鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ   作:アインスト

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コラボ回後編。

先に前書きに書かせていただきますが‥‥‥

シヨンさん、またコラボしましょう。
いつかまた、一緒に。

では、どうぞ。


異次元への帰還なんだよな

 

 

一真「さて‥‥‥見せてもらおうじゃないか。αーアジールにその強さを見せてくれ」

 

 

 

そう言った瞬間、αーアジールがビットを展開。

 

──っつーかビット多すぎィ!

 

やべぇよやべぇよ‥‥‥。

 

さらに一真はサイサリス‥‥‥なんだが今回はアトミックバズーカ装備ではなく、戦略型ミサイル装備。

 

こりゃかなりキッツイ戦闘になりそうだぁ‥‥‥。

 

 

 

《ビット展開》

 

刃「クソッ、こいつ無人機で高性能AI持ちかよぉ!?」

 

一夏「焦っちゃダメだ刃、ここは堅実に攻める!白式、バエルだ!」

 

 

 

白式が形状変化、バエルへと変わる。

 

いきなりバエルへと変わったもんだから翔夜がびっくらこいちまってる。

 

 

 

翔夜「え、あ、えぇ!?一夏、おま、バエル、はぁ!?」

 

一夏「そんなに変か‥‥‥?」

 

刃「オイバカタレ、やっこさんこっちガン見してんぞ」

 

 

 

俺のその言葉の直後、ビットがこちらに向かってくる。

 

アカン、超速い。

 

その時、閃光が走る。

 

 

 

輝夜「三人とも、私の事忘れてない?」

 

翔夜「輝夜!助かった!」

 

刃「オイオイここで強キャラかよ死んだわ俺」

 

一夏「不吉な事言うなよ‥‥‥」

 

一真「僕もいるという事を忘れてないかな?」

 

 

 

はっとなり、振り返るとすでに一真が戦略型ミサイルを発射していた。

 

 

 

刃・一夏『どわーーーっ!?!?』

 

翔夜「クソッ、数が多い‥‥‥ラファールでも凌ぎきれるか‥‥‥!」

 

輝夜「お互いがお互いを援護しあってるから隙も無いわ‥‥‥」

 

刃「チクショウ、ざっけんな!ヤローブッコロシャー‼」

 

一夏「オイバカ刃!突っ込むなって!?」

 

刃「テメーナンカコワカネェー‼ヤローブッコロシャー‼」

 

セシリア「ああっ、刃さんが壊れてしまわれましたわ!」

 

鈴音「いやあれ元からの性格じゃないの?」

 

 

 

バルバトスルプスの太刀で突撃するが、さらっとサイサリスがビームサーベルで受け止める。

 

バチバチと光がはじけ、鍔迫り合いに。

 

 

 

刃「出来るようになったなぁ、一真ァ!!」

 

一真「なんのまだまだぁ!!君を越えるまでは、勝利とは言えないからねぇっ!!」

 

刃「へっ、言ってろォ!」

 

 

 

一度下がり、機動戦闘に突入。

 

腕部迫撃砲を撃ち込むが即座にラジエーターシールドを呼び出し防がれる。

 

ならばと太刀からツインメイスに持ち替えシールドを叩く。

 

流石に激しい打撃により深刻なダメージを負ったシールドを捨て、再度ビームサーベルを装備、斬り払う。

 

瞬間俺はスラスターを噴かし一真の上を取り、腕部ロケット砲を撃ち込む。

 

 

 

一真「くっ‥‥‥まだだ!!」

 

刃「だろうなぁ!!」

 

翔夜「すげぇ‥‥‥バルバトスをあそこまで使いこなすなんて‥‥‥こりゃ俺達も負けてられないな!」

 

輝夜「そうね。私たちもやりましょ!」

 

一夏「二人とも、手伝うぜ。あのデカブツ(αーアジール)をやるなら複数で、だろ?」

 

翔夜「だな。行くぞ!」

 

 

 

 

一斉にイッチーたちは翔び、αーアジールを囲む。

 

同時に翔夜の装鉄が光り出し、ラファール・リヴァイヴ・ストライクに変換される。

 

イッチーもバエルの電磁投射砲を撃ち込み、タゲ取りをする。

 

 

 

一夏「‥‥‥妙だ。効いてる感じがしないぞ」

 

翔夜「こっちもだ。まるで何かに弾かれているような‥‥‥まさか」

 

一真「フゥーハハハ‼今頃気づいたようだね!何を隠そう、そのαーアジールには僕特製の特殊型Iフィールドを搭載しているのさ!」

 

翔夜「うげっ、マジかよ‥‥‥通りで効いてる感じがしない訳だ」

 

輝夜「なら、ぶん殴れば早い話ね。行くわよぉ!!」

 

翔夜「あ、オイ馬鹿!」

 

輝夜「たぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

輝夜が飛び蹴り(!?)をかますが、驚く事にあのαーアジール‥‥‥サブアームを積んでいたのだ。

 

