楯無「仕方ないわね‥‥‥私はここIS学園最強の生徒、更識 楯無よ。よろしくね」
刃「‥‥‥更識?」
次回に続く!!
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では次回の更新で。
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