鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
こっちを楽しみにしてた人、申し訳ない。
お待たせしました。
ではほんへどぞー└(՞ةڼ◔)」
刃「オイタはもう終わりの時間だ、バカ野郎!!」
一真「ダマァレェェェェェェェ!!」
刃「そぉいッ!!」
デビルガンダムから繰り出された張り手を回避。
続けてガンダムヘッドから収束されたビームが放たれる。
シャル「刃、危ない!!」
刃「おお、サンキューシャル!」
シャル「どうって事ないよ!」
一夏「刃、俺が囮になるぞ!」
刃「すまねぇイッチー!」
バエルのままデビルガンダムの周りを飛び回るイッチー。
五月蝿い蝿を落とすかのように腕を振り回している。
危なげな所は見えるがイッチーは上手く避けている。
一夏「クソ、一度でもぶん殴られたらやられちまいそうだ‥‥‥!」
箒「一夏、無理をするな。私も援護する」
一夏「悪い箒、助かる」
箒「気にするな、幼馴染のよしみだ」
一夏「へへっ‥‥‥そうだ、なっ!!」
デビルガンダムの拳を回避し、電磁投射砲を連射する。
モッピーは懐に潜り込み、足元であろう地点でケーブルを切断する、が。
箒「ちっ‥‥‥簡単には斬らせてもらえんか」
鈴音「どうなの?」
箒「斬った先から再生している。これでは私達が疲弊しきってしまうのも時間の問題だな‥‥‥」
鈴音「‥‥‥なに、弱音吐いてんの?」
箒「まさか。逆に燃えるさ‥‥‥こんなにも強く、恐ろしい相手程な」
セシリア「案外箒さんもバトルジャンキーですわね?」
箒「そうかもしれんな。セシリア、エネルギーは大丈夫か?」
セシリア「まだまだ、と言いたい所ですが少々厳しいですわ‥‥‥何か策が?」
箒「あるさ。紅椿、"絢爛舞踏"発現。対象、ブルー・ティアーズ、エネルギー譲渡、開始」
すると紅椿が輝き、ブルー・ティアーズにエネルギー譲渡を始める。
セシリア「凄い‥‥‥あっという間に発現させて‥‥‥」
箒「──よし、これでまだ大丈夫なはずだ。銀の福音以来だが上手くいって良かった」
鈴音「それだけアンタの紅椿が応えてくれてきてるって事でしょ?丁度良いじゃない」
箒「そうだな‥‥‥ありがとう、紅椿」
セシリア「さて、戻りましょうか。刃さんや一夏さんが尽力してますしね」
鈴音「案外スパッと終わらせてるかもよー?」
箒「それは勘弁願いたい物だ。私達の獲物でもあるのだから!」
そんな会話をしていた頃、俺の方はというと。
刃「やべっ、イッチー!やっこさん主砲ぶちこむつもりだ!」
一夏「おい嘘だろマジかよッ!!」
刃「逃げるんだよぉぉぉぉぉイッチィィィィ!」
一夏「こんな時までふざけてられるってやっぱり刃らしいな、おい!」
デビルガンダムの下腹部からせり出された主砲であろう砲身が俺たちを狙う──かに見えたが。
ヤツは違った。
IS学園を狙っていたのだ。
刃「──げっ、マジかよッ!!」
一夏「どうした刃?」
刃「アイツIS学園狙ってやがる!大型シールド一枚貸してやるからイッチーも守れ!」
一夏「ああクソッ!!」
拡張領域から予め準備しておいた大型シールドを召喚。
IS学園の前に出る。
刃「そら来るぞ!」
一夏「ぐっ、うぅおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ジリジリと焼けるような熱が俺たちを襲う。
ナノラミネートアーマーで加工されたシールドとはいえ、やはり耐久性に問題があったようで、収まる頃には表面がドロリと溶けていた。
刃「たはー、一撃でこれかよ。こりゃ喰らいすぎるとまじぃぞ」
一夏「だな‥‥‥」
刃「まぁいいさ、あっちもその気ならこっちも奥の手使っちまうもんね」
一夏「奥の手?」
刃「そうさ。ラウリー?準備は?」
ラウラ『こちらラウラ。準備完了だ。指示があれば何時でもぶちかませる』
刃「オーケィばっちぐーよラウリー。終わったらご褒美にアイスを買ってやるよ。一番高いやつな」
ラウラ『うむ、期待しているぞ兄上。クラスメイトも配置についている』
刃「いよっし、なら早速一働きしてもらうかね。俺たちが見えるか?」