つまり、その脚をサブアームが捉える訳で。

 

 

 

輝夜「嘘っ!?」

 

翔夜「サブアーム!?」

 

輝夜「このっ‥‥‥離しなさいよっ‥‥‥!」

 

 

 

巨体をガンガンと叩く輝夜。だがそいつは有人機ではなく、プログラムされた事を淡々とこなす無人機。

 

そんな抵抗で動じる訳がない。

 

 

 

輝夜「くっ‥‥‥そろそろ、ヤバい‥‥‥!」

 

翔夜「(マズイ‥‥‥流石に俺じゃ威力が強すぎて輝夜にも被害が行きかねない‥‥‥!どうすりゃいいんだ‥‥‥!)」

 

一夏「クソッ、早くしないと‥‥‥輝夜が!」

 

輝夜「こっ‥‥‥んのぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

ミシリ、という音が聞こえ始めたその時。

 

輝夜を捕らえていたサブアームに一筋の光が通り抜ける。

 

その直後、輝夜は解放され一度下がる。

 

光の発生源を辿ると、そこには見知らぬISを纏った華夜がいた。

 

 

 

華夜「やった‥‥‥間に合って良かった‥‥‥!」

 

翔夜「華夜?それは‥‥‥」

 

華夜「わたしの、新しい力。ヴィリーチ・エンジュリッカーだよ」

 

一夏「助かった‥‥‥なぁ頼む、手伝ってくれ!」

 

華夜「‥‥‥うん!」

 

翔夜「まさか華夜、それで狙撃したのか?」

 

華夜「そう。なんとなく狙える自信はあったから‥‥‥輝夜、無事で良かった」

 

輝夜「言ってくれるのは嬉しいけど‥‥‥喜ぶにはまだ早いんじゃない?」

 

 

 

輝夜がそう言うと、αーアジールはそのモノアイをギラリと光らせてこちらを見据えていた。

 

奴は、臨戦態勢だ。

 

 

 

 

一夏「もう逃がさねぇぞ、って言ってるみたいだな」

 

翔夜「違いない。あいつにとって予想外なダメージだっただろうしな」

 

輝夜「もしそうだとしても、私たちは負けるつもりなんてさらさらないわ。そうでしょ?」

 

華夜「当然だよ。ここまで来て、はいどうぞってやられる訳にはいかないから」

 

翔夜「そうだな。なら、俺も本気出さなきゃなぁ!そうだろ、装鉄!!」

 

 

 

ギラリと胸部に設置されたクリスタルパーツが輝く。

 

瞬間、装鉄が光を纏う。

 

そして、そこにあるのはGN粒子を纏ったフォルムではなく、荒々しい野性味を帯びた新たな姿。

 

 

 

翔夜「そうか‥‥‥お前もここに適応したんだな、装鉄。いや、"バイオテック・エリミネーター"!!」

 

 

 

ドラゴニック・パニッシャーよりも肥大化した豪腕。

 

敵を葬るためだけに特化された脚。

 

そして何より目を引くのが、背中に増設されたテイルブレード。

 

"排除する者"の名を冠するだけはあり、確実に敵を破壊するために完成されたフォルムだった。

 

 

 

 

翔夜「やぁぁぁぁって、やるぜぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

一夏「速い‥‥‥!仕方ないな、援護するぞ!」

 

華夜「わたしたちも、忘れないで!」

 

輝夜「フォローは任せなさいな!」

 

翔夜「うぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

力任せに殴りつける。

 

その刹那、特殊型Iフィールドがガラスのように割れた。

 

流石にこの状況に対応出来なかったのか、一瞬たじろぐαーアジール。

 

だが、その一瞬を異次元の使者は逃しはしない。

 

 

 

 

翔夜「貫けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

 

背部テイルブレードが射出され、αーアジールの体躯を巻き込んで二周、三周する。

 

その直後にテイルブレードは背部の定位置に戻り、αーアジールは硬直する。

 

いや、"硬直する"というのは間違っている。

 

何故なら、既にαーアジールは─────。

 

 

 

 

《────!?!?!?!?!?》

 

 

 

独特なノイズを撒き散らし、爆発したのだから。

 

そして、翔夜のIS"装鉄"のエンジンがまるで獣の咆哮のように唸っていた。

 

 

 

 

一真「‥‥‥あーらら、もう倒してしまったのかい」

 

刃「みてーだな。じゃあこっちもそろそろケリをつけようじゃねぇか‥‥‥!!」

 

一真「そうだね‥‥‥!」

 

刃「行くぞオルァァァァァァァ!!」

 

一真「ハァァァァァァァッ!!」

 

 

 

一方で、両雄も既に決する一瞬まで追い詰めていた。

 

バルバトスが太刀を、サイサリスがビームサーベルを引き抜き、交錯する。

 

─────そして。

 

 

 

 

一真「ああ‥‥‥惜しいなぁ‥‥‥あと、一歩だと言うのに‥‥‥」

 

刃「悪いが、今回も俺の勝ちだな。良い線行ってたぜ、一真」

 

