鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ   作:アインスト

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ラウラの女子力アップ大作戦後半戦、と言ったな。

あれは嘘だ。

‥‥‥すみません、ちょっとまだ構想ができてないので今回はノーネーム視点で例の彼女と戦います。

伏線‥‥‥とは呼べないかもしれませんがそこは作者自身の表現能力の問題なのでご了承ください。

では、どうぞ。


閑話 これが彼女の極限の力と言えるのか

 

 

某日深夜、とある孤島にて。

 

俺はある者と戦っている、いや戦わざるを得ない状況になっている、と言った方が正解だろうか。

 

何故なら‥‥‥ヤツに俺と共に来ていたマドカが人質になっていたのだ。

 

 

 

 

ノーネーム「くっ‥‥‥貴様‥‥‥!!」

 

???「ほらほら、もっと頑張ってよ?でないと貴方死ぬよ?」

 

ノーネーム「ふざけるな‥‥‥黒河 闇奈(クロカワ アンナ)!!」

 

 

 

 

 

黒いガンダムを纏っている女、いや全ての元凶である女‥‥‥黒河 闇奈はフルフェイスに包まれて見えないが、明らかに笑っている。

 

この状況を‥‥‥楽しんでいるのか?

 

 

 

 

 

闇奈「ふざけるなって言いたいのは私の方よ?だって私の素敵な世界を造ろうとしてるのに決まって貴方が邪魔してくれるんだもの」

 

ノーネーム「素敵な世界だと‥‥‥?お前が管理する監獄のような世界がか!?」

 

闇奈「えぇ、だって素敵じゃない。全ての人類の命が、私の掌の中に掌握されている事が」

 

ノーネーム「貴様ァ‥‥‥!!」

 

闇奈「あら、どうしたの?貴方だって本望でしょ?私のような全ての面に優れた存在に管理される事がね」

 

ノーネーム「いいや、嫌だな‥‥‥誰が貴様のような女に管理されてたまるものか」

 

闇奈「意外と強情ね‥‥‥でも、私の最高傑作である全身装甲(フルスキン) のIS‥‥‥『エクストリーム』には勝てないわよ?」

 

 

 

 

‥‥‥そう言って彼女はエクストリームと呼ばれるISの強化状態を解除、基本形態で俺の目の前に降り立つ。

 

あれが‥‥‥エクストリーム‥‥‥。

 

だが、俺はこの好機を逃さなかった。

 

すぐさまマイニングハンマーを呼び出し、ヤツの腹部目掛けて振り抜こうとした。

 

‥‥‥しかし。

 

 

 

 

ノーネーム「でぇぇぇぇぇいっ!!」

 

闇奈「‥‥‥遅いわよ?」

 

 

 

 

ヤツはエクストリームを強化、『タキオン』と呼ばれるボディを身に纏った。

 

さらにはそのタキオンの能力で瞬時に俺の真後ろに回る。

 

‥‥‥速い!!

 

 

 

 

ノーネーム「チィッ‥‥‥」

 

闇奈「ほら、貴方は私を楽しませてくれるんでしょ?」

 

ノーネーム「自分で人質を取っておいて今更かぁっ!!」

 

闇奈「‥‥‥本当、つまらない」

 

ノーネーム「‥‥‥!!」

 

 

 

 

ふとした瞬間、ヤツは巨大な大剣を振り降ろした。

 

鈍重であるにも関わらず高速で、いや"光速"で、だ。

 

身の危険を感じ取り、グレイブを呼び出して受け流そうとする。

 

しかし大剣の振り降ろされるスピードが速いため、グレイブが真っ二つに斬られる。

 

 

 

ノーネーム「チッ!!」

 

闇奈「遅いのよ、貴方は」

 

 

 

ライフルを呼び出し、弾幕を浴びせる。

 

だが、大したダメージにはなっていないようだ。

 

‥‥‥やはり現有戦力では勝てないか。

 

 

 

ノーネーム「クソッ‥‥‥」

 

闇奈「‥‥‥終わりよ」

 

 

 

さらに大剣が振り降ろされようとした瞬間、何者かの銃弾が直撃する。

 

そして、俺の名を呼ばれる。

 

 

 

 

オータム「ノーネーム!!」

 

ノーネーム「オータム‥‥‥?何故お前がここに?」

 

オータム「今そんな事聞くな!!逃げるぞ!!」

 

ノーネーム「マドカは?」

 

オータム「心配すんな、スコールが上手くやってる」

 

ノーネーム「そうか‥‥‥良かった」

 

オータム「ノーネーム、スモークチャフはあるか?」

 

ノーネーム「問題無い、携帯している」

 

オータム「アイツに投げろ。煙幕が出ているうちに逃げる」

 

ノーネーム「‥‥‥了解」

 

 

 

 

俺はウヴァルのサイドスカートからスモークチャフを取り出し、エクストリームに向けて投げる。

 

投げたスモークチャフはオータムのIS、アラクネのライフルによって撃ち抜かれ、煙幕が張られる。

 

 

 

 

闇奈「うっ‥‥‥!!」

 

ノーネーム「今だ、逃げよう」

 

オータム「おう、しっかり掴まっとけよ」

 

 

 

 

そのまま俺はオータムの腕を掴み、撤退した。

 

‥‥‥屈辱だ。

 

次は‥‥‥必ず‥‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇奈side

 

 

 

闇奈「‥‥‥はぁ」

 

 

 

 

ふとため息をつく。

 

つまらない。

 

私が求めている物とは程遠い。

 

私の欲求を満たしてくれるのはやはり‥‥‥()しかいない。

 

彼が私の欲求を満たしてくれるはず。

 

きっとあんなやつよりも頑丈で、心が綺麗だから。

 

だからこそ、壊しがいがある。

 

彼の絶望に染まった表情を見てみたい。

 

きっと、期待以上の表情を見せてくれるはず。

 

 

 

 

 

闇奈「‥‥‥そうよね、楠上 刃君?」

 

 

 

 

 

私はクスリと笑い、私のラボに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く!!




次回、今度こそラウラの女子力アップ大作戦後半戦。

お楽しみに。

‥‥‥と、いう訳でようやく三人目の転生者の名前が決まりました。

様々な案の中、参考にさせていただいた方‥‥‥霧島 紅夜様(漢字これで合ってるかな‥‥‥?)、雷狼輝刃様(漢字合ってるか不安)、izu様(いつも感想ありがとうございます)、時雨の思い様(名前これで合ってるかな?)、ありがとうございました。

なお、まだアンケートは募集中ですのでよろしければどうぞ。

では次回の更新で。

ではでは(´・ω・`)ノシ

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