鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
では、どうぞ。
12月23日。
世間で言う『クリスマスイブ前日』。
世間は絶賛クリスマスムードであり、それはIS学園も例外ではない。
そんなIS学園の寮の一室で、ある女子たちが集まっていた。
セシリア「‥‥‥という訳で、私たち専用機持ちだけでのクリスマス会をする事を提案しますわ」
箒「ふむ、悪くないな」
シャル「確かにね。せっかくのイベントな訳だし楽しまなきゃ損だよ」
ラウラ「クリスマス‥‥‥とは何だ?」
鈴音「そこから!?」
簪「クリスマスっていうのは‥‥‥そうだなぁ、簡単に言えば真夜中にサンタクロースっていうおじいさんがいい子にだけプレゼントを置いていってくれるっていう‥‥‥」
ラウラ「ふむ、つまり親切なご老人か」
シャル「まぁ‥‥‥そんな感じかな?」
セシリア「確かいい子にしてないとプレゼントはもらえないという事も伝えられてましたわ」
ラウラ「何ッ、それは本当か!?」
楯無「そうよー?もしかしてボーデヴィッヒちゃん、何か思いあたる事でもあったのかしら?」
ラウラ「うっ‥‥‥そ、そんな事、無いぞ!」
箒「(可愛い)」
セシリア「(可愛いですわ)」
鈴音「(可愛い)」
シャル「(可愛すぎる)」
楯無「(尊い)」
簪「(純粋だなぁ)」
この時ラウラ以外の全員が満場一致で意見が合致した瞬間である。
箒「‥‥‥それで、当然一夏や刃も誘うのか?」
セシリア「それは当然ですわ。だって専用機持ちだけでのクリスマス会ですし」
鈴音「じゃあそれはOKね。それで?具体的に何するかは決めてんの?」
セシリア「いえ‥‥‥これから決めるつもりでしたので」
簪「前途多難だなぁ‥‥‥」
シャル「でもさ、料理とかは一夏と刃には任せっきりにしたくないよね」
鈴音「それはわかるわー。なんか負ける気がするのよ」
セシリア「それには同感ですわ‥‥‥」
箒「お前が言えた口か」
セシリア「うぐっ」
楯無「そんなに酷いの?」
シャル「まぁ、はい‥‥‥そりゃあ壊滅的ってぐらいに‥‥‥」
楯無「あらー‥‥‥じゃあお姉さんと一緒にお料理レッスンする?」
簪「あれ、お姉ちゃん料理できたっけ」
楯無「当たり前じゃない。それくらいできなきゃお婿さんもらった時に苦労するわよ?」
セシリア「ぐぅの音も出ませんわ‥‥‥」
ラウラ「まぁそれは置いておいて‥‥‥で、どうするのだ?」
鈴音「ま、とりあえずみんなで何か料理を作ればいいんじゃない?」
箒「そうだな、じゃあそれで行こう。それで、プレゼントとかはどうするんだ?」
シャル「それは各自で持参かな。別にいくつプレゼントを持ってきてもいいよ」
簪「じゃあみんなの分のプレゼントも持ってきていいって事?」
シャル「そうだね」
着々と準備を進める女性陣であった。
さて、一方その頃男子は?
刃「フォォォォォォォォォォォウ!!」
一夏「ホァァァァァァァァァァァア!!」
何故か最初からクライマックスで発狂していた。
刃「イッチー、明日と明後日は何だ!!」
一夏「そりゃあクリスマスに決まってんだろぉ!?」
刃「そう、リア充共が聖なる夜(意味深)を過ごすあのクリスマスじゃあああああ!!」
一夏「イィエエエエエエエエエエイ!!」
刃「フゥゥゥゥゥゥゥゥテンション上がってきたぁぁぁぁぁぁ!!」
一夏「イヤッハァァァァァァァァ!!」
ゼハート「やかましい近所迷惑だ」
刃・一夏『ひでぶしっ!?』
流石に近所迷惑になるだろうと考えたゼハートは俺らに拳骨を均等な強さで実行した。
解せぬ。
ゼハート「で、クリスマスだか何だか知らんがどうしたんだお前ら」
刃「ミューゼル先生にはわからんでしょうねぇ」
一夏「いや、流石に知ってるだろミューゼル先生?」
ゼハート「‥‥‥申し訳ないが知らんな」
刃・一夏『‥‥‥え?』
ゼハート「何分教師をする前は何とも言えない仕事をしていたからな」
刃「あー‥‥‥」
一夏「そーいう‥‥‥」
ゼハート「まぁとにかくだ、もう遅い時間なのだからあまりうるさくするなよ」