一真「その言葉‥‥‥褒め言葉として受け取っておくよ‥‥‥」

 

 

 

 

決着が、ついた。

 

 

 

──────────────────────

 

 

 

刃「‥‥‥もう行っちまうんだな」

 

翔夜「まあな。あまり長居するのもマズイしな」

 

輝夜「私たちの世界の事もあるしね」

 

刃「咄嗟に出たあれ、カッコ良かったぜ。恐らく俺達と少しの間だが接触してたから変化が起きたんだろうよ」

 

翔夜「かもしれないな。でもいいのか?こんな力もらっても」

 

刃「構いやしねぇよ。お前が力の振り方さえ間違えなけりゃ心強い切り札にはなるだろ」

 

翔夜「‥‥‥ありがとな」

 

刃「なぁに、気にすんな。IS乗りは助け合いだろ?」

 

翔夜「それもそうだな。お前みたいなやつが居て本当に良かったよ」

 

刃「よせよ、照れるじゃねぇか」

 

輝夜「翔夜、そろそろ」

 

翔夜「‥‥‥そうだな。じゃあ刃」

 

刃「‥‥‥おう」

 

翔夜「またな」

 

刃「あぁ、あばよ」

 

 

 

そう別れの言葉を交わすと華夜が用意した時空間移動装置を起動する。

 

すると、翔夜たちの背後に恐らく時空間移動するためであろう亀裂が現れる。

 

その亀裂に入っていく三人。

 

 

 

刃「忘れんなよ、次会うときは引き分けなんてしねぇ。次は俺が勝つ」

 

翔夜「ははっ‥‥‥馬鹿言え、俺が勝つよ」

 

刃「言ってろ。んじゃ、またな」

 

翔夜「ああ、また」

 

 

 

その言葉を最後に、亀裂は忽然と消えた。

 

 

 

刃「‥‥‥ふぃー」

 

セシリア「どうされました?」

 

刃「んや、あいつらとはまた会える。そんな気がしてな」

 

セシリア「‥‥‥そうですわね。きっと、また会えますわ」

 

刃「ああ‥‥‥あぁそうだイッチー、お前もお疲れさん」

 

一夏「おう。刃もな」

 

刃「そうだな‥‥‥さぁて、そんじゃ寮に帰りますかねぇ」

 

セシリア「刃さん、せっかくですしお茶でもどうです?」

 

刃「いいねぇ。それならシャルとたっちゃん先輩、かんちゃんも呼ぼうぜ」

 

セシリア「えぇ、そうしましょう!」

 

 

 

俺達は、止まる事はないだろうな。

 

この道が続く限り、ずっと。

 

───────ってこれ死亡フラグじゃねぇからな!?

 

 

 

 

 

次回に続く!!




えー、改めましてシヨンさん、スンマセンっした
(;´∀`)
華夜ちゃんのISをもっと活躍させたかったのは山々なんですが‥‥‥この時のためにコラボ開始時からずっと考えていた翔夜の新たなモードを出したかったんや‥‥‥(´;ω;`)

本当ならドッカンドッカンやらせてあげたかったんだけど‥‥‥ごめんなさい‥‥‥(´・ω・`)

とりあえず使えるかどうかわからないけど今回の補足として、翔夜の使用したバイオテック・エリミネーターの設定載せときます(・д・ = ・д・)




《設定》
[バイオテック・エリミネーター]
・翔夜が刃たちの世界にやってきてから装鉄が適応、進化した新たな可能性。
・最初に出会った時の戦闘データを元に機体が構成されている。

(武装)
・腕部大型エリミネートクロー
ドラゴニック・パニッシャーよりも肥大化した豪腕、もとい爪。
バルバトスルプスレクスの腕部を元に設計されており、攻撃時には爪部分が赤熱化する。
戦車程度の装甲ならバターを切るように軽々と溶断する。
手背部(手の甲)には牽制用(戦車程度の装甲なら貫通する)の連射迫撃砲が搭載されている。
・脚部ブレード
踵部分に装備されたブレード。蹴撃する際に展開、追加攻撃を行う。攻撃終了時には収納(元の定位置に戻る)される。
・背部テイルブレード"デリート"
背部に装備された有線式ブレード。使用者の意思に敏感に反応し、目標を斬り刻む、あるいは突き刺す。
並のIS(第三世代)には視認出来ない(ハイパーセンサーで捉えるのがやっと)程のスピードで飛ばす事が可能。斬れ味は最高クラス。
・専用デュアルハルバートメイス
イメージとしてはハルバート(リベイク用)の束の最後にメイスの主要部分が装着されている変態武器。
ある時はハルバートで叩き斬り、またある時はメイスで叩き潰す事が出来る武器。
状況に応じて分割、ハルバートとメイスに。



こんな感じです(´・ω・`)

良かったら使ってやってください└(՞ةڼ◔)」

では、次回の更新でお会いしましょう。

ではでは(・д・ = ・д・)

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