ラウラ『ああ、よーく見えている』
刃「よし、ならあのデカブツの真芯狙ってぶちかませ」
ラウラ『了解』
その頃IS学園屋上。ここでは一年一組狙撃班‥‥‥もといクラスメイト全員が慌ただしく動いていた。
ラウラ「兄上から指示が出た!これよりフラウロスによる狙撃を開始する!皆、準備はいいか!」
「「おおー!!」」
「「頑張っちゃうんだからー!!」」
本音「らうらうー、冷却班準備完了だよー」
静寐「ダインスレイヴ装填班も準備オッケー!」
清香「観測班も準備出来てるよー!!」
ラウラ「よし、ではアイアンブラッドオルフェンズ作戦開始!!」
「「はーい!!」」
ラウラ「モードフラウロス起動!スーパーギャラクシーキャノン発射準備、完了!相川、風向きは」
清香「んー、あー、こっち!だいたい南西から北東に風が吹いてる!」
ラウラ「了解、信じるぞ!」
清香「間違ってたらゴメンラウラちゃん!」
ラウラ「問題ないッ!!」
ガコン、と照準を合わせるラウラ。
そして一呼吸置いた後に。
ラウラ「皆、耳を塞げー!!ぶちかます!!」
「「──ッ!!」」
ラウラ「スーパーギャラクシーキャノン‥‥‥発、射あっ!!」
ズガァン、と形容しづらい射出音と共に、音速を越えて発射された二本のダインスレイヴ。
その先にしっかりと目標を捉え、確実に──。
『ズドォォォンッ!!』
一真『ウギャアアアアアアア!?!?イダイイイイイイイ!?!?』
ラウラ「よし、着弾!!冷却、及び装填急げ!!」
本音「やってるよー。全力で冷却中ー」
静寐「ちょっとこれ、ISを使ってるのに凄く重いんだけど‥‥‥!装填はあと30秒待って‥‥‥!」
ラウラ「それでは遅い!せめて20秒か15秒でやってくれ!」
静寐「わかった‥‥‥!!」
本音「オッケー、急速冷却完了ー。何時でも撃てるよー」
静寐「こっちもオッケィ!装填出来たよ!」
ラウラ「良くやった!第二射、開始する!相川、風向きを!」
清香「えっと、えっとぉ‥‥‥た、多分さっきと同じ風向きかな!?」
ラウラ「本当だな!?」
清香「んーっと、待って!若干追い風来てる!」
ラウラ「了解したっ!!」
「「いっけぇぇぇぇぇ!!」」
「「当たってぇぇぇぇ!!」」
ラウラ「なぁに、外しはしない──さ!!」
ズガァンッ─────ズドォォォンッ!!
と、腹に響く炸裂音が広がる。
一真『ガアアアアアアアアアア!!』
ラウラ「着、弾!!」
「「やったぁぁぁぁぁぁ!!」」
ラウラ「今だ、やれぇぇぇぇ!!」
場所は戻りIS学園近辺エリア。
ダインスレイヴ二射により大きなダメージを負ったデビルガンダムが膝をつく。
ラウラ『今だ、やれぇぇぇぇ!!』
刃「上出来だラウリー!!」
一夏「皆の思いは無駄にしねぇ!!」
刃「これでっ!!」
一夏「お遊びは!!」
刃・一夏「「終わりだぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
俺はソードメイスを、イッチーはバエルのまま雪片弐型を振るう。
それはそのままアイツの胸へと吸い込まれるように直撃する事になる。
一真『グゥ、ガァ‥‥‥!!』
刃「っしゃあ!!見たか俺たちの合わせ技ぁ!!」
一夏「これで終わればいいんだけどなぁ‥‥‥流石に疲れたぞ‥‥‥」
──これで終わった、と思われたその時。
俺の胸に鋭い痛みが走った。
刃「お、おいおい‥‥‥そんな芸当、聞いてねぇぜ‥‥‥!」
一夏「ジ、ジィィィィィィィィン!!!!」
視線をヤツに向けると、がっぱりと広げた口から出したであろう収束ビームの煙が上がっていたのだった。
傷を見れば、小さな丸い傷がぽっかりと開いていた。
刃「ワリ、後、頼むわ───」
一夏「おい嘘だろ、しっかりしろよ!なぁ、なぁ!!ジィィィィィィィィン!!」
次回に続く!!
次回、主人公最終覚醒。
という訳でいかがだったでしょうか。
ラウラのスーパーギャラクシーキャノンの下りはこんな感じでやりたかったのよ。
なんか違くね?と思った人はごめんなさい(;´∀`)
では、次回の更新でお会いしましょう。
ではでは(*´ω`*)ノシ
感想等お待ちしてまーす(*´∀`)