そう言ってゼハートは俺たちの部屋から帰った。
‥‥‥よし。
刃「フォォォォォォォォォォォウ!!」
一夏「イヤッハァァァァァァァァ!!」
ゼハート「貴様ら言った先でそれか!?」
刃・一夏『あっ』
二人共々お仕置きされた。
超イテェ。
で、翌日食堂にて。
刃「クリスマス会?」
セシリア「はい、そうですわ。よろしければどうです?」
刃「‥‥‥まぁどうせ暇だし行くかな」
セシリア「一夏さんはどうです?」
一夏「あぁ、俺も行くよ。他に誰が来るんだ?」
セシリア「とりあえず専用機持ち全員ですわね。ミューゼル先生にも聞きましたがやんわりと断られてしまいましたわ」
一夏「まぁきっとミューゼル先生も何かしらあるんだろうな」
刃「で、何時頃?」
セシリア「とりあえず今夜の十時頃で、場所はまだ決めませんの」
刃「ふーむ、じゃあイッチーの家でよくね?」
一夏「あー、だったら千冬姉に外出許可取らねぇと」
刃「だな。じゃあ場所はイッチーの家でやるか」
一夏「後で場所わからないと思うから行き方教えとくよ」
セシリア「わかりましたわ。では刃さん、一夏さん。また今夜に」
にこりと微笑んでセッシーは何処かに行った。
何故かスキップしながら。
それだけ嬉しいのかねぇ?
刃「‥‥‥あ、やべぇ」
一夏「どうした?」
刃「プレゼント。買ってない」
一夏「‥‥‥あっ」
刃「‥‥‥よしイッチー、飯食ったら今日休みだから即行で買いに行くぞ」
一夏「‥‥‥だな」
そんなこんなでお昼過ぎ。
俺ら野郎組(っても二人)はレゾナンスに買い物へ繰り出していた。
服屋、アクセサリーショップ、ゲーセンetc‥‥‥。
で、収穫は無難にアクセサリーにした。
腕輪で、それぞれの色にしている。
刃「あー‥‥‥安物になっちまった‥‥‥」
一夏「色々とごちゃごちゃしちまったしなぁ‥‥‥」
刃「‥‥‥ま、いいか。気持ちが伝わればいいんだよ要は」
一夏「確かに、な」
刃「さて、さっさと戻ろうぜ」
そうして俺たちはIS学園へと帰った。
プレゼントを抱えて。
それから数時間後、約束の時間になる。
俺たちは二人でゲラゲラと笑いながら話し、イッチーの家まで歩いていた。
一夏「さ、ここだ」
刃「おー、普通」
一夏「当たり前だろ。一応これでも掃除するのは大変なんだぜ?」
刃「ふーん。で、もうみんなは来てんのか?」
一夏「あぁ、メールしてついでに箒に合鍵持たせたからもう来てるはずだ」
刃「そうか。んじゃ、行こうぜ」
鍵の開いた扉を引いて開ける。
するとクラッカーが鳴り響き、サンタコスを着たセッシーたちが出迎えた。
それからはもうどんちゃん騒ぎ。
騒ぎに騒いで遊びまくった。
で、プレゼントを交換したりとか、パーティゲームをしたり。
すげー楽しかった。
んで、だいたい遊んだ後にセッシー、シャル、かんちゃんとたっちゃんを呼び出す。
実はイッチーと買い物に行った時、一人で探している時にコッソリ買っといた物がある。
指輪‥‥‥とはいかないが、アクセサリーを買った。
流石にハートじゃアレだし、シンプルにした。
ペンダントってやつか?
なんか蓋がパカッて開くアレ。
そのペンダントと一緒に小さな腕輪を2つ買ったんだ。
んで、個別に「クリスマスプレゼントだぜ受け取れー」的なノリで渡した。
するとやれペンダントは私に、とかいや僕が、とか。
最終的にかんちゃんとたっちゃんが腕輪を選んで終了。
簪「私腕輪でいい‥‥‥」
楯無「私も腕輪でいいわ。一応これでも生徒会長だしあまり良くない噂を流されても困るしね」
刃「生徒会長様は大変だなー」
楯無「そうよー?だから楠上君が生徒会に入ってくれてもいいのよ?」
刃「考えときますよ」
‥‥‥こういうクリスマスも悪くないな。
ありがとう、みんな。
次回に続く!!
という訳でいかがだったでしょうか?
なにぶんひねり出すのが大変でした‥‥‥。
では、次回の更新でお会いしましょう。
感想等いつでもお待ちしてます。
ではでは(。-∀-)ノシ
追記(´・ω・`)
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