鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
セシリア「‥‥‥と、いう訳でチョコを作りましょう!!」
シャル「え、いきなり?」
セシリア「えぇ。いつも刃さんにはお世話になっていますし‥‥‥あぁ、一夏さんもですが」
シャル「ふーん‥‥‥で、セシリアはチョコ作れるの?」
セシリア「あ、え、え~と‥‥‥」
シャル「作れないんだ‥‥‥」
皆さんこんにちは。
シャルロット デュノアです。
何故こんな状況になったかと言うと、明日でバレンタイン。すなわち自分の好きな人に想いを伝えられるチャンスの一つ。
僕も実は刃にチョコを渡そうかなって考えてる。
けど刃ってチョコ食べれるのかなぁ?
けどセシリアは作って渡したいってはりきっちゃってるし‥‥‥。
けどセシリアが作る料理は刃が気絶するほどヤバい(番外編参照)。
僕が教えなきゃダメかぁ‥‥‥。
‥‥‥めんどくさい、って刃の考え方が移ってる!?
ダメダメ、めんどくさいって思っちゃダメだ。
仕方ない、教えなきゃ。
シャル「セシリア、良かったら一緒に作る?」
セシリア「いいのですか!?」
シャル「うん。というか一緒に作ろう」
セシリア「わかりましたわ。まずは材料ですわね」
シャル「材料なら僕に任せてよ。セシリアはチョコを作るための調理道具を用意してくれる?」
セシリア「お任せあれ、ですわ!!」
よし、これで多分大丈夫なはず。
後は僕が丁寧に教えてあげれば完璧だね。
刃、喜んでくれるかなぁ?
ど、どうも皆さんはじめまして‥‥‥。
更識 簪です‥‥‥。
今私は何をしているかと言うと‥‥‥
簪「うーん‥‥‥やっぱり上手く作れない‥‥‥明日渡さなきゃいけないのに‥‥‥」
チョコを作ってました。
だけどこういう事は初めてだから上手く作れません。
いったい誰に渡すのか?
それは常日頃からアドバイスしてくれる刃に渡すため。
刃のおかげで打鉄弐式は完成まであと一歩のところ。
感謝の気持ちも兼ねて渡そうかなって考えてます。
なるべく苦くしない方がいいのかな‥‥‥?
こんな事なら聞いておけばよかったかも。
でも仕方ない。
頑張って作って明日刃に渡さなきゃ‥‥‥!!
さて、日が変わって2月14日。
リア充にとっては嬉しいイベント、しかし俺達のように非リア充にとっては地獄のイベント。
ん?チョコ貰った事ねぇのかって?
前世はなかった‥‥‥。
だってモテなかったし。
今はどうかって?
知るかそんなもん。
っつー訳でこんにちはこんばんは、この物語の主人公、楠上 刃だ。
今日は俺にとっては地獄のイベント。
お前らもそう思うだろ?
あぁ‥‥‥バレンタインなんてクソくらえだ。
やってらんねぇよまったく。
さて、教室に着いたな。
刃「オッスおはようイッチー」
一夏「あ、あぁおはよう‥‥‥」
刃「どうした?」
一夏「これ見てくれよ」
そう言ってイッチーは二つの紙袋を引っ張り出す。
‥‥‥ってなんじゃそりゃあ!?
刃「い、イッチー‥‥‥お前‥‥‥」
一夏「いや違うんだ刃、聞いてくれよ」
刃「仕方ねぇ聞いてやるよイッチー」
一夏「今日教室に着いてな、俺の席に座るじゃん?」
刃「おう」
一夏「で、自分の机に違和感を感じた訳ですよ」
刃「へぇ」
一夏「んで、恐る恐る机に手を突っ込んだんだ」
刃「それで?」
一夏「すると大量のチョコとおぼしき小箱がわんさかと出てきたんだ‥‥‥!!」
刃「‥‥‥」
一夏「‥‥‥刃?」
刃「イッチー、馬鹿お前‥‥‥お前馬鹿‥‥‥」
一夏「馬鹿って二回言うなよ!?っていうか言う順番変えただけじゃん!?」
刃「イッチー、お前人気者なんだよ」
一夏「‥‥‥え、マジ?」
刃「ぶるぅああああああ!!」
俺は思わずイッチーのアゴにアッパーカットをかました。
一夏「ほげぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
刃「テメェ!!お前さんざん注目されてまだわからんの!?バカなの死ぬの!?」
一夏「馬鹿じゃねぇって!!そして死にたくねぇよ!?」
刃「じゃあ自覚しなさい」
一夏「はい」
刃「まったくお前は唐変木にも程があるだろがぃ」
一夏「トーヘンボク?なんだそれ?」
刃「ヘェイギルティィィィィィ!!」
再度イッチーに腹パン。
クリティカルスマッシュ!!
