鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ   作:アインスト

39 / 86
今回から夏休み編突入。

要所要所でコーヒー(ブラックあるいはエスプレッソ)をご用意ください(そんな風に書けるといいなという願望)。

では、どうぞ。


夏休みはいい思い出はあれど苦しい思い出もあったんだよな

 

 

さて、前回までのあらすじ言ってみよー。

 

セッシーとシャルから告白され、OKした。

 

以上。

 

ん?簡潔すぎるって?

 

気にすんな、よくある事だ。

 

気にしたらハゲるぞ(完全にハゲるとは言ってない)。

 

さて臨海学校から数日。

 

現在絶賛夏休みムード。

 

まぁすなわち実家に帰省する生徒もいれば、旅行に出掛けようという生徒もいる。

 

まぁそれはイッチーやセッシー、モッピーやりーちゃん、ラウリーやシャルも例外無い訳で‥‥‥。

 

まぁ何を言いたいかっつうと、俺‥‥‥実家が無いから暇なんだよ。

 

ほとんど束姉さんのところで住ませてもらってた訳だし‥‥‥。

 

そんな俺は今食堂の席で座って暇を持て余している。

 

 

 

刃「暇だぁ~‥‥‥」

 

セシリア「刃さん?ここで何を?」

 

刃「おわぁっ!?」

 

 

 

まさか俺の背後にいたとは‥‥‥俺がもしゴルゴだったら『‥‥‥俺の背後に立つな』とか言ってたと思う、うん。

 

 

 

刃「いやまぁ‥‥‥暇なんだよ」

 

セシリア「暇?実家に帰られたりはしないのですか?」

 

刃「俺実家無いし」

 

セシリア「は?」

 

刃「実家無いの」

 

セシリア「え、それホントですの?」

 

刃「うんマジ」

 

セシリア「じゃあそれまでの生活はいったい何を‥‥‥」

 

刃「束姉さんに拾われてなんとか生活してた」

 

セシリア「もし拾われてなかったらどうやってたんですの‥‥‥」

 

刃「そんな訳でかなり暇してんの。これと言った予定も無いし」

 

 

 

 

こんな事をぼやいていると、セッシーはこんな事を言い出した。

 

 

 

 

セシリア「‥‥‥そうですわ、刃さんちょっとよろしくて?」

 

刃「うん?なんぞ?」

 

セシリア「もし刃さんがよろしければ私と一緒にイギリスに行きませんこと?」

 

刃「‥‥‥は?イギリス?」

 

セシリア「えぇ、イギリスです」

 

刃「セッシーの故郷の?」

 

セシリア「えぇ」

 

刃「俺イギリス語喋れないんだけど?」

 

セシリア「そこはお任せくださいまし。私が通訳してあげますわ」

 

刃「っつか俺パスポート無いんだけど?」

 

セシリア「あら?刃さんご存知無いのですか?」

 

刃「何が?」

 

セシリア「刃さんの立場はどうでしたっけ?」

 

刃「え~と‥‥‥第二の男性IS操縦者、だよな」

 

セシリア「はい。さらに刃さん、貴方名目上では"国連代表候補生"なんですのよ?」

 

刃「‥‥‥え?俺それ知らないんだけど?」

 

セシリア「それは刃さんが知らないのも無理がありませんわ。だって秘密裏に進められていたそうですわ」

 

刃「秘密裏って‥‥‥で、なんでセッシーはそんな事知ってんの?」

 

セシリア「更識さんから聞きました」

 

刃「用意周到過ぎんだろ!?」

 

セシリア「更識さんはロシア代表ですからね。一応私たちの知らない事も知ってるそうですわよ?」

 

刃「たっちゃんェ‥‥‥」

 

 

 

 

楯無さん、アンタホント何者なん‥‥‥?

 

 

 

 

セシリア「で、どうです?」

 

刃「‥‥‥わかった、どうせ残っても暇だしな‥‥‥ついてくわ」

 

セシリア「わかりましたわ。では私は夏休みに入って二日後にイギリスへ行きますのでそれまでにしっかり準備しておいてくださいね?」

 

刃「ん、わかった」

 

セシリア「では刃さん、また後程」

 

 

 

セッシーが帰っていく時、セッシーが密かにガッツポーズをしていたのが見えた。

 

よほど俺と行きたかったんだなぁ‥‥‥。

 

‥‥‥で、また暇になった。

 

どうしよう。

 

‥‥‥暇だしかんちゃんとこ行くか。

 

 

 

刃「暇潰しをしたいんだ~‥‥‥」

 

 

 

‥‥‥俺は何を言ってんだ。

 

っつー訳で到着。

 

かんちゃんいるかな?

 

 

 

 

刃「へいへーいかんちゃ~ん?いるか~?」

 

簪「そんな風に呼ばなくてもいるってば‥‥‥」

 

刃「悪い悪い。で、何してんの?」

 

簪「打鉄弐式の整備。まだこの子は完成した、とは言えないから」

 

刃「ほー、仕事熱心な訳な」

 

簪「うん。それで刃こそ何しに来たの?」

 

刃「暇潰し」

 

簪「要は退屈なんだね‥‥‥」

 

 

 

あたりまえじゃないか。

 

だって実家無いし。

 

そんなこんなで今までの事を話した。

 

 

 

簪「‥‥‥二人っきりって事はセシリアさんとデートか‥‥‥いいなぁ」

 

刃「‥‥‥なぁ、いいなぁって事はまさか‥‥‥」

 

簪「‥‥‥なんで刃はそういう事に関しては敏感なの?」

 

刃「いやぁ‥‥‥慣れってヤツですかねぇ」

 

簪「‥‥‥馬鹿」

 

刃「おーうあたりまえだろ俺は馬鹿だ悪いか?」

 

簪「悪いとは言ってないでしょ」

 

 

 

少しだけ静寂になり、数秒後。

 

何故か笑いだしてしまった。

 

 

 

 

刃「‥‥‥へへっ」

 

簪「‥‥‥くすっ」

 

刃「さぁて、っつー事はセッシーとシャルと同じくらい幸せにしてやらねぇとなぁ」

 

簪「別に同じくらいじゃなくていいよ‥‥‥?」

 

刃「ダイジョブダイジョブ。俺さ、なんか平等に接してやらないとなんか気がすまないんだよ」

 

簪「‥‥‥無理しない程度にお願いね」

 

刃「任しとけ。あ、そうだかんちゃん」

 

簪「何?」

 

刃「イギリスのお土産何がいい?」

 

簪「お菓子」

 

 

 

即答かよ。

 

のほほんさんに毒されてない?

 

まぁいいや。

 

 

 

 

刃「わかった。じゃあ菓子をお土産に買ってくらぁ」

 

簪「お願いね、刃」

 

刃「にひひ、あたぼうよぉ」

 

 

 

 

 

次回に続く!!




次回‥‥‥刃、イギリスへ。

それでは次回の更新で。

感想等お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。