鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
では、どうぞ。
さて、前回までのあらすじ言ってみよー。
事情聴取、ちっふー先生のアイアンクロー炸裂、ノーネームの携帯番号ゲッツ、セッシーとシャルが何やら言いたげな様子。
以上。
ん?
ざっくりとし過ぎだって?
気のせい気のせい。
気にしたら負けだぞ。
刃「で、なんぞ?」
セシリア「そっ、それは‥‥‥」
シャル「セシリア、先にいいよ。僕は後でもいいし」
セシリア「で、ですが‥‥‥」
シャル「大丈夫、きっと上手くいくよ」
セシリア「‥‥‥わかりました。ではお先に」
シャル「うん、頑張って」
刃「え、何?何の話?」
そして数秒後、セッシーは一歩前に出て顔を若干赤らめつつ、こう言った。
セシリア「‥‥‥刃さん、単刀直入に言います」
刃「なんぞ?」
セシリア「私、セシリア オルコットは貴方をお慕いしています‥‥‥刃さん、よろしければお付き合いお願いください」
刃「‥‥‥ファッ!?」
セシリア「ダメ‥‥‥ですか?」
刃「‥‥‥ちょいいいか?まさかシャルも?」
シャル「うん、そうだよ。まぁ答えは今ここで聞きたいかな」
刃「(なんですと‥‥‥!?)」
‥‥‥マジ?
いやいやいや、俺前世ではまったくと言っていい程モテる要素はなかったはずだぞ?
そもそもセッシーとシャルはイッチーが好きなはずであって‥‥‥ん?
待てよ?
そういえば‥‥‥何か思い当たる節が‥‥‥。
‥‥‥まさか。
セッシーとの戦闘の時(決闘という名目でボコボコにしてもいいよな?参照)とか、シャルを助けるためにイッチーとモッピーと俺でデュノア社のババァをボコボコにした時(年上は敬えってよく言うけどコイツだけは例外だよな?参照)でフラグが立ってたって事か‥‥‥!?
マジか‥‥‥すまぬイッチー‥‥‥!!
だが、セッシーとシャルは嫌いじゃない。
むしろ‥‥‥いやいや、何言ってんだ俺。
下手に返せばキモがられるだけだし‥‥‥。
これ、どう返せば正解なんだ‥‥‥!?
女神様、教えてくれ‥‥‥これどう返せば正解なんだよ‥‥‥!?
あと出来れば読者様(俺は何言ってんだ)にも教えてもらいたいな‥‥‥。
すると何か閃いたのか、え~と‥‥‥ほら、あるじゃん。
閃いたりしたら"ティキーンッ!!"ってのがさ。
その感覚が今、来たんだよ。
わかった事は一つ。
『自分が後悔しない答えを出すべき』
あたりまえだわな。
‥‥‥それなら、もう答えは決まってらぁ。
‥‥‥行くぜ。
刃「‥‥‥よし」
セシリア「刃さん?」
シャル「刃?」
刃「俺の答えは‥‥‥」
数秒の静寂。
だが、それが何分にも何時間にも感じられた。
刃「‥‥‥イエスだね。二人共俺の事が好きだってんなら二人まとめて幸せにするのがベストだ」
セシリア「刃さん‥‥‥!!」
シャル「やっぱり刃らしいや。でもそこが良い所、かな?」
刃「んじゃあ‥‥‥これから改めてよろしくな。セッシー、シャル」
セシリア「こういう時ぐらいアダ名ではなく名前で呼んでくれません?」
シャル「言っても無駄だと思うよセシリア。だって刃だし」
セシリア「‥‥‥そうですわね」
刃「ん?なんだ、アダ名で呼ばれるの嫌か?」
セシリア「い、いえそういう訳ではなくてその‥‥‥!!」
刃「仕方ねぇなぁ‥‥‥じゃあセシリア」
名前でセッシーを呼ぶとみるみる顔を赤くして「ぴゃあああああ!?」と叫ぶ始末。
可愛い。
シャル「セシリア、まずは刃に名前で呼ばれる事に慣れようか」
セシリア「あ、貴女は他人事でいいですわね‥‥‥名前に近いアダ名で呼ばれていますものね‥‥‥」
シャル「そんな事ないよ~、ただちょっとまだ慣れてないだけで」
セシリア「ちょっと!?それがちょっとなのですか!?」
シャル「え?そうだけど?」
セシリア「‥‥‥なんか悔しいですわ」
刃「まぁあんま気にすんなよ」
セッシーの頭を軽く撫でてみる。
するとセッシーは「ひゃんっ」となんとも可愛らしい声を出した。
セシリア「もうっ、刃さんったら‥‥‥」
刃「ワリ、でもちょっと撫でてみたかった」
セシリア「そうですか」
まぁなんだかんだあって、翌日には皆バスに乗って帰った。
ただ、変わった事と言えばセッシーとシャルが俺の隣の席を巡ってちょっとした争いがあった。
仲良くしようぜ‥‥‥?
次回に続く!!
次回、簪が‥‥‥?
無事臨海学校編完結しました。
正直言ってここまで続けられるとは思っていませんでした。
ですが、読者様方の感想などが力となってなんとか書けました。
これからもよろしくお願いいたします。
では次回の更新で。
感想等お待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