一夏「ふごぉぉぉぉぉぉぉ!?」
刃「だからさ、お前バカなの死ぬの!?」
一夏「ま、まだ死にたくねぇよ‥‥‥」
刃「お前そんなだからモッピーとりーちゃんにしばかれんだよ!!ちったぁ自覚しろって!!」
一夏「え、そうなのか‥‥‥?」
刃「‥‥‥ダァァァァァァァイッ!!」
再びイッチーのケツにタイキック。
クリティカルストライクッ!!
一夏「うごっ‥‥‥!?」
刃「お前ホンマいい加減にしろよ!?いったいいつまで気づかねぇつもりだコラァ!!」
一夏「じ、刃‥‥‥け、ケツが‥‥‥!!」
刃「ったくお前よ‥‥‥鈍感通り越して朴念人じゃねぇか!!」
一夏「へ、ヘルプミー刃‥‥‥お、俺のケツが割れる‥‥‥」
刃「いやもとから割れてるだろ」
一夏「あ、それもそうか」
するとモッピーとりーちゃんが俺達の元に。
鈴音「あんたたちホント騒がしいわね。見てて飽きないわ」
箒「確かにな」
刃「お?モッピーとりーちゃんじゃねぇか。どした?」
鈴音「あ、一夏借りてもいい?」
刃「おー、別にいいぞ?」
箒「すまんな。ほら一夏、行くぞ」
一夏「お、おう‥‥‥」
そうしてイッチーはケツをさすりながらモッピーとりーちゃんについていった。
それと入れ替わりでセッシーとシャルが入ってきた。
シャル「あ、刃!!」
セシリア「やっと見つけましたわ‥‥‥」
刃「ん?俺になんか用?」
シャル「うん。僕とセシリアから刃に受け取ってほしい物があってさ」
刃「俺に受け取ってほしい物?」
セシリア「えぇ‥‥‥刃さん」
するとセッシーとシャルは笑いながら、
セシリア・シャル「刃(さん)、ハッピーバレンタイン!!」
刃「‥‥‥!?」
え、チョコ‥‥‥渡された‥‥‥?
俺に‥‥‥?
‥‥‥やべぇ。
刃「‥‥‥っ、ありがとよ、セッシー、シャル」
シャル「どういたしまして。結構大変だったんだよ?セシリアったら塩と砂糖間違えるしさ」
セシリア「で、ですがちゃんとできたじゃないですか!?」
シャル「そうだね。刃、後で味の感想聞かせてよ」
刃「‥‥‥おう!!」
さて、少々時間が経った後に整備室に立ち寄った。
何故かって?
今回はヘルムヴィーゲ・リンカーを整備するためだよ。
刃「うーい、来たぜ」
簪「いらっしゃい。また整備?」
刃「まぁな。かんちゃんはどうしたんだ?」
簪「えっと‥‥‥刃、手出して」
刃「あぁ‥‥‥?わかった‥‥‥」
そうして俺は手を出す。
数秒後、手のひらに何かを乗せられる。
刃「‥‥‥かんちゃん、これは?」
簪「今日、バレンタインでしょ?だから日頃の感謝の気持ちを兼ねて作ってみたの」
刃「そうか‥‥‥じゃあ後で食べるわ」
簪「うん。一応味見したけどあんまり味の保証はできない、かも」
刃「いいっていいって。食えりゃなんでもいいからな」
簪「刃らしいや。その考え方」
刃「ダメか?」
簪「うぅん、ダメじゃないよ」
刃「そか。ありがとな」
簪「うん、どういたしまして」
んで、授業を終えて自分の部屋に着いたら俺の机の上に小さな小箱が置かれていた。
なんじゃこりゃ?
小箱を開けてみる。
‥‥‥またチョコか。
ん?手紙?
何々‥‥‥?
『せっかくだから貴方にあげるわ。大事に食べなさいよ?貴方の楯無より♪』
刃「ぶふっ!?」
‥‥‥マジかよ。
頼むから夢であってくれ。
翌日。
夢じゃなかった。
ちくしょう。
次回に続く!!
バレンタイン特別編でした。
やはりどうしても乱雑になってしまう‥‥‥。
次回あたりでようやくリーグマッチ前日話。
アンケートを活動報告内で募集中です。
是非ともご意見をお寄せください。
感想等もお待ちしてます。
では次回の更新で。
ではでは(´・ω・`)ノシ