鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
さて、なんやかんやあっていろいろやってた。
その時の数枚がこちら。
①、『あれ?これってスイカ割りじゃなくね?』
刃「ってな訳でスイカ割りしようぜ。イッチー、ブルーシートとかは?」
一夏「ちょっと待てよ‥‥‥あ、ヤバい」
刃「なした?」
一夏「忘れた‥‥‥」
刃「マジっすか‥‥‥」
これが無いとかなりやりづらいんだよな‥‥‥さてどうしたもんか。
するとセシリアが一つ提案した。
セシリア「でしたら、『割る』のではなく『見つける』のはどうでしょう?」
刃「えーと、つまり?」
セシリア「まず目隠しをしてもらって、その場から少し離れた所にスイカを置きます」
刃「ほうほう、それで?」
セシリア「そこから私達が指示を出しますので、指示をもらいながら目隠しされた状態でスイカを見つける‥‥‥というのはどうでしょう?」
刃「へー、いいなそれ。どうだイッチー?」
一夏「あぁ、俺もいいと思うぞ?」
セシリア「では早速やりましょうか。では刃さん」
刃「ん?」
そう言ってセシリアは俺に目隠しを渡す。
あ、俺が目隠しする方なのな?
わかったわかった、じゃあするか。
これをこうして‥‥‥あ、そういえばつい最近に新しいゲームが発売されたよな。
確か‥‥‥ニー○オート○タだっけ?
そのゲームに出てくるキャラクターを意識してみるか。
えーと‥‥‥こうか?
セシリア「真面目にやってくださいまし」
刃「あ、悪い」
そして数分後、俺はセシリアに手を引かれて砂浜へ。
他のクラスメイトの方々は絶賛エンジョイ中。
セシリア「‥‥‥よし、では始めますわよ?」
刃「おーう、いいぞ~」
さてここからは私、セシリア視点で進みますわ(メタい)。
ではまず何故刃さんに目隠しをさせたかといいますと、実はある目的があってあえてそうしました。
その目的というのは、先ほど言った通り『指示をもらいながら目隠しされた状態でスイカを見つける』というのもありますが、もう一つ、目的があるのです。
それは『的確な指示をしていると見せかけて最終的に抱きつかせる作戦』ですわ。
どういうものかといいますと、まず軽くスイカまでの道のりを指示します。
ですが途中に方向を変え、なるべく私の方に近づくようにします。
そして刃さんの間合いに私が入った瞬間、思い切り抱きついてもらうように指示をします。
まぁこんな感じですわ。
今から抱きつかれる事を考えると笑いが止まりませんわ。
うふ、うふふふふふふふふふふ‥‥‥。
刃「なぁイッチー、セシリアが怖いんだけど」
一夏「き、気にしない方がいいと思うぞ‥‥‥?」
刃「そうか‥‥‥?」
シャル「あれ?セシリアなにしてるの?」
セシリア「ひゃあっ!?」
こ、これは誤算でしたわ‥‥‥!!
まさか刃さんを狙っているのが私だけてなくシャルロットさんまで‥‥‥。
‥‥‥いえ、これは好都合ですわ。
自分だけ独占、というのも少々気に入りませんし今回は協力してもらいましょう。
シャル「で、何をしてたの?」
セシリア「そ、それは‥‥‥」
軽くシャルロットさんに説明をします。
どうやら納得してくれたようで、私と似た笑みを浮かべています。
やはり同志ですわね‥‥‥!!
セシリア「では、作戦通りに」
シャル「オッケー。任せてよ」
さて視点は戻って俺に。
はっきり言おう、前がマジで見えねぇ。
刃「いつでもいいぞ~」
セシリア「ではまず右に数歩」
シャル「それから前に数歩だよ」
指示の通りに足を進める。
そして数分が経ったその時。
セシリア「そこで飛びついてください!!」
シャル「それはもう思い切り!!」
刃「は、へ?お、おう‥‥‥」
言われた通りに飛ぶ。
数秒後、改めて目隠しを取ると俺はどうやら押し倒したような感じになっちゃってた。
なんで?
②、『わさび』
夜。
夕食のお時間な訳で今回は刺身だ。
さらに刺身と一緒に盛り付けられているわさびはというと‥‥‥
刃「お、本わさじゃん」
一夏「ホントだ、すげぇな」
セシリア「本わさ?」
刃「あー‥‥‥なんて説明したらいいんだ?」
一夏「じゃあ俺が説明するよ」
軽く一夏がセシリアに本わさについて説明する。
すぐに理解できたようだ。
だがしかし何を思ったか、なんとセシリアはわさびをそのまま食べた。
セシリア「‥‥‥~~~ッ!?」
刃「あー、言わんこっちゃない‥‥‥」
シャル「セシリア、大丈夫?」
セシリア「だっ、大丈夫ですわ‥‥‥」
そうは言ってもセシリア涙目。
何やってんだか‥‥‥。
とまぁいろいろあった訳よ。
ん?
今何してるって?
海を見ているんだよ。
何故?
そりゃ好きだからさ。
するとモッピーが歩いてくる。
箒「何をしている?」
刃「海を見てるんだよ」
箒「そうか」
刃「そういうモッピーは?」
箒「姉さんを待っているんだ」
刃「なんで?」
箒「私も、一夏たちのように隣に並び立って戦いたいんだ」
刃「それで?」
箒「姉さんに専用機を作ってもらうように言ったんだ」
刃「おいおい、そりゃズルだろ」
箒「力を求める事の何が悪い?」
刃「あのな、力っつうのは与えられるもんじゃなくて自分で獲得するもんなんだよ。まぁ俺も人の事言えねぇけど」
箒「与えられる物ではなく‥‥‥獲得する物‥‥‥」
刃「そ。だからさ、束姉さんに専用機もらったらちょっと考えてみ?」
箒「‥‥‥自惚れるな、という事か」
刃「それだけわかりゃ上々だ」
箒「‥‥‥わかった」
刃「じゃ、俺はこれで。仲良くしろよ?」
箒「わかっている」
そんで岩場まで歩くと、いつぞやの黒コートを着た男がいた。
刃「‥‥‥あんた誰だ?」
ノーネーム「‥‥‥ノーネームという」
刃「"ナナシ"か。んで、俺に何用?」
ノーネーム「お前と同じ境遇の者だ」
刃「つまり‥‥‥転生者?」
ノーネーム「‥‥‥あぁ。折り入ってお前に頼みがある」
刃「頼みだぁ?」
次回に続く!!
次回、おや?バルバトスルプスの様子が‥‥‥。
という訳でまた次回の更新で。
アンケート(活動報告内にて)、感想等お待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