鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
今回は‥‥‥あれです、まずは四人目の転生者もといクズが転入です。
んで、一夏くんの様子が‥‥‥。
では、どうぞ。
朝、食堂で朝飯を取っていた俺とイッチー。
ん?他のやつらはどうしたって?
なんでもちょっと忙しいらしくてな。
後で来るらしい。
そんな訳で二人で飯を食ってたって訳だ。
それからふとイッチーがこんな事を言い出した。
一夏「‥‥‥なぁ、刃」
刃「なんだよイッチー?」
一夏「あのさ‥‥‥ちょっと相談していいか?」
刃「別にいいけど、なしたし?」
一夏「いや‥‥‥それがだな」
刃「歯切れの悪い言い方すんなぁ‥‥‥なんだよ、ハッキリ言ったらどうだよ?」
一夏「わかった‥‥‥じゃあ、単刀直入に言うぞ?」
刃「いいぞ?」
一夏「最近俺、なんか変なんだ」
刃「変なのはいつもの事じゃね?」
一夏「ヒデェ!!」
っつー冗談はさておき。
刃「‥‥‥で、何が変なんだよ」
一夏「それが‥‥‥箒や鈴の事を考えてるとさ、なんかドキドキするんだよ」
刃「‥‥‥はぁ?」
一夏「な、なんだよその顔」
刃「いや、あの唐変木朴念仁ニブチンイッチーがまさかなと思ってな」
一夏「ひどい言い様だな‥‥‥」
刃「たりめーだろが。お前あれだけアプローチされといて全部ぶち壊してんだぞ?」
一夏「そ、そうだったか?」
刃「おう。モッピーやりーちゃん、ラウラがかなり滅入ってるのがわからなかったか?」
一夏「今なら‥‥‥多分わかる」
刃「ま、それだけわかればだいぶ進歩したんじゃねぇか?人を好きになるってのは面白いもんだぜ、意外と」
一夏「そう、だな。俺‥‥‥今までちょっと考えてなさすぎだったんだろうな」
刃「かといってあんまり思い詰めんなよ?」
一夏「わかってる」
刃「‥‥‥で、イッチー」
一夏「な、なんだよ?」
刃「お前は誰を選ぶんだ?」
一夏「‥‥‥あー‥‥‥えっと、全員ってのは」
刃「ま、それでもアリだわな。事実俺、シャルとセッシー、かんちゃん、それにたっちゃんが彼女になってる訳だし」
一夏「多いなオイ‥‥‥でも、まだ決められないな。生半可な覚悟で決めたくない」
刃「ハハハ、まぁイッチーも成長したって訳か‥‥‥だがなイッチー、決めるなら早めにな」
一夏「そうだな‥‥‥待たせ過ぎるのはマズイだろうし」
刃「それがいい」
しかしまさかあの唐変木朴念仁イッチーが恋を、ねぇ‥‥‥。
原作が仕事しとらんぞ。
‥‥‥あ、そうだった、俺が一番のイレギュラーじゃん。
まぁ‥‥‥原作に介入してでも生かされてんだ、この世界の人たちや世界そのものに感謝だな。
シャル「あれ、二人とも何の話をしてるの?」
刃「あー、イッチーが恋をした」
シャル「‥‥‥へ!?」
一夏「ちょ、刃!?あえて聞こえないように話してたのに何してんだ!?」
刃「馬鹿言え、こういうのは結構早くにバレるもんなんだよ。そういう相場なんだよ、わかるか?」
一夏「わ、わかりたくねぇ‥‥‥」
セシリア「ちょっと刃さん、一夏さんが恋をしたとは本当ですか!?」
刃「おうマジ」
セシリア「‥‥‥一夏さん、今日はお赤飯ですわね」
一夏「せ、セシリアまで‥‥‥はぁ」
シャル「あはは‥‥‥ま、これから苦労する事があるかもしれないけど頑張りなよ」
笑いながらイッチーを励ますシャル。
やっぱりシャルはええ子や‥‥‥。
で、時は流れて朝のSHR。
なんとまた新しい転入生が入ったとかなんとか。
いったい何処のどいつだぁ?
そんな事を考えているとちっふー先生が例の転入生を連れて入ってきた。
ちっふー先生が軽く皆に挨拶して転入生の旨を伝える。
そして、隣の転入生が挨拶をした。
一真「えーと、藤原 一真です。短い間になるかわかりませんがよろしくお願いします」
四人目の男性操縦者、か。
‥‥‥いや待てよ?
原作でこんなヤツいたか?
まさか‥‥‥。
一真「君が織斑一夏くんだね?よろしく。お互い仲良くしよう」
一夏「お、おう。よろしくな」
そして、一真ってヤツは俺を見たとたんに何か思う所があったのか、俺には悪巧みをしているような表情に見えた。
それから少しして休み時間。
俺はヤツに呼ばれ人気の無い廊下まで行った。
そこに、ヤツはいた。
一真「‥‥‥やぁ」
刃「‥‥‥おう、それで?俺を呼んだ理由は?」
一真「いや‥‥‥驚いたよ。まさか僕がここに来た時にはもうセカンドシーズンだったんだから」
刃「‥‥‥は?」
一真「‥‥‥君、僕と同じ転生者だろう?」
刃「‥‥‥それがどうした」
一真「はぁ‥‥‥僕が来たって意味、まだわからないか?」
刃「だから何だよ?ハッキリ言ったらどうだ?」
一真「じゃあこの際言っておく。君はもう用無しなんだよ。つまり主人公交代。ここからは僕が主人公だ」
刃「‥‥‥は?」
一真「そういう事だから。建前上仲良くするけど、僕からは仲良くなろうとは思わないから」
そう言って一真は教室へと戻っていった。
‥‥‥何が言いたかったんだ、アイツ?
次回に続く!!
という訳でクズ転生者とのファーストコンタクトでした。
いかがだったでしょうか?
楽しんでいただけたなら幸いです。
では、次回の更新でお会いしましょう。
感想、質問等いつでもお待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ
‥‥‥クズ転生者、クズらしく表現出来てるかな‥‥‥?